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プロローグ
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ここは剣撃も魔法も飛び交う世界クスフェア。
それぞれの職種は様々であり、剣使いから槍、斧まで様々だ。
魔法でも攻撃魔法専門から回復などを主に担当するヒーラーまで、さらにその二つをある程度極めたものはどちらも器用に扱うという上級魔法使いが存在する。
そして冒険者たちはそれぞれ得意分野を職種とし、それぞれパーティを組んで魔物たちを討伐する。
その討伐対象は下級モンスターのスライムやゴブリンといったものから、上級モンスターはベヒーモスやケロべロスといった高度な属性攻撃をするものや高い攻撃力を誇るものまで。
この世界は冒険者が酒場に張り出されたクエストを受注してモンスター討伐や討伐がてらの素材集めまで。
クスフェアはこの冒険者たちの力で平和が保たれていた。が……。
そんな冒険者たちの中にもいろいろと単純にはいかないことが多い。
もともとクエスト依頼を受けるような冒険者の中でクエストを依頼してさあ、仲間を見つけようというものなどほとんどいない。
それぞれ熟練冒険者たちが主軸となって作り上げたギルドというものが存在する。新米兵士たちはだいたいギルドに参加申請してギルドに参入して熟練冒険者たちに教えてもらいながら、支えてもらいながら成長していくのが今の定石なのだが……。
どうもその流れが今の新米冒険者たちの最初の試練となって立ちはだかっている。
新米冒険者ではあれど、それぞれ使いこなす職種の技について基礎的な技であれどセンスの違いで最初からクオリティが違うのは熟練冒険者ならすぐにわかる。
それが意味することは、どこのギルドもそう言ったセンスのある将来性の見込めるものしか受け入れないということだ。
それは有名で力のあるギルドであればあるほどその傾向が強くなっていく。
「ど、どうかお願いします!」
「ダメだ、ダメだ!何度言ってもダメなものはダメだ!」
ある街の一角。ギルドのの拠点の前に一人の新米少女の冒険者がいる。腰には新米冒険者用の小型の剣をさしている。
そんな彼女が懇願している目の前の相手は大きなサーベルを腰に二本、おそらく二刀流だろうかいかつい熟練冒険者の女性が手を振って拒否の意を示していた。
「そのなまくらでも危なっかしい扱い方のお前にこのギルドなど入らせたら名前が汚れる.。諦めてくれ」
あまりにも厳しい一言。それはこの女性を含めて名が大きく知られた熟練冒険者数人によって構成された冒険者なら誰もが加入に夢憧れるギルド、『ヴァニール』を指揮する女性だったからだ。
「そ、そこをなんとか!私強くなりますっ!」
「そんなの経験を積めばある程度誰だって強くなる。だが我々の見るのはその成長の中でも伸びしろの問題だ。お前はその伸びしろがあまりない。それは我々の経験に基づいた判断だ。なんと言われようが認められない」
「そ、そんな……」
あまりにも厳しい言葉はさらに彼らの熟練の目が出した新米冒険者には反論しようもない理由に基づいた答えだったのだ。
少女は落胆で肩を落としたが、それに熟練の女性冒険者は目を止めることすらない。
しかし、そんな何事にも動じない彼女の目が大きく見開いてものすごいスピードで駆け出した。
何事かと見るとそこには___。
「あ、あの。あなたが有名な”最強の冒険者”の名をほしいままにする剣は大陸最強の剣使いに打ち勝ち、魔法は賢者同様に扱えるというマジックウォーリアーでしょうか……?」
先ほどまでの強気で厳しかった言葉が一変。丁寧でご機嫌をとる人のように上目遣いで話し出した。それもそのはず。
背中には大きな大剣をかけて魔力のこもった宝石を体のそこら中に着けている。話をしている相手は今この世界で最強と呼ばれるオールラウンダーだからだ。
「だったらなんだ」
その男はそっけなくそう言った。新米兵士だけでなくある程度熟練した冒険者でもいまだに加入をあきらめきれない最高のギルドの管理人にあの態度を取らせておきながらあの口ぶりと来た。
「あ、あの!是非とも私たちのギルド『ヴァニール』に加入していただきたいのです!加入していただいたらリーダーの座から管理まで好きにやっていただいて構いませんので!」
「興味がない。そういう話は受けない。そもそもお前らのギルドはダメだ」
