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狼と僕
しおりを挟むここは人間達に追われた様々な異形の者たちが、ひっそりと肩を寄せ合って生きるバリアント王国。
ここに住まう異形には人間達も手を出さない代わりに、ここから出た異形に関しては何をされても文句は言えない。いつの頃からか人間達と異形はきちんと住み分けされており、お互いがそれぞれの領域を出る事は長らく無かった。
「エレン、腹減った! もう空腹で我慢できねぇ。昼飯行こうぜ!」
「はぁ……。嫌だって言っても勝手についてくるんだろう」
「まぁな! 今は一応御愛想で誘ってるだけだ。いつかは『いいよ、オスヴァルト。僕もお腹空いていたんだ。一緒に食べよう』ってその可愛い声で言ってくれるかも知れないだろ」
毎度毎度休み時間の度、僕に話し掛けてくるこの狼男のオスヴァルト。彼はどうやら僕の事を番にしたいらしい。けれど残念ながら僕には男とそういう関係になる気は無い。男同士どころか、今のところ周囲の女にだって辟易としているくらいだ。
僕はこれからも母さんと二人で静かに暮らしていきたい。ただそれだけが望みなんだから。
「オスヴァルト、アンタも懲りないわね。ミイラ男のエレンなんかのどこがいいんだか。包帯の中身は萎んだアンデッドよ」
そう言ったのはクラスメイトのハルピー。彼女は白くて滑らかな背中に翼が生え、美しい裸体を羽飾りで隠した怪物だった。ハルピーは狼男のオスヴァルトの事が好きだった。そりゃそうだ、オスヴァルトはクラスでも三本の指に入るほどの美形だし。
この学園に入った頃から、オスヴァルトの事は男らしい立派な体躯と整った顔立ちが素敵だと女型のクラスメイトが騒いでいた。顔どころか身体中を包帯でグルグル巻きにしたミイラ男の僕には、女型からの視線なんて関係ない。
とにかくこの学園での三年間を静かにやり過ごす事だけを念頭に置いてきた。それなのにオスヴァルトが何故か僕の事を気に入って、番にしようとアピールしてくるものだからこんな風なトラブルに巻き込まれる羽目になった。
「おい、ハルピー。お前さ、昔俺に振られたからってエレンに八つ当たりすんなよな。それを言うならお前だって翼が生えたただの鳥女だろ」
「何が鳥女よ! こんなに美しい翼と肢体に興味が無いなんて、やっぱりオスヴァルトは男にしか勃たない役立たずね!」
「男にしかじゃなくて、番と決めた奴以外にはだよ。たまたまその相手が男だっただけだ。じゃ、俺はエレンと昼飯に行くから」
「もう! オスヴァルトの馬鹿!」
僕とオスヴァルトの後方で、悔しさから身体の羽をむしり取ってヒステリックに叫び続けるハルピーはああ見えてクラスでも人気の女型だ。そのうちチャンスとばかりにその辺の男型が慰めに行くだろう。
「お、ほら見ろよ。早速ヤコビンとペトルスが宥めに向かったぞ。ハルピーには俺よりもああいう奴らの方がお似合いだと思うけどな」
「オスヴァルトって意地が悪いよね」
ヤコビンはミノタウロスだし、ペトルスはケンタウロスだ。二人とも半分は人間の形をしていて、半分は獣。人間の体に翼を持つハルピーにはお似合いだということなのかな。
「いや、そういう意味じゃないぞ。ああいう気位の高い女には、ひたすらに傅いてくれるような男がいいんだよ」
オスヴァルトは僕の考えをすっかり読んだみたいに、クックックッと口元に拳を当てて笑いながら否定する。外見の問題では無く、中身の問題だと。自分だって狼男で、番だけを唯一愛し続けるっていう習性がある癖に。僕にはその違いが分からなかった。
「狼男のオスヴァルトだって番だけを大切に守るって習性があるのなら、それは番に傅くって事じゃないか」
「もちろん俺は番は唯一で大事にするが、ただただアイツらみたいに相手へ『尽くす』優しさってのは出来ねぇな。俺の『大事にする』ってのは、ドロドロに蕩かして俺が居ないと生きていけないように『知らしめる』って事だ」
「……勝手だね」
「それが習性だからな」
その言葉を牙がチラリと見え隠れする口から吐いた時のオスヴァルトの金色の瞳が、ギラギラと妖しく光ったのを僕は見なかったふりをした。
「オスヴァルトは……優しくないもんね」
「『優しさ』ってのは人によって違うからな。俺としては優しくしてるつもりだぞ。エレンに対しては」
