私は愛されていなかった幼妻だとわかっていました

ララ愛

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亀裂

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くそ・・・・なぜ電話にでない?
どこにいる?
家には帰っていないことはわかっている

泣いていたな・・・・

身体は大丈夫かな・・・

腹を立てていたが策略を知っていたか確認はしていない

腹黒くなければ傷ついただろうな・・・

とりあえず話をしないと・・・

そう思っていたら秘書から支店に出向く急ぎの用事ができて
1週間行くことが決まった

こんな時に出かけないといけないとは・・・

メールをした

今日はすまなかった
身体は大事ないか?
急ぎの仕事が入り1週間留守にする
帰ってきたら話がしたい
どこにいるか連絡がほしい
身体を大事にしてくれ


こんな内容でいいのか?
読んでくれるだろうか?
既読にはなっていないな・・・
さっきからもう何十個も送っている

傷ついた・・・傷つけた・・・




ミリアは実家にいた

おじいさまには色々話したくない

ちょっと実家に帰ってきたということにすればいいかしら

私は旦那様に嫌われている

それがよくわかった

おなかの子はどうしたらいいの?

産みたい

だって私は天涯孤独だもの・・・

おじいさまがいなくなってしまったら独りぼっちになるわ



「どうしたミリア・・急な帰省だな・・なにかあったのか」
おじいさまには知られたくない

「何もないわおじいさま・・おじいさまの顔が見たかっただけですよ」
そう笑うとおじいさまも笑顔で喜んでくれた

夕飯を食べていると旦那様の秘書から実家に電話があり私が帰省していることが
ばれてしまった

旦那様は出張だからお留守だと知った

私のことなんて心配も何もしないのね・・・心が痛い

食後にメールを見た

どこにいる?とか連絡をよこせとか・・・出張のことが書いてあった

愛情は感じなかった・・・私は愛されていないのね・・・そうよね・・・

涙が止まらない

私は初恋だったし結婚できて嬉しかったけどやはり大人の男の人には
私は対象でもなんでもなかったのだ

何で結婚してくれたんだろう

そこがどうしてもわからない


これからどうしたらいいんだろう


翌朝おじいさまが怖い顔で新聞記事を見せてくれた

「夫の行動を把握しているのか?まああいつも大人だからこのくらい許してやれよ」

その記事には噂の彼女との逢瀬が書かれており昨夜の晩餐会にエスコート
していたとあり新婚の妻は離婚か?とあった

噂彼女?

「おじいさまはこの方をご存じなのですか?」

「まあ・・・・・もともとの婚約者らしいな」

「どういうことですか?」

「まあそういうことだ・・・でもあいつは別れてきれいにしてからお前と結婚したんだから」

婚約者がいたのね・・・・

私は邪魔者だった・・・

おじいさまは無理やり私を結婚させて旦那様を脅かしたのね・・・


色々わかってきた

ショックだった

どうしたらいいのかわからない・・・

情けない・・・みじめだわ・・・

別れないといけないわ


いやな顔をされた理由がわかった

私との子供なんて欲しくなかったんだわ・・・


それから食欲がなくなり私は貧血で倒れた



くそ・・・なんであんな記事がでてるんだ・・・


もうミリアが見ただろうか?

連絡がとれない・・・あれから実家に帰ったことは秘書から聞いた

実家ならとりあえず安心だが連絡がとれないのは不安だった

謝れていないし傷つけたことを説明していない


実家に連絡をしても取り次いでもらえない

あのじじいはどういうつもりだ・・・


こんなこんなで全く様子がわからないのに出張が延びた為にひと月も帰れない

帰ってもミリアはいないだろう


やっとじじいから電話が来てミリアの様子がわかると思ったら

離婚届を送ったからサインしろと言われた

「どういうことですか?ミリアと話がしたい」

「わしがどうも先走りミリアを傷つけてしまったようだな…政略結婚ではないいんだよあの子には
お前が初恋だったらしくてな・・・わしなきあと心配だったからお前なら任せられると思った」
「だがお前は迷惑だったらしいな・・・申し訳なかったな・・・ミリアとお腹の子は家でみるからな
 だが今はまだお腹の子はどうなるかわからんしな・・離婚だけはっきりしてくれ」


どういうことかわからなかった

どうなるかわからない?


ミリアは実家に戻りあの例の記事を見て倒れて入院しており切迫流産で子供はどうなるか
わからないという話だった

「会わせてほしい・・・お願いします」

「断る・・・迷惑なら断れば良かったものをここまで傷つけて許せない・・すぐ離婚してもらいたい」

「あの記事はでたらめだ…仕事で取引相手だっただけだ」

どうでもいいとあしらわれた・・・もう済んだことだと・・・

ミリアごめん・・・すまない・・・誤解なんだ・・・

会いたい

子供は助かるのだろうか・・・

まず帰ろう・・・そしてミリアに会いに行こう・・・

謝るしかない

別れたくないから・・・

好きになっていた・・俺は可愛いミリアに一目惚れしたのに勘違いしてしまった

聞けば良かったのに・・・



ミリアは病院のベットの上でお腹の子はどうなるか心配で堪らなかった

どうか逝かないでほしい・・・私のために独りにしないでほしい

どんどん瘦せていく自分に情けなくて涙がとまらない

看護婦から泣いていては身体が疲弊すると励まされてご飯をたべるように言われる

どうか赤ちゃん・・ままのお腹で頑張ってね
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