9 / 20
第9話 学校の新たなルール
しおりを挟む
夜、か。
北中先輩と軽く話をした後体を休めるために寝たが、俺は一体どれだけ寝てたんだ。
俺はそう思いながら上体を起こす。
「おはようって時間じゃないけど、おはよう悠椰君。もしかして起こした?」
「いぇ、大丈夫です」
俺はそう答えながら、好川の方に視線をやる。
すると好川はスクールバックの中身を出して何やら吟味していた。
「あぁ、これ? 今ちょっと選別してたとこ」
「選別ですか?」
「そ! 今後使えそうなものと、今後使うものに分けてるんだ」
俺は好川の言葉に訝しげな表情を浮かべる。
今後使えそうなものと、今後使うものに分ける?
今後使うものではなく、使わないものに分けるならまだわかるが、どういうことだ?
両方結局使う事に変わりはないんじゃないか。
「まぁその反応はわからなくもないよ。けど今後元の世界の物は恐らく新たに手に入れるのは不可能だから、必然的に価値が上がるんだよ。一応悠椰君のカバンと机の中に合ったものは一緒に持ってきたけど、もし他にも何かあるなら急いでとってきた方がいいよ。行くなら一緒に行くし」
「態々ありがとうございます。ですが急ぐ必要がるってのはどういうことですか?」
「誰かに盗られたり勝手に使われるかもしれないからだよ。他の生徒が全員この状況で正常な判断を出来るとは思えないから」
今この学校はそんな世紀末な事になってるのかと一瞬思ったが、言われてみればそうだ。
特に変に頭が回る人間等はそうだろう。
もう二度と手に入らないかもしれないものなんて、想像しただけでも価値は相当のものだ。
しかもそれが今まで慣れ親しんだものなら尚の事。
それに自暴自棄になる人間が居たっておかしくない。
そんな人間が何をするかなんて予想するのはほぼ無理に等しい。
これは想像以上に面倒な事になってそうだな。
「悠椰君も起きた事だし選別はこのぐらいにして、俺達の今後について話をしようか」
「自分達のですか? 自分と好川さんの今後ではなく?」
「そう。俺と悠椰君じゃなくて、俺達の今後について」
好川は笑みを浮かべながら俺に向かってそう言った。
その言い方ではまるで、俺と好川が一緒に行動するかのような言い方だ。
正直そのニュアンスが込められている気かがしたから聞き返したが、その印象はより強くなってしまった。
「だけどその前に、お互いの認識にズレがないように統一しておこう。そのせいで誤解が生まれているかもしれないから。で、まずは悠椰君が意識を失っていた間に色々と決まった事があるからその話をしようと思うけど、どうだろう?」
「……わかりました、それでお願いします」
笑顔でそう言ってくる好川に俺はそう答える。
あからさまに話題をそらされた気はするが、仕方ない。
俺が倒れている間に決まった事がとても重要な事である可能性は十分にある。
それを知らずに行動してしまった場合どういう扱いを受けるかわからないからな。
しかもそれを知らないという事はと、色々根掘り葉掘り聞かれるのは面倒だ。
ならわかっていても話をそらされてその内容を聞くべきだろう。
「主に決まった事は、学校敷地内の移動についてと敷地外に出るときに関して。先に学校敷地内の移動についてだけど、これは最低でも二人以上で行動する事を強制された。一応気配感知系のスキル持っている人が交代で外からの侵入に対して警戒する事になったけど、それも絶対じゃないという事で安全の為にそうなった感じかな」
「なるほど」
感知系スキルを持っている人間が交代で……
確かにこの状況で感知系スキルを持っていない人間が見張りをした所で、簡単に抜けられてしまう事は容易に想像できる。
なにせこの学校にそう言った訓練を受けた事のある人間がまとまった数居るわけがないからな。
しかしその感知系スキルを持った人間のと言うのは、恐らく教師陣だけでは足りないはず。
全員が全員持っているスキルじゃない事は体育館での情報収集でわかっている。
現に俺も持っていない訳だからな。
休息なしで回せば教師陣だけで足りるかもしれないが、それは物理的に不可能だろう。
つまり生徒の中から感知系スキルを持つ人間を募るという事だろう。
しかしその人間に対して何らかの報酬を与えなければ不満が出てくることは容易に想像できる。
最初は状況が状況だけにそれを気にする人間は少ないかもしれないが、徐々に心のゆとりが出てくればその不満は絶対に出てくる。
その時何を対価とするかが問題だろうな。
今のこの状況では元の世界のお金は記念品ぐらいの価値しかないだろう。
勿論そのお金を調達すること自体が不可能だろうが……
それに敷地内は最低でも二人行動を強制。
ある程度安全を考えるなら理解できなくはないが、俺にとってはかなりキツイ。
なにせ一緒に行動する相手が居ないのもあるが、一番問題なのは行動が制限されることだ。
二人以上で行動させるのは無論安全の為ではあるだろうが、それ以上に監視の意味が強いのではないだろうか?
