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第55話 分かりやすい人は結構好きです(ФωФ)
「リリアンヌ!!?
双子じゃなくてリリアンヌがルイスの自宅を急襲したって言うのか!!?」
「…………」
今日もシュナイダーの執務室でシュナイダーとルイスとリンツが仕事をしていると、ルイスの自宅周辺を警備している近衛騎士の一人が執務室に駆け込んできた。
近衛騎士はルイスが朝食を王宮で食べないことを怪しんだリリアンヌがルイスの自宅を急襲し、運悪く外に出てきたエヴァと鉢合せし、エヴァがリリアンヌに拉致されて街に馬車で買い物に行ってしまったと報告した。
「それでいかがしましょう?」
近衛騎士は眉を八の字にしてシュナイダーにきいた。
「いかがしましょうって言われても、放っておけないだろ!!
おい、ルイス、無視してるんじゃない!!
うちのリリアンヌがしでかしたこととはいえ、エヴァ嬢は今は歴としたお前のところの使用人だろ!?
雇用主には使用人を守る義務があるんだ!!」
「……俺は別に……」
「別にもくそもない!!
ええい!!
問答無用!!
リンツ!!
引き摺ってでもルイスをエヴァ嬢のところに連れていくぞ!!」
「かしこまりました!!
ルイス様!!
これはシュナイダー様からの、王族からの命令ですから!!
決して『こいつあれだけエヴァ嬢に世話になってて肝心なときに逃げ腰ってどんだけチキンなんだよ!?』なんて私怨じゃありませんから!!
そんなこと全然、全く、微塵もありませんから!!
『あんなごみ屋敷を綺麗にしてくれて、朝食に美味しいサンドイッチを作ってくれるエヴァ嬢がリリアンヌ様に急襲されてさぞ困っているだろうに、雇用主であるルイス様が知らぬ存ぜぬはあり得ないだろ!?馬鹿なんじゃないの!?』とか、全然、全く、微塵も思ってませんから!!」
「………クソッ!!」
悪態をつくルイスを無視して、シュナイダーとリンツはルイスを引きずるようにして、エヴァとリリアンヌの後を追いかけることにした。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「それで貴女、何を買いたいの?」
「小麦粉とチーズと玉子と、あとは鶏肉とベーコンと魚と………(ФωФ)」
「そんなに買って何作るのよ!!」
「サンドイッチです(ФωФ)
公爵様が、明日の朝食べる分と、明日のお昼にシュナイダー様とリンツ様と一緒に食べる分の注文をいただいたのですが、朝も昼も同じ具はつまらないから、色々工夫してみようかと(ФωФ)」
「サンドイッチなんて工夫の仕様ないでしょ!?」
「うーん(ФωФ)
とりあえず明日の朝はホットサンドにしようかな~と(ФωФ)
中身は玉子とカリカリに焼いたベーコンとトマトベースのソースを入れてチーズも入れてトロトロになるようにして、昼の分はハーブで味付けして焼いたチキンを具にしたものや、白身魚のフライとタルタルソースを入れたものとか、あとは甘いものもいいかなーと(ФωФ)
美味しいジャムがあるんですよ~(ФωФ)
先日様子見ついでに兄が届けてくれましてね(ФωФ)
昔うちの使用人だったばあやが時々作って送ってくれるんですが、色んな季節の果物を使ってて、甘すぎなくて美味しいですよ(ФωФ)
塩味の効いたバターをたっぷり塗って、ジャムもたっぷり塗ったものがシンプルで一番美味しいですよ(ФωФ)」
「……貴女、シュナイダー兄様の分も作るの?」
「はぁ、公爵様からそのように指示がありましたので(ФωФ)」
「………貴女!!
明日は私の分も作りなさい!!」
「え?(ФωФ)?」
「いいから!!
私の分も作りなさい!!
そうね!!
俗に言う『口止料』と言うものね!!」
「おお~~(ФωФ)
それならサンドイッチは安いものですが、公爵様が持っていってくださるかどうか?(ФωФ)?」
「ルイスには私が言っておくわよ!!
とにかく!!
貴女はサンドイッチを私の分も作ればいいの!!」
「……ジャムを使ったクッキーも焼きましょうか?(ФωФ)?」
エヴァは珍しく空気を読んで気をきかせて聞いてみた。
「貴女、中々見所があるわね!!
いい心がけよ!!
