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第一章 復讐の焔は村を包み込む
2、恋は容易く友情を引き裂く。残るのは、復讐心だけ。
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彼女がまだ一〇歳にも満たないときのことだ。
少女――ルーシャは、プラメト村の中でも一、二を争うほどの可愛さを誇っていた。
その愛らしさは、誰もが認めるところだった。
「今日も可愛いねぇ……」
「す、好きだっ! 付き合ってくれ!」
「ああぁーん! 愛しの我が娘よ! お前はどうしてそんなに可愛いんだい!?」
近所のおじさん、おばさんには会う度に褒められたし、同世代から少し年上くらいの男の子には告白された。両親、特に父親は、ルーシャのことを溺愛していた。
ルーシャは、そうして褒められること、愛されることに自身の存在意義を見出していた。
その頃、ルーシャに唯一無二の親友ができた。今では聖女と呼ばれている、同い年の可憐な女の子だ。名前をシエットという。
きっかけは些細なことだったが、気の合う二人はたちまち仲良くなっていった。
「いやぁーん! 今日の『二天使』も最っ高に可愛いぜ!」
「二人ともー! 纏めて俺と付き合わなーい!?」
「ペロペロさせて。ペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロ……」
二人でいると、ますます褒められることが多くなった。中には明らかに行き過ぎたものや、変態的なものもあったが、こうして好かれることが、ルーシャは好きだった。
ある日、ルーシャはシエットを誘って山まで遊びに出掛けた。
勿論許可を取ろうとしても、親たちがそんな危険なことを許すはずがない。特に、ルーシャを溺愛していた彼女の父親は。
山の中には危険な獣、虫、さらには魔獣までいる。少女が二人で出掛けて良いような場所ではないのだ。
だから、二人は隠れて出掛けた。軽い気持ちで。
その帰りに事件は起きた。
道に迷ってしまったのだ。
気付くと、木々の隙間から明るく山の中を照らしていたはずの太陽は地平線の向こうへと息を潜め、鬱蒼と茂る草木が風に妖しく揺れていた。
二人とも、泣き喚いた。
真っ暗な森に取り残されたことへの恐怖が、隠れて家から出てきたことへの後悔が、歩き続けたことによる疲労と空腹が、二人を蝕んでいた。
「シエット……怖いよ……」
「助けて……誰かぁ!」
親友に縋り付いて次々と涙を零すルーシャと、恐慌状態に陥って必死に助けを呼ぶシエット。
時間の流れと共に、二人の精神状態は酷くなっていった。
そして数時間が経ち、泣き疲れた二人の前に、熊が現れた。
物凄い恐怖を感じるも、泣く気力も残っておらず、二人は生存を諦めて黙って死を待っていた。心の中は絶望に支配されていた。
「グアアアアアアアアアアアアアアア!」
襲い掛かる熊の爪。
二人は静かに目を瞑り、身を縮こませた。
そんなとき、爆炎が熊を焼いた。
断末魔が森の中の静閑な空気を震わせる。
そして現れた勇者。
「大丈夫? 僕はブラック。君達の親御さんに頼まれて、助けにきたよ」
同い年なのに既に魔法を使うことのできる後の勇者が、二人を探しに来てくれたのだ。
当時はまだ勇者と呼ばれていなかったが、二人にとっての彼は勇者そのものだった。
窮地を救われ、顔も性格も良いともなれば、二人が彼に惚れるのは、当然のことだった。
翌日から、二人はそれぞれ勇者へのアプローチを開始した。
アプローチと言っても、二人はまだ一〇歳にも満たない子供だ。誘惑なんてことはしない。ただ近付いていって、一緒に遊ぶだけ。
ブラックは、二人が遊びに来ると決まって相手をしてくれた。
その過程を経て、二人の恋心はより膨れ上がっていった。
そしてそれから六年ほどが経った。
相変わらず三人は懇意にしている――ように見えた。
しかし、その実は違う。二人が、ブラックの前でのみ、猫を被って仲良くしているのだ。
六年にも及ぶ大恋愛。
いくら親友といえど、いつからか互いに相手のことを邪魔に思い始め、ルーシャとシエットの仲は悪化を辿る一方だった。
そんなある日、三人の恋愛関係は、大きく変化した。
遂にルーシャが、ブラックに告白をしたのだ。
「あ、あの……好きです…………付き合ってください!」
「い、いや……」
「ダメ?」
抱きつきながらの上目遣い。六年間でさらに可愛さに磨きがかかったルーシャのそれに耐えられる男がいるはずもなく、ブラックはあっさりとルーシャに靡いた。
こうして二人は付き合うことになった。
ルーシャが今までの人生の中で最も楽しかった時期を挙げるとしたら、間違いなくここを選ぶだろう。
それほど、このことはルーシャにとって嬉しいことだった。
そして、このことによってルーシャとシエットとの心の距離は、取り返しのつかないところまで離れてしまった。
更に二年ほどが経った。
ルーシャとブラックの仲は極めて良好だ――と、ルーシャは思っていた。
まだキスまでしか進んでいないが、ブラックはよく構ってくれるし、それ以上進まないのはただ単に恥ずかしがっているからだろうと、ルーシャは思っていた。
しかし、山が紅や金に染まり始めた時期、ルーシャにとってショックな事件が発生した。
紅葉を見るために一人で山を登ったとき――
「あっ! ああん!」
「ぐぅ……イクッ! イクぅ!」
――ルーシャは、決定的なシーンを見てしまった。
揺れる、短い金髪と長い銀髪。
二色の髪が、乱れ、絡まり合っていく。
そう、ブラックとシエットがそこで事に及んでいたのだ。
瞬間、ルーシャの頭の中で火花が弾けた。
気付くと、ルーシャはシエットに殴りかかっていた。
「ふざけんな! この泥棒猫!」
「ハッ、ブラックが本当に求めているのはわたしなのよ!」
そして、殴り合いの喧嘩が始まった。
しかし、それはすぐに収まることになる。
ブラックの一言によって。
「俺が好きなのはシエットだよ。俺は本気じゃないのに、本気で慕ってくるお前はいつも滑稽だったよ」
そこにいるのは、いつも優しいブラックではなかった。
「あと……俺の女に暴力振るってんじゃねえよ!」
そんな言葉と共に物凄い勢いで飛んできた拳を避ける術を、ルーシャは持っていなかった。
何度も、何度も、繰り返し、繰り返し、殴られた。
『二天使』なんて呼ばれていた頃の整った顔立ちなんて、もう見る影もなかった。
「そうか、ずっと騙されていたのか……」
ずっと恋してきただけに、それを知ったときの怒りも、大きいものだった。
ルーシャのひしゃげた頬を一筋の涙が伝った。
そして、自分からブラックを寝取ったシエットに、自分を騙していたブラックに――復讐を誓った。
少女――ルーシャは、プラメト村の中でも一、二を争うほどの可愛さを誇っていた。
その愛らしさは、誰もが認めるところだった。
「今日も可愛いねぇ……」
「す、好きだっ! 付き合ってくれ!」
「ああぁーん! 愛しの我が娘よ! お前はどうしてそんなに可愛いんだい!?」
近所のおじさん、おばさんには会う度に褒められたし、同世代から少し年上くらいの男の子には告白された。両親、特に父親は、ルーシャのことを溺愛していた。
ルーシャは、そうして褒められること、愛されることに自身の存在意義を見出していた。
その頃、ルーシャに唯一無二の親友ができた。今では聖女と呼ばれている、同い年の可憐な女の子だ。名前をシエットという。
きっかけは些細なことだったが、気の合う二人はたちまち仲良くなっていった。
「いやぁーん! 今日の『二天使』も最っ高に可愛いぜ!」
「二人ともー! 纏めて俺と付き合わなーい!?」
「ペロペロさせて。ペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロ……」
二人でいると、ますます褒められることが多くなった。中には明らかに行き過ぎたものや、変態的なものもあったが、こうして好かれることが、ルーシャは好きだった。
ある日、ルーシャはシエットを誘って山まで遊びに出掛けた。
勿論許可を取ろうとしても、親たちがそんな危険なことを許すはずがない。特に、ルーシャを溺愛していた彼女の父親は。
山の中には危険な獣、虫、さらには魔獣までいる。少女が二人で出掛けて良いような場所ではないのだ。
だから、二人は隠れて出掛けた。軽い気持ちで。
その帰りに事件は起きた。
道に迷ってしまったのだ。
気付くと、木々の隙間から明るく山の中を照らしていたはずの太陽は地平線の向こうへと息を潜め、鬱蒼と茂る草木が風に妖しく揺れていた。
二人とも、泣き喚いた。
真っ暗な森に取り残されたことへの恐怖が、隠れて家から出てきたことへの後悔が、歩き続けたことによる疲労と空腹が、二人を蝕んでいた。
「シエット……怖いよ……」
「助けて……誰かぁ!」
親友に縋り付いて次々と涙を零すルーシャと、恐慌状態に陥って必死に助けを呼ぶシエット。
時間の流れと共に、二人の精神状態は酷くなっていった。
そして数時間が経ち、泣き疲れた二人の前に、熊が現れた。
物凄い恐怖を感じるも、泣く気力も残っておらず、二人は生存を諦めて黙って死を待っていた。心の中は絶望に支配されていた。
「グアアアアアアアアアアアアアアア!」
襲い掛かる熊の爪。
二人は静かに目を瞑り、身を縮こませた。
そんなとき、爆炎が熊を焼いた。
断末魔が森の中の静閑な空気を震わせる。
そして現れた勇者。
「大丈夫? 僕はブラック。君達の親御さんに頼まれて、助けにきたよ」
同い年なのに既に魔法を使うことのできる後の勇者が、二人を探しに来てくれたのだ。
当時はまだ勇者と呼ばれていなかったが、二人にとっての彼は勇者そのものだった。
窮地を救われ、顔も性格も良いともなれば、二人が彼に惚れるのは、当然のことだった。
翌日から、二人はそれぞれ勇者へのアプローチを開始した。
アプローチと言っても、二人はまだ一〇歳にも満たない子供だ。誘惑なんてことはしない。ただ近付いていって、一緒に遊ぶだけ。
ブラックは、二人が遊びに来ると決まって相手をしてくれた。
その過程を経て、二人の恋心はより膨れ上がっていった。
そしてそれから六年ほどが経った。
相変わらず三人は懇意にしている――ように見えた。
しかし、その実は違う。二人が、ブラックの前でのみ、猫を被って仲良くしているのだ。
六年にも及ぶ大恋愛。
いくら親友といえど、いつからか互いに相手のことを邪魔に思い始め、ルーシャとシエットの仲は悪化を辿る一方だった。
そんなある日、三人の恋愛関係は、大きく変化した。
遂にルーシャが、ブラックに告白をしたのだ。
「あ、あの……好きです…………付き合ってください!」
「い、いや……」
「ダメ?」
抱きつきながらの上目遣い。六年間でさらに可愛さに磨きがかかったルーシャのそれに耐えられる男がいるはずもなく、ブラックはあっさりとルーシャに靡いた。
こうして二人は付き合うことになった。
ルーシャが今までの人生の中で最も楽しかった時期を挙げるとしたら、間違いなくここを選ぶだろう。
それほど、このことはルーシャにとって嬉しいことだった。
そして、このことによってルーシャとシエットとの心の距離は、取り返しのつかないところまで離れてしまった。
更に二年ほどが経った。
ルーシャとブラックの仲は極めて良好だ――と、ルーシャは思っていた。
まだキスまでしか進んでいないが、ブラックはよく構ってくれるし、それ以上進まないのはただ単に恥ずかしがっているからだろうと、ルーシャは思っていた。
しかし、山が紅や金に染まり始めた時期、ルーシャにとってショックな事件が発生した。
紅葉を見るために一人で山を登ったとき――
「あっ! ああん!」
「ぐぅ……イクッ! イクぅ!」
――ルーシャは、決定的なシーンを見てしまった。
揺れる、短い金髪と長い銀髪。
二色の髪が、乱れ、絡まり合っていく。
そう、ブラックとシエットがそこで事に及んでいたのだ。
瞬間、ルーシャの頭の中で火花が弾けた。
気付くと、ルーシャはシエットに殴りかかっていた。
「ふざけんな! この泥棒猫!」
「ハッ、ブラックが本当に求めているのはわたしなのよ!」
そして、殴り合いの喧嘩が始まった。
しかし、それはすぐに収まることになる。
ブラックの一言によって。
「俺が好きなのはシエットだよ。俺は本気じゃないのに、本気で慕ってくるお前はいつも滑稽だったよ」
そこにいるのは、いつも優しいブラックではなかった。
「あと……俺の女に暴力振るってんじゃねえよ!」
そんな言葉と共に物凄い勢いで飛んできた拳を避ける術を、ルーシャは持っていなかった。
何度も、何度も、繰り返し、繰り返し、殴られた。
『二天使』なんて呼ばれていた頃の整った顔立ちなんて、もう見る影もなかった。
「そうか、ずっと騙されていたのか……」
ずっと恋してきただけに、それを知ったときの怒りも、大きいものだった。
ルーシャのひしゃげた頬を一筋の涙が伝った。
そして、自分からブラックを寝取ったシエットに、自分を騙していたブラックに――復讐を誓った。
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