何も持たない私たち

ぽんちゃん

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ジャンとの出会い

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…もう、ここでしばらく暮らそうかな…。
両親の元には戻りたくない、それにこの広場のゴミ箱は宝の山のように、まだ食べられる食料や、使える新聞紙がたくさんある。
「よし決めた!しばらくここに泊まるわよ!」誰にいうでもなく、そう決意した。


そして今に至る。
街の中は二日後のクリスマスを前に、にぎわっていた。その景色を、ただボーッと眺めて…ウソ。本当は恨めしそうに見ていたと思う。キラキラとゴミだめの境にいる私はなんて不幸なんだろうって。
やるせない怒りを抱えたまま、私は周辺を散策する事にした。ゴミ捨て場近くのバス停横にある看板には、「左側へ 公園」と書かれていた。(簡単な読み書きなら母さんに教えてもらっていたから、それぐらいは読める。)

「少しだけ寄っていこうか。」
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