2 / 38
零章 旅人との出会い
旅人との出会い
しおりを挟む
そして二年が経った。
二年が経ってもこの男は村を出なかった。
そろそろ自分の堪忍袋の緒が切れそうなとき村にある旅人がやってきた。
「とても強くてイケメンでやさしい」と村長の娘が惚気ていた。
自分も魔法でその人物について調べていたが何も情報はつかめなかった。はじかれたように得られない。それに旅人は自分に気づいている。
その証拠に旅人はユースティアのいる牢屋に夜、忍び込んできた。あの男が来ないのを見計らって。そしてユースティアと旅人を隔てる檻に寄りかかり、話しかけてきた。
「なあ、お嬢さんはどうして牢屋に入れられたんだ?」
「……」
「もしかして話せないのか? だったらこれならどうだ?」
ユースティアはこの旅人が魔法を使ったのだと分かった。何の魔法を使われたのかまでは分からなかったが能力でその効果を打ち消した。
「いきなり何をするんだ。そもそも先に名乗るのが礼儀だろ」
「なんだ、話せるじゃん。俺の名はアラン・ガルーダ。お嬢さんの名前は?」
「私はユースティア・ロペス。それで王族が何のようだ」
「へえ~、俺のこと知っているんだ」
「知らない方がおかしい」
「まあ、それもそうかもな。――もう一度聞くが、なぜお嬢さんは牢屋に入れられているんだ?」
「別に、あなた様には関係ないだろ」
「アルでいい。――関係はある。俺が不愉快だからだ。見るに耐えん」
ユースティアは思わず肩を揺らし笑う。
もしこの男が偽善や好き、惚れたなどで自分を助けようとするならばこれ以上口を開かなかっただろう。でも、このアランという男は自分の本心を言った。嘘偽りなく。ただ単純に自分が不愉快だから。それだけで。
「なっ、笑うことないだろ」
アランはとても心外そうな顔をしていた。それがもっとおかしく感じてユースティアは声を上げて笑ってしまった。
ひとしきり笑い終わるとユースティアは淡々と話し始めた。
「親友だと思っていた村長の娘にはめられた。そしてここにいるってわけだ」
「どうして脱獄しない? お嬢さんなら簡単に脱獄できると思うんだけどなあ」
「ある男に今の私では勝てない。だからそいつが遠くに出かけるのを虎視眈々と待っているというわけだ」
「なあ、その男って――」
「そろそろその男が来るから帰った方がいい」
ユースティアはアランの声を遮った。そして帰るように、檻に寄りかかっている背中を軽く押した。
「帰らない。まだ話は終わっていない」
「いいから帰れ。もう来る」
「だったら待つ」
「何を言って……」
アランは能力と魔法を複合し、この場から姿を消した。厳密に言えばユースティアにだけ見えるようにし、先ほどの場に立っていた。
「これで他の人からは見えない。安心だぜ」
アランは無邪気な笑みを浮かべ、グッドと言わんばかりに親指を立てていた。
ユースティアは思わず額を抑え、ため息をついた。何を考えているのやら。
そんなことをしているとあの男がやってきた。
「元気にしていたかい? ここ数日よそ者が来てね、村の人が君に会いに来れなかったからさみしかっただろ?それに僕も君と会う時間が減ってとてもさみしかったよ。――――早く僕のこと好きって言ってよ、ユースティア」
檻の中に入ってきた男はユースティアの顎を掴み、頭をなでる。
いつもこの男には吐き気がする。気持ち悪い。行動が矛盾していることにも気づいていない。
感情のないお人形のような態度でいなければ何をされるか分かったものじゃない。まだ逃げることを諦めていないと思い込まれた日には暴力の嵐が見舞われる。
今のように。
「何だ、その目は。僕が散々教えただろ。君が頼れるのは僕しかいないんだ。君が村の人達からされる暴力は僕がいるからあの程度で済んでいるんだ。僕が君にこういうことをするのはね、いい子になってほしいからなんだよ。愛情の裏返しさ。受け止めてくれるよね。だって君は僕のこと本当は好きだもんね?」
気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。
早く外に出て体中を洗いたい。触られたことをなかったことにしたい。
ガシャンという音がなる。
