異世界召喚に巻き込まれたのにいきなり魔族に間違われましたが!?

怠惰猫

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プロローグ

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  俺の名前は古城こじょう 死鬼しき。17歳の男子高校生で身長は175cmくらいだ。身体は鍛えてて指立て伏せが出来るけど、腕とか細いままだから細マッチョって言うやつだな。髪の長さは切るの面倒だから半年近く切ってない。だから前髪も後ろ髪も肩につくくらいの長さだ。髪自体は女子みたいに細いから後ろで一つにまとめてて、前髪は左に流してあるから顔が3分の2くらいしか見えてないな。左眼隠れてるけどちゃんと左眼も見えてるから特に問題は無いんだ


とりあえず俺の不幸話を聞いてくれよ


まずは名前、おかしいと思うだろ?でもこれは偽名でもなんでもない、ホントの名前。名前の由来は俺が生まれたと同時に母親が死んだからと、俺の見た目のせいだそうだ。病院でこの名前をつけると世間体が悪いと思ったのか俺を家に連れてってから死鬼って名前で戸籍登録したってさ。
これは7歳上の兄貴が教えてくれた。親父には声を一言も聞いた覚えがないくらいに嫌われている。なんでも幼い兄貴にも分かるくらいに父は母を溺愛してたんだと。母は俺が殺したようなもんだから嫌われて当然だろうな。
ちなみに兄貴とは仲良いぞ?何故かは知らんが親父とは真逆、俺にデレデレな感じだ。兄貴はイケメンに分類されるのに俺をこれでもかってくらい甘やかすんだ。俺でも引くくらいのブラコン、だと思う

次に見た目。日本人なのに何故か真っ白の髪に真っ赤な瞳。ついでに驚くくらい真っ白な肌。
他にもスタイル抜群でイケメンだと言われたことがあるが、絶対嘘だ。そいつどっかの芸能事務所のスカウトやってるとか言ってたんだぞ?でも顔の3分の1が隠れてる奴の何を見てイケメンって言ったんだか。それに街中でそんな事言っき来たら絶対詐欺だろ。
それに女子からはちょっと聞きたいことがあって声をかける度に悲鳴をあげられるから嫌われてんだろうな。女子から嫌われている=イケメンとかほざいた奴は詐欺師決定。だって女子ってイケメンとかそーいうのに敏感なんだろ?
まあ詐欺師かどうかこの話はどうでもいい

さて、次の不幸は不良に絡まれる事だな。見た目が派手なせいでよく絡まれるんだよ。てめえ等と違って俺のは自前だってのに頭悪ぃ奴らはそれに気づかない。なのでよく喧嘩を吹っかけられる。俺からしたら、何で折角の黒髪を染めるのかが理解出来ないな
唯一の救い(?)は変わり者って言われてた叔父が俺に武術を教えてくれた事だな。何故か俺は叔父に気に入られたんだ。あ~でも叔父も目だけは俺と同じ赤色だったな。だから気に入られたのかもしれん
で、叔父が色んな武術を教えてくれたおかげで喧嘩になっても対処出来た。てか返り討ちにした
ちなみに習う武術は叔父が全部決めてた。自分がやれたら恰好いいって理由で習ったが、折角習得したのに誰にも格好良さを分かってもらえないのは嫌だ!って事で俺にやらせたそうだ。が、あまりにも俺の飲み込みが早いので予定より多く教えてしまったらしい。習った武術は合気道、弓道、剣道、空手、本物の剣を使った剣術、中二の時に半年ほどアメリカに連れてかれて銃の使い方や毒の扱い方などの日本では習えないような内容のもの等、色んな種類をやった。ほとんど役に立ったが、アメリカで教わった事だけは習う必要があったのかが疑問だ。中三の夏休みに戦争中の国に連れてかれた事もある。…うん、やっぱ叔父は変人だな。そして俺はよく死ななかったな

まだ色んな不幸があるが、言っていると切りがない。ので省略する。

そして今、現在進行形で起こっている不幸は信じがたい事に異世界召喚ってやつに、巻き込まれた・・・・・・って事だな。
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