「優しくなんか無かったよ。はじめから僕に拒否権なんか無かったし」
「なんだ、怒ってんのか?」
先日、オスヴァルトは中庭の大木の下で僕の唇を無理矢理奪った。狼男のオスヴァルトは力も強くて(ほとんどの怪物は僕より力が強いけど)、僕はなす術もなく木とオスヴァルトに挟まれたまま好き勝手口内を蹂躙されたんだから。
「怒るよ。僕は嫌だって言った」
「だって仕方ねぇだろ。もういい加減我慢しきれねぇんだよ。お前からは絶えず甘くていい匂いがするし、俺の我慢も極限だったんだって。キスで終わっただけ褒めて欲しいくらいだ」
「それはオスヴァルトの都合でしょう。僕には関係無いよ」
「お前にも番の習性があったらなぁ。それなら俺のこの苦しみも分かるのに」
ミイラ男の僕にはそんな習性は無い。それに、そもそも僕は誰とも深く関わりたく無いし、関わっちゃダメなんだ。絶対に、僕の正体を知られてはならないのだから。
まだ何かしらブツブツと呟いているオスヴァルトを二、三歩後ろに歩かせながら、僕はいつもの中庭でお気に入りの場所へと向かう。先日この木の下でオスヴァルトに突然唇を奪われたのは、消してしまいたい記憶だったけど、僕はここが好きだった。
「ん……? おい、エレンちょっと待て」
「え……何?」
僕の後ろを歩いていたオスヴァルトが、鼻をひくひくさせてから制止の言葉を口にした時、既に僕はいつもの木陰へと足を踏み入れていた。ふわふわと風に揺れる下草はいつもの通りに見えたのに、そこにいつもは無いはずの物があったなんて知りもせずに。
「あ……うっ、わあぁ!」
ガシャーンという耳障りな音をさせて下草に上手く隠されたトラバサミが、僕の足に思い切り噛みついた。
「い……っ! う……ぐっ!」
「エレン!」
慌てて駆け寄るオスヴァルトの顔は真っ青で、それとは対照的に僕の包帯でぐるぐる巻きにした足首からは、真っ赤な血がジワリジワリと滲んでいた。
「エレン! 待ってろ! すぐに俺が外す!」
「ぐ……あぁっ!」
錆びたトラバサミは、躊躇なしに僕の足を噛み込んでいる。鋭利な刃は僕の包帯を易々と傷つけて、その下の肉を抉っていた。焦り顔のオスヴァルトは、その立派な筋肉のついた腕に目一杯力を込めてトラバサミを外しにかかる。
「もう少しだ……っ!」
「く……っ」
「ほら! エレン! 大丈夫か⁉︎」
痛みに目を閉じていた隙に、ガシャッという音をさせてトラバサミが離れた所へ投げ捨てられた。あんなに頑丈そうな物を素手で外せるなんて、やっぱりオスヴァルトは屈強な狼男なんだ。そんな取り留めのない事を考えるほどに痛みで頭がぼーっとしてた。
「血まみれだな……。痛むか? 痛むよな……」
「痛いよ……。でも大丈夫、僕はアンデッドだから」
そう、アンデッドはこんな事で痛みなんか感じない。
でもあんな強力なトラバサミで朽ちた身体が傷付けられたら、足がボロボロになって崩れていたはずだ。ミイラ男である僕の包帯の中身は、乾燥したミイラであるはずなんだから。
それなのに、まるで生身の身体のように血が出ている事をオスヴァルトに見られてしまった。これってまずいかも知れない。
「エレン、とりあえず医務室へ行こう。ちょっと抱えるぞ。揺れるけど、我慢しろよ」
「変だね、キスした時はこっちの都合なんて聞きもしなかった癖に」
痛みで苦悶の表情を堪えきれない僕を、オスヴァルトはまるで藁の束でも抱えるように片方の肩へヒョイっと担いでしまう。
「あんまり血が出るとまずいだろ」
僕の返事なんて聞かずに、オスヴァルトは物凄い速さで走った。僕はあんまり左足首の痛みが酷くて意識が遠くなるのを感じながら、思いっきり揺すられる身体の力を抜いた。
ああ、そうだ……。血が出るとまずいんだった……。
ジクリとした痛みが何度か続けざまに左足首に走って、ぼんやりとしていた意識が徐々に鮮明になる。ザラリとしたものが下肢を這いずり回るような感覚に、ゾクっとして身体が跳ねた。
「う……」
「エレン……目が覚めたのか?」
「あぁ……、痛……っ!」
足元の方から聞こえたオスヴァルトの声は、いつもより随分と甘ったるく耳に響いた。同時に再びジクリとした痛みがトラバサミにやられた所へ走って、やっと目を開いた僕は思わずガバリと上半身を起こす。
スースーする下半身に、とてつもなく嫌な予感がした。
「な、何をしてるんだよっ⁉︎」