側に必ず自分以外の誰かが居る。
そうすればある程度はルールを守らせる抑止力になるだろう。
それでも勿論守らない奴は出てくるだろうが、恐らくそう言う奴は感知系スキルを持った人間達によってすぐに何らかの罰が下されるのではないだろうか?
感知系スキルをかいくぐれるスキル又は人間が居れば別だが、大抵はそこまで考えが及ばない人間だろうからな。
「次に敷地外に出るときの決まりについて。まず敷地外に出るには、最低でも三人以上の先生に出ても大丈夫だというお墨付きを貰わなければならない。その上でお墨付きを貰った人間三人以上七人未満でパーティを組み、戦える先生一人に付き添いとして同行してもらう事で初めて学校の敷地から外に出る事が出来る」
三人以上の教員のお墨付き……
お墨付きってのは外に出ても問題ない人間かつ、あのゴブリンと戦い倒したとしても平気な人間だと認められるという事だろうな。
俺の場合そのお墨付きを三人以上の教員からもらうこと自体はそれ程難しい事ではないだろう。
ただ問題は次だ。
お墨付きを貰った人間三人以上七人未満でパーティを組む。
これは飛躍的に難易度が上がる。
校内を移動する同行者すら居ないのにお墨付きを貰った人間を二人も見つけパーティを組むなど、俺にとっては不可能に近い。
仮にパーティを組む事が出来たとしても、俺の場合戦い方をあまり人に見られるのは好ましくない。
何せ俺は頻繁に[職業変更]によって職業を変更する可能性がある。
職業を変更すれば、恐らく戦い方もこれまでの物とは大きく異なってくるだろう。
前は武器を使って戦ってたのに、今日は拳で戦ってる。
前は遠距離から弓を射ってたのに、今日は魔法を使ってる。
そんな事になれば不審に思われてしまうのは当然……
そうなれば次に発生するのは疑問だ。
どうしてあの人は昨日までと違う戦い方をしているんだろう?
どうしてあの人は昨日までやってなかったことをしているんだろう?
どうしてあの人は昨日まで使ってなかったスキルを使っているんだろう?
そう言った疑問は俺にとって危険であり、非常に面倒なものだ。
つまり俺はこのままいけば、例え新たにスキルを獲得しようとそれを試す事はほぼできないという事だ。
それにもし最初にある程度戦い方を決めるために職業を開示しなければならないとなれば、俺はその時に申告した職業通りの動きをこの先強いられてしまう。
結局俺にとってこの決まりは、メリットよりもデメリットの方が大きいんだ。
にしても教師陣はえらく思い切った決定を下したものだ。
勿論この話が教師と生徒間での話し合いで決まったモノなのか、教師陣だけの話し合いで決まったモノなのかはわからない。
だが結局のところこれを決定したのは教師陣だろう。
坂口先生が口走ったことからの推測にはなるが、やはり教師陣だけではこの学校の守りは回せないという判断に至ったのだろう。
一体何人の教師陣が戦えなくなったのかはわからないが、それでも尚生徒達を守る為の苦肉の策といったところか……
「ここまでの説明で気になった事やわからなかったことはある?」
「大丈夫です」
「それは良かった! で、ここからはより真剣な話になるんだけど……悠椰君。俺とパーティを組まない? それもこの先解散する事のない一蓮托生のパーティを」
好川は先程までの笑みではなく、真剣な表情でそう言ってきた。
それが今言った事の真剣さを物語っていた。
一蓮托生のパーティ!?
コイツいきなり何言い始めるんだ!
北中先輩と軽く話をした後体を休めるために寝たが、俺は一体どれだけ寝てたんだ。
俺はそう思いながら上体を起こす。
「おはようって時間じゃないけど、おはよう悠椰君。もしかして起こした?」
「いぇ、大丈夫です」
俺はそう答えながら、好川の方に視線をやる。
すると好川はスクールバックの中身を出して何やら吟味していた。
「あぁ、これ? 今ちょっと選別してたとこ」
「選別ですか?」
「そ! 今後使えそうなものと、今後使うものに分けてるんだ」
俺は好川の言葉に訝しげな表情を浮かべる。
今後使えそうなものと、今後使うものに分ける?
今後使うものではなく、使わないものに分けるならまだわかるが、どういうことだ?
両方結局使う事に変わりはないんじゃないか。
「まぁその反応はわからなくもないよ。けど今後元の世界の物は恐らく新たに手に入れるのは不可能だから、必然的に価値が上がるんだよ。一応悠椰君のカバンと机の中に合ったものは一緒に持ってきたけど、もし他にも何かあるなら急いでとってきた方がいいよ。行くなら一緒に行くし」
「態々ありがとうございます。ですが急ぐ必要がるってのはどういうことですか?」
「誰かに盗られたり勝手に使われるかもしれないからだよ。他の生徒が全員この状況で正常な判断を出来るとは思えないから」
今この学校はそんな世紀末な事になってるのかと一瞬思ったが、言われてみればそうだ。
特に変に頭が回る人間等はそうだろう。
もう二度と手に入らないかもしれないものなんて、想像しただけでも価値は相当のものだ。
しかもそれが今まで慣れ親しんだものなら尚の事。
それに自暴自棄になる人間が居たっておかしくない。
そんな人間が何をするかなんて予想するのはほぼ無理に等しい。
これは想像以上に面倒な事になってそうだな。
「悠椰君も起きた事だし選別はこのぐらいにして、俺達の今後について話をしようか」
「自分達のですか? 自分と好川さんの今後ではなく?」
「そう。俺と悠椰君じゃなくて、俺達の今後について」
好川は笑みを浮かべながら俺に向かってそう言った。
その言い方ではまるで、俺と好川が一緒に行動するかのような言い方だ。
正直そのニュアンスが込められている気かがしたから聞き返したが、その印象はより強くなってしまった。
「だけどその前に、お互いの認識にズレがないように統一しておこう。そのせいで誤解が生まれているかもしれないから。で、まずは悠椰君が意識を失っていた間に色々と決まった事があるからその話をしようと思うけど、どうだろう?」
「……わかりました、それでお願いします」
笑顔でそう言ってくる好川に俺はそう答える。
あからさまに話題をそらされた気はするが、仕方ない。
俺が倒れている間に決まった事がとても重要な事である可能性は十分にある。
それを知らずに行動してしまった場合どういう扱いを受けるかわからないからな。
しかもそれを知らないという事はと、色々根掘り葉掘り聞かれるのは面倒だ。
ならわかっていても話をそらされてその内容を聞くべきだろう。
「主に決まった事は、学校敷地内の移動についてと敷地外に出るときに関して。先に学校敷地内の移動についてだけど、これは最低でも二人以上で行動する事を強制された。一応気配感知系のスキル持っている人が交代で外からの侵入に対して警戒する事になったけど、それも絶対じゃないという事で安全の為にそうなった感じかな」
「なるほど」
感知系スキルを持っている人間が交代で……
確かにこの状況で感知系スキルを持っていない人間が見張りをした所で、簡単に抜けられてしまう事は容易に想像できる。
なにせこの学校にそう言った訓練を受けた事のある人間がまとまった数居るわけがないからな。
しかしその感知系スキルを持った人間のと言うのは、恐らく教師陣だけでは足りないはず。
全員が全員持っているスキルじゃない事は体育館での情報収集でわかっている。
現に俺も持っていない訳だからな。
休息なしで回せば教師陣だけで足りるかもしれないが、それは物理的に不可能だろう。
つまり生徒の中から感知系スキルを持つ人間を募るという事だろう。
しかしその人間に対して何らかの報酬を与えなければ不満が出てくることは容易に想像できる。
最初は状況が状況だけにそれを気にする人間は少ないかもしれないが、徐々に心のゆとりが出てくればその不満は絶対に出てくる。
その時何を対価とするかが問題だろうな。
今のこの状況では元の世界のお金は記念品ぐらいの価値しかないだろう。
勿論そのお金を調達すること自体が不可能だろうが……
それに敷地内は最低でも二人行動を強制。
ある程度安全を考えるなら理解できなくはないが、俺にとってはかなりキツイ。
なにせ一緒に行動する相手が居ないのもあるが、一番問題なのは行動が制限されることだ。
二人以上で行動させるのは無論安全の為ではあるだろうが、それ以上に監視の意味が強いのではないだろうか?
