1 / 82
第1話 マシュマロとガリガリ
しおりを挟む
「なんで僕が兄上の元婚約者なんかと婚約しなければならないんだ!!」
ここはアドニア王国の王宮の中にある広間。
チョコレート色の短く綺麗に整えられた髪に、
真っ白でマシュマロみたいなプクプクボディの少年が、
真っ黒な長い髪で、
色白でガリガリと言っていいくらい痩せている少女を指差して叫んだ。
少年の名はアーノルド・アドニアといい、
今年10歳になるアドニア王国の第二王子だった。
少女の名はシャルロット・ハロルドといい、
同じく今年10歳になる公爵家の一人娘であった。
「アーノルド様、正しくは『元婚約者』ではなく『元婚約者候補』です(-_-)
あと人を指差すのは失礼です(-_-)」
シャルロットは豪華なソファーに座って香りのよい紅茶を飲みながら無表情のまま冷静に突っ込んだ。
「う、うるさい!!
僕はお前なんかを婚約者として認めないからな!!」
アーノルドは顔を真っ赤にさせながら怒鳴った。
これがアーノルドとシャルロットが初めてまともに交わした会話だった。
ここはアドニア王国の王宮の中にある広間。
チョコレート色の短く綺麗に整えられた髪に、
真っ白でマシュマロみたいなプクプクボディの少年が、
真っ黒な長い髪で、
色白でガリガリと言っていいくらい痩せている少女を指差して叫んだ。
少年の名はアーノルド・アドニアといい、
今年10歳になるアドニア王国の第二王子だった。
少女の名はシャルロット・ハロルドといい、
同じく今年10歳になる公爵家の一人娘であった。
「アーノルド様、正しくは『元婚約者』ではなく『元婚約者候補』です(-_-)
あと人を指差すのは失礼です(-_-)」
シャルロットは豪華なソファーに座って香りのよい紅茶を飲みながら無表情のまま冷静に突っ込んだ。
「う、うるさい!!
僕はお前なんかを婚約者として認めないからな!!」
アーノルドは顔を真っ赤にさせながら怒鳴った。
これがアーノルドとシャルロットが初めてまともに交わした会話だった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1,300
1 / 3
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる