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第25章 雪の夜とお茶
しおりを挟む酒場で、沈黙のドームの中で。
「昨夜はよく眠れなかった」私が言うと、告白は自然と出てきた。まるで記憶の熱が私の中で何かを溶かしているかのように。
エド氏は首を傾げ、好奇心を示した。
「おや?そうなのか?」
「本当に」私は続けた。その幼い頃の感情の遠い反響をまだ感じながら。「よく眠れなかった。目を閉じずに夜が明けたというわけじゃないけど、他の夜とは違った。何かが違ったんだ」
エドは黙って待っていた。彼のジュースのグラスはテーブルに置き忘れられていた。
「祖父が村に行くと言ってから」私は説明した。「料理のことを話して…それからデザートっていうものを…」
思わず笑みが私の唇に浮かんだ。
「それのことばかり考えていたんだ。蜂蜜に全く引けを取らないもの。森で食べた中で一番美味いもの。そして俺は、その蜂蜜を少しだけ手に入れるために限界まで訓練してきたのに…今度はそれよりさらに良いものがあると言われた」
「デザートか」エドは理解のため息とともに言った。「それが何かも知らずに、デザートに夢中になったんだな」
「まさにその通りだ」私は認めた。「考えただけで、その形も味も食感も知らないのに…もうよだれが出ていた。馬鹿みたいにな」
エドは短く笑った。しかしそれは嘲笑の笑いではなかった。共感の笑いだった。「わかるよ、相棒」という笑いだ。
---
嵐の夜。サマエルの記憶の中で。
しかし、私を落ち着かなくさせていたのは期待だけではなかった。
その夕方、太陽が山々の陰に隠れ始める頃、空気に何かが変わった。数時間前まで晴れていた空が、重たい灰色の雲に覆われた。そしてその時、雪が降り始めた。
森で雪を見るのは二度目だった。
最初は数ヶ月前、私がようやく世界を理解し始めた頃だった。小さな雪片が、まるで空から急がずに落ちてくる無数の小さな目のように、自ら回転しながら舞っていた。それは美しかった。魔法のようだった。
しかしその夕方は違った。
最初は小雪だった。優しく降る雪だったが、すぐに密度を増し、執拗になった。視界は劇的に悪くなった。まるで白い霧が森全体を包み込み、すべてを隠す小さな結晶のカーテンができたかのようだった。
そして夜が訪れた時…
猛吹雪が荒れ狂った。
小屋の中では、厚い壁にもかかわらず、暖炉で薪が燃えているにもかかわらず、あらゆる隙間から冷気が忍び込んでくるのを感じた。普通の寒さではなかった。突き刺さるような寒さだった。服も、肌も、筋肉も貫き、骨の中に居座るような寒さ。
私は自分の体が縮むのを感じた。文字通り。まるで外から何かに圧縮されているかのように、より小さく、より無防備になっていくように感じた。
震えていた。そして止められなかった。
暖炉のそばにいても、炎が踊りパチパチと音を立てるのを見ていても、寒さはまだそこにあった。私にしがみついて。離れることを拒んで。
しかし数分後、火が効果を発し始めた。
ゆっくりと、熱が雪が私の肌に残した見えない層を貫き始めた。層ごとに、まるでタマネギを逆に剥くように、寒さは後退していった。骨の痛みは消えた。筋肉は弛緩した。途切れ途切れだった呼吸は深く規則的になった。
信じられない、と熱に包まれながら私は思った。火のように危険なものが…こんなにも有益であり得るなんて。
祖父はいつも火について警告していた。制御を失うことがいかに簡単か、火傷について、もたらす破壊について。そして私はそれを自分の呪文で経験していた。しかしその瞬間、暖炉でおとなしく燃える火を見て、危険と有用性が共存できることを理解した。
人生の多くのものと同じように。
そしてその時、ちょうど吹雪を厄介者であり敵だと思い始めた頃、何かが変わった。
祖父が立ち上がった。小さな台所に行き、何かを準備し始めた。
戻ってきた時、彼の手には湯気の立つ二つのグラスがあった。
熱いお茶だ。
しかし液体が私の唇に触れる前、グラスが私の口の近くに来る前に、何かが起こった。
香り。
グラスから立ち上る湯気、天井に向かって踊る白い雲…そこから漂う香りは…
どう説明すればいいだろう?
あの時、三歳だった私は、それを表現する言葉を持っていなかった。そして今、十五歳になっても、正確な言葉はまだ見つからない。
しかしおそらく…「心安らぐ」が少しだけ近いかもしれない。
ほんの少しだけ。
グラスを顔に近づけるのは、まるで衝撃を受けるようだった。温かく柔らかい衝撃が私の顔を包み込み、本能的に目を閉じさせた。湯気は肌を焼いたが、痛くはなかった。まるで熱が私を抱きしめたかったかのようだった。
吸い込んだ。深く。私の小さな肺が溜め込めるすべての空気を。
そして吐き出した。
白い炎が私の口から出た。
あの頃、三歳だった私は、それが湯気だと知らなかった。自分の温かい息が小屋の冷たい空気と出会ってできたものだとは知らなかった。私にとっては白い炎だった。自分では制御できないのに、私から出ていく魔法。そしてそれは美しかった。
その湯気は、お茶の湯気と混ざり合い、消える前に一瞬私の目の前で踊った。
「そんなに茶が美味いか?」祖父が尋ねた。彼の顔には笑みがあった。平和な時にだけ現れるあの種類の笑み。
「そうだよ、お爺ちゃん」私は答えた。
まだ一口も飲んでいなかったのに。
でももし香りがこれほど良いなら…お茶そのものはどんなだろう?
