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街を出て、草原地帯を抜けて小さな村を少し越えたところにある小さな森林。
今回ここがよく分からないクエストの依頼場所だ。
「ここってそんなにモンスター強いのいないだろうが……」
人が住んでいる地帯から近いということもあって、かなり外れまでいけばそこそこのモンスターはいたりするが、この付近ならばスライムや現れてもゴブリンの一回り小さな種類のミニゴブリンぐらいしかいない。
そもそも今回なぜ難易度が謎なのか。いまだに見たことのないモンスターだという。まだ人が住んでいるところから遠く離れた高レベルモンスターがうようよしているところならばあり得る話かもしれないが、こんな人が近くに住んでいる地域で未確認モンスターがいるとは到底思えない。
「もしいたら調査している人たちの責任追及問題の方が色々とめんどくさそうだな……」
未確認という強さが不明なだけでどこまでも人は不安になる。どんなことをしてくるのか。そしてそれによってどんな被害が出るのか。
そして何よりもどれくらい強いのか分からないのは、冒険者ですら不安になるほどの内容であるから分析が進んでいないとなると分かるたびにこれまで何回も調査している人に非難や文句が飛んでいるからだ。
そして人の住んでいる近くでときた。
「ま、そもそも依頼主がパニックになってて見間違えたとかいうパターンだとは思うが……」
森の中を進んでいくと太陽の差し込む開けた広場のようなところに出た。
そこでモンスターたちの声や動く音が盛んに聞こえる。
そこに歩みを進めると気が付いたモンスターたちはクモの子を散らすようにわっと逃げ散っていった。
さえぎるものもなく進んでたどり着いた先に見た光景は___。
「こ、これは……!」
傷ついた小さな竜が広場に座り込んでいた。
全体の黒色の体に一部一部に赤のラインが入った強そうな姿なのだが……。
傷ついてはいるが、命には別条はなさそうだ。そしてその竜を傷つけた犯人は__。
「このモンスターどもに傷つけられるって……」
正直かなり違う意味で驚いた。ミニゴブリンやスライムなどは新米冒険者が戦って最悪でもかすり傷程度しか受けることはないくらい弱いのだ。
しかし、俺の存在に気が付かないゴブリンとスライムたちはその竜の周りを取り囲んでいじめているようだ。
「まぁ普段やられてる側だし、そういう流れにでもなるわな」
ゴブリンの持った短剣での切り付けやスライムの体当たりが容赦なく続いている。
そのたびに竜は苦しそうに声をあげる。
「うーん……。一応助けるか」
いじめているゴブリン、スライムに接近して剣を抜く音を聞かせる。それだけで十分。恐る恐る振り返った彼らはわっと悲鳴に近い声をあげながら逃げ去った。
そして周囲にモンスターがいなくなったことを確認してからその竜に詰め寄った。
竜は怯えた目をしていて、抵抗や威嚇をする気もない。
その様子に俺はクエストの依頼の内容である討伐をしないことを決めた。
「安心しろ。手を下さないことにした」
俺は目の前で剣を収めて殺意と戦意がないことを見せた。
俺の中で魔物かどうか人に害を及ぼすかの基準がある。
スライムやゴブリンといっても冒険者やただの人の強さを判断したりできる。冒険者に対しては見たら逃げたりするが、ただの村人等には襲い掛かったりするケースがある。
そしてどんなに弱い魔物であろうとも、魔物は逃げられないと判断すると戦いを挑んでくる。
そして強い魔物は弱い冒険者も村人同様に襲ったりする。そのあたりの魔物の性質は変わらない。
しかし、この生き物は追い詰められている状況にもかかわらず、抵抗をしようともしない。さらには魔物同士で傷つけあうという事例は聞いたことがない。
この上記の点から俺は危険を及ぼす魔物とは別の存在と判断し、討伐することをやめた。
