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第36話 あっちもそっちも大変です(ФωФ)
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「それで、2階は片付いたのか?」
夕方、エヴァとの掃除に一区切りつけて、エヴァを宿屋に送ってから、シュナイダーとルイスが仕事をしている部屋に諸々の報告のために戻ってきたリンツにシュナイダーが聞いた。
「まぁ、粗方。
流石に今日1日では無理でしたが、明後日くらいからは2階に住めそうですよ。
ルイス様、エヴァ嬢が細々掃除の方法や給金の関係などについて、書面で提出してくれましたよ。
1階の掃除については要約すると、とりあえずエヴァ嬢が『完全なゴミ』と『判断を要するもの』に分けて、『判断を要するもの』についてはとりあえず私がチェックして、私で分かるものは私が判断、私にも分からないものはルイス様に判断していただくということでどうですかとのことです。」
「……あの女が『完全なゴミ』と判断したものについてもお前がチェックしろ。」
仮面をしていない素顔のルイスが不機嫌そうに言った。
「はいはーい。
前に本来『完全なゴミ』のはずの髪の毛売られそうになりましたもんねー。
了解でーす。
あと、壁紙はカビが生えたり、汚れが酷いところがあったり、床も所々痛んでいるところがありましたがどうしますー?」
「………家に他人を入れたくない。」
「はいはーい。
そう言うと思ったので、エヴァ嬢にもそう言ったらですねー、なんとエヴァ嬢が『じゃあ私がやりましょうか?』とのことですー。」
「………?
あの女が??」
「そうでーす。
エヴァ嬢は壁紙はり替えたり、床の修理したりできるそうでーす。
昔から職人さんの作業とか見るのがお好きだったそうで、家に出入りしていた職人さんの作業とか手伝ったりしているうちにできるようになったそうでーす。
まぁ、プロの仕事には及ばないそうですが、ぱっと見たくらいでは違いが分からない位にはできるそうでーす。
ただし掃除とは別料金になるそうで、料金については書類に書いてあるそうでーす。
プロの仕事には及ばないので、普通に職人に頼むよりはお安くしておきますよとのことでーす。」
「……あの女は何者なんだ?
ランディールは確か伯爵家だったろ?
伯爵令嬢がなんで壁紙はりや床の修理を?」
「エヴァ嬢は確かにランディール伯爵家の御令嬢ですが、色々御苦労されているみたいですし。
まぁ元々大分変わってらっしゃるんじゃないんですかー?」
「………リンツ、お前のその話し方苛々する。」
ルイスが眉間を険しくさせて言った。
「申し訳ありませーん。
何しろ一日中ルイス様のご自宅の掃除をして、エヴァ嬢の面白発言に吹き出してたら疲れてしまいまして。
あー。ほんと明日以降私の腹筋大丈夫かな?」
「…………むかつく。」
「リンツ、お前、通常業務外されてルイスの自宅の件やらされてるからってルイスをおちょくるのやめろ。
まぁ、とりあえずそっちは順調そうでよかったよ。」
シュナイダーはやれやれとため息をついた。
「私はエヴァ嬢と仕事をするのが嫌なのではなく、ルイス様があまりにエヴァ嬢に対して失礼だから苛々してるんですよーだ。
ところで、シュナイダー様、『そっちは』ということは『双子』は前途多難ということでしょうか?」
「うん。まぁ、双子も順調と言えば順調だし、前途多難と言えば前途多難ってとこかな?
………ほんと、俺の人生ってなんなんだろ。」
シュナイダーはわざとらしく『しくしく』と言いながら机に突っ伏して泣き真似をした。
「………シュナイダー、バカなことをしている暇があったら仕事しろ。」
泣き真似むなしくルイスに冷たくされたシュナイダーは本日の双子の行いを二人にぶつくさ話始めた。
夕方、エヴァとの掃除に一区切りつけて、エヴァを宿屋に送ってから、シュナイダーとルイスが仕事をしている部屋に諸々の報告のために戻ってきたリンツにシュナイダーが聞いた。
「まぁ、粗方。
流石に今日1日では無理でしたが、明後日くらいからは2階に住めそうですよ。
ルイス様、エヴァ嬢が細々掃除の方法や給金の関係などについて、書面で提出してくれましたよ。
1階の掃除については要約すると、とりあえずエヴァ嬢が『完全なゴミ』と『判断を要するもの』に分けて、『判断を要するもの』についてはとりあえず私がチェックして、私で分かるものは私が判断、私にも分からないものはルイス様に判断していただくということでどうですかとのことです。」
「……あの女が『完全なゴミ』と判断したものについてもお前がチェックしろ。」
仮面をしていない素顔のルイスが不機嫌そうに言った。
「はいはーい。
前に本来『完全なゴミ』のはずの髪の毛売られそうになりましたもんねー。
了解でーす。
あと、壁紙はカビが生えたり、汚れが酷いところがあったり、床も所々痛んでいるところがありましたがどうしますー?」
「………家に他人を入れたくない。」
「はいはーい。
そう言うと思ったので、エヴァ嬢にもそう言ったらですねー、なんとエヴァ嬢が『じゃあ私がやりましょうか?』とのことですー。」
「………?
あの女が??」
「そうでーす。
エヴァ嬢は壁紙はり替えたり、床の修理したりできるそうでーす。
昔から職人さんの作業とか見るのがお好きだったそうで、家に出入りしていた職人さんの作業とか手伝ったりしているうちにできるようになったそうでーす。
まぁ、プロの仕事には及ばないそうですが、ぱっと見たくらいでは違いが分からない位にはできるそうでーす。
ただし掃除とは別料金になるそうで、料金については書類に書いてあるそうでーす。
プロの仕事には及ばないので、普通に職人に頼むよりはお安くしておきますよとのことでーす。」
「……あの女は何者なんだ?
ランディールは確か伯爵家だったろ?
伯爵令嬢がなんで壁紙はりや床の修理を?」
「エヴァ嬢は確かにランディール伯爵家の御令嬢ですが、色々御苦労されているみたいですし。
まぁ元々大分変わってらっしゃるんじゃないんですかー?」
「………リンツ、お前のその話し方苛々する。」
ルイスが眉間を険しくさせて言った。
「申し訳ありませーん。
何しろ一日中ルイス様のご自宅の掃除をして、エヴァ嬢の面白発言に吹き出してたら疲れてしまいまして。
あー。ほんと明日以降私の腹筋大丈夫かな?」
「…………むかつく。」
「リンツ、お前、通常業務外されてルイスの自宅の件やらされてるからってルイスをおちょくるのやめろ。
まぁ、とりあえずそっちは順調そうでよかったよ。」
シュナイダーはやれやれとため息をついた。
「私はエヴァ嬢と仕事をするのが嫌なのではなく、ルイス様があまりにエヴァ嬢に対して失礼だから苛々してるんですよーだ。
ところで、シュナイダー様、『そっちは』ということは『双子』は前途多難ということでしょうか?」
「うん。まぁ、双子も順調と言えば順調だし、前途多難と言えば前途多難ってとこかな?
………ほんと、俺の人生ってなんなんだろ。」
シュナイダーはわざとらしく『しくしく』と言いながら机に突っ伏して泣き真似をした。
「………シュナイダー、バカなことをしている暇があったら仕事しろ。」
泣き真似むなしくルイスに冷たくされたシュナイダーは本日の双子の行いを二人にぶつくさ話始めた。
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