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36. 全ての罪を白日に晒す
しおりを挟むアレクサンドルとの和解の後、アリシアはテオバルトが宰相を連れて向かった場所へと向かう。
足元がふらつくような気がしていた。
それでもアリシアは歩みを止めることなく、静かに前へ進む。
木材の床は足音がどこまでも響くように感じる。まるでその音が、彼女の心の動揺を隠しきれないように。
彼女はそれを必死に押し込める。これは、必ずや乗り越えなければならない壁なのだから。
「女王陛下、この奥で……既に制裁の手筈は整っています」
アレクサンドルの声が、冷静に響く。その一言に、アリシアはぎゅっと唇を噛みしめる。声が出ない。ただ頷くことしかできなかった。
近頃はテオバルトのお陰で距離を保っていたが、近くで再び宰相の顔を見れば、あの冷徹な笑みが頭の中で蘇る。
かつてあの笑みの下で、どれほど殴られ、蹴られ、突き飛ばされたか。冷たい言葉が、今でも心に突き刺さる。「お前はただの駒だ」と。
だがアリシアは、今まさにその言葉を超えていこうとしていた。心が震え、過去の記憶が蘇る度に、胸が苦しくなるけれど。
でも、決して足を止めてはいけない。これが自分に課された試練だと叱咤した。
「参ります」
とうとうアリシアはそう口にした。アレクサンドルが力強く頷き返し、肩を優しく叩く。
意を決して重厚な扉をくぐると、普段は軍議を凝らしているのだろう会議室に宰相はいた――恐ろしい男、ジェロム。
既にテオバルトの手によって、ジェロムは縛られ自由を奪われていた。
室内には宰相やテオバルトの他に、大司教や六名の司教達、一部の高位貴族が集まっている。彼らは全て、今日の事を見聞きし、記録する証人だった。
尖った灰色の目がアリシアに向けられた瞬間、体が一瞬硬直した。冷たい目を見た瞬間、心の中で一瞬だけ、恐怖が芽生える。
だが、すぐにその感情を振り払った。「私はもう恐れない」と自分に言い聞かせ、前に進む。
テオバルトはアリシアに向かって静かに頷いた。その眼差しの中には、力強い信頼と優しさがあった。
共にこの場へ足を踏み入れたアレクサンドルも、何も言わずに見守っている。
アリシアは深く息を吸い、そして、ゆっくりと口を開いた。
「ジェロム・ ド ・ブルゴワン」
その声は、震えながらも力強かった。
「あなたが私にした事、あなたが私をどう扱ったのか、私は決して忘れていない」
自然と言葉が口をついて出てきた。テオバルトがじっとアリシアを見つめている。離れた場所にいても、すぐ近くにいて手を握ってくれているかのような心強さを感じた。
「あなたの策略で、私はこれまでずっと……恐れ、疑い、そして…迷っていました。でも、もう迷う事はありません。私は、私自身の為にあなたの罪を訴えます」
宰相は笑った。普段から自分の気に入らない人間の事を嘲る時の、嫌な笑み。
「くくく……『女王陛下』、何か誤解があるようですな。私をこのように縛り上げ、無理矢理この場に連れ出すなど、後で『間違いだった』と言われても、流石に何もなかった事には出来ませんぞ」
その言葉が、アリシアの胸を激しく揺さぶった。その声、その口から発せられる言葉の一つ一つが、まるで刃物のように彼女を切り裂く。
これまではテオバルトに守られていて、忘れていた。この痛みを、苦しみを。
「間違いなどではありません。あなたは罪を犯し、この場に連れ出されたのです」
自然と、アリシアの声が掠れる。そんな様子を、宰相は余裕の笑みを浮かべて眺めている。
「今ここで、あなたの罪は白日の元に晒される。あなたはここで裁かれ、罪を償うしかないのです」
本当は、言葉を紡ぐのがやっとだった。胸の中で、過去の恐怖と今の自分が戦っているのが感じられる。
「私には、王として守るべきものがある。それが私の力。だから、あなたの鋭い言葉はもう効かない」
その言葉を言った瞬間、アリシアの中で何かが弾けた。その弾けた音が、心の中で一つの扉を開いたような、不思議な感覚がしたのだ。
ジェロムは皮肉に笑う。
「私を裁く事などできませんよ。なぜなら、私は何も罪など犯していないのですから。ああ、お気の毒に……どうやら女王陛下は乱心なされているようだ」
その声が、アリシアをさらなる深い闇へ引きずり込もうとする。だが、彼女はその闇に屈しない。
「もう、あなたに引き摺られることはない」
その言葉を発した瞬間、アリシアの瞳には、確かな光が宿る。そして宰相が再び言葉を発しようとした時、アリシアはそれを遮った。