そうとなったら早く店に着くように馬車を急がせなさい!!」
リリアンヌは控えていた侍女に命じて馬車を急がせたのだった。
エヴァはなんだかんだ言いつつお人好しそうで
意思がはっきりしているリリアンヌがなんだか好きになり始めていた。
『素直じゃないところはアンナ様に似ているな(ФωФ)
フフッ。やっぱり姉妹だな(ФωФ)』
エヴァはこれまた珍しく空気を読んで思いを口にはしなかった。
双子じゃなくてリリアンヌがルイスの自宅を急襲したって言うのか!!?」
「…………」
今日もシュナイダーの執務室でシュナイダーとルイスとリンツが仕事をしていると、ルイスの自宅周辺を警備している近衛騎士の一人が執務室に駆け込んできた。
近衛騎士はルイスが朝食を王宮で食べないことを怪しんだリリアンヌがルイスの自宅を急襲し、運悪く外に出てきたエヴァと鉢合せし、エヴァがリリアンヌに拉致されて街に馬車で買い物に行ってしまったと報告した。
「それでいかがしましょう?」
近衛騎士は眉を八の字にしてシュナイダーにきいた。
「いかがしましょうって言われても、放っておけないだろ!!
おい、ルイス、無視してるんじゃない!!
うちのリリアンヌがしでかしたこととはいえ、エヴァ嬢は今は歴としたお前のところの使用人だろ!?
雇用主には使用人を守る義務があるんだ!!」
「……俺は別に……」
「別にもくそもない!!
ええい!!
問答無用!!
リンツ!!
引き摺ってでもルイスをエヴァ嬢のところに連れていくぞ!!」
「かしこまりました!!
ルイス様!!
これはシュナイダー様からの、王族からの命令ですから!!
決して『こいつあれだけエヴァ嬢に世話になってて肝心なときに逃げ腰ってどんだけチキンなんだよ!?』なんて私怨じゃありませんから!!
そんなこと全然、全く、微塵もありませんから!!
『あんなごみ屋敷を綺麗にしてくれて、朝食に美味しいサンドイッチを作ってくれるエヴァ嬢がリリアンヌ様に急襲されてさぞ困っているだろうに、雇用主であるルイス様が知らぬ存ぜぬはあり得ないだろ!?馬鹿なんじゃないの!?』とか、全然、全く、微塵も思ってませんから!!」
「………クソッ!!」
悪態をつくルイスを無視して、シュナイダーとリンツはルイスを引きずるようにして、エヴァとリリアンヌの後を追いかけることにした。
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「それで貴女、何を買いたいの?」
「小麦粉とチーズと玉子と、あとは鶏肉とベーコンと魚と………(ФωФ)」
「そんなに買って何作るのよ!!」
「サンドイッチです(ФωФ)
公爵様が、明日の朝食べる分と、明日のお昼にシュナイダー様とリンツ様と一緒に食べる分の注文をいただいたのですが、朝も昼も同じ具はつまらないから、色々工夫してみようかと(ФωФ)」
「サンドイッチなんて工夫の仕様ないでしょ!?」
「うーん(ФωФ)
とりあえず明日の朝はホットサンドにしようかな~と(ФωФ)
中身は玉子とカリカリに焼いたベーコンとトマトベースのソースを入れてチーズも入れてトロトロになるようにして、昼の分はハーブで味付けして焼いたチキンを具にしたものや、白身魚のフライとタルタルソースを入れたものとか、あとは甘いものもいいかなーと(ФωФ)
美味しいジャムがあるんですよ~(ФωФ)
先日様子見ついでに兄が届けてくれましてね(ФωФ)
昔うちの使用人だったばあやが時々作って送ってくれるんですが、色んな季節の果物を使ってて、甘すぎなくて美味しいですよ(ФωФ)
塩味の効いたバターをたっぷり塗って、ジャムもたっぷり塗ったものがシンプルで一番美味しいですよ(ФωФ)」
「……貴女、シュナイダー兄様の分も作るの?」
「はぁ、公爵様からそのように指示がありましたので(ФωФ)」
「………貴女!!
明日は私の分も作りなさい!!」
「え?(ФωФ)?」
「いいから!!
私の分も作りなさい!!
そうね!!
俗に言う『口止料』と言うものね!!」
「おお~~(ФωФ)
それならサンドイッチは安いものですが、公爵様が持っていってくださるかどうか?(ФωФ)?」
「ルイスには私が言っておくわよ!!
とにかく!!
貴女はサンドイッチを私の分も作ればいいの!!」
「……ジャムを使ったクッキーも焼きましょうか?(ФωФ)?」
エヴァは珍しく空気を読んで気をきかせて聞いてみた。
「貴女、中々見所があるわね!!
いい心がけよ!!
そうとなったら早く店に着くように馬車を急がせなさい!!」
リリアンヌは控えていた侍女に命じて馬車を急がせたのだった。
エヴァはなんだかんだ言いつつお人好しそうで
意思がはっきりしているリリアンヌがなんだか好きになり始めていた。
『素直じゃないところはアンナ様に似ているな(ФωФ)
フフッ。やっぱり姉妹だな(ФωФ)』
エヴァはこれまた珍しく空気を読んで思いを口にはしなかった。
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