灰より蘇る戦士

(イェイソン・マヌエル・ジーン)

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第26章 無限の白に残る足跡

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酒場で。

エド・トナーが笑った。清らかで、誠実な笑いだった。その笑いは内側から彼の顔を照らしているかのようだった。

「デザート喰らい?」彼はほとんど笑いを抑えきれずに繰り返した。「三歳でその称号を名乗ったのか?本当にお前は手遅れだったんだな」

「その時はそれしか思い浮かばなかったんだ」私は肩をすくめて認めた。「責めないでくれ」

「いやいやいや」エドは両手を上げて言った。「責めてなんかいない。むしろ逆だ。誰にでもそういう時はあると思う。何かをすごく欲しくて、名前までつけちゃうこと」

彼の視線は一瞬、遠くを見失った。彼自身の幼い頃の執着を思い出していたのか、あるいは小さな頃にやりたくてもできなかったことを考えていたのか。ただ推測するしかなかった。大人の男の眼差しは、時にあなたが学んだことのない言語で書かれた本のようなものだ。

「それでその後どうなったんだ?」彼は尋ね、再び私に戻ってきた。「村には着いたのか?」

私は微笑んだ。

この酒場に入ってから、もう二度目だ。一晩で二度も。もしかしたら記録かもしれない。

「それはですね、エドさん」私は言い、ジュースを一口含むと同時にブドウを口に運んだ。

外では夜が続いていた。しかし沈黙のドームの中で、二人の男は単なる物語以上のものを共有していた。時には、最高の瞬間というのは冒険の前触れなのだという確信を共有していた。

雪が外で降り続け、夢が内側で育つ間、丸太小屋で温かいお茶を飲みながら過ごすあの瞬間を。

---

十二年前。丸太小屋で。

私は窓の向こうに広がる無限の白を眺め続けていた。いや、ただ「広がっている」だけではなかった。そこにあったのだ。空気そのもののように。まるで世界全体が、緑と茶色であることから休憩を取り、何か新しい服を着ることにしたかのように。

私は窓ガラスに息を吹きかけ続け、人差し指で円を描き続けた。現れては消える小さな絵。そして窓枠に置かれたグラスからはお茶の湯気が立ち上り続け、それがそこにあることを私に思い出させていた。一瞬たりとも油断できないことを。

もし冷めてしまえば、この雪の日のその目的はすべての意味を失ってしまうから。

忘れていたわけではない。でも今、私は分裂していた。無限の白、ガラスに描く円、そして私を待つあの温かい宝物。

ふぅ…ふぅ…!

肺の中の空気をすべて吐き出し、再び吹きかけた。吐息が再びガラスを曇らせた。

そしてその時、深く考えずに、私は左手の手袋を外した。

冷気が無防備な私の肌に、千の小さな針のように突き刺さった。それは電気のような刺痛で、あまりに強烈な感覚だったので、一瞬このまま続けるべきか迷ったほどだ。しかし私は手のひらをガラスに押し当てた。

私の体温と森の冬が、その数ミリのガラスの中で争った。一瞬、彼らは敵だった。そしてすぐに、私の体が勝った。曇りガラスに、私の手の完璧な跡が現れた。指を伸ばし、手のひらを開いて。

それは私のものだった。私だけのもの。私がそこにいたという印。

しかしそれはほとんどすぐに消え始めた。縁はぼやけ、指は形を失った。

再び手袋をはめた。

ふぅ…ふぅ…!

お茶を吹いた。湯気がそれをより早く冷ました。そして飲んだ。

「もう前ほど雪は降っていないな」祖父が私の後ろのどこかから言った。

私は椅子から降りずに彼の方に向き直った。ただ頭だけを回した。彼がそこに立っているのを見た。暖炉の近くで、そのシルエットは炎を背に浮かび上がっていた。

「本当だ」私は答えた。「昨夜ほどはもう降っていない」

「それでもな」彼は言い、一瞬目を閉じてからグラスを唇に運んだ。「昨夜の分はすでに道中いたるところに大量に積もっている。森中いたるところにな」

彼は飲んだ。私も真似をした。

この日は違っていた。今までのどの朝とも大きく違っていた。

いつも私たちを目覚めさせる太陽の光もなく。鳥も、空を歌う鳥たちもなく。ただ無限の白の静寂だけがあった。

世界を毛布のように包み込む静寂。

気になるか? 私は思った。気になるべきか?

本当のところ、気にならなかった。こんな静かな日は害にはならない。休息のようなものだ。たくさん訓練した後、座って何もしない時のように。

しかしこれが何日も、何週間も、何ヶ月も続けば…その時はそうだ。その時はうるさく、重く、耐え難くなるかもしれない。

でも今回は違った。たった一日だ。特別な一日だ。

祖父が立ち上がった。彼らしい落ち着いた決意でドアへ歩いていった。ドアノブに手を伸ばし、開けようとした時…

それは動かなかった。

激しい力ずくの引きではなかった。しっかりとした、制御された動きだったが、ドアは動かなかった。一晩中に積もった雪が、外側からドアを密閉してしまっていたのだ。

彼はそれを知っていた。だから無理に引っ張らなかった。その代わりに、彼は優しく手前に引いた。小さな隙間ができる程度に。雪の一部が内側に落ち、小さな白い山が木の床に当たって崩れた。

そしてその時、空気が入ってきた。

私はドアの近くにいなかったが、感じ取った。突然の温度の変化。暖炉の何時間もの仕事を台無しにする、侵入者のように忍び込む冷気。私の顔は防寒着の下で鳥肌が立った。

「雪がたくさんあるな」祖父は呟き、頭を覗かせた。「山のように」

彼は出て行った。ドアは鈍い音を立てて閉まった。

私は中に残った。まだだ。私のお茶が終わっていなかった。私の愛しのお茶だ。その優先順位は明確だった。

数分後、グラスは空になった。それをテーブルに置き、深く息を吸った。

よし。これで準備完了。さあ、あの雪を征服しに行くぞ。

外に出た。

冷気が壁のように私を打った。しかし私の防寒着は耐えた。

それは茶色のキルティングコートで、一見すると質素なものだった。膝まである丈で、動きを制限することなく私を守ってくれた。水平な縫い目がそれに構造を与え、デザインを正確に際立たせていた。前面の留め具は中央をしっかりとした控えめな線のように走っていた。

袖はわずかに細身で、私の小さな姿をすっきりと見せていた。コートのドレープは、遠くから見れば、ミニチュアの大人のように見えるかもしれないシルエットを作り出していた。

しかし本当に際立っていたのは襟だった。

幅広で、柔らかなベージュの合成ファーの縁取りで縁取られていた。それは若い動物の鬣のように私の顔を縁取っていた。大げさではなかったが、存在感を与えるには十分だった。控えめな贅沢の感覚をもたらしていた。誇示しなくてもわかる、そんな種類のものだ。

その下にはシンプルな服を着ていた。黒の長袖シャツ、黒のズボン、膝まである茶色のブーツ。特別なものは何もない。誰かを感心させるためのものは何もない。

コートが中心だった。実用的。控えめ。努力せずにエレガント。

私は寒さのために着ていた。他の誰のためでもなく。

祖父はもういつもの場所にいた。薪の山のそばだ。彼はいくつかの薪を割るために持ってきていた。斧が彼の手の中で輝き、雪の白さを反射していた。

一方、私には別の計画があった。

私は仰向けに倒れ込んだ。

雪が私を受け止めた時、キルティングが私の体重で軋んだ。それは布の鎧であり、小屋の暖かさを私の胸に閉じ込めていた。冬が入り込めない微気候。

腕を広げた。ゆっくりと動かし、雪の中に弧を描いた。私の体は翼の形をしたシルエットを作り出した。

そして私はその真ん中にいた。無限の白の中に刻まれた、私自身の姿。

雪は私の全身に積もった。袖に、胸に、脚に。私の茶色のコートは部分的に白くなり、まるで冬が私を自分のものとして主張しているかのようだった。

フードをかぶっていた。私の頭は保護されていた。私の耳は暖かかった。

トンッ!

最初の薪が割れた。二つの半分が両側に落ち、鈍い音を立てて雪に沈んだ。

トンッ!

もう一つ。同じ音。同じ外科的な正確さ。逸れもなく。異なる振動もなく。

祖父は深く息を吸った。白い炎――今はそれが湯気だと分かっているが、その時は魔法だった――が彼の口から出た。濃く、たっぷりと。

私は自分の吐息を見た。細く、小さな糸。

それから彼の吐息を見た。彼の肺から出る嵐の雲。より大きく。より濃く。より存在感があった。

まただ 私は思った。また負けた。

彼は薪割りが強いだけではなかった。戦いが優れているだけではなかった。彼の吐息さえ、私のものより存在感があった。

トンッ!

また薪。また二つの半分が雪に沈む。

トンッ!

もっと。そしてもっと。

私は木々を見た。以前は緑だったものが、今は白かった。深い白で、まるで誰かが地面を塗ったのと同じ筆でそれらを塗ったかのようだった。草も同様だ。森全体が色を変えていた。

信じられなかった。いつもと違うものを見ること。まるで世界が、一日だけ、仮装して遊ぼうと決めたかのように。

蜂の巣が凍っていなければいいけど 私は突然思った。死んでいなければいいけど。

しかしすぐに思い出した。あれは魔法の蜂だった。普通のとは違う。きっと大丈夫だ。大丈夫なはずだ。

蜂蜜はあまりにも重要だった。

私は祖父の方に向き直った。私の目は彼の顔に留まった。

そして何かが違っていた。

以前は緊張し、真剣で、自分の仕事に集中していた男が…今は幸せそうだった。

彼の顔に笑みが浮かんでいた。ひげがあっても、距離があっても、それが分かった。彼の目は、今まで見たことのない方法で輝いていた。

「どうしたの、お爺ちゃん?」私は好奇心を隠せずに尋ねた。「なんで急にそんなに嬉しそうなの?」

彼は私の方に向かなかった。彼は森の方を見続けていた。数分前に私が見つめていたあの無限の白を見続けていた。

「まだ気づいていないのか?」彼は言った。彼の声には新しい響きがあった。私が知らない響き。「この雪の中の足跡のすべてに」

足跡?

私は苦労して体を起こした。コートが軋み、雪が塊になって落ちた。できる限り身を震わせながら、目で探した。

何も見えなかった。ただ白だけ。無限の白。

「どこに、お爺ちゃん?」私は尋ねた。好奇心と警戒心を同時に持ちながら、あらゆる方向に頭を回して。「俺には何も見えない」

「あそこだ」彼は指で示した。斧を放さずに。

彼の指の方向を追った。そしてその時、それらが見えた。

一列の深い窪み。リズミカル。整然と。完璧な処女雪を、完璧な布地の下手な縫い目のように切り裂いていた。

それはのんびりと歩く動物の跡ではなかった。それは待ち伏せる何かの跡だった。

悪寒が背筋を走った。そしてそれは寒さとは全く関係なかった。

「あの足跡は…」私は始めたが、言葉は喉で詰まった。

「そうだ」祖父は答えた。そして今、私はそれがはっきりと見えた。彼の笑みは喜びの笑みではなかった。それは捕食者が別の捕食者を認める時の笑みだった。彼の目は私がよく知っている危険で輝いていた。古代の魔法について話す時や、過去の敵について話す時に現れるのと同じ輝き。「狼のものだ」

狼。

その言葉が冷たい空気に浮かんだ。

「よくもまあ、ここまで現れたものだ」彼は呟いた。私に向けてというより、自分自身に向けて。

斧の柄を握り直した。彼の拳の節がわずかに白くなった。

「よほど生きるのに飽きたと見える」彼は断言した。

そしてその瞬間、私は理解した。

森は色を変えただけではなかった。

ルールを変えたのだ。

狼は飢えていた。雪が彼らの通常の餌場を消し去り、今や他のものを探していた。そして私たちは…私たちはそこにいた。

しかし私の祖父は斧を持っていた。そして彼に力を与えている熱いお茶があった。そして恐怖ではなく、期待の笑みがあった。

村への冒険は、はるかに現実のものとなった。

そしてはるかに危険なものに。
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