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第3章:学んだ教訓
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二本の木剣は、空気を震わせるほどの激しさでぶつかり合った。しかし、本当の感覚が現れたのは、小さなアイトの腕の中だった。強烈で、ほとんど痛みに近い振動が、彼の小さな腕のあらゆる筋肉、あらゆる骨、あらゆる繊維を駆け抜けた。自分の手が震え、鈍った指から木剣が抜け落ちそうになるのを感じた。衝撃はあまりにも強烈だった。ゼキンは千倍も力強く、千倍も頑強だった。彼の腕は、師の圧倒的な力に押し負け、後退した。
しかし、彼は諦めなかった。手が震えていても、まだ剣を握っていた。
カリシアは弟の窮状を見て、その瞬間を逃さなかった。彼女の剣は横方向の弧を描き、ゼキンの無防備な脇腹を狙った。しかし、数十年の戦いで研ぎ澄まされた周辺状況把握能力を持つ老練な騎士は、すでにその動きを予測していた。彼は外科医のような正確さで剣を動かし、それを難なく受け流した。
カリシアの結果はアイトと同じだった。振動が彼女の腕を揺さぶり、数歩後退させ、息を切らせた。彼女は弟より大きかったが、それでもまだ小さな少女であり、ゼキンはびくともしない山だった。
二人の兄弟は一瞬視線を交わした。二人だけが理解する、無言の合図だった。そして、一緒に雄叫びをあげ、再びゼキンに飛びかかった。
左からはアイト、彼の剣は震えていたが、しっかりと構えられていた。右からはカリシア、その目は決意の光を宿していた。彼らは同時に攻撃した。どんな指導者も誇りに思うであろう、息の合った動きだった。
しかし、ゼキンはゼキンだった。
彼の剣は完璧な弧を描いて動いた。論理を無視した速度と正確さで繰り出された水平の一撃。その打撃は子供たち自身に向けられたものではなく、彼らの剣に向けられていた。
バキッ。バキッ。
ほぼ同時の二つの音。兄弟の木剣はきれいに真っ二つに折れ、上部の破片が破片の舞いとなって宙を舞った。
そして、スローモーションのように見える動きで、ゼキンは自由な方の腕を伸ばした。彼は空中で、破片が地面に落ちる寸前に、その一つを掴んだ。そして次の瞬間、彼自身の剣の先はカリシアの首にそっと触れ、彼が掴んだ木片はアイトの喉元を直接指していた。
静寂。
部屋に残された唯一の音は、二人の子供たちの荒い息遣いと、庭園からの遠い小鳥のさえずりだけだった。太陽は相変わらず窓から差し込み、今まさに与えられた教訓には無関心だった。
アイトの金色の目は、驚きと恐怖が混ざり合った表情で見開かれた。冷たくざらついた木片が、自分の首の繊細な肌に触れているのを感じた。もう一動き、もう一ミリの圧力で、そして…
「お前たちはもう死んでいる」ゼキンが重く、しかし穏やかな声で、その魔法を解いた。
彼は剣と木片を、置いた時と同じ速さで引いた。一歩下がり、まだ息を切らし、目を見開き、折れた剣の残骸を握りしめたままの二人の子供たちを観察した。
最初に反応したのはカリシアだった。彼女は剣の残骸を地面に落とした。木が石に当たる音が、部屋に虚ろに響いた。彼女はうつむき、髪が顔を覆った。アイトには彼女の肩がかすかに震え始めているのが見えた。
「お姉ちゃん…」アイトはまだ衝撃の中、ささやいた。
「私…私、何もできなかった」カリシアは声を詰まらせながら呟いた。「また…またしても、弟を守れなかった」
アイトは胃が締め付けられる思いがした。一瞬、自分の腕の震えと背筋をまだ走る恐怖を忘れ、彼は折れた剣を捨て、姉に近づいた。五歳の少年には意外な優しさで、彼は彼女の手を取った。
「でも僕たち、生きてるよ、お姉ちゃん」アイトは柔らかな小さな声で言った。「ゼキン師匠はただ教えてくれただけだよ。違う? 師匠?」
黙ってその光景を見守っていたゼキンは、ゆっくりとうなずいた。彼の厳しい表情は和らぎ、その朝初めて、彼の唇に小さな笑みが浮かんだ。
「アイト王子の言う通りだ」彼は子供たちの目の高さになるように膝をついて言った。「これは本当の戦いではない。教訓だ。そして、君たちは今日、両方とも貴重なことを学んだ」
