執着攻め狼獣人に金〇を食べられたエルフは、初恋を叶える旅に出る

みつばち

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第四話 清らかな罪人と赤毛の狼の夢①※(嫉妬からの絡みがあります)

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 清浄の監獄の豪華な一室で、どのくらい時間が経ったのか正直わからない。


 ルカスの視線の端に映る白い蝋燭が、所々でドロドロに溶けて、まるで自分のようだった。

「クロノス、もう飽きただろう。離せ!」


エルフの三角耳から真珠のように光る汗が、銀髪を緩やかに濡らしていく。


「嫌です。汗にまみれた貴方の肌が素晴らしく美しい」


 僕が歯を食いしばるなか、クロノスの声は氷のように冷たさで、耳にタブに噛かぶりついた。


食い込んだ歯で背筋がぞわりとして、思わず裸の乳首がツンと尖って熱をおびる。



「エルフにとって耳の先は性感帯ですものね。乳首がぷっくりとしてきましたね」
「言うな!」


 ベッドに転がされた僕は両腕を縛られ、猫のように腰をつき出している。


中心の根本はリボンでキツく縛られ、涎のようにぽたり、ぽたりと精の雫をこぼしていた。


「くそっ」


人生で羞恥心から舌を噛みたいと思ったのは、これが初めてだった。


アルフレッドに会いたい。この指が彼の指だったらと、何度も涙が滲むのを我慢しながら思った。


「ルカスのような強情な方は初めてです。何をしても、喘がない」


クロノスは、はぁと熱のこもったため息をついた。彼の冷たい指先が休むことなく動く。


エルフである僕の耳の奥から双丘の間まで丁寧に愛撫され、激しい水音が部屋の中にぴちゃぴちゃと響き渡る。


「こんなに、体は感じているのに」


クロノスの声には明らかな愉悦が混じっていた。征服欲と好奇心が渦巻いていた。


「やめーーー!?」


初めは違和感と圧迫感しかなかった後孔の奥に指が三本入ってきて、ぐぱぁぐぱぁと縦に横に穴を広げる。そして、じらしたと思ったら突然イイところーーー前立腺を強く擦っては潰して…
 

「ーーーッ!!」



駄目だ!気持ちいいなんて感じたくない!
腰が折れるほど跳ね上がり、びくびくと体が震えた。



「可愛い。まるで小さな猫のようですね」


クロノスは言った。
彼の瞳に歓喜の色が浮かぶ。彼にとって、他者の快楽と屈服を引き出すことこそが至高の喜びだった。



不規則な痙攣が走り、快楽を得る神経が足の先まで甘い痺れを伝える。


ハァハァと息を弾ませながら、信じられない快感に耐える。
初めて与えられる快楽は違和感でしかなかったのに、今は甘くて熱くて吐精したくてたまらない。



「クロノス、不快だ」


歯を食いしばって抵抗すり。けれど、僕は調教されていた。


肉体の感じる快感と、心が感じる不快感で心臓が割れそうに痛いのに……



「強がっている貴方は魅力的ですよ。肉体は正直ですもの」

クロノスの声は蜜のように甘くささやいた。

「ね?」
彼の手わゆっくりと僕の体を弄んでいた。しかし、次の瞬間にパン!と、下腹の中心が軽く片手で払われ、突き出した腰が落ちそうになる。

「ーーーんっ!?」

同時に後孔がぐぱぁと広げられ、ねっとりと分厚いものが入ってきた。間違いなく、舌だ。


「汚い!舌で舐めるな!」僕は叫んだ。


「ルカスの誰にも触れられていない、美しい内臓の桜色が見られて満足です」



 クロノスの声には陶酔感が滲んでいた。彼の目は狂気と官能が混ざり合い、まるで美術品を鑑賞するかのように僕の体を眺めていた。


「勝手に満足してろ!僕の心はアルフレッドに昔から捧げている。お前なんかに支配されるものか!」



僕は片足でクロノスを蹴ろうとするが、つま先を引っ張られて仰向けにされる。


目の前には真っ赤に腫れた中心が、固く充血して切なく揺れている。鈴口がクパクパと開閉し、根本には食い込んだリボンが締め付けに喘いでいた。


「見るな!」


クロノスの漆黒の瞳がそれを捉えた。
「誰が貴方の支配者か肉体に刻み込みなさい!」


白い手が俊敏に動き、白い露をこぼす幹に手を添えた。しゅるっと、リボンが解かれる。

「あーーーーーーーー!!!」


体が激しく折れ曲がり、結ばれていない銀髪を振り乱す。凶悪な快感が爆発して、甘く甘く体が激しく痺れていく。

「もう一つおまけです」

クロノスが朱色に腫れた乳首を、噛んで舐めてあそび始めた。彼の口腔内は熱く溶けそうだ。

「あなたは私のものです。覚えなさい、ルカス」クロノスは囁いた。


緊張した腹部が突然緩み、したくもない射精感と爽快感が混ざり合う。僕は白濁を放ちながら、心の中で必死に唱えた。


アルフレッドに会いたい!アルフレッドに会いたい!アルフレッドに会いたい!


張り詰めた緊張感が切れて、視界がぼんやりと霞んでいく。あぁ、僕は泣いているんだと気づいた時には、疲労感から夢の中に落ちていた。


「ルカスは涙さえ美しい。清らかな罪人…早く初恋など忘れて私に落ちてください」


クロノスの声が遠のいていく。彼の手が僕の髪を撫でる感触が、意識の彼方へと消えていった。


彼の指が僕の頬の涙を拭う優しさと、その目に宿る残酷さの矛盾が、最後に見た現実だった。


『ルカス』


何処かでアルフレッドの声が聞こえたきがした。
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