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【1.蝕魔将による同化えっち】
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長きにわたる人と魔族の戦い、その決着をつけるべく。数多の魔物を斃し、切り伏せて。勇敢なる者たちは遂に魔王の根城にたどり着く。
未知を紐解く知恵、恐怖に挑む勇気、魔に惑わされぬ清らかな魂。そして、悪しきものに抗うチカラ。
魔物達の支配から人間を解放する姿から、彼らをこう呼んだ──『勇者たち』と。
────────────────────
罠だ、と叫んだ声。最後に聞いた記憶はそこだったはず、と騎士ケルヴィンは周囲を見渡して思い返す。つい先ほどまでそこに居た、仲間たちの姿は見当たらない。守るべき友を探すも、聖女も魔導士も、そして『勇者』も見当たらない。灰色の石造り、重苦しい雰囲気の部屋。窓から差すかすかな灯りで、辺りの様子を探る。
「リーザ様! ニールっ! ……デーヴィッド!」
共に旅してきた彼らの名前を呼ぶ。しかし、それに返事する者はおらず、自分の声が反響するのみ。『魔王』と呼ばれる、魔物達の頂点に立つ存在。人間を惑わし支配する魔物に対抗するべく、ケルヴィン達は戦い続けていた。そしてついにたどり着いた、魔王の根城。そこに乗り込んだ瞬間。彼が友人たちと共にいたのはそこが最後で。次の瞬間、全員とはぐれている状態に陥っている事に気が付く。──背後からの気配。剣を抜く。
「くすくす……ニンゲンが入り込んできたと思ったら、こんな単純な罠に引っ掛かるなんてぇ」
ケルヴィンが目にしたのは。成人した男である自分よりも幾分も小さな少女だった。裸体の彼女は、不釣り合いなほどのたわわに実った乳房を揺らし、ぺた、ぺたと近づいてくる。見ると、身体の先端にどろりと粘液が混ざっているのが見えた。──人間への中途半端な擬態。ゲル状の魔物。そう判断し、彼は素早く踏み込んで。
「デュアルカットっ!」
少女の姿をした魔物を素早く上から斬り、下げた両手剣を一気に振り上げる。一瞬にして二度の斬撃。ゲル状の魔物には物理攻撃よりも魔術による攻撃の方が有効だ。だが、分裂と再生を繰り返す魔物は、それができなくなるまでバラバラにしてしまえば倒せる。ケルヴィンは、立て続けに魔物を斬ってゆく。
「──喰らえッ、XX斬り!」
重たい剣を持っているとは思えないほどの高速の剣戟。騎士ケルヴィンが多くの魔物を打ち破ってきた、斬った部分をさらに細かく刻み、無数の傷を与える剣技。たちまち、『魔物』の身体はあらゆる方向にバラバラに吹き飛ばされる。人間のように血を流すことは無く、切れた面から透明の粘液があふれて。四肢は人間の形をしながらも、擬態ができずに溶け出していた。人の形をしているだけあって、一瞬苦い感情がケルヴィンを満たす。──そして、静寂。剣先を床に降ろす。
「よし。だが、こいつは一体……」
「ざ~んねん♡ そんなのでアタシを倒せると思ったのぉ?」
声。先ほどの擬態魔物と同じ、小馬鹿にした様な少女の声。再びケルヴィンは両手剣を握る力を籠める。何処に隠れているのだ。──そう、警戒した瞬間。斬り飛ばした少女の頸、腕や脚、身体の断片から。どろっ、と粘液があふれ出す。無数の触手が断面から現れたかと思うと、それは一気に増殖して断片ごとに1人の人間──先ほど斬った、少女と同じぐらいの大きさになる。
「なんだっ……!?」
「アハハぁっ! バカみたいな顔して驚いてるー! ニンゲンなんてこんなものよねぇ」
「くっ……コイツっ……!」
バラバラにしたはずの魔物の身体の各部位。そこから増殖した、何人もの少女たちが自分を囲んでいる状態。ピンク色のウェーブが掛かった髪を揺らし、ツインテ少女は赤い瞳をニヤリと細め、挑発的な顔でケルヴィンを品定めする。
「寄るなッ……龍貫ッ!」
