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あれから、ひとしきり悶絶して
生まれたての子鹿のようにプルプルしながら
何とか四つん這いで前を見ると
いつの間にやら、目の前には怪しげな…
それは、それは怪しげで、ドアノブは
目玉だったり、鍵穴からは蛇みたいな
舌がチロチロ見えてたり、ドア板は
ヌメヌメしていたり…ヤベー事この上ない
扉が鎮座していた
「うへぇ…えー…開けんのか?!
俺、以外と潔癖なんだよー」
膝に手をつきプルプルを押さえつつ
立ち上がると、意外にもドアは小さく
ゆきと同じ背丈しかなかった
観音開きっぽいソレを、いかに接触を
少なくして開けるのか…いや、開けても
その先何があるんだ…もっっと、怪しげで
禍々しいのがいたらどうするんだ?!
ブツクサ言いながら思案していると
後ろからカツカツと靴音が聞こえてきた
「おっ!ちょーどい「失礼」ミギャッ!!
振り向く直前で押し退けられ、ゆきは門に倒れ込み
べったり密着するハメになった
思わず握り込んだ目玉のドアノブは
「ドライアイドライアイジュウケツジュウケツイタイヨー」
と、目玉をギョロギョロさせ
予想通りヌメヌメした板は、スライムみたいに柔らかく
半身を既に取り込まれつつあり
「イイケツープリケツーチクビハピンクー」と、もう半身は鍵穴からでる
舌先に這いずり回られていた。
潔癖度合いを大幅に下方修正しても、到底受け入れ
られない感触に意識が飛びかけたその時
ビリっと体に電気が走ったと同時に扉が開き
ドアの向こう側に倒れ込んだ
「ビリビリイタイー」とガタガタ扉を左右に揺らしながら
ソイツはどこかへ消えていった
ネッチョリした体を動かす気にもなれず伸びていると
目の前には磨き上げられた革靴が見えた
「森山ゆきさん。他の皆さんはお揃いですよ」と
あの時と同じ声がした
「割愛ヤロー…」
「はいはい。じゃ、皆さんお待ちなので行きますよ
まったく。あの門に捕まるなんて、あなただけですよ
開けなくたって、立ち塞がってるだけなんですから
横を通ればいいものを、開けるか悩む時点でバカを
晒してるようなものです。皆さん相手にもせず素通り
だったのに、あなたって人は…」
ブツブツ言いながら、こいつは俺の足首を引っつかみ
引き摺りながら歩いている
大人1人を軽々と引き摺り歩くってのも、なかなかの
光景だが、その皆さんに会える頃には引き摺られて
俺の半身はザリッザリに削られて、あの門より
酷い様相になってるんだろうな…とか
死神にぴったりかもな…とか
いやいや、まだまだ話の序章でわけもわからん段階で
見た目だけヤバくなるって「君、形から入る人なんだね」
って思われたらどうしよう…とか
この、まとまらない思考は脳みそも削られて始めて
いるからなんだろう…ってことで意識を飛ばした
生まれたての子鹿のようにプルプルしながら
何とか四つん這いで前を見ると
いつの間にやら、目の前には怪しげな…
それは、それは怪しげで、ドアノブは
目玉だったり、鍵穴からは蛇みたいな
舌がチロチロ見えてたり、ドア板は
ヌメヌメしていたり…ヤベー事この上ない
扉が鎮座していた
「うへぇ…えー…開けんのか?!
俺、以外と潔癖なんだよー」
膝に手をつきプルプルを押さえつつ
立ち上がると、意外にもドアは小さく
ゆきと同じ背丈しかなかった
観音開きっぽいソレを、いかに接触を
少なくして開けるのか…いや、開けても
その先何があるんだ…もっっと、怪しげで
禍々しいのがいたらどうするんだ?!
ブツクサ言いながら思案していると
後ろからカツカツと靴音が聞こえてきた
「おっ!ちょーどい「失礼」ミギャッ!!
振り向く直前で押し退けられ、ゆきは門に倒れ込み
べったり密着するハメになった
思わず握り込んだ目玉のドアノブは
「ドライアイドライアイジュウケツジュウケツイタイヨー」
と、目玉をギョロギョロさせ
予想通りヌメヌメした板は、スライムみたいに柔らかく
半身を既に取り込まれつつあり
「イイケツープリケツーチクビハピンクー」と、もう半身は鍵穴からでる
舌先に這いずり回られていた。
潔癖度合いを大幅に下方修正しても、到底受け入れ
られない感触に意識が飛びかけたその時
ビリっと体に電気が走ったと同時に扉が開き
ドアの向こう側に倒れ込んだ
「ビリビリイタイー」とガタガタ扉を左右に揺らしながら
ソイツはどこかへ消えていった
ネッチョリした体を動かす気にもなれず伸びていると
目の前には磨き上げられた革靴が見えた
「森山ゆきさん。他の皆さんはお揃いですよ」と
あの時と同じ声がした
「割愛ヤロー…」
「はいはい。じゃ、皆さんお待ちなので行きますよ
まったく。あの門に捕まるなんて、あなただけですよ
開けなくたって、立ち塞がってるだけなんですから
横を通ればいいものを、開けるか悩む時点でバカを
晒してるようなものです。皆さん相手にもせず素通り
だったのに、あなたって人は…」
ブツブツ言いながら、こいつは俺の足首を引っつかみ
引き摺りながら歩いている
大人1人を軽々と引き摺り歩くってのも、なかなかの
光景だが、その皆さんに会える頃には引き摺られて
俺の半身はザリッザリに削られて、あの門より
酷い様相になってるんだろうな…とか
死神にぴったりかもな…とか
いやいや、まだまだ話の序章でわけもわからん段階で
見た目だけヤバくなるって「君、形から入る人なんだね」
って思われたらどうしよう…とか
この、まとまらない思考は脳みそも削られて始めて
いるからなんだろう…ってことで意識を飛ばした
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