「……」
その様子を見て安心したのか、目を閉じて少し休み始めた。俺が立ち上がって自分の周りをうろうろされても全く気にすることもない。
俺はメモを取り出して特徴をまとめる。基本的に中級冒険者が挑むようなミニドラゴンのような風貌には似ているが、色や体の部分部分の構造が違う。
「!?」
そんな風にメモを数分間かけて管理人や調査人にもわかりやすくみられるようにまとめた後だった。
俺は思わず持っていたペンを落とした。
その竜は先ほどまで血が滲んだ体がもう早くも傷一つなかったのような体をしている。体にはツヤがあり、まるでけがなどしていなかったというような状態にまでたった数分間で戻ってしまった。
「信じられん……」
今までに見たことのない回復能力。目を閉じて瞑想のようにすると回復できる魔物は上級モンスターならそこそこいるが、ここまで短時間で全快できるのは前例がない。
そんな驚く俺に気にすることもなく竜は目を開けて気持ちよさそうに伸びをすると体を震わせて翼を伸ばしてまるで寝起きとでも言わんばかりの動きを取っている。
そしてこちらを向いてさらに近寄ってくると、俺の顔に自分の顔を近づけて舌で俺の顔をなめ始めた。
「懐かれたか……」
俺は表情一つ変えずにそうぽつりとつぶやいた。冷静に考えてみれば、自分を苦しめていた相手を追い払った上にそのあと全く何もせずに自分の癒す時間を与えてくれたということにこいつの中で考えているのだろう。
敵意もむけず、ここまで懐かれているともはや突き放すのも少し心が痛む。人間に対してはどんなに突き放そうが全く心は痛まないが、こういった素直な生き物たちにはそこまで冷酷にはなれない。
「よし……よし」
慣れない手つきでそいつの頭を撫でると嬉しそうに体をさらに摺り寄せてくる。
「ゴロゴロ……」
「猫かお前は……」
全く竜というような様子ではないただ見た目が竜というだけで中身が猫か何かではないだろうか。
そんな感じでその竜と戯れていると……
「ごぶごぶ……」
ゴブリンが現れた。しかも数は20体ほど。かなりの多さだ。
「こんな小規模の森でこれほどの数を出してくるとは。それはつまり__」
俺の言葉が終わらないうちにこの原因が現れた。ほかのゴブリンよりも3倍ほど大きな体。
「この森林でノートリアスモンスターか。思わぬ収穫だな」
ノートリアスモンスター。略してNM。
それぞれの地域に亜種や特殊変異を持って特別な力や能力を持っているモンスターで危険なモンスターが多い。
これらのモンスターは相手の強さに関係なく勝負を挑んだり襲い掛かってくるタイプである。
この地域ではこのミニゴブリンを指揮する親玉がこの部類に指定されていて、被害も大きいため、倒すとより多くの報酬がもらえたりする。
そのほか、特別な素材などを落としたりして高値で取引されるため捜索は大変だが、専門的に請け負う冒険者やギルドも多いと聞く。
今回の現れたこの地域のNMのゴブリンの親玉は普通のゴブリンとも比べても2、3倍くらいの大きさもある。
持っている武器も大きく、力や知能も高い。
ミニゴブリンやスライムだけで安心しているとこのようなNMに新米冒険者は痛い目にあわされることもあるうえ、相手もこちらに勝負をする気のようなのでここは早急に狩るべきだろう。
「よし、ついでだ。狩ってやろう」
俺は剣を抜くと、隣にいた竜もふんふんと鼻息を荒くしてゴブリンを睨み付けている。
「え?もしかしてやる気なのか?」
その俺の疑問を理解したのか頷いた。
先ほどの状態を見ると俺が落ち着かないだけなのでやめてほしいが……
「また痛い目にあっても知らんぞ?」
それでもやるといったような表情は崩さないので俺もそれ以上声をかけなかった。
「ごぶごぶー!」
親玉の声を合図にミニゴブリンが一斉にこちらに向かってきた。
自信満々の親玉に率いられてこちらも自信をつけてきたようだ。