自分だけでの対処が困難だ、と判断したケルヴィン。素早く魔物少女の一体を貫く一撃を放ち、囲まれた状況からの脱出を図る。パーティが分断された以上、合流するのが先だ。──だが。手に持っていた両手剣が、急激に重みを増す。取り落としてしまった。それと同時に、何かにのしかかられる様な圧迫感。背中から潰されるように、ケルヴィンは倒れてしまった。
「ぐぁぁっ!?」
「闇雲に魔物を斬ったりしちゃダメって、仲間から教わらなかったのかしらぁ? 『一にして全、全てにして一』。アタシこそが3魔将が1つ──『蝕魔将』。アタシに逢ったのがアンタの運の尽きってワケ♡」
両手剣からも、背中にも、体中にも。ほんの1滴まで削ったはずの『蝕魔将』の断片。そこから驚異的な速度で肉体を増殖させた彼女は、何十もの同じ姿をした少女たちの大群となってケルヴィンを囲み、潰し、圧迫する。彼女の肢体から、口から、あるいは──そのぷっくりと柔らかいおまんこのワレメから。零れ落ちてゆく粘液が、ケルヴィンの装備を蝕み溶かしてゆく。
「む、ぐぅぅっ──!」
『あははっ! 貴方の装備もこれで形無しね!』
辺り一面、体中を無数の少女たちに羽交い絞めにされて。頼りの剣も、身を包む堅牢な鎧も、あっさりとヒビが入ってやがて腐食する。そして、裸に剝かれてしまうケルヴィン。筋力には自信のある方だったにもかかわらず、もがいても腕を振るおうとしても、少女たちはビクともしない。
「そんなに怖い顔しないでよぉ、お楽しみはこれからなんだから──ぺろっ、じゅるっ♡♡」
「なッ、ぅう゛ぁっ!?」
体中に生温かい感覚。耳に、背中に、胸板に。少女たちの舌先が触れ、柔らかいおっぱいが包み、艶めかしい足先が絡む。蝕魔将の分裂体は彼を溶かすことなく、じっとりと身体をくっつけて。少女の一人が、彼の肉棒を頬張って。喉先まで飲み込むようなディープスロートで、竿の根本まで犯す。
「じゅぷっ♡♡ ずぞぞっ♡♡♡ ちゅぅぅっ♡♡♡」
「はぁんっ……♡♡♡ アタシ達のおっぱいで包んであげるっ♡♡♡♡」
「ぃっ……♡♡ んぁあっ……♡♡♡ 特別に、アタシのイったときの潮でも飲みなさいっ♡♡♡ んぅうっ♡♡♡」
少女たちのおっぱいがケルヴィンの身体に触れ、生温かく柔らかい感触を伝えてきて。彼の頭上からは、自慰で喘ぎながら潮をぷし、ぷしっと吹き出す少女。以前相対した、男を惑わすサキュバスですらこうも淫らでは無かっただろう。むせ返るほどに強烈な雌の匂い。自分の鼓動が高鳴っていることに、ケルヴィンは焦りを感じていた。こんな時でこそ、冷静でいなければ──ましてや人間の姿を真似した魔物などに、興奮するなどあってはいけない。
「アンタの考えてる事なんて手に取るように分かるわよ♡♡ 『魔物なんかに欲情して、おちんちんバッキバキになんてしちゃいけない』なんて思ってるんでしょ~♡♡♡ 」
「──俺は、そんな事は……ッ!」
「でもぉ……『アタシ達』に包まれた時点で──いいえ、『この部屋』に入った時点で。雄のアンタはアタシにはぜーったい勝てないってことが決まってたんだから♡♡♡」
抑えようとする。だが、全身を襲う女性たちの攻めに、本能的にケルヴィンの雄としての象徴は硬さを増していって。熱を帯びたペニスから精液を奪い去ろうと、フェラを続ける『蝕魔将』は幼い顔を猥雑に歪め、舌を絡ませる。
「アンタの装備を溶かしたアタシの毒……ニンゲン相手にかかったらどうなるんだろうね? ニンゲンを内側からどんどん侵して、コーフンさせながらじわじわと変えて行っちゃう魔法だったりして♡♡♡」
「『アタシ達』に包まれた雄は全員、おちんぽからダラダラとせーえき吐き出して、どんどんニンゲンじゃなくなっていく……って知ったら、どーする?」
仲間たちを守るために重装備だったケルヴィンの腕や胸元、全身は間違いなくがっしりとした筋肉があった──そのはずだった。だが、少女たちの身体が触れられている所から、体中が何故かやせ細って、そしてぷにっとしてやわらかい肌に。まるで、目の前の少女と同じようになって。
「──い、嫌だ……俺、俺は……! ぁう゛っ」