その音で男は自分から手を放し、まじまじと見ながら何かを感じとり、震えだした。ユースティアも思わず見た。
どうやら隣の牢屋の檻がアランによって外れたみたいだった。アランの青眼が殺意に満ちているのが分かる。それどころか殺気が威圧となって男を恐慌状態に陥らせている。
「なんなんだよ。これは。誰かそこにいるのか。やめろ、やめろ」
男はアランが見えていないせいで何が起こったのか分からず、半狂乱となり牢屋の出口に向かって走っていった。
「手、大丈夫か」
アランの手は強く握りしめていたことにより本人の爪が食い込み、血が流れていた。檻に当たった手の部分はなぜか血が流れていないようだった。おそらく能力のおかげだろう。
「俺の心配より自分を心配しろよ」
なぜかアランの声は震えていた。
どうしてアランが泣くのかユースティアには分からなかった。自分が暴力を受けた訳じゃないのに。
「お嬢さんは長いこと牢屋に入っていたせいで心の動きが鈍ったみたいだな」
「別にアラン様には私がどうなろうと関係のないことだろ。不愉快なら早くこの村から出て行けばいい。私もあの男が半狂乱でまともじゃない内に、この村を出てく。――一応、お礼だけは言っておく」
ユースティアはなれないお礼を言って少し恥ずかしかった。だからアランの顔を見なかった。きっと今、顔が赤くなっているだろうから。
手錠と足かせを魔法で切断する。そして檻も魔法で曲げて人が通れるようにした。
「じゃあな。もう会うことはないだろうが。アラン様も早く逃げることだ」
ユースティアは手と足は自由になったが手錠と足かせが完全にとれたわけではなかった。
気丈に振る舞っているとユースティア自身は思っているようだが話す言葉と体はほんのわずか、よく見ないと分からないぐらいだったが震えていた。恐怖心が消えていないのがアランには丸わかりだった。
アランがそれを見逃すはずもなくユースティアの腕を握る。
「腕、放してくれないか? さっきの暴力でまだ痛いんだ」
そう言われると放さないわけにもいかず、アランは手を放してしまった。それがいけなかった。
ユースティアは放されるやいなや走り出した。
「逃がすかっ!!」
アランもユースティアの後を走る。だが牢屋にいて弱っているはずのユースティアは速かった。
おそらく魔法で身体強化を最大限までしている。魔力量が人よりあるのだろうとアランは思った。
「なんで逃げるんだよ」
アランはユースティアの前にいつの間にか先回りし、ユースティアの前に立ちはだかる。
当然、ユースティアは急に止まれるはずもなく、アランに自分から抱きついたみたいになってしまった。アランはすかさずユースティアの背中に手をまわした。
二年が経ってもこの男は村を出なかった。
そろそろ自分の堪忍袋の緒が切れそうなとき村にある旅人がやってきた。
「とても強くてイケメンでやさしい」と村長の娘が惚気ていた。
自分も魔法でその人物について調べていたが何も情報はつかめなかった。はじかれたように得られない。それに旅人は自分に気づいている。
その証拠に旅人はユースティアのいる牢屋に夜、忍び込んできた。あの男が来ないのを見計らって。そしてユースティアと旅人を隔てる檻に寄りかかり、話しかけてきた。
「なあ、お嬢さんはどうして牢屋に入れられたんだ?」
「……」
「もしかして話せないのか? だったらこれならどうだ?」
ユースティアはこの旅人が魔法を使ったのだと分かった。何の魔法を使われたのかまでは分からなかったが能力でその効果を打ち消した。
「いきなり何をするんだ。そもそも先に名乗るのが礼儀だろ」
「なんだ、話せるじゃん。俺の名はアラン・ガルーダ。お嬢さんの名前は?」
「私はユースティア・ロペス。それで王族が何のようだ」
「へえ~、俺のこと知っているんだ」
「知らない方がおかしい」
「まあ、それもそうかもな。――もう一度聞くが、なぜお嬢さんは牢屋に入れられているんだ?」
「別に、あなた様には関係ないだろ」
「アルでいい。――関係はある。俺が不愉快だからだ。見るに耐えん」
ユースティアは思わず肩を揺らし笑う。
