「魔物の討伐で拾われた少年――アイト・グレイモント」

(イェイソン・マヌエル・ジーン)

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第25章:私の新しい光

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その言葉は、焚き火の煙のように空中に漂った。私の頭は理解しようと、老師の言葉の意味を探そうとしていた。しかし、いくら手がかりを見つけようとしても、何かがうまくいかなかった。

私は学んでいた。諦めることが弱さではないと。老師が教えてくれた。

そして私は諦めた。質問を。探求を。準備ができていない何かを理解しようとする試みを。

足元の地面が消えるのを感じた。まるで終わりのない虚空に落ちていくかのように。

「な、何を言いたいんですか、老師?」尋ねた。自分の声は、意図したよりも小さく聞こえた。

老師は長い間私を見つめた。焚き火は私たちの横でパチパチと音を立てていたが、突然その熱を感じなくなった。

頭がおかしくなったのか、何なのか、燃え盛る火の熱を感じることができなかった。まるで体がその感覚から切り離されてしまったかのようだった。

「お前の母さんは、お前が宮殿を出たがらなかった」彼はゆっくりと言った。「外の世界がモンスターのせいで危険だからだけじゃない。それだけが理由じゃない」

(それだけが理由じゃない?)思わずにはいられなかったが、その質問をするべき相手は私ではなかった。

「じゃあ、なぜですか?」尋ねた。心の一部はもう答えを恐れていたけれど。

「人間のせいだ、アイト。他の人間がお前に何をするかもしれないからだ。たった七歳の子供が一人で旅をしているのを見て、守ろうと考える者ばかりじゃないからだ。利用しようと考える者もいる。売り飛ばそうとする者も。傷つけようとする者も」

胃が縮み上がるのを感じた。見えない拳に内側を締め付けられるかのように。

「でも私たちが一緒にいるよ、おじいちゃん」リリアが口を挟んだ。しっかりとした声を装っていたが、彼女自身の不安がにじみ出ていた。「あなたが一緒にいるじゃない」

「ああ」ゼキンはうなずいた。「だから王妃様は承諾したんだ。私がお前たちに同行することを知っていたからだ。私が守ることを知っていたからだ。しかしもし二人だけで行っていたら…」彼は首を振った。「想像したくもない」

でも本には…と思った。本にはそんなこと書いてない。そんなことはどこにも書いてない。

「そんなに酷い人がいるんですか、老師?」小声で尋ねた。「理由もなく子供を傷つけるような人が?」

ゼキンはため息をついた。初めて、彼の目に厳しさでも誇りでも楽しさでもない何かを見た。それは…疲れだった。深い疲れ。見すぎてきた者の疲れ。

「大陸中を旅してきた、アイト。慈悲深い王も知っている、残酷な農民も知っている。貧しい者に施しを与える貴族も見た、一銭のために殺し合う貧しい者も見た。人間性の最良のものも最悪のものも見てきた」

(そしてそれが彼の初めてじゃなかったんだ)理解した。(それについても嘘をついていた。彼はもう旅をしていたんだ。何度も)

「どっちが酷いんですか?」リリアが尋ねた。「最良のものと最悪のもの、どっちが?」

「最悪の方だ」彼は迷わず答えた。「なぜなら最良のものは、どんなに美しくとも、脆いからだ。簡単に壊れる。しかし最悪のものは…最悪のものは永続する。増殖する。自らを糧にする」

しばらく彼の言葉を消化していると、彼は付け加えた。

「しかし良いものも見てきた。一生続く友情。見知らぬ人を助けるために僅かな持ち物を差し出す人々。見返りを求めずに弱い者を守る戦士たち」

彼はじっと私を見つめた。

「お前のように、アイト。お前の姉さんのカリシアのように。エリエルも。お前の母さんも。父さんも」

そして突然、見たくないはずのイメージが頭に浮かんだ。

姉さん。あの日の午後。私たちの戦い。彼女の剣が全力で振り下ろされた瞬間。あの【ヘビーブロー】が、もう少しで…

もう少しで私を殺していた。

かわしていなければ…もし一秒でも反応が遅れていたら…

あの一撃の後、私の何かが残っていたかどうかも分からない。

「でも人間はモンスターよりも酷くなれるって言いましたよね」まだ消化しきれずに言った。

「事実だからだ。モンスターは空腹だから殺す、それが彼らの性質だからだ」

彼は間を置き、その次の言葉はどんな剣よりも強く打ちのめした。

「人間は快楽のために殺すことができる、復讐のために、退屈しのぎに。拷問もできる、騙すこともできる、裏切ることもできる。モンスターは裏切りを知らない。人間は知っている」

私たちの間に広がった沈黙は…なんと言えばいいのか。リリアはもっと私にぴったりと寄り添い、彼女の肩が私の肩に押し付けられていた。私は炎を見つめていたが、実際には見えていなかった。

