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ドライパイン

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昨日まで

スカウター

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今、このエッセイのほとんどは雑念で書いている。世にある名作や、そうはいかないかもだがハイクオリティな作品は一定の信念に基づいて書かれていると感じる。何を伝えたいかがはっきりしている。その上で、面白いものを書こうと努力されている。今の私にはどちらもないのだ。

 エッセイなのだから、話題はなんだって良い。日常風景、やってみたゲームの話、誰かとの会話。だが統一性もなければ面白味も欠ける。誰が読む。ブレーキの理屈として、相手にそれが伝わるか恐れている部分がある。それを伝えなくてどうしろと。もうね、アボガド、バナナかと。

 昨日エントリーしているweb コンテンツに関してちらっとみてみると、1票を得ているのが少なくとも72作品であった。なかなか厳しい道である。全く投票の入っていないこの散文は、さながらドラゴンボールの戦闘力が足りていない噛ませキャラの気分を味わうこと請け合いである。読者にどの程度サポートされるかは文字通り作者の戦闘力に強く影響され、また影響する。誰にも読まれない、誰にも応援されない、誰にも見てもらえないモブキャラは派手に吹き飛ぶことでしか自分の存在をアピールすることができない。物悲しいかな。
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