それを簡単に俺は一振りで薙ぎ払う。
ここに出会った竜とともにゴブリンとの戦闘が始まった。
今回ここがよく分からないクエストの依頼場所だ。
「ここってそんなにモンスター強いのいないだろうが……」
人が住んでいる地帯から近いということもあって、かなり外れまでいけばそこそこのモンスターはいたりするが、この付近ならばスライムや現れてもゴブリンの一回り小さな種類のミニゴブリンぐらいしかいない。
そもそも今回なぜ難易度が謎なのか。いまだに見たことのないモンスターだという。まだ人が住んでいるところから遠く離れた高レベルモンスターがうようよしているところならばあり得る話かもしれないが、こんな人が近くに住んでいる地域で未確認モンスターがいるとは到底思えない。
「もしいたら調査している人たちの責任追及問題の方が色々とめんどくさそうだな……」
未確認という強さが不明なだけでどこまでも人は不安になる。どんなことをしてくるのか。そしてそれによってどんな被害が出るのか。
そして何よりもどれくらい強いのか分からないのは、冒険者ですら不安になるほどの内容であるから分析が進んでいないとなると分かるたびにこれまで何回も調査している人に非難や文句が飛んでいるからだ。
そして人の住んでいる近くでときた。
「ま、そもそも依頼主がパニックになってて見間違えたとかいうパターンだとは思うが……」
森の中を進んでいくと太陽の差し込む開けた広場のようなところに出た。
そこでモンスターたちの声や動く音が盛んに聞こえる。
そこに歩みを進めると気が付いたモンスターたちはクモの子を散らすようにわっと逃げ散っていった。
さえぎるものもなく進んでたどり着いた先に見た光景は___。
「こ、これは……!」
傷ついた小さな竜が広場に座り込んでいた。
全体の黒色の体に一部一部に赤のラインが入った強そうな姿なのだが……。
傷ついてはいるが、命には別条はなさそうだ。そしてその竜を傷つけた犯人は__。
「このモンスターどもに傷つけられるって……」
正直かなり違う意味で驚いた。ミニゴブリンやスライムなどは新米冒険者が戦って最悪でもかすり傷程度しか受けることはないくらい弱いのだ。
しかし、俺の存在に気が付かないゴブリンとスライムたちはその竜の周りを取り囲んでいじめているようだ。
「まぁ普段やられてる側だし、そういう流れにでもなるわな」
ゴブリンの持った短剣での切り付けやスライムの体当たりが容赦なく続いている。
そのたびに竜は苦しそうに声をあげる。
「うーん……。一応助けるか」
いじめているゴブリン、スライムに接近して剣を抜く音を聞かせる。それだけで十分。恐る恐る振り返った彼らはわっと悲鳴に近い声をあげながら逃げ去った。
そして周囲にモンスターがいなくなったことを確認してからその竜に詰め寄った。
竜は怯えた目をしていて、抵抗や威嚇をする気もない。
その様子に俺はクエストの依頼の内容である討伐をしないことを決めた。
「安心しろ。手を下さないことにした」
俺は目の前で剣を収めて殺意と戦意がないことを見せた。
俺の中で魔物かどうか人に害を及ぼすかの基準がある。
スライムやゴブリンといっても冒険者やただの人の強さを判断したりできる。冒険者に対しては見たら逃げたりするが、ただの村人等には襲い掛かったりするケースがある。
そしてどんなに弱い魔物であろうとも、魔物は逃げられないと判断すると戦いを挑んでくる。
そして強い魔物は弱い冒険者も村人同様に襲ったりする。そのあたりの魔物の性質は変わらない。
しかし、この生き物は追い詰められている状況にもかかわらず、抵抗をしようともしない。さらには魔物同士で傷つけあうという事例は聞いたことがない。
この上記の点から俺は危険を及ぼす魔物とは別の存在と判断し、討伐することをやめた。
「……」
その様子を見て安心したのか、目を閉じて少し休み始めた。俺が立ち上がって自分の周りをうろうろされても全く気にすることもない。
俺はメモを取り出して特徴をまとめる。基本的に中級冒険者が挑むようなミニドラゴンのような風貌には似ているが、色や体の部分部分の構造が違う。
「!?」
そんな風にメモを数分間かけて管理人や調査人にもわかりやすくみられるようにまとめた後だった。
俺は思わず持っていたペンを落とした。
その竜は先ほどまで血が滲んだ体がもう早くも傷一つなかったのような体をしている。体にはツヤがあり、まるでけがなどしていなかったというような状態にまでたった数分間で戻ってしまった。
「信じられん……」
今までに見たことのない回復能力。目を閉じて瞑想のようにすると回復できる魔物は上級モンスターならそこそこいるが、ここまで短時間で全快できるのは前例がない。
そんな驚く俺に気にすることもなく竜は目を開けて気持ちよさそうに伸びをすると体を震わせて翼を伸ばしてまるで寝起きとでも言わんばかりの動きを取っている。
そしてこちらを向いてさらに近寄ってくると、俺の顔に自分の顔を近づけて舌で俺の顔をなめ始めた。
「懐かれたか……」
俺は表情一つ変えずにそうぽつりとつぶやいた。冷静に考えてみれば、自分を苦しめていた相手を追い払った上にそのあと全く何もせずに自分の癒す時間を与えてくれたということにこいつの中で考えているのだろう。
敵意もむけず、ここまで懐かれているともはや突き放すのも少し心が痛む。人間に対してはどんなに突き放そうが全く心は痛まないが、こういった素直な生き物たちにはそこまで冷酷にはなれない。
「よし……よし」
慣れない手つきでそいつの頭を撫でると嬉しそうに体をさらに摺り寄せてくる。
「ゴロゴロ……」
「猫かお前は……」
全く竜というような様子ではないただ見た目が竜というだけで中身が猫か何かではないだろうか。
そんな感じでその竜と戯れていると……
「ごぶごぶ……」
ゴブリンが現れた。しかも数は20体ほど。かなりの多さだ。
「こんな小規模の森でこれほどの数を出してくるとは。それはつまり__」
俺の言葉が終わらないうちにこの原因が現れた。ほかのゴブリンよりも3倍ほど大きな体。
「この森林でノートリアスモンスターか。思わぬ収穫だな」
ノートリアスモンスター。略してNM。
それぞれの地域に亜種や特殊変異を持って特別な力や能力を持っているモンスターで危険なモンスターが多い。
これらのモンスターは相手の強さに関係なく勝負を挑んだり襲い掛かってくるタイプである。
この地域ではこのミニゴブリンを指揮する親玉がこの部類に指定されていて、被害も大きいため、倒すとより多くの報酬がもらえたりする。
そのほか、特別な素材などを落としたりして高値で取引されるため捜索は大変だが、専門的に請け負う冒険者やギルドも多いと聞く。
今回の現れたこの地域のNMのゴブリンの親玉は普通のゴブリンとも比べても2、3倍くらいの大きさもある。
持っている武器も大きく、力や知能も高い。
ミニゴブリンやスライムだけで安心しているとこのようなNMに新米冒険者は痛い目にあわされることもあるうえ、相手もこちらに勝負をする気のようなのでここは早急に狩るべきだろう。
「よし、ついでだ。狩ってやろう」
俺は剣を抜くと、隣にいた竜もふんふんと鼻息を荒くしてゴブリンを睨み付けている。
「え?もしかしてやる気なのか?」
その俺の疑問を理解したのか頷いた。
先ほどの状態を見ると俺が落ち着かないだけなのでやめてほしいが……
「また痛い目にあっても知らんぞ?」
それでもやるといったような表情は崩さないので俺もそれ以上声をかけなかった。
「ごぶごぶー!」
親玉の声を合図にミニゴブリンが一斉にこちらに向かってきた。
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