「じゃあ…じゃあなぜ戦うんですか?」ついに尋ねた。「人間がそんなに酷くなれるなら、なぜ彼らのために命を危険にさらすんです?」

ゼキンは微笑んだ。悲しげな微笑みだった。

「酷くない者のためにだ。守られるに値する者のために。お前のような、まだ英雄を信じている子供たちのために。なぜなら、もし我々がやらなければ、誰がやる?」

彼は立ち上がり、筋肉を伸ばした。

「それに」彼はいつもの皮肉を込めて付け加えた。「モンスターを殺すのは、人間を相手にするよりずっと簡単だ。少なくとも、何を期待すればいいか分かっているからな」

リリアはかすかに笑い、私も微笑みを浮かべた。

しかし老師の言葉は私の中に何かを植え付けた。時間とともに成長し、世界の見方を変える種を。たぶん。なぜなら、知らなかったことを発見したからだ。

「老師」言った。「ありがとうございます。本当のことを教えてくれて」

「全ての真実ではない」彼は答えた。「全ての真実を知る者はいない。しかし今はそれで十分だ。大人になれば、もっと見えるようになる。もっと理解できるようになる。そしてその時、自分がどんな人間になりたいかを決めなければならない」

「私はもう決めてる」リリアが、私を驚かせるほどの確固たる口調で言った。「おじいちゃんみたいになりたい。強くて、でも優しい人に」

老師は彼女を見つめ、一瞬、彼の目に何かが光るのを見た。おそらく涙だったのだろう、彼は決して認めないだろうけれど。

「お前はこの世界には良すぎる子だ、孫よ」彼は呟いた。

「だからもっと良くしなきゃ」彼女は答えた。「世界もちょっとだけ良くなるように」

そして突然、予告もなく、リリアが私の肩を叩いた。

優しい一撃だった。

そしてまた、隣にいるのが姉さんだと思ってしまった。

(ああ!)驚いて思った。(姉さんのせいでトラウマになってる)

それは素早く、恥ずかしそうな小さな一撃だった。痛みはほんの二秒ほど続いた。

「だから私たちは守り合わなきゃね」彼女は拳を引っ込めて言った。「あなたと私と。おじいちゃんも。酷い人間に傷つけられないように」

「うん」微笑んで答えた。「そのために」

焚き火はまだパチパチと音を立てていた。星はまだ輝いていた。森はまだそこにあり、暗く、神秘的に。

しかし何かが変わっていた。

世界を同じ目で見てはいなかった。長年教え込まれたことに反する言葉で、一夜にして変わったわけではない。

しかし何かが動いた。以前は完璧にはまっていたピースが、今は緩んでいた。

そして、それはまさに老師が望んだことなのかもしれない、と思った。

---

その夜、ついに毛布にくるまって眠ろうとした時、もう一度だけ空を見上げた。

星は瞬いていた。遠くで、私たちの小さな悲劇や発見には無関心に。

世界は思っていたより複雑だ、と思った。でももっと面白くもある。

そして眠気が襲い始める中、最後の考えが頭をよぎった。

姉さんがここにいてくれたらな。こんなことを考えている私はバカだって言うためだけでも。

微笑み、そのイメージを頭に浮かべながら眠りについた。

---

待って…!

今聞こえてくる音は、毎日聞いている音とは違う。何かが違う。

いや、鳥が多すぎる。綺麗に聞こえるけど…とても迷惑だ。よく眠れない。

なぜこんなことが?まさか宮殿にいないのか?

いや、宮殿は私の家だ。そこで育った。宮殿以外にどこへ行くっていうんだ?

頭を殴られたらしいな、まだ目を閉じたまま思った。

ふん…

待って…!

鳥が多すぎる。まさか森にいるのか?

森…ああ、そうだ。思い出した。リリアと老師と旅してるんだ。どうしてこれを忘れてたんだ?

この眩しさは何だ?

