マシュマロ王子と無愛想な婚約者の前途多難な婚約破棄(-_-)

第6話 決意

「むむむ。

いや、そのー、なんだ、そんなに自分を卑下するな。

うーむ。。その、僕もちょっと言い過ぎた。

お前が悪い訳じゃないのに。」



アーノルドは八つ当たりだったとゴニョゴニョいいながらばつが悪そうに謝罪した。





「！！？(-_-)！！？」




シャルロットは非常に分かりにくいが微妙にびっくりした。

全面的に無愛想な自分が悪いのに、

アーノルドは自分に気を使って謝ってくれた。








『……アーノルド様はお優しい(-_-)』







シャルロットは非常に分かりにくいが微妙に感動した。

シャルロットはジョージア王子の婚約者候補から外されたことについて、

周りからはあまり気にしていないように見えたが、

実はかなりショックを受けていた。

シャルロットはまだ幼かったのでジョージア王子を恋愛対象として好きだったかはわからないが、

婚約者候補として一生懸命頑張っていた自分が否定されたようで悲しかったのだ。

分かりにくいが結構傷ついていたシャルロットはアーノルドの不器用な謝罪に感動した。








『………こんなにお優しいアーノルド様を私のせいで苦しめる訳にはいかない(-_-)』




シャルロットがアーノルドとの婚約破棄を決意した瞬間だった。