あの人のことを忘れたい

ララ愛

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お互い様

別居して一年が経った

困っていることはないかとたまに夫の執事から連絡があるがないといつも返答する

夫とは一年会っていないし話もしていない

義理の母とはお茶をするけど夫の話はしないから

トーマスとは随分仲良くなり一緒に懇親会に参加したり時々外でお茶をする

離婚していると周りは思っているだろうしもう噂もない

リアなんてたいした存在ではないのだろうとみんな思っているから


そんな時事件が起こる

懇親会で夫が元カノではない美人と連れ立って参加したのだ

「あれはどなた?」

みんながみんな噂しているがリアはあえて見なかった

トーマスが気を利かし陰にしてくれた

「あの女性は確か今ジュエリーデザインの有名な方だわ」

お隣から聞こえた

今話題の人だわ・・・・とみんなが噂している

夫とお似合いだと聞こえた


「大丈夫?出ようか」トーマスが優しく声を掛ける

うなずくと肩を支えてくれた

「これは奥様・・・ご機嫌はいかがでしょうか」

突然夫から声をかけられた

周りも驚きリアもびっくりしたが堂々とした態度で顔をあげた

「ご無沙汰したおります・・・お元気そうで何よりです。」

そう言って軽く会釈をして背中を向けた時夫が呼び止めた

「パートナーを間違えていないか」珍しく声に怒りを感じる

やたらに腹が立ち振り返って答えた

「お互い様ではありませんか・・・失礼します」

そう言ってトーマスとその場を後にした

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