もしこの男が偽善や好き、惚れたなどで自分を助けようとするならばこれ以上口を開かなかっただろう。でも、このアランという男は自分の本心を言った。嘘偽りなく。ただ単純に自分が不愉快だから。それだけで。
「なっ、笑うことないだろ」
アランはとても心外そうな顔をしていた。それがもっとおかしく感じてユースティアは声を上げて笑ってしまった。
ひとしきり笑い終わるとユースティアは淡々と話し始めた。
「親友だと思っていた村長の娘にはめられた。そしてここにいるってわけだ」
「どうして脱獄しない? お嬢さんなら簡単に脱獄できると思うんだけどなあ」
「ある男に今の私では勝てない。だからそいつが遠くに出かけるのを虎視眈々と待っているというわけだ」
「なあ、その男って――」
「そろそろその男が来るから帰った方がいい」
ユースティアはアランの声を遮った。そして帰るように、檻に寄りかかっている背中を軽く押した。
「帰らない。まだ話は終わっていない」
「いいから帰れ。もう来る」
「だったら待つ」
「何を言って……」
アランは能力と魔法を複合し、この場から姿を消した。厳密に言えばユースティアにだけ見えるようにし、先ほどの場に立っていた。
「これで他の人からは見えない。安心だぜ」
アランは無邪気な笑みを浮かべ、グッドと言わんばかりに親指を立てていた。
ユースティアは思わず額を抑え、ため息をついた。何を考えているのやら。
そんなことをしているとあの男がやってきた。
「元気にしていたかい? ここ数日よそ者が来てね、村の人が君に会いに来れなかったからさみしかっただろ?それに僕も君と会う時間が減ってとてもさみしかったよ。――――早く僕のこと好きって言ってよ、ユースティア」
檻の中に入ってきた男はユースティアの顎を掴み、頭をなでる。
いつもこの男には吐き気がする。気持ち悪い。行動が矛盾していることにも気づいていない。
感情のないお人形のような態度でいなければ何をされるか分かったものじゃない。まだ逃げることを諦めていないと思い込まれた日には暴力の嵐が見舞われる。
今のように。
「何だ、その目は。僕が散々教えただろ。君が頼れるのは僕しかいないんだ。君が村の人達からされる暴力は僕がいるからあの程度で済んでいるんだ。僕が君にこういうことをするのはね、いい子になってほしいからなんだよ。愛情の裏返しさ。受け止めてくれるよね。だって君は僕のこと本当は好きだもんね?」
気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。
早く外に出て体中を洗いたい。触られたことをなかったことにしたい。
ガシャンという音がなる。
その音で男は自分から手を放し、まじまじと見ながら何かを感じとり、震えだした。ユースティアも思わず見た。
どうやら隣の牢屋の檻がアランによって外れたみたいだった。アランの青眼が殺意に満ちているのが分かる。それどころか殺気が威圧となって男を恐慌状態に陥らせている。
「なんなんだよ。これは。誰かそこにいるのか。やめろ、やめろ」
男はアランが見えていないせいで何が起こったのか分からず、半狂乱となり牢屋の出口に向かって走っていった。
「手、大丈夫か」
アランの手は強く握りしめていたことにより本人の爪が食い込み、血が流れていた。檻に当たった手の部分はなぜか血が流れていないようだった。おそらく能力のおかげだろう。
「俺の心配より自分を心配しろよ」
なぜかアランの声は震えていた。
どうしてアランが泣くのかユースティアには分からなかった。自分が暴力を受けた訳じゃないのに。
「お嬢さんは長いこと牢屋に入っていたせいで心の動きが鈍ったみたいだな」
「別にアラン様には私がどうなろうと関係のないことだろ。不愉快なら早くこの村から出て行けばいい。私もあの男が半狂乱でまともじゃない内に、この村を出てく。――一応、お礼だけは言っておく」
ユースティアはなれないお礼を言って少し恥ずかしかった。だからアランの顔を見なかった。きっと今、顔が赤くなっているだろうから。
手錠と足かせを魔法で切断する。そして檻も魔法で曲げて人が通れるようにした。
「じゃあな。もう会うことはないだろうが。アラン様も早く逃げることだ」
ユースティアは手と足は自由になったが手錠と足かせが完全にとれたわけではなかった。
