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2.融合、そして新生する少女
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迷宮の浅層。闇の魔力の濃度が薄いそこには、強大な魔物が長時間存在する事が出来ない。そのため、上層には主に大量の魔力を消費しない弱い魔物、ゴブリンやスライムなど、経験の浅い冒険者たちでも太刀打ちできるような魔物しか居ない。────通常であれば。
「ルカ! 早くしないと置いてくぞ!」
「待ってよウィル……! 何かあった時に、他の人たちに連絡できる位置に居ないと……!」
まだ経験の少ない冒険者たちは、それぞれ別のパーティを組んでいても相互に救助ができるよう、依頼を請け負った複数パーティが同時に迷宮に挑む取り決めになっている。しかし、ウィルとルカの少年2人は他の冒険者よりも功を急いで、まだ誰も探索していない場所に挑もうとしていた。
カンテラを片手に、暗闇をどんどんと進む兄のウィル。弟のルカは戻るべきだと思いつつも、先行してしまう兄についていくことしかできない。……そんな彼らの前に不穏な気配が現れる。
「おいっ、魔物だッ!」
短刀を素早く抜いたウィルは、その正体を判別する間もなく敵に向けて刃を振るう。ぷちゅり、と生温かい温度と柔らかいものを切り裂く感覚。2人の目の前に居たのは薄い水色をしたスライム3匹であった。ウィルの一撃は確実にスライムの核を貫き、やがて震えたスライムは徐々に丸い形から溶けるように、地面に液を漏らす。
「わわっ……と、とりあえず倒さないとっ!」
遅れてきたルカも、杖を一振りする。杖を通して放たれた電撃の魔術は液状のスライムの全体を焼き焦がし、一瞬で機能を停止させる。2人ともまだ若いながら、多少の魔物なら討ちたおせるほどの力量を兼ね備えていた。
「よしッ、あと1匹!」
「わかった、行くよっ!」
2人が同時に、最後のスライム1匹に攻撃を仕掛けようとしたその時。彼ら2人の身体に突風が走る。
「おわっ!?」
「うわぁっ!?」
吹き飛ばされた彼ら。何が起こったのか一瞬分からない。もう一度、と思い兄弟二人が武器を握りしめた。スライムの1匹は、さっき倒した他の2匹と変わらない様に見える。……だが。何もしていないのに、球の形を取っていたスライムは、その場に溶けるように迷宮の床に広がる。
──次の瞬間。池のように広がったスライムの表面から、突然潜っていた人が飛び出したかのように。ざぱぁ、と水音を立てて『何か』が飛び出してきた。スライムの粘液を自らの身体に纏わせ、徐々に一つの形──人の姿、すらりと伸びた髪、膨らみを主張する乳房、そして何も隠さない秘所。魔物が、美しい女性の姿を取ったのだ。
「ばぁっ! ふふ~っ♡ 君たちがアタシの獲物かなぁ?」
「な、何だっ……!」
「待ってウィル! 姿を変える魔物……シェイプシフター!? コイツは相当ヤバイ奴だよッ!?」
事前に本で色々な魔物の知識を蓄えていたルカは、その正体に覚えがあった。姿を変え、相対する人間が恐れるものに変身する魔物、シェイプシフター。恐怖で支配し、精神的に圧倒するのはもちろん、姿を変貌させるほどの魔力を持つ『ソレ』とは、相当の強さが無いと勝負にならないことをルカは知っていた。ところが、警戒を強めるルカの言葉を、スライムから現れた『彼女』はニヤリと笑って否定する。
「『シェイプシフター』? やれやれ、そんな雑魚と同じにされちゃ困るなぁ……アタシは主様がその魔力を直々に与えてくださった──」
「逃げるよッ!」
ルカの知識には、兄のウィルも一目置いていた。彼の判断は正しい、だから。2人とも同じ方向に、魔物から逃げ出す方向に一気に駆け出す。──だが。ガッ、と足元を何者かに掴まれる感覚。ほとんど同時に兄弟2人は洞窟の床に倒れこんでしまう。
