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ドライパイン

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昨日まで

気をつけること

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文章を書くときに気を付けるとすれば、実際に読んだときの語感だろうか。リズム感の良し悪しは確かに存在している。単純にそれだけで文章を書くわけにもいかないだろうが、いちいち読むたびにつっかえるのは一読者としてもめんどくさい。
 例えばテンポの悪い文章とはどんなものか。日常で扱わないような単語や漢字がルビも振ってなくて書かれていればそれは見辛い。ぎゃくにひらがなばかりはよみにくい。漢字読みもじぶぶんルビ部分よみぶぶんが違う読みが大量にあったら必殺技の応酬か何かなと思う。風景描写にえらく時間をとるのも考えものだ。私の場合逆に風景を描かなすぎると言われたが。
 話し言葉にしたときのことを基準に考えると効果がある。一時期流行した(?)忖度そんたくも、予想変換で出てこない程度には馴染みのない言葉だ。書き言葉でもそうそうないから、あのような形で出すとは誰も思わなかっただろう。そういうわけで、書き言葉特有のワードを使わないのは有効だ。逆に同音異字など、書き言葉特有の利点もあるそこら辺は文章作法の問題になってしまうのでずれるが。
 ともあれ、そう言った点は気を付けたい。書籍小説と異なって、ネットは読んでもらわなければならない。書籍は売れれば読者が読むかは読者任せだが(ごく短期的な見方である)ネットでは読んでもらうことすなわち次が読まれる、あるいは広告の効果を発揮する。
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