あっさりとそう言ってのけた。しかも興味がないというだけでなくあっさりと批判までしてさっさと姿を消した。
そんな有名ギルドからすれば味わったことのないような屈辱に女熟練冒険者はいらだちを募らせていらだちを足音に込めてずんずんとギルド拠点内に消えてあらあらしく扉を閉めた。
そして町の一角で落胆した新米少女だけが風にさらされて寂しく立ち尽くしていた。
**************************************
俺の名はシーザー。
最近色んな知らない奴に声をかけられる。全くうっとおしくてたまらない。
なぜそもそも色んな奴に名前を知られることになったのか。それは数週間前にさかのぼる。
俺はある最強と呼ばれる剣聖に一騎打ちの勝負を挑んだ。その剣聖はこの世界で今一番最強の剣使いと呼ばれた男だった。
その実績としてここ百年くらい討伐できるものがいなかったといわれるドラゴンゾンビという死ぬのかすらよく分からないモンスターを高度な魔法使いやヒーラーとともに討伐成功したという。
俺はそいつに対決を挑んで数時間の対決の末、俺は剣聖の手から剣を吹き飛ばして、のど元に俺の剣先を当てることに成功した。
その時点で剣聖は負けを素直に認めた。そこまではよかった。
その剣聖は律儀でもはや自分は最強ではなく超える存在が現れたと俺の存在を公表して俺をたたえた。
確かに強い奴に認めてもらえることはいいことだ。だが……。
「ここまでしなくていいのにな……」
ここまで自分の存在を知られるともちろん素性を知ろうといろいろ探りを入れられる。そうするとギルドに入ってないと来た。
それ以来勧誘がしつこくどこからも来る。だが、俺はどこにも参入することはしなかった。
今日もどのクエストをソロで受注するか、街中心の大きな酒場にやってきた。
ご丁寧なことに俺が来るのを知っているのか、多くの名前のきいたことのあるギルドのリーダーやサブリーダーが待ち構えている。
「何回も断ったろ……」
次々に声をかけられるのをひたすら無視して俺は酒場に入る。いつもの酒場のクエストやパーティ受付管理人の女性がにこやかに笑顔で会釈してくるのに軽く手をあげて答えたあと、俺はクエスト依頼を見た。
今回の貼られていた内容だ。
・ベヒーモスの討伐+討伐時に得られる素材回収 難易度☆×15
・ゴブリン根城掃討作戦 難易度☆×3.5
・スライム掃討作戦 難易度☆×1
・ケロべロス攻略戦(勝利条件:討伐しなくても二本の牙を折り、回収でも可)
難易度☆×17
・サンダーバード連合討伐戦(受注条件2パーティ以上のアライランスを組むこと)
難易度☆20
・正体不明のモンスター確認、討伐 難易度☆×???
「ん?なんだこれは」
「ああ、これなんかよくわからないんですよねー。依頼人の名前も分からないですし。ちょっと不気味だし報酬もなしですって。こんなもの誰が受けるんですかね」
もちろん冒険者がクエスト攻略するにおいてクエストクリア報酬は冒険者たちの生活を支える資金源になる。危険を冒しているのだからそれなりの報酬が得られないと誰も受けない。
「サンダーバード来てるってこれ上級者ども気合入ってそうだな」
「ええ、もう緊張感がすごくてどこもピリピリですよ。一人の一つの行動が失敗を呼びますからねぇ。いやだいやだ」
そう管理人は舌を出して嫌悪感を笑いながら表していた。
まぁおれからしたらソロで十分戦える相手だが、今回はクエスト依頼者が丁寧な方で安全に配慮した条件とそれに見合う報酬を出しているようで、俺は出る幕はなさそうだ。
「じゃあ、俺は今日この難易度謎ってやつ受けるわ」
「マジですか!?」
その管理人の大声に酒場内の冒険者たちがこちらを一斉に振り向いたが、俺は気にすることなく
「ああ。だって誰も受けないだろうし。サンダーバードは今回俺の消化内容でもなさそうだし。ケロべロスやベヒーモスの場所まで行くのかったるいし。これ以外と近所だし」
「た、助かります……。いつもいつもどこまで待ってもも消えなさそうなクエストいつも受けてくれてありがとうございます」
丁寧に管理人は頭を下げて俺に礼を述べる。
俺は管理人との会話が終わると早速そのよく分からないクエストに向かうことにした。
「さて。今日も一日やりますかね」
俺はいつものように道具と武器をきっちりと整えて街の外へと歩みだす。
この依頼者不明のクエスト。
そこで出会う”あいつ”と俺は大きくかかわっていくことになることをまだこの時は知らない。