「グっ!? くそっ、やられたっ!」
「足に、何か張り付いて……! 動かせない!」
「全く、人の話はちゃんと聞くものだよ? 『アタシ』が『1つ』だけじゃないってのも教えようとしたのに聞かないからさぁ……」
スライムの『分体』を既に放出していたソフィア。彼女の一部は少年2人の脚を掴んで、地面に縛り付けていた。なんとか逃れようと、足元に張り付いたスライムを引き剝がそうと攻撃する。先程一撃で倒したスライム達と違い、小さな分体のスライムは一切怯みもしない。
「う、ぐぁっ! 逃げられないっ!」
「どうしてっ!? このスライム、異様に強いッ!?」
「だからスライムでもなくてぇ……まぁいいや。言葉で分からないなら、その身で理解すれば良いんだから」
背後の『魔物』がじりじりと近づいて、少年たち2人の目の前に立つ。凛とした赤色の瞳が彼らを捉える。こんな状況でなければ、きっと彼女の事を美しいと思っただろうとルカは思う。絵画に描かれた妖精のように、何も隠すものがない肢体は艶めかしい雰囲気を与えていた。女らしさとは正反対の、仁王立ちの恰好をした美女。
「それじゃ2人にはぁ……♡ 主様の命に従って、アタシの魔力を受けてもらいますっ♡♡」
そう言うや否や、彼女は手のひらで包み切れないほど大きなおっぱいを、両手でぎゅうと握りしめた。一気に彼女の表情が緩み、だらしのない顔つきになる。
「んひゅぅう♡♡ おっぱい絞ってっ♡♡♡ スライムミルク出すの゛っ♡♡♡♡ きゅんって、すりゅっ♡♡♡♡」
呂律の回らない口ぶりで彼女が突然自らの胸元を弄り、自慰を始めると。その乳首から何かが放出され、ウィルとルカの身体に何か生温かいものが掛かる。粘っこい感触だというのも、遅れて伝わってくる。
「なに、してんだお前……!?」
「これは一体……スライムを放出している?」
びく、びくと身体を震わせ、官能に悶えている彼女。それと同時に母乳の様に放出される液が、どんどんと少年たちの身体を覆ってゆく。当惑しかできない兄弟たちだったが──ある事に気が付いて、悲鳴に近い声を上げた。
「ウィルっ!? 腕が、腕がっ……!」
「ルカ、お前っ! 脚が……溶かされてるぞッ!?」
互いの身体の異常に気が付き、そして一瞬遅れて自らの身体にも危機が迫っている事に理解が及ぶ。彼女の放った粘液が触れている所から、身体が徐々に融解させられているのだ。痛みが無かったことで、かえって気が付くことに遅れてしまった。しかし。
「あ……ぐっ……! ルカっ、早く逃げっ──」
「ウィルっ! ──兄ちゃんっ!?」
多く彼女の『母乳』を浴びてしまったウィルは。その身体がまるで沼に沈み込んでしまうかのように溶解してしまい。──そして、さっき兄弟が潰したスライムのように、物言わぬ液体になってしまった。弟のルカは、それでも何とか逃げる道を探そうと藻掻く。しかし、その抵抗もままならず。
「ぅ、あ……沈んで……っ」
溺れるかのように錯覚する。全身が溶け、感覚を失って。首すら溶け出し、口元に大量の粘液が入り込んで──
ちゃぷん、と水音が響いて。兄弟冒険者の姿は消え、代わりに粘液の水たまりが2つ残る。
「……っはぁっ♡♡♡♡ んう゛っ♡♡ きもち、よかったぁ……っ♡♡♡♡」
惨劇の主はただオナニーの感覚に酔いしれ、甘ったるい声をあげて。ようやくその手を止める。白く濁った自らの母乳と、それによって溶かされた2人分のスライムに手をかざす。そして、今までの事を全て『視て』いたであろう人物に呼び掛けた。
「主様っ♡♡♡ どうか『この子』に新しい姿をお与えくださいっ♡♡」
────迷宮の深淵にて。闇色のローブに身を包んだ『彼』は、その表情1つ変えることもせず。ただ一度、左手を握る。魔力は瞬時に反応を起こした。小さな池の様になっていたスライムが少しずつ動き出し、ひとつになる。とぷ、とぷ、と水面を揺らしながら、兄弟だったスライムは大きな1つの粘液溜まりになる。
