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第12話 無計画にお出掛けはできません(ФωФ)
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☆☆☆☆☆☆本日2話投稿☆☆☆☆☆☆
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「約束どおり、今日は街にお買い物に行きましょうね!!」
アンナは水色の瞳をキラキラさせてエヴァにそう言って抱きついた。
アンナとハンスには息抜きと社会勉強を兼ねて、月に一度程度外出が許されていた。
以前はアンナとハンスの行きたいところが一致していたが、最近は一致しないことが多く、喧嘩になってしまうことが多くなった。
そこでエヴァの提案で、家庭教師が定期的に行う試験で成績が良かった方の行きたいところに行くことになった。
エヴァは『そんなに喧嘩をするくらいなら別々に行けばいいのでは?』とも言ったが、二人とも別々のところには行きたくないと言った。
仲が良いのか悪いのか、よく分からない双子だった。
「…………買い物なんかつまらないよ。
アンナはいつも迷ってばかりで時間ばかりかかるじゃないか。
乗馬のほうが面白いのに。」
「乗馬は泥だらけになるから嫌!!
ドレスも汚れちゃうし!!
それにこの間の試験で私の方が成績が良かったんだから私の行きたいところに行くの!!!」
「ふん!!
たったの2点差だったじゃないか!!
そのくらいで偉そうにするな!!
馬鹿アンナ!!」
「2点差でも私の方が成績が良かったのは事実でしょ!!?
馬鹿ハンス!!」
「まぁまぁまぁ(ФωФ)
ハンス様、約束は約束ですから、今日は街に買い物に行きましょうよ(ФωФ)
っていうかこの前の試験結果が出た時点でもうお店にも連絡しちゃいましたし、警備体制とかもお願いしちゃったんで今から変更って正直迷惑なんで(ФωФ)」
「エヴァ!!本音隠せ!!!」
「エヴァ!!本音隠しなさいよ!!!」
「うぇ~い(ФωФ)
えーっと、ハンス様、これも忍耐力を養う修行だと思って(ФωФ)」
「ちょっと!!
別にそんな長くならないわよ!!
それに今日は……
とにかく!!
今日は街に買い物に行くの!!」
アンナはプンスカ怒って、今日着ていくドレスを選び始めた。
「ふん!!
変なやつ。
買い物したいなら商人を呼びつければいいのに。
この間の試験の時だって、いつもはそんなこと言わないのに、『今回は絶対に負けないから!!』とか言っちゃってさ。
まぁしょうがない。
諦めて付いていってやるか。
一応俺が兄だからな。」
着ていくドレスを夢中で選んでいるアンナには聞こえないようにハンスはエヴァに愚痴るとやれやれと溜め息をついた。
数秒差だったそうだが、一応ハンスの方が先に産まれたので、ハンスが兄で、アンナが妹だった。
ハンスとアンナはエヴァが世話係になってから、喧嘩をすることが増えたが、大抵はハンスがアンナに譲歩していた。
『……兄って大変だな~(ФωФ)』
そんなハンスを見ながらエヴァは何となくそんなことを考えた。
~~~~~~~同時刻・某所~~~~~~~~
「ふぇっくし!!!
なんだ!!
双子がなんかやったか!!?」
「シュナイダー様心配しすぎですよー。
ってか結構弟妹想いですよね。
地味顔だけど。」
「地味顔関係ないだろ!!!」
~~~~~~~同時刻・某所~~~~~~~~
「ふぇっくし!」
「アーノルド?
どうした?
風邪でもひいたか?」
「いえ。
特に寒気などはしません。
マルクス殿下。
大変失礼致しました。」
「いや。
別にくしゃみくらい気にするなよ。
アーノルドは優秀だが真面目すぎるのが難点だな。」
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「約束どおり、今日は街にお買い物に行きましょうね!!」
アンナは水色の瞳をキラキラさせてエヴァにそう言って抱きついた。
アンナとハンスには息抜きと社会勉強を兼ねて、月に一度程度外出が許されていた。
以前はアンナとハンスの行きたいところが一致していたが、最近は一致しないことが多く、喧嘩になってしまうことが多くなった。
そこでエヴァの提案で、家庭教師が定期的に行う試験で成績が良かった方の行きたいところに行くことになった。
エヴァは『そんなに喧嘩をするくらいなら別々に行けばいいのでは?』とも言ったが、二人とも別々のところには行きたくないと言った。
仲が良いのか悪いのか、よく分からない双子だった。
「…………買い物なんかつまらないよ。
アンナはいつも迷ってばかりで時間ばかりかかるじゃないか。
乗馬のほうが面白いのに。」
「乗馬は泥だらけになるから嫌!!
ドレスも汚れちゃうし!!
それにこの間の試験で私の方が成績が良かったんだから私の行きたいところに行くの!!!」
「ふん!!
たったの2点差だったじゃないか!!
そのくらいで偉そうにするな!!
馬鹿アンナ!!」
「2点差でも私の方が成績が良かったのは事実でしょ!!?
馬鹿ハンス!!」
「まぁまぁまぁ(ФωФ)
ハンス様、約束は約束ですから、今日は街に買い物に行きましょうよ(ФωФ)
っていうかこの前の試験結果が出た時点でもうお店にも連絡しちゃいましたし、警備体制とかもお願いしちゃったんで今から変更って正直迷惑なんで(ФωФ)」
「エヴァ!!本音隠せ!!!」
「エヴァ!!本音隠しなさいよ!!!」
「うぇ~い(ФωФ)
えーっと、ハンス様、これも忍耐力を養う修行だと思って(ФωФ)」
「ちょっと!!
別にそんな長くならないわよ!!
それに今日は……
とにかく!!
今日は街に買い物に行くの!!」
アンナはプンスカ怒って、今日着ていくドレスを選び始めた。
「ふん!!
変なやつ。
買い物したいなら商人を呼びつければいいのに。
この間の試験の時だって、いつもはそんなこと言わないのに、『今回は絶対に負けないから!!』とか言っちゃってさ。
まぁしょうがない。
諦めて付いていってやるか。
一応俺が兄だからな。」
着ていくドレスを夢中で選んでいるアンナには聞こえないようにハンスはエヴァに愚痴るとやれやれと溜め息をついた。
数秒差だったそうだが、一応ハンスの方が先に産まれたので、ハンスが兄で、アンナが妹だった。
ハンスとアンナはエヴァが世話係になってから、喧嘩をすることが増えたが、大抵はハンスがアンナに譲歩していた。
『……兄って大変だな~(ФωФ)』
そんなハンスを見ながらエヴァは何となくそんなことを考えた。
~~~~~~~同時刻・某所~~~~~~~~
「ふぇっくし!!!
なんだ!!
双子がなんかやったか!!?」
「シュナイダー様心配しすぎですよー。
ってか結構弟妹想いですよね。
地味顔だけど。」
「地味顔関係ないだろ!!!」
~~~~~~~同時刻・某所~~~~~~~~
「ふぇっくし!」
「アーノルド?
どうした?
風邪でもひいたか?」
「いえ。
特に寒気などはしません。
マルクス殿下。
大変失礼致しました。」
「いや。
別にくしゃみくらい気にするなよ。
アーノルドは優秀だが真面目すぎるのが難点だな。」
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