「ほ~ら♡♡ 情けなく射精しちゃぇっ♡♡♡」
全身を襲う熱に、堪えが効かず。まるで漏らしてしまったかのように、己の肉棒から何度も何度も、激しく射精してしまう。虚脱感、そして──快楽。こんな感覚を覚えてはいけないと、分かっているのに。少女の口の中に、幾度も吐精する。
「ん゛っ♡♡♡ ふんぅう゛っ♡♡♡♡ ──ごくっ、んっ♡♡♡」
少女がごっくん、と飲み干した直後。目の前を覆っていた少女たちの数が、また一段と増える。ケルヴィンの顔が真っ青になった。
「──どぉ? アンタの吐き出した精液の分、『アタシ達』が増えるってワケ♡♡」
「じゃぁ……もっと、シましょっ♡♡♡♡」
「や、やめっ────」
断末魔の叫び。何百もの同じ顔をした少女は、代わる代わるケルヴィンを犯し、舐めとり、その淫毒を彼の身体に染み込ませて。塊のように彼を包みこむ彼女たち。彼が悲鳴を上げるたびに、絶頂を覚えるたびに、その数は増殖して。彼女たちの身体が繭のごとくケルヴィンの身体を包み、犯しつくす。
くちゅ、ぐちゅり。
ぬちゅり、ぱちゅん。
ぐぢゅり、ぽとり。
暗い城内に、水音だけが響いて。
────────────────────────
いつしか、増殖していた『蝕魔将』の姿は一つに戻っていた。彼女が顔を近づけ。
「コレが最後の一滴ねっ……♡ ずぞぞっ♡♡♡」
ワザと淫靡な音を立てながら精液を啜る。口淫をされいる側のケルヴィンはというと、その姿は蝕魔将の与える魔力で置き換わってしまっていて。最期に身体を震わせ、ぴゅる、と僅かな精を吐き出す。──そして、小枝ほどになっていたペニスは溶け出したように姿を消して、後にはツルツルのぷにまんが出来上がった。同じ姿、同じおっぱい、同じ髪、同じおまんこ。鏡写しのような彼女に、『蝕魔将』は。
「ねぇ、アンタは誰かしら?」
一つになった少女が、もう一人に笑いながら問いかける。変えさせられた『彼女』は。
「アタシは──アタシもあなた……♡♡♡ 『アタシ達』は蝕魔将ケイシー♡♡♡ アナタの下僕で、アナタの手足♡♡♡」
よくできました、と言わんばかりに。『蝕魔将』は自らの『妹』を抱きしめた。
未知を紐解く知恵、恐怖に挑む勇気、魔に惑わされぬ清らかな魂。そして、悪しきものに抗うチカラ。
魔物達の支配から人間を解放する姿から、彼らをこう呼んだ──『勇者たち』と。
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罠だ、と叫んだ声。最後に聞いた記憶はそこだったはず、と騎士ケルヴィンは周囲を見渡して思い返す。つい先ほどまでそこに居た、仲間たちの姿は見当たらない。守るべき友を探すも、聖女も魔導士も、そして『勇者』も見当たらない。灰色の石造り、重苦しい雰囲気の部屋。窓から差すかすかな灯りで、辺りの様子を探る。
「リーザ様! ニールっ! ……デーヴィッド!」
共に旅してきた彼らの名前を呼ぶ。しかし、それに返事する者はおらず、自分の声が反響するのみ。『魔王』と呼ばれる、魔物達の頂点に立つ存在。人間を惑わし支配する魔物に対抗するべく、ケルヴィン達は戦い続けていた。そしてついにたどり着いた、魔王の根城。そこに乗り込んだ瞬間。彼が友人たちと共にいたのはそこが最後で。次の瞬間、全員とはぐれている状態に陥っている事に気が付く。──背後からの気配。剣を抜く。
「くすくす……ニンゲンが入り込んできたと思ったら、こんな単純な罠に引っ掛かるなんてぇ」
ケルヴィンが目にしたのは。成人した男である自分よりも幾分も小さな少女だった。裸体の彼女は、不釣り合いなほどのたわわに実った乳房を揺らし、ぺた、ぺたと近づいてくる。見ると、身体の先端にどろりと粘液が混ざっているのが見えた。──人間への中途半端な擬態。ゲル状の魔物。そう判断し、彼は素早く踏み込んで。
「デュアルカットっ!」
少女の姿をした魔物を素早く上から斬り、下げた両手剣を一気に振り上げる。一瞬にして二度の斬撃。ゲル状の魔物には物理攻撃よりも魔術による攻撃の方が有効だ。だが、分裂と再生を繰り返す魔物は、それができなくなるまでバラバラにしてしまえば倒せる。ケルヴィンは、立て続けに魔物を斬ってゆく。
「──喰らえッ、XX斬り!」
重たい剣を持っているとは思えないほどの高速の剣戟。騎士ケルヴィンが多くの魔物を打ち破ってきた、斬った部分をさらに細かく刻み、無数の傷を与える剣技。たちまち、『魔物』の身体はあらゆる方向にバラバラに吹き飛ばされる。人間のように血を流すことは無く、切れた面から透明の粘液があふれて。四肢は人間の形をしながらも、擬態ができずに溶け出していた。人の形をしているだけあって、一瞬苦い感情がケルヴィンを満たす。──そして、静寂。剣先を床に降ろす。
「よし。だが、こいつは一体……」
「ざ~んねん♡ そんなのでアタシを倒せると思ったのぉ?」
声。先ほどの擬態魔物と同じ、小馬鹿にした様な少女の声。再びケルヴィンは両手剣を握る力を籠める。何処に隠れているのだ。──そう、警戒した瞬間。斬り飛ばした少女の頸、腕や脚、身体の断片から。どろっ、と粘液があふれ出す。無数の触手が断面から現れたかと思うと、それは一気に増殖して断片ごとに1人の人間──先ほど斬った、少女と同じぐらいの大きさになる。
「なんだっ……!?」
「アハハぁっ! バカみたいな顔して驚いてるー! ニンゲンなんてこんなものよねぇ」
「くっ……コイツっ……!」
バラバラにしたはずの魔物の身体の各部位。そこから増殖した、何人もの少女たちが自分を囲んでいる状態。ピンク色のウェーブが掛かった髪を揺らし、ツインテ少女は赤い瞳をニヤリと細め、挑発的な顔でケルヴィンを品定めする。
「寄るなッ……龍貫ッ!」
自分だけでの対処が困難だ、と判断したケルヴィン。素早く魔物少女の一体を貫く一撃を放ち、囲まれた状況からの脱出を図る。パーティが分断された以上、合流するのが先だ。──だが。手に持っていた両手剣が、急激に重みを増す。取り落としてしまった。それと同時に、何かにのしかかられる様な圧迫感。背中から潰されるように、ケルヴィンは倒れてしまった。
「ぐぁぁっ!?」
「闇雲に魔物を斬ったりしちゃダメって、仲間から教わらなかったのかしらぁ? 『一にして全、全てにして一』。アタシこそが3魔将が1つ──『蝕魔将』。アタシに逢ったのがアンタの運の尽きってワケ♡」
両手剣からも、背中にも、体中にも。ほんの1滴まで削ったはずの『蝕魔将』の断片。そこから驚異的な速度で肉体を増殖させた彼女は、何十もの同じ姿をした少女たちの大群となってケルヴィンを囲み、潰し、圧迫する。彼女の肢体から、口から、あるいは──そのぷっくりと柔らかいおまんこのワレメから。零れ落ちてゆく粘液が、ケルヴィンの装備を蝕み溶かしてゆく。
「む、ぐぅぅっ──!」
『あははっ! 貴方の装備もこれで形無しね!』
辺り一面、体中を無数の少女たちに羽交い絞めにされて。頼りの剣も、身を包む堅牢な鎧も、あっさりとヒビが入ってやがて腐食する。そして、裸に剝かれてしまうケルヴィン。筋力には自信のある方だったにもかかわらず、もがいても腕を振るおうとしても、少女たちはビクともしない。
「そんなに怖い顔しないでよぉ、お楽しみはこれからなんだから──ぺろっ、じゅるっ♡♡」
「なッ、ぅう゛ぁっ!?」
体中に生温かい感覚。耳に、背中に、胸板に。少女たちの舌先が触れ、柔らかいおっぱいが包み、艶めかしい足先が絡む。蝕魔将の分裂体は彼を溶かすことなく、じっとりと身体をくっつけて。少女の一人が、彼の肉棒を頬張って。喉先まで飲み込むようなディープスロートで、竿の根本まで犯す。
「じゅぷっ♡♡ ずぞぞっ♡♡♡ ちゅぅぅっ♡♡♡」
「はぁんっ……♡♡♡ アタシ達のおっぱいで包んであげるっ♡♡♡♡」
「ぃっ……♡♡ んぁあっ……♡♡♡ 特別に、アタシのイったときの潮でも飲みなさいっ♡♡♡ んぅうっ♡♡♡」