「あはぁっ……♡♡ キミたちもすぐ、主様のモノになれるからねぇ……♡♡♡」
床に広がっていたスライム。それがぐにゅぐにゅと蠢きつつ膨らんでゆく。表面がぽこぽこと泡立ちながら、ソフィアの肩ぐらいの高さまで伸びたスライム。薄い水色を帯びたソレが、徐々に分化してゆく。床への接触面が2つに分かれ、やがて指先をつくり『脚』を形成する。人間でいえば腰のあたりに、桃色をした器官が形成され、きゅんとそこが閉じる。
触手のように粘液の塊から伸びた2本の塊は、やがて先端で手のひらと指先、淡い色の爪を作る。冒険者のざらついて筋のある手ではなく、貴族の娘のような美しい腕に。胴の上から半分がごぽりと揺れて、ほんのわずかに膨らむ。その頂点に、小さな突起が生じて。小さな肩、そしてその上には人間の頭部ほどの膨らみが現われて。徐々に『頭』の上が銀色へと変化してゆく。
──迷宮の表層に、1人の少女が現われた。銀色のショートヘアが揺らめき、小さな肩が血色の良い肌の色に変化する。胸元に小さな膨らみ、ピンク色の乳首がふにっ、と現れて。2つの脚で立つ『彼女』は、その目を開く。くりんとした、水色の瞳。
「──えっ……俺、どうなったんだ……? ウィル……? ルカ……?」
肉体も、魂も合い混ぜられた兄弟。その自我は肉親であるきょうだいを探し求めて、お互いの事を呼び合う。当然、その異常事態を『彼女』自身も理解し──そして、自分の身体の異変に理解が及ぶ。
「何で僕は裸にっ……!? それに、腕も足もおかしいッ……! 自分のじゃねえみたいだっ……!」
「はーい♡ もうそういうのはいいから、早く主様のモノになりなさいっ♡♡」
その背後から、少女の頭部を上半身で覆うようにしてソフィアが密着する。真後ろから柔らかいおっぱいで包まれた『彼女』は、一瞬思考が停止してしまう。──その身体から、強烈な魔力が放たれるまでは。
「……ぃ゛っっ♡♡♡ ぉぁあ゛っ♡♡♡♡ ぁああ゛あ゛っ♡♡♡♡ あだま゛っ♡♡♡♡♡ にぃい゛っ♡♡♡♡♡」
「うふふっ……♡♡ 直接主様の力をお使いにならなくてもっ……♡♡ こうして貴方達をアタシのモノにすれば、そのまま貴方も主様のモノになれるのよっ♡♡」
ソフィアのたわわな乳房で包み込まれた少女は、その身体から直接受ける強力な魔力によってその思考、精神、魂すら捻じ曲げられる。既に肉体という鎧が歪められた『彼ら』には、ソフィアの魔力による洗脳に抗う術がない。どんどんと、彼女の色に染まってゆく。
「ほぉら♡♡ スライムになって、女の子になって♡♡♡ 身体がぼんやりあつくなって♡♡♡♡ あなたはどんどんキモチヨクなってゆくの♡♡♡♡」
「はぁっ……♡♡ ぁぐぅっ……んぁあ゛っ……♡♡ きもち……いい……?」
頭がぼやけて、胸がどきどきと脈打って、どこか切ない気持ち。その感覚をどう表せばよいのか『少女』には分からなかったが、ソフィアの言葉でソレが『キモチイイ』事だと分かる。あたたかい。おまたがじんじんする。むねがきゅうんとする。
「これ……ぁうっ……♡♡ きもちいい……きもち、いい……♡♡♡」
「そうよ──これだけを全身で感じて、アタシのモノになればいいの。そうすれば、もっと気持ちよくなれる♡♡」
「もっと……もっとっ……♡♡」
ほとんど本能的に少女は自分の胸元に手をやり、乳首の先端を弄る。同時に、ソフィアも少女のワレメに指を伝わせ、蜜壺を指で突く。
「とん、とん、とんっ♡♡♡ はじめてのおまんこの感覚はどうかしら♡♡♡♡」
「あっ♡♡♡ ひゃう゛っ♡♡♡♡ んにゃぅう゛っ♡♡♡♡♡ ぁぉお゛ぉっ♡♡♡♡♡」