私の手は、祖父が作ってくれた小さな皮の手袋に包まれ、慎重にグラスを支えていた。熱は革を通して伝わってきたが、焼けるほどではなかった。ただ温めるだけだった。
「少し冷まさないとな」祖父は言い、自分のグラスを唇に運びながら。「でも…熱いうちの方が美味いんだ」
「本当?」
「そうだ」
彼が一口すすると、私も真似をした。まず吹いて少し冷ましながら。でも吹くたびに湯気はより濃く、より目に見えるものになった。
「道のりはもっと難しくなるだろう」祖父は言った。雪に覆われた窓を見つめながら。
「雪のせい?」私は尋ねた。
「そうだ。昨夜たくさん降った」
彼は間を置き、続ける時、その声はいつも私に安心感を与えるあの確固たる響きを持っていた。
「それでも村には行く。この雪は障害にはならない。もし一人で行かなきゃならなきゃ、問題かもしれない。でもお前と一緒だ、覚えてるか?」
私はうなずいた。
お爺ちゃんと一緒なら、と思った。心配することは何もない。
太陽が昇ったかどうかはわからなかった。吹雪がすべてを隠していた。しかし一つだけ確かにわかることがあった。
私たちはそこにいた。小屋で。一緒に。信じられないほど美味いお茶を飲みながら。
私は再びお茶を吹いた。湯気――私の白い炎――がそれをより早く冷ました。
そしてその時、初めての一口。
チュルルッ!
スープみたいに。シチューみたいに。その音が小さな空間に満ち、暖炉のパチパチという音と混ざり合った。
何と言えばいいだろう。
驚いた。
想像以上だった。香りが約束した以上のものが。
あの香り…いや。あの川が喉を下り、口蓋の下を通り過ぎ、自分の中に存在すら知らなかった道を辿っていく…
一瞬、恥ずかしさもなく、自分がどう見えるかも考えずに、噛み砕きたくなった。
まるで液体じゃないかのように。歯で捕まえて、永遠に味わえるかのように。
目を閉じた。
そして想像し続けた。
舌を少し火傷した。大したことじゃない。でもあのお茶は私の獲物だった。小さな火傷くらいで諦めるわけにはいかない。
もう一口。
チュルルッ!
感覚は同じだった。減衰せず、増幅もせず。よく作曲された曲の音符のように、リズムは完璧に保たれた。
「お爺ちゃん」私が話せるようになった時、言った。「このお茶、毎日作ってくれる?」
祖父は私を見た。その目に楽しげな光が走った。
「作ってもいいがな」彼はゆっくりと言った。「でもこんなに寒くない時、雪がこんなにない時は…効果は減る。著しく減る」
「本当?」私は眉をひそめて尋ねた。「どうしてそうなるの、お爺ちゃん?」
「うーん」彼は考え込みながら言った。「はっきりとはわからん。でも寒い時に温かいものを摂ると気持ちいいんだろうな」彼は間を置いた。「暖炉の前に座って暖まる時みたいにな」
彼は顎の動きで炎を指し示した。
「もうすでに温まっている時に焚き火の前に座っても、何の利益もない。逆に気分が悪くなる」
「なるほど」私は言った。目が皿のように見開かれた。
驚き。そう感じていた。純粋な驚き。
私にとっては、お茶があんなに美味しいだけで毎日欲しいと思う十分な理由だった。物事がそういう風に機能するとは理解していなかった。状況、環境が経験を変えるなんて。子供だった。知る必要もなかった。
でも今は少しだけ理解できた。
---
暖炉の炎が祖父の顔を照らしていた。彼の白い髭、銀色の髪、襟に白い毛皮の付いたコート…すべてが温かなオレンジ色の輝きを放っていた。
私たちは暖炉の両側にいた。そして暖炉が真ん中に。
ほとんど燃え尽きた薪が灰を見せていた。粉を連想させる小さな灰色の山々、かつて木だったものの残骸。
そして突然、意図せずに、不死鳥の伝説を思い出した。あの黒く装丁された本の挿絵。燃え上がり、自らの灰から蘇る鳥。
灰、と思った。これと同じようなもの。
祖父がお茶を一口すする時、私たちの視線が合った。
何も言わなかった。
ただ見つめ合った。
そしてその後、まるで世界で最も自然な動作のように、私たちは同時にグラスを唇に運び、飲んだ。
---
しばらくして、私は立ち上がった。慎重にグラスを床に置き、背筋を伸ばし、そして再びそれを手に取った。窓の方へ歩いた。
椅子を引きずり出し、それに乗り、外を見た。
雪は窓ガラスを完全には覆っていなかった。昨夜の嵐にもかかわらず、向こう側が見えた。
太陽が昇っていた。
世界は白だった。無限の白。木々も、地面も、遠くの空も…すべてが純粋で輝く毛布に覆われていた。
グラスを窓枠に置いた。息を吐き出すと、私の吐息が窓ガラスに湯気の輪を描いた。右手の人差し指で、その儚い霞の中に小さな円を描いた。
そして指が遊ぶ間、私の心は飛んだ。
村。料理。デザート。
微笑んだ。
「待っていてくれ」私は呟いた。その声はかすかなささやきで、言葉はまだ知らないその場所に向けられていた。「もうすぐ行くから」
間を置き、そして、本当に大切なことを話す三歳児だけが持つ真剣さで、こう付け加えた。
「デザート喰らいだ」
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