それぞれの職種は様々であり、剣使いから槍、斧まで様々だ。
魔法でも攻撃魔法専門から回復などを主に担当するヒーラーまで、さらにその二つをある程度極めたものはどちらも器用に扱うという上級魔法使いが存在する。
そして冒険者たちはそれぞれ得意分野を職種とし、それぞれパーティを組んで魔物たちを討伐する。
その討伐対象は下級モンスターのスライムやゴブリンといったものから、上級モンスターはベヒーモスやケロべロスといった高度な属性攻撃をするものや高い攻撃力を誇るものまで。
この世界は冒険者が酒場に張り出されたクエストを受注してモンスター討伐や討伐がてらの素材集めまで。
クスフェアはこの冒険者たちの力で平和が保たれていた。が……。
そんな冒険者たちの中にもいろいろと単純にはいかないことが多い。
もともとクエスト依頼を受けるような冒険者の中でクエストを依頼してさあ、仲間を見つけようというものなどほとんどいない。
それぞれ熟練冒険者たちが主軸となって作り上げたギルドというものが存在する。新米兵士たちはだいたいギルドに参加申請してギルドに参入して熟練冒険者たちに教えてもらいながら、支えてもらいながら成長していくのが今の定石なのだが……。
どうもその流れが今の新米冒険者たちの最初の試練となって立ちはだかっている。
新米冒険者ではあれど、それぞれ使いこなす職種の技について基礎的な技であれどセンスの違いで最初からクオリティが違うのは熟練冒険者ならすぐにわかる。
それが意味することは、どこのギルドもそう言ったセンスのある将来性の見込めるものしか受け入れないということだ。
それは有名で力のあるギルドであればあるほどその傾向が強くなっていく。
「ど、どうかお願いします!」
「ダメだ、ダメだ!何度言ってもダメなものはダメだ!」
ある街の一角。ギルドのの拠点の前に一人の新米少女の冒険者がいる。腰には新米冒険者用の小型の剣をさしている。
そんな彼女が懇願している目の前の相手は大きなサーベルを腰に二本、おそらく二刀流だろうかいかつい熟練冒険者の女性が手を振って拒否の意を示していた。
「そのなまくらでも危なっかしい扱い方のお前にこのギルドなど入らせたら名前が汚れる.。諦めてくれ」
あまりにも厳しい一言。それはこの女性を含めて名が大きく知られた熟練冒険者数人によって構成された冒険者なら誰もが加入に夢憧れるギルド、『ヴァニール』を指揮する女性だったからだ。
「そ、そこをなんとか!私強くなりますっ!」
「そんなの経験を積めばある程度誰だって強くなる。だが我々の見るのはその成長の中でも伸びしろの問題だ。お前はその伸びしろがあまりない。それは我々の経験に基づいた判断だ。なんと言われようが認められない」
「そ、そんな……」
あまりにも厳しい言葉はさらに彼らの熟練の目が出した新米冒険者には反論しようもない理由に基づいた答えだったのだ。
少女は落胆で肩を落としたが、それに熟練の女性冒険者は目を止めることすらない。
しかし、そんな何事にも動じない彼女の目が大きく見開いてものすごいスピードで駆け出した。
何事かと見るとそこには___。
「あ、あの。あなたが有名な”最強の冒険者”の名をほしいままにする剣は大陸最強の剣使いに打ち勝ち、魔法は賢者同様に扱えるというマジックウォーリアーでしょうか……?」
先ほどまでの強気で厳しかった言葉が一変。丁寧でご機嫌をとる人のように上目遣いで話し出した。それもそのはず。
背中には大きな大剣をかけて魔力のこもった宝石を体のそこら中に着けている。話をしている相手は今この世界で最強と呼ばれるオールラウンダーだからだ。
「だったらなんだ」
その男はそっけなくそう言った。新米兵士だけでなくある程度熟練した冒険者でもいまだに加入をあきらめきれない最高のギルドの管理人にあの態度を取らせておきながらあの口ぶりと来た。
「あ、あの!是非とも私たちのギルド『ヴァニール』に加入していただきたいのです!加入していただいたらリーダーの座から管理まで好きにやっていただいて構いませんので!」
「興味がない。そういう話は受けない。そもそもお前らのギルドはダメだ」
あっさりとそう言ってのけた。しかも興味がないというだけでなくあっさりと批判までしてさっさと姿を消した。
そんな有名ギルドからすれば味わったことのないような屈辱に女熟練冒険者はいらだちを募らせていらだちを足音に込めてずんずんとギルド拠点内に消えてあらあらしく扉を閉めた。