手を上げて、顔を覆った。太陽の光が完全に見えなくさせていた。目は半分開いていて、光と戦っていた。

そして、ここには二人の人がいるはずだが、見えない。

老師とリリアはどこにいるんだ?自分に問いかけた。

その後、一枚の葉っぱ。いや、緑の葉でいっぱいの枝が太陽の光を遮ってくれた。

ありがとう、自然よ。

やっと一息つけた。

「おい、小僧」向こうから声がした。聞き慣れた声だ。「休暇だと思ってるのか?」

老師の声だ。

「はは、すみません」まだ眠そうに答えた。「リリアは?」

「向こうを見てみろ」老師が答えた。

そしてそうした。

そして彼女はそこにいた。木の下に座って、ぼんやりと、森の向こうを見つめていた。

朝の日差しが葉の間から差し込み、彼女の周りで踊る小さな光のきらめきを作り出していた。彼女の髪は、眠気で少し乱れていて、肩に自然に落ちていた。それは…

彼女はとても…と思った。言葉を終えられずに。

美しい。

本当にそうだ。

そして、彼女の視線が私に向けられた。そして手を振りながら微笑んだ。

そして何かを感じた…胸の奥に。

でもそれが何かは全く分からない。

「おい、アイト」老師が言い、我に返った。「移動するぞ」

「了解です、老師」頭を振って答えた。

「なんでそんなに動きながら寝てるんだ?」彼は尋ねた。

「どうやらまだ宮殿にいないことに慣れてないみたいです」正直に答えた。「この三日間、目が覚めて鳥の声を聞くたびに、いつもどこにいるのか自問自答してるんです」

「まあ、すぐに慣れるさ」彼は言った。

「そう願います」

もう一度少しだけ横になった。そして、足を上げ、勢いよく下ろして、跳ねるように立ち上がった。

あちこち動きながらストレッチをした。それから、毛布を片付け、バックパックを掴んだ。最初は少し重く感じたが、すぐに感じなくなった。物を運ぶというものは、そういうものだろう。

「行くぞ」老師が言った。

リリアは私が起きる前から準備万端だった。考えてみれば、今日は確かに寝坊した。太陽はすっかり昇っていた。

こうして、灰色の巨大狼の肉を調理した場所、キャンプした場所を離れた。

あの場所の風が私たちを見送っているかのように。あるいは追い出しているかのように。

風が吹き始め、私のチュニック‐コートを動かした。布地が旗のように後ろではためいた。

髪はあまり動かなかった。

髪を後ろに撫でつけ、前に数本の束だけを残していた。長く保っていたが、整えて、邪魔にならないようにしていた。実用的な理由からだった。フードをかぶる必要がある時、髪が絡まったり、マントの首元に引っかかったりしたくなかった。

ただの見た目じゃない。

快適さ…そして習慣だ。

---

昨夜、存在すら知らなかった多くのことを発見した。

もしかすると存在はしていたのかもしれない。しかし毎日同じことばかり聞かされていたせいで、追いやってしまった。深く深く隠して、二度と出てこないように。誰も解放しに行けないように、真実を知ることができないように。

私はずっと嘘を生きてきた。

ふん…でも完全に嘘だったとは思わない。だってここにいる。老師と旅をしている。これは、冒険の本を読んでいたからこそだ。

もし本を読んでいなければ、決して旅に出ることはなかった。世界を旅することが自分の夢だと決して気づかなかった。

この人生を生きるということが何かを、決して知らなかっただろう。

モンスターと戦うこと。皆で食べること。会話すること。冗談を言うこと。笑い合うこと。

野外で寝ること。歌う鳥たち。時にはとても迷惑だけど。でも彼らは、宮殿にいた時に起こしてくれた侍女たちのようなものだ。違うけれど、同じ目的を持っている。

目を覚まさせ、太陽が見えないようにする。

いつか顔を覆わなくてもよくなりたい、と思った。いつか彼が私を見るように、直接見つめられるようになりたい。私を威圧できないと分からせるために。数年後には、立ち向かってみせるから。ただ待っていろ。そうすれば分かる。

今は姉さんと訓練する代わりに、リリアと訓練する。

でも文句は言わない。時には新しいことをするのもいい。新しいことを発見しなければ。

一歩踏み出すたびに、枯れ葉が足元で音を立てた。とても…リラックスできる音だった。

ある鳥たちのように、聞くのが煩わしいとは思わなかった。おそらく自分でリズムをコントロールしているからだろう。様々な踏み方をして、異なる音を出させていた。

そして時は過ぎていった。

---

でもただ一つ願うのは、老師が話していたあの悪い人たちに出会いませんように。

この幸せを、誰にも壊させたくない。こんなに待ち望んだ幸せを。

誰にも奪わせない。この瞬間を。この幸せを。

誰にも触れさせない。リリアのこの甘い笑顔を。

誰かが触れようものなら、決して許さない。

絶対に。

---

森は続いていた。終わりがなく、秘密と危険に満ちて。しかし美しさにも満ちていた。こんな瞬間も。何世紀も経った木々の間を歩き、太陽が葉の間から差し込み、仲間が隣にいる。

「アイト」突然リリアが私の隣に来て言った。「何考えてるの?」

「何も」と嘘をついた。説明の仕方が分からなかったから。「いろいろ」

彼女は理解したかのように微笑んだ。

「私も。昨夜からずっと、おじいちゃんの言ったことを考えてる」

「で、何を考えてる?」

彼女は肩をすくめた。

「正しいと思う。でも関係ないとも思う。だって私たちは良い人になることを選んだから。そしてお互いがいて…おじいちゃんもいれば…何とかなると思うから」

彼女の言葉が心に響いた。

お互いがいる限り。

「うん」答えた。「何とかなる」

そして歩き続けた。未知のものへ。待ち受ける冒険へ。最も暗い顔も、最も明るい顔も、ちょうど見せ始めた世界へ。

なぜなら結局のところ、闇は光を引き立てるために存在するのだから。

そして私、アイト・グレイモントは、自分の光を見つけた。

誰にも消させるつもりはなかった。
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