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ドライパイン

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昨日まで

次回に続かない

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 長編に何度か手を出した結果、最終的なストーリーラインを見失ったことが多々ある。一度、今までの作品を読み返した上で再度プロットを練り直すのも良いかもしれない。読者視点で、見えない設定を出しておくべきか伏線として残しておくかも熟慮しておくべきかもしれない。
 ブロック線のようにプロットを敷き直すのも良いかも、と思い立つ。どの個人が、どのようなラインや行為、意図でどう行動するか。それでどう他の人物がリアクションをとるか。
 そこが見えなくなったり、「次の一手」を見失ったりして、今この時点では「次回に続かない」状態の作品が大量にある。伸びしろと考えるべきか、そもそも死んでいる枝と考えるべきか。過去の自分が書いたものを見返すのは恐らく、こっ恥ずかしいだろう。しかも「何を考えて書いたんだ」と自分自身に刃がむくことになる。そんな作品ばかりである。
 世にある名作はキャラが立って「キャラが勝手に動いてくれる」といううわさがあったりする。つまるところそこまで、人格が成り立っている。情報が詰め込まれて、感情を込めて書いている。まだ自分自身には足りない情熱だ。願わくばそうありたいと願うのに。足りないものばかりを数えている。
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