ナクヨアイドル令和2年

仇血@足立祐一

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第一話・・恋愛禁止アイドルの単独麻薬捜査

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のちに令和時代を代表する事になる
国民的アイドルグループ”ぼったくりーむ”
総勢20人を超える大所帯アイドル団体である

正規メンバーが7名で固定されていて
その下に研修生十数名存在する



そんな、ぼったくりーむの正規メンバーで
センター経験もある”夏樹リリィガルボ”が
都心から少し離れた立川の街に降りていた

その姿からはステージ上から発するオーラは消えており
急ぐ訳でなく、まるでいつもの帰り道を歩くかのように
担々と進んでいく

(もうすぐ着くよ、仁くんが作る料理大好き、楽しみ)

リリィは手元のスマホでメッセージを送信する
彼女が向かっている場所は繁華街から少し離れたアパート
実は恋愛禁止を建前にアイドル活動している彼女も
もう22歳、その恋心を抑えるタイミングを逃す事もある
出会ってしまったのは同じく若手のアイドルの”青東仁”である

2人は多忙なアイドル活動の隙間に
生活圏からは少し離れた立川にアパートを契約し
密会部屋として利用していたのだ

もちろん簡単な思いではなく
『バレなければOK』は同時に『バレたら終わり』である事は
充分に理解し覚悟してる2人である
その秘密裏な行動は警戒に警戒を重ねている

しかし今夜・・予想外の終焉を迎えるのだった

『ん、既読にならない・・え?先に着いてるよね、寝ちゃったのかな』

部屋に明かりが点いてる事を確認すると

『なんだ!いるんじゃない!もう!』

リリィは少しムッとした表情をしながらも部屋の扉を開けた

『ただいま!あー仁君来てるじゃんLINE返事してよ・・あ』

そこには変わり果てた青東仁の姿があった

『しゃぶしゃぶしゃぶ~いえーい』

ソファがあるのにも関わらず床に座り込み
テーブルの上には注射器と白い粉と謎の液体

『リリィィィおかえり~待ってたよ~』

その声は尋常ではないテンションが伝わってくる

『じ・・仁くん。。もしかして・・え?』
(わーーーー仁くんが変なクスリやってる)

リリィは青東仁のそばに近づき座り込み
注射器を手に取り、顔を引き付ける

『これ、ホントにバレたらヤバイヤツじゃん』

リリィは青東の顔を見るも
青東は終始ヘラヘラしていて
そのまま寝込んでしまった

『仁くんが、こんなクスリに出を出すワケがない!』
『私が来るまでの間に誰かが…いやでも・・どうやって』

リリィはしばらく黙したあとん何かを決意した表情を見せた

『私が仁くんを。こんな目に合わせたヤツを潰してやる!』


(つづく)
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