「何って、治療治療。狼男の唾液にはそういう効果があるんだよ」
「そうじゃなくてっ! 何で包帯を……っ!」
ここが医務室の寝台の上だって事は分かる。医務室には何度か来た事があるし、この寝台で休んだ事もある。他のクラスメイトと違って、僕はとてもひ弱だから。
でも、今の僕の姿はそれこそ誰にも見られたくないし、見られたらきっと……僕の命は一瞬で失われるだろう。
「医務室の先生は今日休みだって。だからちゃんと鍵掛けておいたし、誰も来ねぇよ。心配すんなって」
そう言って僕の痛々しく皮膚が抉れた傷口を、オスヴァルトは長い舌を使って舐め上げる。出血は止まっていた。それは狼男であるオスヴァルトの唾液のお陰なのか、それとも元々大した傷では無かったのかは分からない。
「オスヴァルト……っ! だからって包帯を……! あ……っ、痛いって!」
「そうか? でも、お陰で血は止まったぞ。まだ完全に傷口が塞がった訳じゃねぇけど。それでも明日には治ってるって」
僕は急いでその辺に散らばった包帯を手に取り、下肢へ巻き直そうとする。今更遅いって事は分かっていた。もうオスヴァルトにはバレてしまった。僕が……僕が、ミイラ男なんかじゃ無いって事が。
「なんで……、僕……もうダメだ……」
思わず目頭が火傷するみたいに熱くなって、そのうちポロポロと涙が溢れた。肩がふるふる震えて、包帯を握った拳は露わにされた太ももに置かれたまま。
だってもう僕の正体がバレてしまったら、ここには居られない。それどころか目の前のオスヴァルトか、はたまた他の怪物達にバリバリと頭から引き千切られて食べられてしまうだろう。あのハルピーなんて、笑いながら喜んで齧ってくるに違いない。
「エレン……エレン。聞けって、お前が人間だって事は俺達二人の秘密だ。いいか、俺はお前を誰かに喰わせたりしねぇよ。俺がお前を番にすれば簡単な事だ。誰もお前に手出し出来ねぇだろ」
そう言ってさっきまで足先の方でいたくせに、オスヴァルトはあっという間に僕を強く抱きすくめるように腕の中へ閉じ込めた。その際寝台がギシリと軋むのも気にせずに、包帯でグルグル巻きの顔や首筋にキスを落とす。
だけど包帯は既に僕の涙でびしょ濡れで、その濡れた包帯をオスヴァルトはさり気なく啜っているような気がしないでも無い。この変態狼は僕の流した涙を味わっているのだ。
「オスヴァルト、やめてよ。僕は……僕は」
「いいか、俺はお前を番にしたい。お前は人間で、この国に本来居てはならない生き物だ。何故ここに居るのか、その理由はまた今度聞く。今はとにかく黙って俺の番になっとけ」
ゆっくりと僕の身体に巻き付けられた包帯が解かれていく。今朝、いつも通りお母さんが巻き付けてくれた僕の隠れ蓑。
ミイラ男の包帯の下はもちろんミイラだ。包帯を身体中に巻いたアンデッドで、ずっと昔に死んでいるのだから血は出ないし、肌だって萎びてカチカチだしおまけに黒っぽい色をしている。それなのに、包帯の下から現れた僕の身体は生きている人間の肌と同じ色で。ミイラじゃないから見た目だけでも柔らかくて弾力がある。
「やだ……、やめてよ。僕を見るな」
「いやだね。俺がエレンを番にしなきゃ、お前はクラスメイト達にあっという間にバリバリ喰われちまう。そんなの痛いし、喰われてる間意識でもあったらそりゃあキツイぞ」
包帯の下は何も身につけて居ない。だって本物のミイラ男だってそうだから。お母さんは僕の為に包帯を巻き過ぎて腱鞘炎になった事だってある。それ程、僕の為に優しくしてくれる吸血鬼の養母だった。
「うう……っ、怖いよ……。だって……番になるってどうするんだよ」
とうとう恐怖で無抵抗のまま包帯が全て解かれ、ひ弱な人間の姿を曝け出した僕は、寝台の上でその心許なさにブルブル震えて居た。目の前には金色の目をギラギラさせた狼(極限の空腹状態らしいし)、そしてオスヴァルトは僕の身体の至るところをまるで点検でもするかのように、マジマジと見つめてくるのだから。
「任せておけって。本当、美味そうだなぁ。血だって甘かったし、唾液だって蜜みてぇに甘くて美味い。この柔らかな肉に牙を突き立てたら、我慢出来ずに思わず深く刺してしまいそうだ」
「ん、んんっ⁉︎」
言ったそばから甘い蜜を啜るように、オスヴァルトは奪い取った僕の唇とその先の口内で分厚い舌を暴れさせる。その刺激で思わずジュルッと溢れる唾液を、オスヴァルトは一滴も漏らすまいと舐めとった。
