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アイラブユーで言ってくれ
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しおりを挟む「――ぐっ」
分かっている。
口ではそんなことを言ったって、浬央さんはそこまで無節操な人じゃない。
今まで職場で無防備なノンケに対して貯め込んだ性欲を、誰に手を出すでもなく一人寂しくゲイビで満たしていたような人だ。あくまで露出は、俺とのプレイ上のこと。そう頭では分かっていても、浬央さんから他の男との行為を匂わされると、嫉妬でムカムカとしてくる。
「誰が入ってくるともしれない個室で、俺はドキドキしながら膝裏を抱えて、便座で両足を開いている。丸見えになってるおマンコは、ずっとノンケのおチンポ挿れて欲しくて、ヒクヒクしてんの♡」
浬央さんはカウンターの向こうから身を乗り出して、内緒話のように手をかざして俺の耳元で囁く。
「ローションたっぷりで解した濡れ濡れのケツマンコ見たら、ノンケだってすぐ突っ込みたくなっちゃうよね? ダイチくんが一番知ってるだろ? 俺の中の感触♡♡ トロトロの淫乱マンコ♡ ダイチくんの知らない男が、俺の太腿を掴んで、乱暴に俺のおマンコに――」
「あーもう、分かった!! 分かったから!!!」
俺はカウンターにバンと手のひらを叩きつけると、浬央さんのうるさい唇に噛みついた。
「ふぅ♡ ん♡」
強引に舌をねじ込んで呼吸を奪ってやると、すぐに浬央さんの瞳は蕩けてエッチな表情になる。
「店閉めるの、いつものとこで待ってて。三十分ちょっとしたらいくから」
「ふふ♡ りょーかい」
浬央さんは、お会計のワンコインを置いて袋に入ったDVDを掴むと、そのまま我が物顔でスタッフルームの奥へと消えて行った。
「さてと……さっさと店閉めるか」
今日は明日が平日とあって、垂れ幕の向こうのお盛んな人たちもそろそろ引き上げの時間だ。俺は予定より五分早く店じまいを終えると、浬央さんの待つスタッフルームへと足早に向かった。
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