少女たちのおっぱいがケルヴィンの身体に触れ、生温かく柔らかい感触を伝えてきて。彼の頭上からは、自慰で喘ぎながら潮をぷし、ぷしっと吹き出す少女。以前相対した、男を惑わすサキュバスですらこうも淫らでは無かっただろう。むせ返るほどに強烈な雌の匂い。自分の鼓動が高鳴っていることに、ケルヴィンは焦りを感じていた。こんな時でこそ、冷静でいなければ──ましてや人間の姿を真似した魔物などに、興奮するなどあってはいけない。
「アンタの考えてる事なんて手に取るように分かるわよ♡♡ 『魔物なんかに欲情して、おちんちんバッキバキになんてしちゃいけない』なんて思ってるんでしょ~♡♡♡ 」
「──俺は、そんな事は……ッ!」
「でもぉ……『アタシ達』に包まれた時点で──いいえ、『この部屋』に入った時点で。雄のアンタはアタシにはぜーったい勝てないってことが決まってたんだから♡♡♡」
抑えようとする。だが、全身を襲う女性たちの攻めに、本能的にケルヴィンの雄としての象徴は硬さを増していって。熱を帯びたペニスから精液を奪い去ろうと、フェラを続ける『蝕魔将』は幼い顔を猥雑に歪め、舌を絡ませる。
「アンタの装備を溶かしたアタシの毒……ニンゲン相手にかかったらどうなるんだろうね? ニンゲンを内側からどんどん侵して、コーフンさせながらじわじわと変えて行っちゃう魔法だったりして♡♡♡」
「『アタシ達』に包まれた雄は全員、おちんぽからダラダラとせーえき吐き出して、どんどんニンゲンじゃなくなっていく……って知ったら、どーする?」
仲間たちを守るために重装備だったケルヴィンの腕や胸元、全身は間違いなくがっしりとした筋肉があった──そのはずだった。だが、少女たちの身体が触れられている所から、体中が何故かやせ細って、そしてぷにっとしてやわらかい肌に。まるで、目の前の少女と同じようになって。
「──い、嫌だ……俺、俺は……! ぁう゛っ」
「ほ~ら♡♡ 情けなく射精しちゃぇっ♡♡♡」
全身を襲う熱に、堪えが効かず。まるで漏らしてしまったかのように、己の肉棒から何度も何度も、激しく射精してしまう。虚脱感、そして──快楽。こんな感覚を覚えてはいけないと、分かっているのに。少女の口の中に、幾度も吐精する。
「ん゛っ♡♡♡ ふんぅう゛っ♡♡♡♡ ──ごくっ、んっ♡♡♡」
少女がごっくん、と飲み干した直後。目の前を覆っていた少女たちの数が、また一段と増える。ケルヴィンの顔が真っ青になった。
「──どぉ? アンタの吐き出した精液の分、『アタシ達』が増えるってワケ♡♡」
「じゃぁ……もっと、シましょっ♡♡♡♡」
「や、やめっ────」
断末魔の叫び。何百もの同じ顔をした少女は、代わる代わるケルヴィンを犯し、舐めとり、その淫毒を彼の身体に染み込ませて。塊のように彼を包みこむ彼女たち。彼が悲鳴を上げるたびに、絶頂を覚えるたびに、その数は増殖して。彼女たちの身体が繭のごとくケルヴィンの身体を包み、犯しつくす。
くちゅ、ぐちゅり。
ぬちゅり、ぱちゅん。
ぐぢゅり、ぽとり。
暗い城内に、水音だけが響いて。
────────────────────────
いつしか、増殖していた『蝕魔将』の姿は一つに戻っていた。彼女が顔を近づけ。
「コレが最後の一滴ねっ……♡ ずぞぞっ♡♡♡」
ワザと淫靡な音を立てながら精液を啜る。口淫をされいる側のケルヴィンはというと、その姿は蝕魔将の与える魔力で置き換わってしまっていて。最期に身体を震わせ、ぴゅる、と僅かな精を吐き出す。──そして、小枝ほどになっていたペニスは溶け出したように姿を消して、後にはツルツルのぷにまんが出来上がった。同じ姿、同じおっぱい、同じ髪、同じおまんこ。鏡写しのような彼女に、『蝕魔将』は。
「ねぇ、アンタは誰かしら?」
一つになった少女が、もう一人に笑いながら問いかける。変えさせられた『彼女』は。
「アタシは──アタシもあなた……♡♡♡ 『アタシ達』は蝕魔将ケイシー♡♡♡ アナタの下僕で、アナタの手足♡♡♡」
よくできました、と言わんばかりに。『蝕魔将』は自らの『妹』を抱きしめた。
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