指先で一突きするたびに、少女の視界が明滅する。空に飛んでいるかのようで。触っている胸も『きもちいい』。触られているおまんこも『きもちいい』。おっぱいに包まれているとこも『きもちいい』。身体中が、まるで溶けてしまいそうなほどに。
「こうやってぇ……♡♡ 大事なところを触られるたびに、あなたはアタシのモノになっていくの♡♡♡ それはとっても『きもちいい』コト♡♡♡」
「『アナタ』のっモノ……♡♡ ご主人様っ……♡♡♡ はぁんっ♡♡♡♡」
「……『ソフィア』って呼んで?」
「ソフィア……さまぁっ♡♡♡♡」
相手を蕩けさせるような甘いソフィアの声に導かれるように、少女はか細く声を震わせ、歓喜に悶える。『きもちいい』で一杯だった。他の事なんて、どうでもよくなって。──刹那、誰かの姿が思い起こされる。自分と同じぐらいの背丈の少年。大切な家族……誰だっただろうか。
「よ~くできました♡♡♡ それじゃ、もっと感じさせてあげる♡♡♡♡」
「ぃああ゛っ♡♡♡♡ やぁああ゛っ♡♡♡♡」
その姿も一瞬で霧散する。頭の仲がピンク色で満たされて。『ソフィア様』に触られて、弄られるだけで。それだけで良かった。下腹部のキュンとなる感覚。抑えられない鼓動。ふわふわと浮いているかのような錯覚。理性なんてものは、なかった。
「それじゃ最後に、一番イイのあげる♡♡♡ そうしたら、完全にアナタはソフィアのモノ♡♡♡♡ それじゃ、3、2、1──────」
「────ぁっ♡♡♡ ぅあ゛っ♡♡♡♡♡♡ はぁああ゛っ♡♡♡♡♡♡♡♡」
少女のクリトリスが摘ままれ、同時に膣内のザラりとする所も弄られ。ビクン、と少女の頭が跳ねる。しびれる。きもちいい。ふわふわする。きもちいい。すこしいたい。きもちいい。ぜんしんから、ちからがぬける。きもちいい。あたたかくて、きもちいい。おまたがちょっとぬれてる。きもちいい。
──ガクリ、と絶頂とともに膝をついた少女。パイズリを止めたソフィアは、屈みこんで少女の顎をクイと上げ。
「さぁ……♡ アナタは、なに?」
「──『ボク』は……っ♡♡ ウィルシア……ソフィア様のシモベですっ……♡♡」
自らの敬愛する存在を水色の瞳に映して。マモノの僕、ウィルシアは悦びに打ち震えていた。
「ルカ! 早くしないと置いてくぞ!」
「待ってよウィル……! 何かあった時に、他の人たちに連絡できる位置に居ないと……!」
まだ経験の少ない冒険者たちは、それぞれ別のパーティを組んでいても相互に救助ができるよう、依頼を請け負った複数パーティが同時に迷宮に挑む取り決めになっている。しかし、ウィルとルカの少年2人は他の冒険者よりも功を急いで、まだ誰も探索していない場所に挑もうとしていた。
カンテラを片手に、暗闇をどんどんと進む兄のウィル。弟のルカは戻るべきだと思いつつも、先行してしまう兄についていくことしかできない。……そんな彼らの前に不穏な気配が現れる。
「おいっ、魔物だッ!」
短刀を素早く抜いたウィルは、その正体を判別する間もなく敵に向けて刃を振るう。ぷちゅり、と生温かい温度と柔らかいものを切り裂く感覚。2人の目の前に居たのは薄い水色をしたスライム3匹であった。ウィルの一撃は確実にスライムの核を貫き、やがて震えたスライムは徐々に丸い形から溶けるように、地面に液を漏らす。
「わわっ……と、とりあえず倒さないとっ!」
遅れてきたルカも、杖を一振りする。杖を通して放たれた電撃の魔術は液状のスライムの全体を焼き焦がし、一瞬で機能を停止させる。2人ともまだ若いながら、多少の魔物なら討ちたおせるほどの力量を兼ね備えていた。
「よしッ、あと1匹!」
「わかった、行くよっ!」
2人が同時に、最後のスライム1匹に攻撃を仕掛けようとしたその時。彼ら2人の身体に突風が走る。
「おわっ!?」
「うわぁっ!?」
