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第51話 悪口と誉め言葉は紙一重です(ФωФ)
「…………おい。」
「ん?
なんだいルイス君?」
「………その呼び方気持ち悪いからやめろ。」
今日もルイスはシュナイダーの執務室でリンツと3人で仕事をしていた。
ルイスは国王陛下やマルクス王太子とも仕事をするが、二人は周りにいる人が多く、ルイスが近寄ると変態が発生したり、色々もめることも多いので、リンツとシュナイダーと3人で仕事をすることが多かった。
「はいはい。
で?
朝からずっと何か聞きたそうにしてたけど何だ?」
シュナイダーは書類に目をとおしながらいった。
「………」
「……はぁ、リンツ、ちょっと書庫にヤハネスク地方の地図取りに行ってきてくれ。
少々時間がかかってもいいぞ。」
「はいはい。
かしこまりましたー。
邪魔者は消えますからごゆっくりー。」
リンツが出ていくと、ルイスが重い口を開いた。
「………予想が……………」
「予想が??」
「……………『予想がつかなくて面白い』って言うのは悪口だと思うか?」
「はぁ!?
なんだそりゃ?
どんだけ深刻な話かと思えば……」
「………別に深刻な話ではない。」
「朝からずっとそわそわしてたじゃないか!?
お前にしては珍しく悩みでもあるのかと思えば変な質問しやがって。
まぁ、いいか。
なんだっけ?
予想がつかなくて面白いだっけ?」
「………そうだ。」
「う~~~ん?
微妙だな。
まぁ『見ていて飽きない』って意味だから悪口じゃないんじゃないか?
どっちかって言うと誉め言葉じゃないか?
なんだよ、それがどうしたんだよ?」
「………」
「おーい。
ルイスー。
返事くらいしろー。」
「………あの女が。」
「あの女?」
「………うちの使用人の女に、俺と双子のどこが似ていると思って言ったと聞いたら、『予想がつかなくて面白いところ』だと書いてあった。」
「……………………」
「……………………」
「ブフッ!!!!!!
ハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!」
「…………」
腹を抱えて笑い始めたシュナイダーをルイスは冷たい目で睨み付けた。
「いや、悪い悪い!!
いやはや古今東西、天下のルイス・ローゼベルト公爵閣下を『予想がつかなくて面白い』なんて評する女性はエヴァ嬢位しかいないだろうなと思ったらツボに入った。」
「………お前に聞いたのが間違いだった。」
「はぁー、悪い、悪い。
エヴァ嬢が言ったのなら誉め言葉だよ。」
「………」
「だってエヴァ嬢はあの双子と過ごすのは楽しかったって言ってたんだ。
その双子と似ている部分が悪口なわけないだろ?」
「………………」
「はぁ、久々にこんなに笑ったな。
……なぁルイス、そろそろエヴァ嬢の試用期間が終わるがどうする?」
「………ごみは片付いたが、まだ修理が終わってない。」
「それって本採用って意味でいいか?
やれやれ、お前ほんとに分かりにくいよな。
……まぁ確かにお前は『予想がつかなくて面白い』よ。
なぁ、ルイス、お前に雇う気があっても、エヴァ嬢にもこのまま働くか働かないかの自由があるからな。
エヴァ嬢にも意向を聞かないとな。」
「………………」
「だんまりか。
まぁいいや。
とりあえず業務日誌にでも書いて自分でエヴァ嬢の意向を聞いてみろよ。
いつまでも俺やリンツが間に入るわけにもいかないからな。」
「…………」
ニヤニヤしながら言うシュナイダーをルイスは眉間のシワを深くしながら睨み付けたのだった。
「ん?
なんだいルイス君?」
「………その呼び方気持ち悪いからやめろ。」
今日もルイスはシュナイダーの執務室でリンツと3人で仕事をしていた。
ルイスは国王陛下やマルクス王太子とも仕事をするが、二人は周りにいる人が多く、ルイスが近寄ると変態が発生したり、色々もめることも多いので、リンツとシュナイダーと3人で仕事をすることが多かった。
「はいはい。
で?
朝からずっと何か聞きたそうにしてたけど何だ?」
シュナイダーは書類に目をとおしながらいった。
「………」
「……はぁ、リンツ、ちょっと書庫にヤハネスク地方の地図取りに行ってきてくれ。
少々時間がかかってもいいぞ。」
「はいはい。
かしこまりましたー。
邪魔者は消えますからごゆっくりー。」
リンツが出ていくと、ルイスが重い口を開いた。
「………予想が……………」
「予想が??」
「……………『予想がつかなくて面白い』って言うのは悪口だと思うか?」
「はぁ!?
なんだそりゃ?
どんだけ深刻な話かと思えば……」
「………別に深刻な話ではない。」
「朝からずっとそわそわしてたじゃないか!?
お前にしては珍しく悩みでもあるのかと思えば変な質問しやがって。
まぁ、いいか。
なんだっけ?
予想がつかなくて面白いだっけ?」
「………そうだ。」
「う~~~ん?
微妙だな。
まぁ『見ていて飽きない』って意味だから悪口じゃないんじゃないか?
どっちかって言うと誉め言葉じゃないか?
なんだよ、それがどうしたんだよ?」
「………」
「おーい。
ルイスー。
返事くらいしろー。」
「………あの女が。」
「あの女?」
「………うちの使用人の女に、俺と双子のどこが似ていると思って言ったと聞いたら、『予想がつかなくて面白いところ』だと書いてあった。」
「……………………」
「……………………」
「ブフッ!!!!!!
ハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!」
「…………」
腹を抱えて笑い始めたシュナイダーをルイスは冷たい目で睨み付けた。
「いや、悪い悪い!!
いやはや古今東西、天下のルイス・ローゼベルト公爵閣下を『予想がつかなくて面白い』なんて評する女性はエヴァ嬢位しかいないだろうなと思ったらツボに入った。」
「………お前に聞いたのが間違いだった。」
「はぁー、悪い、悪い。
エヴァ嬢が言ったのなら誉め言葉だよ。」
「………」
「だってエヴァ嬢はあの双子と過ごすのは楽しかったって言ってたんだ。
その双子と似ている部分が悪口なわけないだろ?」
「………………」
「はぁ、久々にこんなに笑ったな。
……なぁルイス、そろそろエヴァ嬢の試用期間が終わるがどうする?」
「………ごみは片付いたが、まだ修理が終わってない。」
「それって本採用って意味でいいか?
やれやれ、お前ほんとに分かりにくいよな。
……まぁ確かにお前は『予想がつかなくて面白い』よ。
なぁ、ルイス、お前に雇う気があっても、エヴァ嬢にもこのまま働くか働かないかの自由があるからな。
エヴァ嬢にも意向を聞かないとな。」
「………………」
「だんまりか。
まぁいいや。
とりあえず業務日誌にでも書いて自分でエヴァ嬢の意向を聞いてみろよ。
いつまでも俺やリンツが間に入るわけにもいかないからな。」
「…………」
ニヤニヤしながら言うシュナイダーをルイスは眉間のシワを深くしながら睨み付けたのだった。
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