そして町の一角で落胆した新米少女だけが風にさらされて寂しく立ち尽くしていた。
**************************************
俺の名はシーザー。
最近色んな知らない奴に声をかけられる。全くうっとおしくてたまらない。
なぜそもそも色んな奴に名前を知られることになったのか。それは数週間前にさかのぼる。
俺はある最強と呼ばれる剣聖に一騎打ちの勝負を挑んだ。その剣聖はこの世界で今一番最強の剣使いと呼ばれた男だった。
その実績としてここ百年くらい討伐できるものがいなかったといわれるドラゴンゾンビという死ぬのかすらよく分からないモンスターを高度な魔法使いやヒーラーとともに討伐成功したという。
俺はそいつに対決を挑んで数時間の対決の末、俺は剣聖の手から剣を吹き飛ばして、のど元に俺の剣先を当てることに成功した。
その時点で剣聖は負けを素直に認めた。そこまではよかった。
その剣聖は律儀でもはや自分は最強ではなく超える存在が現れたと俺の存在を公表して俺をたたえた。
確かに強い奴に認めてもらえることはいいことだ。だが……。
「ここまでしなくていいのにな……」
ここまで自分の存在を知られるともちろん素性を知ろうといろいろ探りを入れられる。そうするとギルドに入ってないと来た。
それ以来勧誘がしつこくどこからも来る。だが、俺はどこにも参入することはしなかった。
今日もどのクエストをソロで受注するか、街中心の大きな酒場にやってきた。
ご丁寧なことに俺が来るのを知っているのか、多くの名前のきいたことのあるギルドのリーダーやサブリーダーが待ち構えている。
「何回も断ったろ……」
次々に声をかけられるのをひたすら無視して俺は酒場に入る。いつもの酒場のクエストやパーティ受付管理人の女性がにこやかに笑顔で会釈してくるのに軽く手をあげて答えたあと、俺はクエスト依頼を見た。
今回の貼られていた内容だ。
・ベヒーモスの討伐+討伐時に得られる素材回収 難易度☆×15
・ゴブリン根城掃討作戦 難易度☆×3.5
・スライム掃討作戦 難易度☆×1
・ケロべロス攻略戦(勝利条件:討伐しなくても二本の牙を折り、回収でも可)
難易度☆×17
・サンダーバード連合討伐戦(受注条件2パーティ以上のアライランスを組むこと)
難易度☆20
・正体不明のモンスター確認、討伐 難易度☆×???
「ん?なんだこれは」
「ああ、これなんかよくわからないんですよねー。依頼人の名前も分からないですし。ちょっと不気味だし報酬もなしですって。こんなもの誰が受けるんですかね」
もちろん冒険者がクエスト攻略するにおいてクエストクリア報酬は冒険者たちの生活を支える資金源になる。危険を冒しているのだからそれなりの報酬が得られないと誰も受けない。
「サンダーバード来てるってこれ上級者ども気合入ってそうだな」
「ええ、もう緊張感がすごくてどこもピリピリですよ。一人の一つの行動が失敗を呼びますからねぇ。いやだいやだ」
そう管理人は舌を出して嫌悪感を笑いながら表していた。
まぁおれからしたらソロで十分戦える相手だが、今回はクエスト依頼者が丁寧な方で安全に配慮した条件とそれに見合う報酬を出しているようで、俺は出る幕はなさそうだ。
「じゃあ、俺は今日この難易度謎ってやつ受けるわ」
「マジですか!?」
その管理人の大声に酒場内の冒険者たちがこちらを一斉に振り向いたが、俺は気にすることなく
「ああ。だって誰も受けないだろうし。サンダーバードは今回俺の消化内容でもなさそうだし。ケロべロスやベヒーモスの場所まで行くのかったるいし。これ以外と近所だし」
「た、助かります……。いつもいつもどこまで待ってもも消えなさそうなクエストいつも受けてくれてありがとうございます」
丁寧に管理人は頭を下げて俺に礼を述べる。
俺は管理人との会話が終わると早速そのよく分からないクエストに向かうことにした。
「さて。今日も一日やりますかね」
俺はいつものように道具と武器をきっちりと整えて街の外へと歩みだす。
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そこで出会う”あいつ”と俺は大きくかかわっていくことになることをまだこの時は知らない。
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