吹き飛ばされた彼ら。何が起こったのか一瞬分からない。もう一度、と思い兄弟二人が武器を握りしめた。スライムの1匹は、さっき倒した他の2匹と変わらない様に見える。……だが。何もしていないのに、球の形を取っていたスライムは、その場に溶けるように迷宮の床に広がる。
──次の瞬間。池のように広がったスライムの表面から、突然潜っていた人が飛び出したかのように。ざぱぁ、と水音を立てて『何か』が飛び出してきた。スライムの粘液を自らの身体に纏わせ、徐々に一つの形──人の姿、すらりと伸びた髪、膨らみを主張する乳房、そして何も隠さない秘所。魔物が、美しい女性の姿を取ったのだ。
「ばぁっ! ふふ~っ♡ 君たちがアタシの獲物かなぁ?」
「な、何だっ……!」
「待ってウィル! 姿を変える魔物……シェイプシフター!? コイツは相当ヤバイ奴だよッ!?」
事前に本で色々な魔物の知識を蓄えていたルカは、その正体に覚えがあった。姿を変え、相対する人間が恐れるものに変身する魔物、シェイプシフター。恐怖で支配し、精神的に圧倒するのはもちろん、姿を変貌させるほどの魔力を持つ『ソレ』とは、相当の強さが無いと勝負にならないことをルカは知っていた。ところが、警戒を強めるルカの言葉を、スライムから現れた『彼女』はニヤリと笑って否定する。
「『シェイプシフター』? やれやれ、そんな雑魚と同じにされちゃ困るなぁ……アタシは主様がその魔力を直々に与えてくださった──」
「逃げるよッ!」
ルカの知識には、兄のウィルも一目置いていた。彼の判断は正しい、だから。2人とも同じ方向に、魔物から逃げ出す方向に一気に駆け出す。──だが。ガッ、と足元を何者かに掴まれる感覚。ほとんど同時に兄弟2人は洞窟の床に倒れこんでしまう。
「グっ!? くそっ、やられたっ!」
「足に、何か張り付いて……! 動かせない!」
「全く、人の話はちゃんと聞くものだよ? 『アタシ』が『1つ』だけじゃないってのも教えようとしたのに聞かないからさぁ……」
スライムの『分体』を既に放出していたソフィア。彼女の一部は少年2人の脚を掴んで、地面に縛り付けていた。なんとか逃れようと、足元に張り付いたスライムを引き剝がそうと攻撃する。先程一撃で倒したスライム達と違い、小さな分体のスライムは一切怯みもしない。
「う、ぐぁっ! 逃げられないっ!」
「どうしてっ!? このスライム、異様に強いッ!?」
「だからスライムでもなくてぇ……まぁいいや。言葉で分からないなら、その身で理解すれば良いんだから」
背後の『魔物』がじりじりと近づいて、少年たち2人の目の前に立つ。凛とした赤色の瞳が彼らを捉える。こんな状況でなければ、きっと彼女の事を美しいと思っただろうとルカは思う。絵画に描かれた妖精のように、何も隠すものがない肢体は艶めかしい雰囲気を与えていた。女らしさとは正反対の、仁王立ちの恰好をした美女。
「それじゃ2人にはぁ……♡ 主様の命に従って、アタシの魔力を受けてもらいますっ♡♡」
そう言うや否や、彼女は手のひらで包み切れないほど大きなおっぱいを、両手でぎゅうと握りしめた。一気に彼女の表情が緩み、だらしのない顔つきになる。
「んひゅぅう♡♡ おっぱい絞ってっ♡♡♡ スライムミルク出すの゛っ♡♡♡♡ きゅんって、すりゅっ♡♡♡♡」
呂律の回らない口ぶりで彼女が突然自らの胸元を弄り、自慰を始めると。その乳首から何かが放出され、ウィルとルカの身体に何か生温かいものが掛かる。粘っこい感触だというのも、遅れて伝わってくる。
「なに、してんだお前……!?」
「これは一体……スライムを放出している?」
びく、びくと身体を震わせ、官能に悶えている彼女。それと同時に母乳の様に放出される液が、どんどんと少年たちの身体を覆ってゆく。当惑しかできない兄弟たちだったが──ある事に気が付いて、悲鳴に近い声を上げた。
「ウィルっ!? 腕が、腕がっ……!」
「ルカ、お前っ! 脚が……溶かされてるぞッ!?」
互いの身体の異常に気が付き、そして一瞬遅れて自らの身体にも危機が迫っている事に理解が及ぶ。彼女の放った粘液が触れている所から、身体が徐々に融解させられているのだ。痛みが無かったことで、かえって気が付くことに遅れてしまった。しかし。
「あ……ぐっ……! ルカっ、早く逃げっ──」
「ウィルっ! ──兄ちゃんっ!?」
多く彼女の『母乳』を浴びてしまったウィルは。その身体がまるで沼に沈み込んでしまうかのように溶解してしまい。──そして、さっき兄弟が潰したスライムのように、物言わぬ液体になってしまった。弟のルカは、それでも何とか逃げる道を探そうと藻掻く。しかし、その抵抗もままならず。
「ぅ、あ……沈んで……っ」
溺れるかのように錯覚する。全身が溶け、感覚を失って。首すら溶け出し、口元に大量の粘液が入り込んで──
ちゃぷん、と水音が響いて。兄弟冒険者の姿は消え、代わりに粘液の水たまりが2つ残る。
「……っはぁっ♡♡♡♡ んう゛っ♡♡ きもち、よかったぁ……っ♡♡♡♡」
惨劇の主はただオナニーの感覚に酔いしれ、甘ったるい声をあげて。ようやくその手を止める。白く濁った自らの母乳と、それによって溶かされた2人分のスライムに手をかざす。そして、今までの事を全て『視て』いたであろう人物に呼び掛けた。
「主様っ♡♡♡ どうか『この子』に新しい姿をお与えくださいっ♡♡」
────迷宮の深淵にて。闇色のローブに身を包んだ『彼』は、その表情1つ変えることもせず。ただ一度、左手を握る。魔力は瞬時に反応を起こした。小さな池の様になっていたスライムが少しずつ動き出し、ひとつになる。とぷ、とぷ、と水面を揺らしながら、兄弟だったスライムは大きな1つの粘液溜まりになる。
「あはぁっ……♡♡ キミたちもすぐ、主様のモノになれるからねぇ……♡♡♡」
床に広がっていたスライム。それがぐにゅぐにゅと蠢きつつ膨らんでゆく。表面がぽこぽこと泡立ちながら、ソフィアの肩ぐらいの高さまで伸びたスライム。薄い水色を帯びたソレが、徐々に分化してゆく。床への接触面が2つに分かれ、やがて指先をつくり『脚』を形成する。人間でいえば腰のあたりに、桃色をした器官が形成され、きゅんとそこが閉じる。
触手のように粘液の塊から伸びた2本の塊は、やがて先端で手のひらと指先、淡い色の爪を作る。冒険者のざらついて筋のある手ではなく、貴族の娘のような美しい腕に。胴の上から半分がごぽりと揺れて、ほんのわずかに膨らむ。その頂点に、小さな突起が生じて。小さな肩、そしてその上には人間の頭部ほどの膨らみが現われて。徐々に『頭』の上が銀色へと変化してゆく。
──迷宮の表層に、1人の少女が現われた。銀色のショートヘアが揺らめき、小さな肩が血色の良い肌の色に変化する。胸元に小さな膨らみ、ピンク色の乳首がふにっ、と現れて。2つの脚で立つ『彼女』は、その目を開く。くりんとした、水色の瞳。
「──えっ……俺、どうなったんだ……? ウィル……? ルカ……?」
肉体も、魂も合い混ぜられた兄弟。その自我は肉親であるきょうだいを探し求めて、お互いの事を呼び合う。当然、その異常事態を『彼女』自身も理解し──そして、自分の身体の異変に理解が及ぶ。
「何で僕は裸にっ……!? それに、腕も足もおかしいッ……! 自分のじゃねえみたいだっ……!」
「はーい♡ もうそういうのはいいから、早く主様のモノになりなさいっ♡♡」
その背後から、少女の頭部を上半身で覆うようにしてソフィアが密着する。真後ろから柔らかいおっぱいで包まれた『彼女』は、一瞬思考が停止してしまう。──その身体から、強烈な魔力が放たれるまでは。
「……ぃ゛っっ♡♡♡ ぉぁあ゛っ♡♡♡♡ ぁああ゛あ゛っ♡♡♡♡ あだま゛っ♡♡♡♡♡ にぃい゛っ♡♡♡♡♡」
「うふふっ……♡♡ 直接主様の力をお使いにならなくてもっ……♡♡ こうして貴方達をアタシのモノにすれば、そのまま貴方も主様のモノになれるのよっ♡♡」
ソフィアのたわわな乳房で包み込まれた少女は、その身体から直接受ける強力な魔力によってその思考、精神、魂すら捻じ曲げられる。既に肉体という鎧が歪められた『彼ら』には、ソフィアの魔力による洗脳に抗う術がない。どんどんと、彼女の色に染まってゆく。
「ほぉら♡♡ スライムになって、女の子になって♡♡♡ 身体がぼんやりあつくなって♡♡♡♡ あなたはどんどんキモチヨクなってゆくの♡♡♡♡」
「はぁっ……♡♡ ぁぐぅっ……んぁあ゛っ……♡♡ きもち……いい……?」
頭がぼやけて、胸がどきどきと脈打って、どこか切ない気持ち。その感覚をどう表せばよいのか『少女』には分からなかったが、ソフィアの言葉でソレが『キモチイイ』事だと分かる。あたたかい。おまたがじんじんする。むねがきゅうんとする。
「これ……ぁうっ……♡♡ きもちいい……きもち、いい……♡♡♡」
「そうよ──これだけを全身で感じて、アタシのモノになればいいの。そうすれば、もっと気持ちよくなれる♡♡」
「もっと……もっとっ……♡♡」
ほとんど本能的に少女は自分の胸元に手をやり、乳首の先端を弄る。同時に、ソフィアも少女のワレメに指を伝わせ、蜜壺を指で突く。
「とん、とん、とんっ♡♡♡ はじめてのおまんこの感覚はどうかしら♡♡♡♡」
「あっ♡♡♡ ひゃう゛っ♡♡♡♡ んにゃぅう゛っ♡♡♡♡♡ ぁぉお゛ぉっ♡♡♡♡♡」
指先で一突きするたびに、少女の視界が明滅する。空に飛んでいるかのようで。触っている胸も『きもちいい』。触られているおまんこも『きもちいい』。おっぱいに包まれているとこも『きもちいい』。身体中が、まるで溶けてしまいそうなほどに。
「こうやってぇ……♡♡ 大事なところを触られるたびに、あなたはアタシのモノになっていくの♡♡♡ それはとっても『きもちいい』コト♡♡♡」
「『アナタ』のっモノ……♡♡ ご主人様っ……♡♡♡ はぁんっ♡♡♡♡」
「……『ソフィア』って呼んで?」
「ソフィア……さまぁっ♡♡♡♡」
相手を蕩けさせるような甘いソフィアの声に導かれるように、少女はか細く声を震わせ、歓喜に悶える。『きもちいい』で一杯だった。他の事なんて、どうでもよくなって。──刹那、誰かの姿が思い起こされる。自分と同じぐらいの背丈の少年。大切な家族……誰だっただろうか。
「よ~くできました♡♡♡ それじゃ、もっと感じさせてあげる♡♡♡♡」
「ぃああ゛っ♡♡♡♡ やぁああ゛っ♡♡♡♡」
その姿も一瞬で霧散する。頭の仲がピンク色で満たされて。『ソフィア様』に触られて、弄られるだけで。それだけで良かった。下腹部のキュンとなる感覚。抑えられない鼓動。ふわふわと浮いているかのような錯覚。理性なんてものは、なかった。
「それじゃ最後に、一番イイのあげる♡♡♡ そうしたら、完全にアナタはソフィアのモノ♡♡♡♡ それじゃ、3、2、1──────」
「────ぁっ♡♡♡ ぅあ゛っ♡♡♡♡♡♡ はぁああ゛っ♡♡♡♡♡♡♡♡」
少女のクリトリスが摘ままれ、同時に膣内のザラりとする所も弄られ。ビクン、と少女の頭が跳ねる。しびれる。きもちいい。ふわふわする。きもちいい。すこしいたい。きもちいい。ぜんしんから、ちからがぬける。きもちいい。あたたかくて、きもちいい。おまたがちょっとぬれてる。きもちいい。
──ガクリ、と絶頂とともに膝をついた少女。パイズリを止めたソフィアは、屈みこんで少女の顎をクイと上げ。
「さぁ……♡ アナタは、なに?」
「──『ボク』は……っ♡♡ ウィルシア……ソフィア様のシモベですっ……♡♡」
自らの敬愛する存在を水色の瞳に映して。マモノの僕、ウィルシアは悦びに打ち震えていた。
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