10 / 35
孤独な錬金術師
第十話 月明りの下で
しおりを挟む
研究室で暗い考えに陥っていた俺はエリクサーをかっ食らう。
伝説の存在であるエリクサーは、城では飲料水のようなものだった。
何せ、ただの水に賢者の石を漬けるだけでできるのだから。
レームに至っては料理や洗濯にも使っている。
洗濯の場合普通の水よりも綺麗になるらしい。
だがこれはプラシーボ効果であり、賢者の石によるとそのような効果はないということだった。
体の異常をすべて回復する万能薬『エリクサー』。
少しだが精神にも影響していると思える。
多少だが気分が晴れた気がした。
だがこれもプラシーボ効果なのを俺は知っている。
まずは謝らなければならない。流されたままにむさぼってしまったイチカに。
覚悟を決めなければならない。今がその時なのだと。
今の俺はもう孤独な老人ではない。
静かに一人で死を待っていたあの時の俺ではない。
前を向いて、嫌なことでも解決していかなければならない。
創造主の責任を果たす必要がある。
最近は肉体年齢に精神が引っ張られている気もするが、恐らくは隠していたものが出てきているだけなのだろう。
他人は自分を映す鏡だ。
俺はその鏡を数十年見ていない。
「すまない、イチカ。昨日はその……」
イチカはレームと共に掃除をしていた。
寝室のベッドの上は何枚ものシーツで覆われているが、貫通してひどいことになっている。
何が貫通しているかは言うまでもない。
俺はレームたちの側に近寄る。距離にして一メートルもない、そんな距離だ。
「あ、ありがとうございました……ご主人様……」
そういうとレームの後ろに隠れてしまう。
昨日は乱れまくって近寄ってきたのになぜ。そしてなぜありがとうなんだ、と思う。
イチカはレームの腰のあたりにしがみつき、ちらちらとこちらを見ている。
「怒っているのか……?」
「? なぜですか? 可愛がってもらえて、嬉しかったです……」
小さなか細い声で、首を傾げわからないという顔をする。
それは嘘ではない。本心である。
ホムンクルスは嘘を言わない。それはイチカも例外ではない。
「嫌じゃあ……なかったのか?」
「全然、嫌じゃなかったです……どうかしたんですか?」
すっと胸を撫で下ろす。
少なくとも嫌われていないのだと思えるだけで、胸のつかえがとれた気がする。
「ご主人様は昨日のことで、イチカが自分を嫌いになったんじゃないか、と心配していたのよ」
「……そんなことない。嫌いになるなんて……ありえない」
レームはうっすらと微笑みながら、こちらを見て、イチカに話す。
そしてイチカはレームの服をギュッと掴みながら、真っすぐに俺を見てそう言った。
俺はこの時点で半分泣きそうだったのだと思う。
久しぶりの感覚すぎて、自分でもよくわからないが、喉の奥からこみ上げるような感覚を覚える。
思わず下を向いてしまっていた。
「ご主人様……? どこか痛いのですか……?」
そう思われるような顔をしていたのだろう、イチカはゆっくりと、恐る恐る近づき、俺の頭を軽く撫でた。
イチカの身長では、いくら頭を下げているといっても、俺の頭にはかなり背伸びをしなければ届かない。
前髪を多少触るくらいの軽いものだ。
昨日レームがそうしているのを見て学習したのだろう。
「────っ!」
俺の頬に熱いものが流れているのがわかった。
一瞬、その正体に気付くのが遅れる。
「大丈夫ですか? お腹ですか……? どこか怪我してるんですか……?」
イチカは心配そうに聞いてくる。
突如主人が泣きだしたのだ。下を向いていても、イチカの身長なら俺の顔ははっきりと見えているのだろう。
「イチカ、違うの。違うのよ」
レームはそう言いながら、俺の背中側から抱きしめてくる。
俺は思わず膝から崩れ落ちてしまった。
そしてそのまま、二人は俺の頭を撫で続けた。
「す、すまなかった……」
ある程度泣いて冷静になってしまった俺は二人に謝罪する。
自分でも泣いてしまった理由がわからなかったが、二人は慰めてくれていた。
「いいんですよ。ご主人様のすべてを受け止めるのが私たちですから」
レームは優し気に微笑みながらそう言った。
宗教に興味はなかったが、恐らく女神というものはこういう存在なんじゃないかと思ってしまう。
「……そうです。嫌いになったりなんてしません……」
年相応といった笑顔で、再び俺の頭を撫でる。
小さく、柔らかな手。この手で俺は泣かされてしまったのだ。
そしてその後、レームたちの掃除を手伝う。
本来であれば自分でやるべき仕事だ。汚れの大半は俺の出したもののせいなのだから。
夜になり、城の中以外の明かりは消え失せる。