「は……っ、エレン、好きだ」
息継ぎをしながらそう口にするオスヴァルトの表情は恍惚としていて、前回もキスだけで腕の中に長らく拘束されたのを思い出す。
「んん……っ、はぁ……っ。くるし……」
「鼻で息継ぎするんだって。その苦しげな声もイイけど、俺はもっとエレンとキスしたい」
キスをしながら全裸で包帯の散らばる寝台に横たえられた僕はもう、オスヴァルトの綺麗な顔をじっと見つめているしか出来なかった。正直、キスだけならしてもいいかなって思ってたところもある。だってオスヴァルトのそれはとても気持ち良かったから。
「エレン、エレン……」
うなされる様に僕の名を呼ぶオスヴァルトは、逞しい体躯を使って僕を組み伏せて、身体中に口づけを落としていく。合間にベロリと舐め上げられるのがくすぐったくて僕が身を捩るのを、何故か嬉しそうに見上げてくる。
「ちょっとくらい痛くしてもいいか? もう散々我慢してきて、こんな風にエレンの身体が目の前に曝け出されてるとさすがに我慢もきかねぇわ」
「え、番になるのって痛いの? やだよ」
「まあまあ、ちょっとだけだから。そのうち俺のが回って気持ち良くなってくるって」
そう言ってその辺に散らばった僕の包帯を使い、器用に手首を縛り上げる。その先は寝台の枕元にある支柱にくくり付けられて、全裸の僕はとんでもなく恥ずかしさに悶える様な格好にさせられた。
「オスヴァルト……怖いよ」
不安を隠さずに伝えると、まるで子どもをあやす様に何度も繰り返しキスをしてくるから、僕はもう抵抗する気力も無くしてクタリとしてしまう。オスヴァルトのキスは甘くて何だか僕をボーッとさせるんだ。
「ああ、コレは興奮して我慢きかねぇかも。人間ってアソコもものすごくか弱いんだな。プルプル震えて、それでもピンと頑張って勃ってるじゃねぇか」
「こ、怖くてこうなっちゃう事もあるんだよ! 人間は」
「へぇ、そうか。俺はてっきりキスで気持ち良くなったのかと思ったけどな」
「違うって! 馬鹿……っ、やめて……っ」
オスヴァルトの手が僕の股間に伸びて、何故か勃っちゃってる僕のアソコを、大きな手で包み込んで扱き始めた。
「勃ってもちっちゃくて可愛いなぁ。エレンのは」
「は……、やめ……」
「俺の見たらびっくりして死んじゃうかもな」
こんな事やめて欲しいって気持ちと、オスヴァルトに扱かれて勝手に迫り上がってくる強い快感に堪えられなくて、生理的な涙が眦から溢れた。
そんな僕を見て何故かオスヴァルトは尚更に頬を紅潮させて、息を荒くする。何で僕の辛そうな顔を見て興奮しているんだろう。
「も、無理……ッ、俺の舐めて」
「やだ……っ、やあ」
素早くトラウザーズを下ろして、僕の目の前にオスヴァルトが取り出したのは凶暴なカタチと大きさの陰茎で。それを僕の口に当てたと思ったら、そのまま割り開いて突っ込んでくる。
「んんんっ!」
「苦しいと思うけど、ごめんな」
ごめんって謝るならやめて欲しいと思った。だって口を思いっきり開けても息が出来ないくらい大きくて太いモノを、僕の喉奥まで突っ込んではズルリと引いて、を繰り返すんだから。
「は……ッ、口もちっせえなぁ……、すぐ奥まで届いちまうし。おい、歯立てんな」
そんな事を言いつつも僕の頭を両手で固定して、無理矢理口淫させるオスヴァルトの表情は昂揚を隠せていない。とてもじゃないけど根元まで咥えきれないのに、それでも喉奥のギリギリのところまで腰を引いては突き出すを繰り返す。僕は苦しくて苦しくて、何度もえずいた。
「可愛いなぁ、涙目のエレン。そんなに必死になって俺の咥えてさ。もうちょっとだけ頑張ってくれよな」
「んぐっ、んん……っ」
そのうちオスヴァルトの陰茎が膨張してピクピクと震えたと思ったら、熱い飛沫が放出されてそれが口の中に満たされる。ドクドクと脈打つ昂りからはとめどなく子種が溢れて、あまりの量に僕の口内に収まり切らないものがツウっと頬を伝って零れ落ちた。
「ほら、ここに吐き出せ」
ほっぺたに手をやってそこに吐き出せというオスヴァルトに、僕はもうどうにでもなれという気持ちで従った。苦くて甘くて不思議な味のソレは、ゴプリと口から吐き出されてオスヴァルトの手の中へ落ちる。
何だろう、オスヴァルトの唾液もさっきの子種も、口に含むと頭がぼうっとして何も考えたくなくなる。人間の僕の事を守ってくれるって言うオスヴァルトになら、何されてもいいかも知れないなんて思い始めていた。
「エレン、あんまり時間も無いからな。ちょっと痛むけど我慢しろよ」
「何……するの?」
「何ってナニだよ。お前を番にする為の……」
「ねぇ、オスヴァルト。僕の事守ってくれるの? ずっと?」
学園に入った時からずっと浮いていた僕。中身がアンデッドのミイラ男だからじゃない、はじめからオスヴァルトが僕に狙いを定めていたから、ハルピーが皆に僕を無視する様に命令したんだ。だからずっと学園では一人ぼっちだった。
それなのにオスヴァルトは休み時間の度に話しかけてきて、(お陰でハルピーには睨まれて意地悪される事も増えたけど)僕はちょっと救われていた。
「ああ、ずっと守る。番になるならお前は俺の唯一だからな。狼男の番になるって事はそういう事だ」
「それなら……まぁいいか。痛くても我慢するよ」
幼い頃に人間の親から捨てられた僕は、きっと死んだっていいと思われていた。むしろ死んでしまえと願われていたんだ。だってわざわざこのバリアント王国と人間の国の国境沿いにある森に捨てられていたんだから。
「僕、オスヴァルトには救われた事もあるから」
「ぐ……っ、エレン、その顔は反則……っ」
ぬるりとしたモノが僕の股とお尻の方に塗りたくられる。それがさっき僕が口から吐き出したモノだと気づいた時には熱いモノがお尻に当てられていた。
「エレン……エレン」
またうわごとみたいに僕の名を繰り返し呼んだオスヴァルトは、何度か躊躇うようにキスをした後にきつく抱きすくめたと思ったら、ググッと僕のどこかにオスヴァルトの熱い杭が入ってこようとする。
「んあ……っ、ええっ⁉︎」
ミチミチとお尻の方が裂けるみたいな気持ちがして怖くなったけど、思ったより痛く無い。これが狼男の交尾なのか。そんな風に暢気なことを考える余裕すらあった。
「思ったより……痛く無いね」
思わず漏れ出た僕の本音に、オスヴァルトはさも困った様に眉間に皺を寄せて息を吐いた。
「エレン、まだ先すら挿れてない。せいぜいギュウギュウ押し当ててるだけだ」
「え、あ、そうなの?」
「きっとお前が苦しむの見るのを辛いなと思って、まだ思い切れない」
我慢出来ないとか、痛むけどやるとか言う癖に、いざとなったら僕の事を心配して動けないでいるオスヴァルトが可愛くて……胸がホワホワした。僕の育ての親である吸血鬼のお母さんの事を大切に思うのと同じ感じだ。
屈強な体つきで綺麗な顔をした狼男のオスヴァルト。僕の事をいつも構ってくれて、好きだと言ってくれる。僕は親にも捨てられた人間の子どもだったのに。
「オスヴァルト……僕、きっとオスヴァルトの事が好きだよ。だから痛くても大丈夫」
「一応体液の効果で死ぬほど痛くは無いと思うけど、それだって狼男と人間じゃ色々作りも違うから……」
「ん、大丈夫だよ。オスヴァルトが苦しそうなのも僕辛い。それに、何だかさっきからお尻がヒクヒクするんだ」
「それは体液の催淫効果だ。それにしてもそう自然に誘ってくるのやめろよな。破壊力あり過ぎだって」
ググッとお尻の圧迫感が強まった気がした。熱くて硬くて……本当にこれが入ったらきっととても痛いのだろう。でも、僕のお尻も股間もヒクヒクしてもどかしくて、思わず腰をゆるゆると動かしてしまう。そんな様子を見下ろしていたオスヴァルトは、グッと何かを堪える様な顔をしてから耳元に口を寄せた。
「ごめんな、エレン」
クルンとうつ伏せにひっくり返されて、手首の拘束がキツくなる。軽々と腰を持ち上げられたと思えば、ググッと両手でお尻を広げられた。そこにはオスヴァルトの体液が塗り込められていたから、空気に触れると冷たく感じて思わず身体がブルリと震える。
「う、うぁ……っ」
「エレン……」
熱いモノが僕の内側を抉るように入ってくる。ミチミチっと軋むみたいにお尻が拡がっていく感覚がした。覚悟を決めたはずなのに、物凄く圧迫感のあるモノが自分の内側にどんどん入ってくる感じが怖い。
「あ……っ! う、あぁっ! は……ッ、くるし……ッ」
「まだ三分の一だぞ。どうする? 一気にした方がいいか?」
「わかんな……いよぉ! ぐ……ッ」
冗談抜きで下半身が崩れ落ちそうなくらいに苦しくて、でもオスヴァルトの優しい声が僕の勇気を奮い立たせる。
「一気に、して……ぇっ!」
「は……ッ、もぉっ、痛くても我慢しろよ!」
「や……ああぁッ!」
ズンっと一気に熱い杭を身体の中心に押し込まれて、僕は目の前がチカチカと瞬いた。きっとお尻の縁が切れたような気がするけど、そんなのもうどうでもいいくらいにお腹が苦しくて。
四つん這いになって尻を持ち上げた格好の僕の後ろにいるオスヴァルトは、ハァハァと苦しげな息を漏らしてじっとしている。本当は動きたいのだろうけど、僕の事を慮ってじっとしてくれているのだと分かる。
「オスヴァルト……ぉ、僕……僕もう……」
「う……わっ、お前自分で……っ」
ゆるゆると腰を動かしたのは僕が先で、切ないくらいに股間がもどかしい。チラリと下から覗き見ると僕のアソコは腹に付きそうなくらい勃ち上がって、先から透明の汁を吹き出してはそこら辺へ撒き散らしていた。
「ねぇ、動いて……よ」
「痛くても、もう知らねぇぞ」
「いいから……っ、早く……ッ、んああッ!」
やっと律動を開始したオスヴァルトは、初めは遠慮がちに揺らしていたのに、すぐに激しく腰をぶつけてくるようになった。僕は下からこっそり覗いて、自分の太ももに赤い血の筋が流れているのを見つけた。
「んうう……っ、ね、ねぇ、血が出てる……これって先生が前に話してた、破瓜の血ってやつ? ん、あッ」
生殖の授業で先生が話してた。種族によっては初めての性交の時にこんな風な血が出るって。
「馬鹿かお前は……ッ、いや、もうそれでもいいや」
「や、あァァっ! ちょっ……待って……っ」
何でか興奮してガツガツと腰をぶつけてくるオスヴァルト。動く度にオスヴァルトの陰嚢が僕の陰嚢にパンパン当たって、それすら気持ちいい。
「は……ッ、エレン、お前初めてなのにめちゃくちゃ感じてんじゃねぇか。こんな凶暴なヤツをちっせぇ身体に咥え込んでヒクヒク震えてさ」
「だって……っ、なんか変……ッ、お腹の中、苦しいのに気持ちいいよぉ……っ!」
「それは俺の体液のせいだから、お前は遠慮なくヨガってろ」
「っあ、あう……ッ、んんっ、ふ……ぅッ、やぁ!」
ズンズン突かれる度に頭が真っ白になって、もう気持ち良い事しか考えられなくなっていく。鈍い痛みがそこかしこに走るのも、オスヴァルトが与えているのだと思えば嬉しい。あぁ、僕ももう頭がおかしくなっちゃったのかな。
「エレン、好きだ、ずっと守るから……っ」
後ろからそう聞こえたと思ったのに、次の瞬間にはフワッと吐息を肩口に感じた。するとすぐにそこへガリリと歯が立てられる。僕の肩にオスヴァルトの牙が突き立てられたのだ。それはツプリと深く刺さって痛いのに、僕はとても切なくて嬉しくなった。
「ハァ……っ、オスヴァルト……もっと噛んで」
グッと力を込めて噛みつかれながら、凶悪なオスヴァルトの熱杭が僕を貫いている。既に僕のアソコからは絶えず白濁が溢れていた。
「エレン、は……ッ、エレンッ」
「んあっ! んんッ、く、やあぁ……ッ!」
ギリギリと締め付けられる手首の痛みと、お腹の苦しさ、肩に突き刺さる牙の痛み、全部がもう気持ちいい。
「あ……っ、痛……っ!」
左足首のトラバサミにやられた傷痕にオスヴァルトがギリリと爪を立てた。どうして痛くするのか分からないけど、僕はそれによってどこかへ昇り詰めるような感覚に襲われて、思わず背中を反らせると同時にビクビクと痙攣する。
「く……ッ、やっぱりお前は痛いのが好きなんだな。痛くするとすげぇ締まった」
「や……やめ……んんんッ」
「ああ、もう、俺も……ッ」
切なげな声を上げたオスヴァルトのモノは、ムクムクと一気に膨らんで僕の中で破裂した。とっくに意識が薄れていたのに、奥の奥まで腰を押しつけられたその衝撃と、腹の中に広がる温かなモノのとんでもない質量によって現実へ引き戻された。
しばらくビクンビクンと震えていたオスヴァルト自身を、栓をするようにグリグリと押しつけられて、そのうちズルリと僕のお尻から引き抜かれた。ゴプリと音がして子種が噴き出したのを、何故か寂しく思った僕は懸命に防ごうと思って尻に力を入れる。それなのに全然締まった感じがしない。
「あーあ、すっげぇエロい。尻の穴がクパッと拡がったままになって、縁はちょっと切れちまってるし。真っ赤に腫れて血が滲んだそこから俺の体液が漏れ出てるし。あぁぁ! もう一回ぶっ刺してぇな!」
コテンと横向きに倒れ込んでしまった僕を、足元の方からじっと観察するオスヴァルトはそんな事を言ってニヤリと笑う。さっき出したばかりなのに、オスヴァルトの股間には硬さを失っていない猛りが存在感を主張していた。
「オスヴァルト……」
「ん?」
「子種が……漏れちゃうよ。助けて……」
「は……はぁ⁉︎」
「早く栓してくれないと……全部出ちゃう。ねぇ、お願いだよ。ちゃんとマーキングして」
僕は一体どうしちゃったんだろう。きっとオスヴァルトの体液の催淫効果のせいだ。とっても淫らな気持ちになって、下腹部が切なくてモジモジする。まだ熱が引かなくて、もっともっとオスヴァルトとくっつきたい。
「もう一回……シよ……?」
その時のオスヴァルトの顔ってば、折角の美形が台無しってくらいにキョトンとして。その癖すぐに我にかえると、今度は僕の身体をグルンと仰向けにしてググッと身体を折り曲げた。そして今度は一気に貫いてくる。
「ッ! アッ、んんっ! グッ! オス……ヴァルトぉ……ッ!」
バチュバチュと湿った音が、僕とオスヴァルトの結合部から休みなく漏れ出る。
「く……っ、さっきよりスムーズだよな。すげぇヌルヌルだし、ナカは絡みつくみてぇにうねってるぞ」
「はあ……んんっ! なんか、ナカが……気持ちイイ……よぉ!」
栓をしてって頼んだのに、出し入れする度掻き出すようになって白濁した体液が飛び散った。
「や……んぁっ、ん、ふ……ッ!」
「これなら、もっと奥までいけそうかもな」
「え……っ! もっと……⁉︎ ぐ……ッあ!」
さっきよりもっと奥の方へ、ねじ込まれるように無理矢理入ってきたオスヴァルトのモノが、閉じられていたはずの僕の柔らかいところをこじ開けた気がした。
「くるし……ッ」
身体をグイグイ折り曲げられていた僕は、息が詰まって頭が真っ白になった。それなのに何故か息苦しいそれが変に気持ち良く感じて、自分のアソコからビュクビュクと吐き出された白濁が思いっきり頬にかかる。ああ、どうしよう……僕はもう変態になってしまった。
「お前もイッたのか、エレン。俺ももう、出す……っ」
抉るように最奥を突きながら、僕の口を自分の口と舌で覆うオスヴァルト。僕は鼻で息する事をまた忘れていたから、とっても息苦しくてやっぱり涙が零れた。同時にジンワリと広がる熱い飛沫が僕の中を満たしていく。
「はあ……ッ、は……あ、なんでそんなに泣いてんだよ」
「息……苦しくて……」
「また鼻で息するの忘れたのか? エレンの泣き顔見ても、俺がもっと酷くしたくなるだけだからやめとけよ」
僕の頬へ手を伸ばしてそんな事を言うオスヴァルトは、眦の涙を優しく拭った。その手つきはとっても優しくて、まるで壊れ物にでも触れるみたいだ。
「嘘つき……。オスヴァルトは、僕が泣いたら辛そうな顔してるよ」
気だるさに負けそうになりつつも、ゆるゆると腕を持ち上げてオスヴァルトの頬へ手を添わせる。すると綺麗な顔がくしゃっと歪んで今にも泣き出しそうになった。
「とうとうお前を手に入れたのが嬉しいだけだよ」
「ふぅん……そう。僕はバリアント王国にとっては異分子なのに。いいの?」
「エレン、何で人間のお前に惹かれたのか、番にしたいと思ったのかなんて分かんねぇ。そういうのは、理屈じゃないからな」
「そっか……」
オスヴァルトの言葉にホワッと胸が温かくなって、僕は嬉しくなって微笑んだ。母さんにしか見せた事がないような、特別な微笑みはオスヴァルトをドキドキさせるだろうか。
「その顔は……反則……ッ! と、ところでこの包帯、どうやって巻くんだ? それに、わざわざ匂いを付けてんのか?」
顔を真っ赤にしてオスヴァルトが寝台に散らばった包帯を手に取ってクンクン匂っている。
そう、ミイラ男の中身はアンデッドじゃないといけない。だから吸血鬼のお母さんが洗濯した後に、わざわざ『死体の匂いがするスプレー』を振りかけてくれている。そんなスプレーは元々何に使う為の物なのかは知らないけど、売ってる以上は買う人がいるんだろう。
「まぁこれからはわざわざ匂いなんか付けなくてもいいぞ。俺の匂いをしっかりマーキングしてるからな」
「え? 今オスヴァルトの匂いがしてるの? 僕から?」
「そりゃあ番になったんだから、当たり前だろ。『俺のエレンだ』って主張する為のマーキングなんだから」
「んー、分かんないね。自分じゃあ」