側に必ず自分以外の誰かが居る。
そうすればある程度はルールを守らせる抑止力になるだろう。
それでも勿論守らない奴は出てくるだろうが、恐らくそう言う奴は感知系スキルを持った人間達によってすぐに何らかの罰が下されるのではないだろうか?
感知系スキルをかいくぐれるスキル又は人間が居れば別だが、大抵はそこまで考えが及ばない人間だろうからな。
「次に敷地外に出るときの決まりについて。まず敷地外に出るには、最低でも三人以上の先生に出ても大丈夫だというお墨付きを貰わなければならない。その上でお墨付きを貰った人間三人以上七人未満でパーティを組み、戦える先生一人に付き添いとして同行してもらう事で初めて学校の敷地から外に出る事が出来る」
三人以上の教員のお墨付き……
お墨付きってのは外に出ても問題ない人間かつ、あのゴブリンと戦い倒したとしても平気な人間だと認められるという事だろうな。
俺の場合そのお墨付きを三人以上の教員からもらうこと自体はそれ程難しい事ではないだろう。
ただ問題は次だ。
お墨付きを貰った人間三人以上七人未満でパーティを組む。
これは飛躍的に難易度が上がる。
校内を移動する同行者すら居ないのにお墨付きを貰った人間を二人も見つけパーティを組むなど、俺にとっては不可能に近い。
仮にパーティを組む事が出来たとしても、俺の場合戦い方をあまり人に見られるのは好ましくない。
何せ俺は頻繁に[職業変更]によって職業を変更する可能性がある。
職業を変更すれば、恐らく戦い方もこれまでの物とは大きく異なってくるだろう。
前は武器を使って戦ってたのに、今日は拳で戦ってる。
前は遠距離から弓を射ってたのに、今日は魔法を使ってる。
そんな事になれば不審に思われてしまうのは当然……
そうなれば次に発生するのは疑問だ。
どうしてあの人は昨日までと違う戦い方をしているんだろう?
どうしてあの人は昨日までやってなかったことをしているんだろう?
どうしてあの人は昨日まで使ってなかったスキルを使っているんだろう?
そう言った疑問は俺にとって危険であり、非常に面倒なものだ。
つまり俺はこのままいけば、例え新たにスキルを獲得しようとそれを試す事はほぼできないという事だ。
それにもし最初にある程度戦い方を決めるために職業を開示しなければならないとなれば、俺はその時に申告した職業通りの動きをこの先強いられてしまう。
結局俺にとってこの決まりは、メリットよりもデメリットの方が大きいんだ。
にしても教師陣はえらく思い切った決定を下したものだ。
勿論この話が教師と生徒間での話し合いで決まったモノなのか、教師陣だけの話し合いで決まったモノなのかはわからない。
だが結局のところこれを決定したのは教師陣だろう。
坂口先生が口走ったことからの推測にはなるが、やはり教師陣だけではこの学校の守りは回せないという判断に至ったのだろう。
一体何人の教師陣が戦えなくなったのかはわからないが、それでも尚生徒達を守る為の苦肉の策といったところか……
「ここまでの説明で気になった事やわからなかったことはある?」
「大丈夫です」
「それは良かった! で、ここからはより真剣な話になるんだけど……悠椰君。俺とパーティを組まない? それもこの先解散する事のない一蓮托生のパーティを」
好川は先程までの笑みではなく、真剣な表情でそう言ってきた。
それが今言った事の真剣さを物語っていた。
一蓮托生のパーティ!?
コイツいきなり何言い始めるんだ!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。
ふとした事でスキルが発動。
使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。
⭐︎注意⭐︎
女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる