悪魔と契約~処女の好奇心は危険と隣り合わせ~

ぴぴみ

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理性の崩壊

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「…どうしよう…。」

 マリーは曰く付きの黒い本を前にして悩みに悩んでいた。

 昨日は、悪魔が本当に呼び出されるなんて思ってなかった。
 
 でも真実を知ってしまった今、素面の状態でこの本を使うのは勇気がいる。それこそ崖から飛び降りるくらいに。

 ただあの時の感覚が未だ忘れられず、未知への恐怖以上に好奇心が絶えず囁きかけてくる。

─使ってしまえ、と。

 結局堂々巡りを繰り返し、お酒の力を借りることにした。

 マリーは緊張も相まってすぐに酩酊した。身体が熱い。今なら何でもできそうだ。

 ふふふふと酒の高揚感に包まれながら、指を軽く切った。血がぽたりと本の表紙に染み渡る。

 途端黒い煙と共に、魔物ではなく、昨日の悪魔が現れた。


「よう昨日ぶりだな。」

「ふふふ…あれ昨日の魔物さんは?」

「あ?あいつなら今夜はいないぜ。」

 いきなりの登場に内心どぎまぎしながらも思考は霞がかったようにふわふわと一ところに留まらない。

 そんな様子を見て

「飲んでんのか?」

 悪魔は怪訝そうにしながらも、昨日と同じように服を脱げと言った。

 ためらう素振りを見せると、なんなら無理やり脱がせてもいいんだぞ、とにやりと笑う。

 言われるまま、のろのろと衣服を脱ぎうつ伏せになると

「よくできたな。褒美をやるよ。」

 言うやいなや悪魔は指をぱちりと鳴らした。するとどうしたことか、思考がクリアになった。いや、なってしまった。

「なっ…」

「ん?どうした?酒の効果を取り払ってやったんだ。感謝しろよ。」

 その言葉に、そんなのありかと驚愕する。お酒の力があったからこそ服も脱げたのに…。

「やっぱり今夜は…」

 私が言い終わる前に悪魔は自身の手を動かしていた。
 
 凝りが解れ夢見心地になる。

 自分の“気持ち良さ”への抵抗力の無さに呆れるも、素直な身体は完全にリラックス状態だった。

 「ふぅ。」 

 自然と声が漏れる。人外のものだからか悪魔はマッサージが巧い。
 
 昨夜から何も学ばず、またまたうとうとしかけると

 「おら仰向けだ。」

 と言われ早くもくるりと裏返された。

 悪魔と眼が合う。これはこれで恥ずかしい。瞳を閉じて対抗する。少しはこれでましだ。

 前回と同じ流れで、液状の滑りとしたものが身体に染み渡る。

 ここまで来たところで期待からか、未知への恐怖からか鼓動が速まる。

 落ち着けと言わんばかりに悪魔の手つきは優しげだ。ブラジャーに到達した手が、決して胸の中心には触れず、隙間から入り込み胸の周りをやわやわと揉む。

 あまり普段から触らないからか、ただ触れられているという意識が強い。いつの間にか下着はずり落ち、胸が晒される。

「おお尖ってきたな。」

「っ…。」
 
 悪魔はわざと羞恥心を煽るようなことを言う。懲りずに隠そうとすると両手を捕まれ頭の上で固定された。

「いい眺めだな。」

「や…はなしてっ!」

 抵抗するも悪魔の手はびくともしない。終いには紐のようなもので結ばれ、手の自由は完全になくなった。

 正直昨日より状況は悪い。初めは何とか取れないかと動かしていたが、胸が揺れるだけだぜ、という悪魔の言葉に抵抗する気が失せた。

 そしてこれは、めくるめく快楽地獄への序章に過ぎなかった。


「12時までゆっくり開発していこうな。」

 
 マリーは、そう言った悪魔の顔を見ることなどとてもできそうになかった。できたのは羞恥で顔を染めきつく眼を瞑ることだけ。


 ピチャリピチャリと音がする。

 おかしくなりそうだ。長い舌がマリーの胸を舐める度、聴覚への刺激も相まって身体がぴくりと反応する。

 胸の中心は的確に避けられているが、舐められたらどうなってしまうのか…。今のままでも声が抑えられなくなっているというのに。

 舌は私の性感帯を探すべく、縦横無尽に動き回る。脇腹にへその穴。更に固くした舌が上からつーと腹筋辺りをなぞる。

 その度に反応する私の身体は一体どうなってしまったというのか。

 眼を閉じやり過ごしていたため反応が一瞬遅れる。いきなり胸の中心を甘噛みされ、

「ひゃっ…ぁあ!」

 あまりの刺激に身体の中で何かが弾けた。悪魔の髪を掴んで止めさせようとするも、逆に自身に押さえつける形になってしまった。

「も…やめっ…ふぁ…んん」

 喘ぎ声が収まらない。しばらく口に含まれ続ける。もちろん舌で執拗に舐められて。

 もう無理と思ったところで口を離された。
 
 悪魔の口が唾液で濡れている。てらりと光る様がとても淫靡に感じて直視できない。

「もっとやってやりたいんだが、時間が迫ってるんでな。まあ追々。」

 あとどのくらいで12時なのか、マリーは分からない。

 これから何をされるのか、分かっているからこその期待と不安が押し寄せる。

 自分以外誰も触ったことのない場所。そこから溢れる蜜が存在感を増していることに気づいていた。

 悪魔は分かっていると言わんばかりに、怪しく笑う。太ももを軽く撫でられ、足が震える。

「びしょびしょだな。」

「いや…ちがっ…」

 見られている。今さら隠せもしない。

 明らかな事実でも指摘されると、口は勝手に否定する。

「そうか?」

 下着の上から人差し指でなぞられ質問される。
 内心この悪魔と叫ぶ私にきっと彼は気づいてるんだろう。間違いなく。

 

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