猫目の伯爵令嬢は今日も今日とて労働に従事する(ФωФ)

てん

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第47話 誰もいなくても物音がするときはあります(ФωФ)

「今日は一人か……(ФωФ)」





エヴァは1階の掃除を終えてから2階に上がり、ご飯とお風呂を済ませてベッドに寝転がりながら本を読んでいた。





「……なんとなく公爵様の言ったことがわかるな(ФωФ)」





エヴァがこの家に住むようになってから、夜1階から物音がしても不安はなかったが、今日は1階からかすかに物音がするようなしないような気がして、なんとなく落ち着かず、眠れなかったので本を読むことにしたのだった。







「……静かすぎるのも落ち着かないや(ФωФ)」







エヴァはそう独り言を言って、ホットミルクを入れることにした。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


リン♪ドン。リン♪ドン。リン♪ドン。リン♪ドン。





「………」





バタン。







翌日の夕方、くたくたになって帰宅したルイスは私室に直行してベッドに倒れこんだ。






「…………疲れた。」






ルイスはそのままうとうとしはじめた。






『…………鍵閉めてないな。』






ルイスは眠い頭で階段のドアの鍵を閉めていないことに気がついた。






『………まぁ、大丈夫か。』






ルイスはそのまま眠りについた。


久しぶりにルイスはぐっすり眠れた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ドン。リン♪ドン。リン♪ドン。リン♪ドン。リン♪







「行ってらっしゃいませー(ФωФ)

はて?(ФωФ)?

今日は階段のドアの鍵を開ける音がしなかったような?(ФωФ)?

気のせいかな?(ФωФ)?」






エヴァはルイスが出ていって、1階に降りるとき、ルイスには聞こえてはいないが、必ず『行ってらっしゃいませ』と言うことにしていた。






「さて、今日も頑張りますか(ФωФ)」






昨夜はルイスが帰宅する音がして、なんとなく安心してぐっすり眠れたエヴァは今日も今日とて労働に従事することにした。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「………双子をあの女に会わせる?」




「そんな嫌そうな顔するな。

昨日マルクス兄上が帰国されて忙しい中双子についてお伺いをたてたんだ。」




シュナイダー達はリリアンヌと双子とシャロン侯爵家のストーカー兄妹に急襲された日、秘密の部屋で一泊した。

翌日マルクス王太子が帰国すると、さすがにシュナイダーはマルクスの帰国に際して色々仕事があったので、秘密の部屋を抜け出したが、ルイスは念のため、夕方まで秘密の部屋に隠れることにした。

とりあえず色々忙しい中シュナイダーがストーカー兄妹についてシャロン侯爵家に苦情を言いナターシャはその日のうちに世話係をクビになり、リリアンヌと双子に説教をして、シュナイダーとリンツが安全を確認してからルイスは夕方小部屋を出て帰宅したのだった。

シュナイダー達5人兄弟姉妹の中で一次的には弟妹の面倒はシュナイダーが見ていたが、最終決定権は昔から長兄のマルクスにあった。

リリアンヌも双子もシュナイダーに対してはわがまま放題だったが、3人ともマルクスのいうことには比較的大人しく従った。

そのマルクスにシュナイダーがお伺いをたてた結果、双子の謹慎はとりあえずとかれ、『あんまり厳しくしすぎると暴発するから』という理由とルイス宅の清掃について目処がつきはじめたこともあり、とりあえず双子をエヴァに会わせることにした。







「………マルクス様が言うなら仕方ないか。」






ルイスも渋々承諾した。

王太子のマルクスは非常に温厚かつ優秀な人間で、ルイスも幼い頃からマルクスについては信用していた。







「マルクス兄上もお前のごみ屋敷問題が片づきそうなことを喜んでいたよ。

俺もマルクス兄上も、とりあえず順調なエヴァ嬢の住み込みを辞めさせたくはないんだ。

だから双子をエヴァ嬢に会わせるが、お前のところに住み込みで働いていることはばれないようにするから。」






エヴァが住み込みを始めてから、ルイス宅の掃除は順調に進み、1階は全容が明らかになり、傷んだ箇所の修理にも手をつけ始めていた。

双子にエヴァがルイスの自宅で働いていることが双子にばれると、双子は必ずルイス宅を急襲するだろうからとシュナイダーは言った。







「………バレたらクビだ。」







ルイスはマルクスとシュナイダーについては信頼していたが、リリアンヌと双子については嫌いというか相性が悪いというか、とにかく信頼度はマイナスだった。

双子は幼い頃からルイスの顔を見慣れており、『絶世の美人』と呼ばれるルイスについて、『いつもシュナイダー兄様かマルクス兄様と一緒にいるヘタレ男』という認識しかなかった。

ルイスも昔から『悪魔の双子』のイタズラの標的にされており、双子が自宅を急襲するなど、考えただけでも背筋が寒くなった。

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