カリシアは顔を上げた。その目は、今にもあふれ出しそうな涙で潤んでいた。
ゼキンはまずアイトを、次に彼女を見た。
「カリシア王女、君は守ることが単に危険に飛び込むことではないと学んだ。時には、守るということは、考え、待ち、連携することを意味する。君の弟への愛情は君の最大の強みだが、それに目をくらまされると、君の破滅にもなり得る」
それから彼はアイトを見た。そしてその目は、新たな興味でわずかに細められた。
「そしてアイト、君は今日、あるものを示した。私でさえ予期していなかったものを。あの突風…何だったか分かるか?」
アイトは首を振った。彼の金色の目には困惑が映っていた。
「それは君の固有属性だ」ゼキンは説明した。「風だ。それが現れ、そして君を目標に向かって加速させるために現れた。君の年齢の子供としては、それは驚異的なことだ。しかし、それはまた危険でもある」
「危険?」アイトは尋ねた。
「なぜなら、制御されない力は、それを導く手のない剣のようなものだからだ」ゼキンは答えた。「それは敵を傷つける前に、君自身を傷つけるかもしれない。自分の腕は感じるか? 震えを?」
アイトはうなずき、本能的に腕をさすった。
「その震えは、私の剣との打ち合いのためだけではない。風を、その方法を知らずに流そうとした努力のためでもある。このまま続ければ、君は不必要に自分を傷つけることになるかもしれない」
アイトは自分の手を見た。まだわずかに震えていた。それから彼はゼキンを見上げた。そして彼の金色の目には、恐怖ではなく、新たな決意が宿っていた。
「教えてください、師匠」彼はしっかりとした口調で言った。「風を制御する方法を」
ゼキンは今度はあからさまに微笑んだ。彼の 風化した顔には珍しい表情だった。
「それが正しい態度だ、小さな王子よ。しかし、風の制御は一日で覚えられるものではない。忍耐、規律、そして何よりも理解が必要だ。風を単なる道具としてではなく、自分自身の延長として感じることを学ばねばならない」
すでに落ち着きを取り戻したカリシアは、手の甲で涙を拭い、誇りと心配が入り混じった表情で弟を見た。
「つまり、アイトはとても強力になるかもしれないの?」彼女は尋ねた。
「彼には可能性がある」ゼキンは正直に答えた。「しかし、可能性は努力なしには何ものでもない。そして努力も、方向性がなければ無駄な労力だ。だからこそ、君たちはここにいる。学び、成長し、その可能性を進むべき方向へと導くために」
彼は立ち上がり、折れた剣の破片を拾った。
「今日はここまでだ。休み、水を飲み、そして起きたことについてじっくり考えなさい。明日、また続けよう」
子供たちはうなずいた。まだ戦いの感情と教訓を消化しきれずにいた。カリシアはアイトの手を取った。今度は守るためではなく、対等な者として共に歩むために。
「アイト」訓練場を去りながらカリシアが言った。「本当に足で風を起こしたの?」
「分からない」アイトは認めた。「ただ、早く師匠のところに行きたかったんだ。そしたら突然…何かに押されているのを感じたんだ」
「すごかったよ」カリシアが言った。今度は彼女の声に悲しみはなく、驚嘆があった。「まるで風に運ばれる葉っぱみたいだった」
アイトは褒められて少し照れくさそうに微笑んだ。
「いつか制御できるようになると思う?」
カリシアは彼の手を握りしめた。
「もちろんできるよ。それに、できるようになったら、私がそばにいてあげる。たとえ、風が君を遠くに連れて行きすぎた時に、君を押さえておくためだけでもね」
二人は笑った。その笑い声は小鳥のさえずりや、他の訓練場から聞こえる遠くの剣音と混ざり合った。太陽は相変わらず輝き、一日は続き、二人の兄弟は城へ向かって共に歩いていった。彼らが後にした訓練場では、敗北が時に最良の教師であることを学んだのである。
高い窓の一つに、黙って見守る人影があった。影から訓練の全てを見守っていた王妃は、誇らしさと、母としての一抹の心配が入り混じった笑みを浮かべた。彼女の小さなアイトは、驚異的な力を示したのだ。