腕の辺りとかをクンクンしてみたけど、別に匂いなんかしない気がした。それよりも、この包帯を巻かないと帰れない。そもそも午後の授業はどうなったんだろう。
「なぁエレン、今度から服を着ろよ。それで、服から出てるところだけ包帯を巻きゃいいだろ」
「え、何で?」
「だってヤりたくなった時に、その方がさっと脱げるだろ」
「バ、馬鹿! オスヴァルトの変態!」
そう言いながらも僕は結局次の日から服を着て、顔や手の部分だけ包帯を巻く事になったんだけど。
医務室から教室へ戻ると、ちょうど休み時間だったのに、一瞬辺りが静まった。そして僕と並んで立つオスヴァルトに皆の視線が一気に集まって、居た堪れなくなった僕はじっと床の木目を見つめていた。
「ちょっとオスヴァルト! どういう事⁉︎ 授業をサボったと思ったらそんなボッチと番になっちゃって! 信じらんない!」
「ハルピー、お前があそこにトラバサミ仕掛けたんだろ。そのせいでエレンが怪我して大変だったんだぞ」
皆の視線が今度はハルピーへと向かう。オスヴァルトはクラスでも人気者だから、その発言力は強い。オスヴァルトに責められたハルピーは、プルプルと震えながら翼をはためかせた。
「そんなの、知らないわ! トラバサミ? そんなモノ触ったこともないし、初耳ね!」
「お前の匂いがプンプンしてたぞ。えらく鳥臭ぇ匂いと、その似合ってない香水の。それに、ほらコレが落ちてたし」
何か赤い物を摘むようにして差し出したその手を、クラス中が凝視する。オスヴァルトが摘んでいたのは赤に黒のマダラ模様の羽。ハルピーの一番お気に入りの模様で、常に自慢していたから皆もすぐに思い当たった。
「知らないわ! 知らないってば!」
「とにかく、エレンはもう俺の番になったから。エレンに手を出す奴は俺を敵に回すって事だからな」
ジロリとクラスメイトへ視線を巡らせたオスヴァルトは、僕の頬へ包帯越しにキスをする。ハルピーはあっという間に翼を羽ばたかせて窓から飛び出していった。ミノタウロスのヤコビンとケンタウロスのペトルスは、ハルピーを追いかけて教室を飛び出して行く。
こうして、僕は狼男のオスヴァルトに番にされてしまった。
翌日、「医務室にあった新品の包帯の在庫を使い切ったのは誰だ」と大騒ぎになって、学園でミイラ男は僕だけだからあっさり先生にバレてしまった。トラバサミに挟まれた事を話したら許してもらえたけど、「医務室で交尾をするのは控えなさい」と怒られた。全部遠慮なしに僕を抱いたオスヴァルトのせいだ。
「そんな事言いながら、エレンだって『もう一回シよ?』なんてエロい顔して言ってただろ!」
「それは……ッ! さぁ……知らないよ。そんな事」
「うわ、ずるいぞ」
「え、オスヴァルトっ! やめてよ……ッ」
オスヴァルトは学園内でも暇さえあればすぐに僕を抱く。服にしてからすぐにお尻がペロンと出るし、身体にも触りやすいからって酷いと思う。
「あー、エレンって何でこんなに甘いんだろ。全部喰っちまいたいなぁ」
「は……ぁ、さっきからもう食べてるじゃないか。肩痛いよ、牙が……」
「痛くしたらエレンが悦ぶだろ? ココがきゅうって吸い付いてきてるもんな」
「や……ッ、やめてよ。んんんッ、あ……っ」
漏れ出る声を我慢するのが苦しくて、つい涙目で振り向くと、後ろから僕を串刺しにしている張本人は困ったような顔をしながらも律動を止める事をしない。
ペロリと肩の噛み痕を分厚い舌で舐め上げてから、僕の肩から滲む血を啜るように吸い付いてくる。オスヴァルトは狼男のはずなのに、吸血鬼みたいだ。
「んー、甘いな。たまんねぇ」
バリアント王国に住む異形達からすると、僕みたいな人間はただの餌で、下手したら憎しみの標的でもある。
「ねぇ……僕、オスヴァルトにならバリバリ頭から食べられてもいいや」
いつか僕がオスヴァルトに飽きられた時は、潔く食べられる事にしよう。オスヴァルトの血肉になって、僕はずっと彼といよう。
「そんな事は永遠に無いから安心しろ」
どうしても卑屈になってしまう僕の気持ちなんてすっかりお見通しのオスヴァルトは、そう言って耳元で甘く囁く。それと同時に与えられる苦痛に近い程の過ぎた快楽に、僕はもう抗うのをやめた。
~fin~
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