「あなたの言葉には、もう意味がない」
その言葉は、自分に言い聞かせるかのように、強く、冷たく響いた。
「私を傷付ける事が、あなたの力だと思っているのかも知れないけれど、今の私はもうあなたの操り人形じゃない」
その瞬間、アリシアは心の中で決意を固めた。
「これ以上、あなたに私を傷つけさせない。ラヴァル王国を、自由にさせない」
アリシアはゆっくりと歩み寄り、目の前の宰相に向かって言った。
「あなたはもう終わりよ、ジェロム」
その言葉に、宰相は一瞬怯んだように見えたが、すぐにその顔に冷笑を浮かべた。だが、その冷笑さえも、アリシアの目にはもはや意味を持たなかった。
アリシアは一歩、また一歩と前に出て、広間の中央に立った。
高位貴族の重々しい視線が注がれる中で、アリシアは震える手で一枚の文書を取り出した。それは、キャスリンが修道院に送られる直前、アレクサンドルに託した手紙。
精緻な封蝋が今まさに破られ、真実がこの場で語られようとしていた。
「……これは、宰相の娘であるキャスリン・ ド ・ブルゴワンが、修道院に送られる直前にアレクサンドル・ ル ・デュラス元帥に送った手紙です」
アリシアがキャスリンからの手紙を読み上げ始めた瞬間、広間に静寂が訪れた。
彼女の声は最初こそ震えていたが、読み進めるにつれてその響きに力が宿っていく。
「『私は知っていました。父がいかに国庫を私物化し、反対派の貴族を陥れる為に虚偽の告発を仕組んでいたか。女王陛下を『傀儡』として玉座に据え、その裏で全てを操るつもりだったことも……』」
広間にひときわ大きなざわめきが起こる。
「『私がテオバルト王配殿下を中傷する虚偽の噂を流したのも、元はと言えば父の命令によるものでした。従わなければ、優秀な娘として認めて貰えないと――恐れていたのです。私は、父からの愛を望んでいました』」
アリシアはここまで読み終えると、ゆっくりと視線を宰相へと向けた。
宰相の顔には冷笑が貼り付いたままだが、その目が僅かに揺れている。何かを計算し直すような、焦りの色だ。
「さらに、ここにあるのは元帥が数年かけて収集した証拠です」
ここでアレクサンドルが前へ進み出て、巻物を広げる。
宰相の署名入りの命令書、裏金の流れを示す帳簿、処刑された反対派貴族の無実を証明する証言書――それら全てが、次々と読み上げられていく。
「これらの証拠により、ジェロム・ド・ブルゴワンが国家反逆及び王位簒奪を企てていたことは、もはや明白です」
司教達の間で小さな祈りの声が上がる。貴族達も動揺を隠しきれない様子だった。
誰もがこの男が永きに渡り国を裏で操っていたという現実の重みに、言葉を失っている。
ここでアリシアは、宰相の前まで歩み寄った。
「私はあなたに支配されていた。でも今、あなたの罪は暴かれた。ラヴァルは、あなたの手から解き放たれる」
ジェロムは最後の悪あがきとばかりに、口元を歪めた。
「……証言など、いくらでもでっち上げられる。証拠とて、誰が真正と証明する? 私はこの国を、お前などより遥かに長く支えてきたのだ」
その時、重厚な扉が開かれた。現れたのは――証人の一人、かつてはジェロムの腹心であり、今は告発者として証言を申し出た元秘書官。
以前、アリシアが宰相に貧しい村への井戸の設置を訴えた時、その場にいた男だった。
「悪事を証明できる者が、ここにおります」
広間が騒然とする。
「私は、宰相閣下の秘書官をしておりました。十年前の軍資金流用に関わった張本人です。そして、その命令が宰相閣下から下されたものであることを記録に残しています」
それは、決定的だった。ジェロムの目から、とうとう余裕が消え、思わず本音を漏らす。
「……馬鹿な」
その時、アリシアの耳元で、テオバルトの声が低く囁いた。
「お前の勝ちだ。アリシア」
知らず知らずのうちに震えていた肩に、テオバルトの温かな手が触れる。その瞬間、胸の奥に溜まっていた氷が溶けていくような気がした。
アリシアは静かに頷き、宣言する。
「ジェロム・ド・ブルゴワン、あなたには然るべき罰を与えます」
声が、会議室全体に響き渡った。
そしてその場で、宰相ジェロムは拘束され、正式に王宮衛兵によって連行される。
アリシアはその年老いた背中から目を逸さなかった。ただ、自分の手を握るテオバルトのぬくもりを感じながら、ひとつの戦いの終わりと、次なる未来の始まりを見据えていたのである。
――ジェロム・ ド ・ブルゴワンにとって、絶望の始まりはいつからだったのだろうか。
彼は今、僻地の村に井戸を作る為の労働者として送り込まれている。
ここでの労働者とは、犯罪を犯した貴族も含まれていた。貴族に労働を強いながら更生を促す事は、幽閉したりするよりも厳しい罰とされている。
宰相、侯爵という長年の華々しい地位を失い、ただのジェロムとなった男は、足元の砂埃が乾いた空気の中で舞い上がるのを見ながら、ふと息を吐く。
生まれた時から侯爵の地位を約束され、自らの能力で宰相まで登りつめた。あと少しで完全に国を手に入れられるはずだった。
それがまさかこんな場所に落とされるとは、あまりにも納得出来ない。
ジェロムの目の前に広がるのは荒れ果てた地と、貧しさにまみれた村の光景。だが、何よりも耐え難いのは、自分が今やその中に溶け込んでいるという残酷な事実だ。
(こんな場所に、私が……)
その思いは、これまで彼の胸の中で何度も繰り返された。過去、彼は何十年にもわたって権力を握り、その指示一つで命を奪い、他人を蹂躙してきたのだ。
そんな自分が、今ではただの無力な男でしかない。無知で貧しい労働者に囲まれ、何も持たない。
しかし、 何よりも許せなかったのは、あの愚かな女王だ。
「アリシアが私をここに送ったのだ。私は、私は……こんな目に遭うためにここにいるわけではない」
舌打ちをし、両手は膝をついた。しかしその行為はあまりにも滑稽で、目の前にいる労働者達をさらに冷徹にさせるだけだった。
「水をくれ」
声を上げたが、誰一人として反応しない。かつてなら彼の一言で、どんな者でも彼の命令に従っただろう。しかし今、ここではすべてが違っていた。
「お前が水を飲む権利などない」
コップの代わりに冷たい声が返ってきた。それを聞いたジェロムは目を見開き、驚愕と怒りが入り混じった表情を浮かべる。
(こんな屈辱があってたまるか!)
だが、労働者は何も恐れなかった。逆に、彼がかつて見下していた者たちが、今や自分を無視している現実。
それが恐ろしいほど現実的に感じられた。ジェロムはしばらく黙り込んだ後、無理に立ち上がる。
「私はこの国の宰相だぞ。お前達のような平民が、簡単に口を聞いてもよい存在ではないのだ。それをこちらから話し掛けてやっているというのに……」
彼らに対する言葉が、今やただの空虚な響きに過ぎないことに気付くのは、しばらくしてからだった。
「ああ、そうだろうな。だが、それも過去の話だ。ここに来れば、貴族だって俺達と同じ『労働者』だ」
労働者達の中から冷徹な声が返ってきた。その一言で、ジェロムの体は凍りつく。
過去、彼はこのような者たちをすべて支配してきた。しかし今、彼はその支配を受けている。
自分の過去の行動がどれだけ冷酷だったかを、ここでようやく理解し始めた。
「……水」
ジェロムは再び呟いた。だが、答えは返ってこない。そのうち、乾き切った口から何も出ないことに気づく。彼はかつて、無数の者たちを軽んじ、命を奪い、他人の痛みを無視してきた。そのすべてが、今自分に返ってきているのだ。
「なぜ、私がこんな目に…」
その声が、意識的に周囲に響いたわけではない。ただ、苦しみによって漏れ出した叫びだった。
しかし、その声を聞いた労働者達は、ただ無関心に作業を続けるだけだった。彼にかつて服従した者たちは、今や誰も彼の言葉に耳を貸さない。
それが、ジェロムにとって最も耐え難いことだった。
――数時間後、ジェロムは足元に膝をつき、手をついていた。
疲労困憊から、もうとても顔を上げることさえ出来なくなっていたのだ。
かつては煌びやかな王宮の玉座のすぐ近くに控え、王の次に王宮内で名誉と権力を手にしていた男が、今やこんな姿になっている。
その事実が、這いつくばった心にさらに深く突き刺さる。
「私は…」
喉の奥が渇き、限界を迎えた体は震えていた。
水を求め手を伸ばしても、誰もジェロムに与えない。そんな現実に直面して、ジェロムはついに過去の行動を思い出した。
あの時、アリシアが口にした政策を冷笑し、嘲った事を。人々に井戸を与え、清潔な水を与えるという馬鹿馬鹿しい策に、何も感じなかった事を。
ジェロムはようやく悟った。
「私が蒔いた種は全て……今ここにあると?」
かつてジェロムが支配してきた力は、今や何の役にも立たない。
「これが……報いだと……言うのか」
ジェロムは目を閉じ、小さな声で「馬鹿な」と呟いた。
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