しかし、それはゼキンが正しく言った通り、また別の日の話であった。
彼女は訪れた時と同じ優しさで窓辺を離れ、朝日が相変わらず誰もいない部屋を照らすのに任せた。そこでは、戦いの反響がまだ空気の中に響き渡っているかのようだった。
カチンカチン… カチンカチン…
しかし、彼は諦めなかった。手が震えていても、まだ剣を握っていた。
カリシアは弟の窮状を見て、その瞬間を逃さなかった。彼女の剣は横方向の弧を描き、ゼキンの無防備な脇腹を狙った。しかし、数十年の戦いで研ぎ澄まされた周辺状況把握能力を持つ老練な騎士は、すでにその動きを予測していた。彼は外科医のような正確さで剣を動かし、それを難なく受け流した。
カリシアの結果はアイトと同じだった。振動が彼女の腕を揺さぶり、数歩後退させ、息を切らせた。彼女は弟より大きかったが、それでもまだ小さな少女であり、ゼキンはびくともしない山だった。
二人の兄弟は一瞬視線を交わした。二人だけが理解する、無言の合図だった。そして、一緒に雄叫びをあげ、再びゼキンに飛びかかった。
左からはアイト、彼の剣は震えていたが、しっかりと構えられていた。右からはカリシア、その目は決意の光を宿していた。彼らは同時に攻撃した。どんな指導者も誇りに思うであろう、息の合った動きだった。
しかし、ゼキンはゼキンだった。
彼の剣は完璧な弧を描いて動いた。論理を無視した速度と正確さで繰り出された水平の一撃。その打撃は子供たち自身に向けられたものではなく、彼らの剣に向けられていた。
バキッ。バキッ。
ほぼ同時の二つの音。兄弟の木剣はきれいに真っ二つに折れ、上部の破片が破片の舞いとなって宙を舞った。
そして、スローモーションのように見える動きで、ゼキンは自由な方の腕を伸ばした。彼は空中で、破片が地面に落ちる寸前に、その一つを掴んだ。そして次の瞬間、彼自身の剣の先はカリシアの首にそっと触れ、彼が掴んだ木片はアイトの喉元を直接指していた。
静寂。
部屋に残された唯一の音は、二人の子供たちの荒い息遣いと、庭園からの遠い小鳥のさえずりだけだった。太陽は相変わらず窓から差し込み、今まさに与えられた教訓には無関心だった。
アイトの金色の目は、驚きと恐怖が混ざり合った表情で見開かれた。冷たくざらついた木片が、自分の首の繊細な肌に触れているのを感じた。もう一動き、もう一ミリの圧力で、そして…
「お前たちはもう死んでいる」ゼキンが重く、しかし穏やかな声で、その魔法を解いた。
彼は剣と木片を、置いた時と同じ速さで引いた。一歩下がり、まだ息を切らし、目を見開き、折れた剣の残骸を握りしめたままの二人の子供たちを観察した。
最初に反応したのはカリシアだった。彼女は剣の残骸を地面に落とした。木が石に当たる音が、部屋に虚ろに響いた。彼女はうつむき、髪が顔を覆った。アイトには彼女の肩がかすかに震え始めているのが見えた。
「お姉ちゃん…」アイトはまだ衝撃の中、ささやいた。
「私…私、何もできなかった」カリシアは声を詰まらせながら呟いた。「また…またしても、弟を守れなかった」
アイトは胃が締め付けられる思いがした。一瞬、自分の腕の震えと背筋をまだ走る恐怖を忘れ、彼は折れた剣を捨て、姉に近づいた。五歳の少年には意外な優しさで、彼は彼女の手を取った。
「でも僕たち、生きてるよ、お姉ちゃん」アイトは柔らかな小さな声で言った。「ゼキン師匠はただ教えてくれただけだよ。違う? 師匠?」
黙ってその光景を見守っていたゼキンは、ゆっくりとうなずいた。彼の厳しい表情は和らぎ、その朝初めて、彼の唇に小さな笑みが浮かんだ。
「アイト王子の言う通りだ」彼は子供たちの目の高さになるように膝をついて言った。「これは本当の戦いではない。教訓だ。そして、君たちは今日、両方とも貴重なことを学んだ」
カリシアは顔を上げた。その目は、今にもあふれ出しそうな涙で潤んでいた。
ゼキンはまずアイトを、次に彼女を見た。
「カリシア王女、君は守ることが単に危険に飛び込むことではないと学んだ。時には、守るということは、考え、待ち、連携することを意味する。君の弟への愛情は君の最大の強みだが、それに目をくらまされると、君の破滅にもなり得る」