気丈に振る舞っているとユースティア自身は思っているようだが話す言葉と体はほんのわずか、よく見ないと分からないぐらいだったが震えていた。恐怖心が消えていないのがアランには丸わかりだった。
アランがそれを見逃すはずもなくユースティアの腕を握る。
「腕、放してくれないか? さっきの暴力でまだ痛いんだ」
そう言われると放さないわけにもいかず、アランは手を放してしまった。それがいけなかった。
ユースティアは放されるやいなや走り出した。
「逃がすかっ!!」
アランもユースティアの後を走る。だが牢屋にいて弱っているはずのユースティアは速かった。
おそらく魔法で身体強化を最大限までしている。魔力量が人よりあるのだろうとアランは思った。
「なんで逃げるんだよ」
アランはユースティアの前にいつの間にか先回りし、ユースティアの前に立ちはだかる。
当然、ユースティアは急に止まれるはずもなく、アランに自分から抱きついたみたいになってしまった。アランはすかさずユースティアの背中に手をまわした。
0
あなたにおすすめの小説
処刑された王女、時間を巻き戻して復讐を誓う
yukataka
ファンタジー
断頭台で首を刎ねられた王女セリーヌは、女神の加護により処刑の一年前へと時間を巻き戻された。信じていた者たちに裏切られ、民衆に石を投げられた記憶を胸に、彼女は証拠を集め、法を武器に、陰謀の網を逆手に取る。復讐か、赦しか——その選択が、リオネール王国の未来を決める。
これは、王弟の陰謀で処刑された王女が、一年前へと時間を巻き戻され、証拠と同盟と知略で玉座と尊厳を奪還する復讐と再生の物語です。彼女は二度と誰も失わないために、正義を手続きとして示し、赦すか裁くかの決断を自らの手で下します。舞台は剣と魔法の王国リオネール。法と証拠、裁判と契約が逆転の核となり、感情と理性の葛藤を経て、王女は新たな国の夜明けへと歩を進めます。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】私が誰だか、分かってますか?
美麗
恋愛
アスターテ皇国
時の皇太子は、皇太子妃とその侍女を妾妃とし他の妃を娶ることはなかった
出産時の出血により一時病床にあったもののゆっくり回復した。
皇太子は皇帝となり、皇太子妃は皇后となった。
そして、皇后との間に産まれた男児を皇太子とした。
以降の子は妾妃との娘のみであった。
表向きは皇帝と皇后の仲は睦まじく、皇后は妾妃を受け入れていた。
ただ、皇帝と皇后より、皇后と妾妃の仲はより睦まじくあったとの話もあるようだ。
残念ながら、この妾妃は産まれも育ちも定かではなかった。
また、後ろ盾も何もないために何故皇后の侍女となったかも不明であった。
そして、この妾妃の娘マリアーナははたしてどのような娘なのか…
17話完結予定です。
完結まで書き終わっております。
よろしくお願いいたします。
転生皇女セラフィナ
秋月真鳥
恋愛
公爵家のメイド・クラリッサは、幼い主君アルベルトを庇って十五歳で命を落とした。
目覚めたとき、彼女は皇女セラフィナとして生まれ変わっていた——死の、わずか翌日に。
赤ん坊の身体に十五歳の記憶を持ったまま、セラフィナは新しい人生を歩み始める。
皇帝に溺愛され、優しい母に抱かれ、兄に慈しまれる日々。
前世で冷遇されていた彼女にとって、家族の愛は眩しすぎるほどだった。
しかし、セラフィナの心は前世の主・アルベルトへの想いに揺れ続ける。
一歳のお披露目で再会した彼は、痩せ細り、クラリッサの死を今も引きずっていた。
「わたしは生涯結婚もしなければ子どもを持つこともない。わたしにはそんな幸福は許されない」
そう語るアルベルトの姿に、セラフィナは決意する。
言葉も満足に話せない。自由に動くこともできない。前世の記憶を明かすこともできない。
それでも、彼を救いたい。彼に幸せになってほしい。
転生した皇女が、小さな身体で挑む、長い長い物語が始まる。
※ノベルアップ+、小説家になろうでも掲載しています。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる