借金の担保は私と告白されまして。

腐ったカメレオン

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この親狂ってる。

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真夏日、風鈴の音が鳴り響き涼しさを倍増してくれる。耳をすますと近所の子が遊ぶ声が聞こえる。
今日は私の誕生日。記念すべき20回目の!
普通の家だと盛大に祝うが、この家は違った。両親は私に重大な隠し事がありそれを今日話すのだという。

私は両親に呼び出され和室に行った。和室には悲しそうな顔をした両親が正座をして待っていた。

「詩音。ここに座ってちょうだい」

母が言う通り私は向かい合う形で座った。

「大事な話がある。、、、」
父はそう言うと暫く無言が続いた。

「なになに?そんなに深刻な話なの?」
異様な空気が和室を包む。
父は涙を流しながら語り出した。
「実はな、父さん借金をしていて、、、」

「えっ!?そんな!!聞いてないよそんなの!いくら?」
あまりの唐突な話しでつい大きな声出た。

「8億5000万、、、、」

あまりの桁に私は耳を疑った。そんな借金どうやって作ったのだろうか。疑問だらけで頭がショートしそうになった。だがそれに追い打ちをかけるかのように父はとんでも無いことを言った。

「担保は、、、詩音なんだ。」
父さんは涙を手で拭い泣き顔を手で隠した、母さんは泣き伏せた。私は事態を把握しきれていなかった。

「なにそれ?ちゃんと説明してよ?!!人を担保になんかできるの?てかなんで私を?」
怒り口調で問い詰めた。

「すまん。父さんと母さんな海外のカジノで一山当てようとして借金したんだが見事に、こう、パァー!とな、なってしまったんだわ」

よく見ると父は泣いてなんかおらず、笑いを手で隠していた。

「もうすぐあなたを迎えに組の連中がやってくるわァハハハ」
泣き伏せていた母さんも同様だった。笑いが堪えきれずに最後はおもっきし笑っていた。

「はぁっ?!!!」
なにを言ってるのか全く理解できなかった。だが間違いなく言えることは狂ってるということだ。どこの世界にカジノやるために20年間育ててきた娘を売る親がいるだろうか。しかも何故か笑ってるし、、

「ピンポーン」
家の中にインターホンが鳴り響いた。子供の遊び声が聞こえなくなっていた。

 父は急いで玄関の戸を開け客人を和室へと案内してきた。
「期日は今日ですが、借金。返せそうですか?」
190はあるだろうかスーツの上からでもハッキリ分かるほどの筋肉のモリ、サングラスの奥からでも伝わる視線。
「いえ、なので担保の詩音をお受け取りください」
細々しい声で父は言った。

チリーンと風鈴の音が響き渡った。
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