それから彼はアイトを見た。そしてその目は、新たな興味でわずかに細められた。
「そしてアイト、君は今日、あるものを示した。私でさえ予期していなかったものを。あの突風…何だったか分かるか?」
アイトは首を振った。彼の金色の目には困惑が映っていた。
「それは君の固有属性だ」ゼキンは説明した。「風だ。それが現れ、そして君を目標に向かって加速させるために現れた。君の年齢の子供としては、それは驚異的なことだ。しかし、それはまた危険でもある」
「危険?」アイトは尋ねた。
「なぜなら、制御されない力は、それを導く手のない剣のようなものだからだ」ゼキンは答えた。「それは敵を傷つける前に、君自身を傷つけるかもしれない。自分の腕は感じるか? 震えを?」
アイトはうなずき、本能的に腕をさすった。
「その震えは、私の剣との打ち合いのためだけではない。風を、その方法を知らずに流そうとした努力のためでもある。このまま続ければ、君は不必要に自分を傷つけることになるかもしれない」
アイトは自分の手を見た。まだわずかに震えていた。それから彼はゼキンを見上げた。そして彼の金色の目には、恐怖ではなく、新たな決意が宿っていた。
「教えてください、師匠」彼はしっかりとした口調で言った。「風を制御する方法を」
ゼキンは今度はあからさまに微笑んだ。彼の 風化した顔には珍しい表情だった。
「それが正しい態度だ、小さな王子よ。しかし、風の制御は一日で覚えられるものではない。忍耐、規律、そして何よりも理解が必要だ。風を単なる道具としてではなく、自分自身の延長として感じることを学ばねばならない」
すでに落ち着きを取り戻したカリシアは、手の甲で涙を拭い、誇りと心配が入り混じった表情で弟を見た。
「つまり、アイトはとても強力になるかもしれないの?」彼女は尋ねた。
「彼には可能性がある」ゼキンは正直に答えた。「しかし、可能性は努力なしには何ものでもない。そして努力も、方向性がなければ無駄な労力だ。だからこそ、君たちはここにいる。学び、成長し、その可能性を進むべき方向へと導くために」
彼は立ち上がり、折れた剣の破片を拾った。
「今日はここまでだ。休み、水を飲み、そして起きたことについてじっくり考えなさい。明日、また続けよう」
子供たちはうなずいた。まだ戦いの感情と教訓を消化しきれずにいた。カリシアはアイトの手を取った。今度は守るためではなく、対等な者として共に歩むために。
「アイト」訓練場を去りながらカリシアが言った。「本当に足で風を起こしたの?」
「分からない」アイトは認めた。「ただ、早く師匠のところに行きたかったんだ。そしたら突然…何かに押されているのを感じたんだ」
「すごかったよ」カリシアが言った。今度は彼女の声に悲しみはなく、驚嘆があった。「まるで風に運ばれる葉っぱみたいだった」
アイトは褒められて少し照れくさそうに微笑んだ。
「いつか制御できるようになると思う?」
カリシアは彼の手を握りしめた。
「もちろんできるよ。それに、できるようになったら、私がそばにいてあげる。たとえ、風が君を遠くに連れて行きすぎた時に、君を押さえておくためだけでもね」
二人は笑った。その笑い声は小鳥のさえずりや、他の訓練場から聞こえる遠くの剣音と混ざり合った。太陽は相変わらず輝き、一日は続き、二人の兄弟は城へ向かって共に歩いていった。彼らが後にした訓練場では、敗北が時に最良の教師であることを学んだのである。
高い窓の一つに、黙って見守る人影があった。影から訓練の全てを見守っていた王妃は、誇らしさと、母としての一抹の心配が入り混じった笑みを浮かべた。彼女の小さなアイトは、驚異的な力を示したのだ。
しかし、それはゼキンが正しく言った通り、また別の日の話であった。
彼女は訪れた時と同じ優しさで窓辺を離れ、朝日が相変わらず誰もいない部屋を照らすのに任せた。そこでは、戦いの反響がまだ空気の中に響き渡っているかのようだった。
カチンカチン… カチンカチン…
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