残っている灯りは月と星が生み出すものだけだ。
街の明かりすら見えないほど辺境にあるこの小さな山は、誰かが訪れるような場所ではない。
城の頂上、先端部にある小部屋からいくつか放置してある椅子を一つ窓際に置いて外を眺める。
周囲には鬱蒼とした木々と畑、そして街に続く荒野しかない。
時折ここに上がり、それを眺めるのが以前からの習慣だった。
何か目的があるわけではないが、何もない広い空間を見ていると、その間だけは心が晴れるような感覚に陥る。
頭を上げ、星を眺める。
空を覆いつくしているような明るい点が目に眩しい。
「……綺麗、だな」
空の景色は一人でいた時と何も変わらない。
階段を上がる音がして、足音からレームが上がって来ているのがわかった。
「夜風はお体に障りますよ」
毛布を持ってそう言った。
もはやお決まりの流れだ。俺は不老不死、そして病気にかかることはない。そうだとしてもエリクサーですべて回復する。
「……レーム。わかっているだろうに」
「それでも、ですよ」
毛布を窓際の俺にかける。
そしてそのまま椅子を持ってきて、俺の隣に座った。
「イチカはどうしてる?」
「先ほど寝ました。やはりまだ子供ですね」
微笑みながら空を眺めている。
レームが望んだ妹だ。昨日から元気がいいように思えるのは気のせいではないのだろう。
「……今日は済まなかった。どうかしていると思われても仕方ない」
「……いえ、私は分かっておりました。ご主人様の苦悩も、寂しさも」
俺は思わずレームを見た。その表情は切なげなまま星を眺めている。
月明りに照らされたレームは、このまま消えてしまいそうなほどに儚げだった。
俺はレームにそのようなことを言ったことはない。
それなのに、なぜ。
くす、と小さく笑いながら、レームは此方に視線を移す。
全てを見透かされているような、そんな瞳をしていた。
「最初に会った時、この人は一人なんだ、と思いました。城の入り口も、ご主人様の足跡しかありませんでしたしね。埃の被り方を見ても、それはとても数年というレベルではありませんでしたし」
確かに。隠そうという発想もなかった。誰に気を使うわけでもなかったので、その辺の掃除は一切していない。
だがまさか本当に見抜かれていたとは思っていなかった。
「そして、ご主人様は、初めて私を見た時も泣きそうな顔をしてらっしゃいました。だからせめて私だけは、と思いまして」
そう言いながら、レームは立ち上がり俺の足の間に座る。
いつものように正面からではなく、背中をこちら側に向けて。
そして俺が被っている毛布を自分にもかけた。密着していて、暖かい体温が伝わってくる。
薄いピンク色の柔らかな髪からはいい匂いが漂っていた。この前街で買った洗髪材のものだろうか。よく似合う甘い香りだ。
「私だけは、何があってもご主人様の味方ですからね」
そう言って、体を少し曲げ、俺の顔を見た。
思わずレームを抱きしめる。彼女の頭に顔を押し付けるように、強く。
「強がらなくても大丈夫ですよ。どんなご主人様でも嫌いになったりしませんから」
月明りだけが照らす部屋の中で、何度も何度もレームを抱いた。
俺はどんな顔をしていたのだろう。
その答えは優しく微笑むレームの表情の中にあるのかもしれない。
伝説の存在であるエリクサーは、城では飲料水のようなものだった。
何せ、ただの水に賢者の石を漬けるだけでできるのだから。
レームに至っては料理や洗濯にも使っている。
洗濯の場合普通の水よりも綺麗になるらしい。
だがこれはプラシーボ効果であり、賢者の石によるとそのような効果はないということだった。
体の異常をすべて回復する万能薬『エリクサー』。
少しだが精神にも影響していると思える。
多少だが気分が晴れた気がした。
だがこれもプラシーボ効果なのを俺は知っている。
まずは謝らなければならない。流されたままにむさぼってしまったイチカに。
覚悟を決めなければならない。今がその時なのだと。
今の俺はもう孤独な老人ではない。
静かに一人で死を待っていたあの時の俺ではない。
前を向いて、嫌なことでも解決していかなければならない。
創造主の責任を果たす必要がある。
最近は肉体年齢に精神が引っ張られている気もするが、恐らくは隠していたものが出てきているだけなのだろう。
他人は自分を映す鏡だ。
俺はその鏡を数十年見ていない。
「すまない、イチカ。昨日はその……」
イチカはレームと共に掃除をしていた。
寝室のベッドの上は何枚ものシーツで覆われているが、貫通してひどいことになっている。
何が貫通しているかは言うまでもない。
俺はレームたちの側に近寄る。距離にして一メートルもない、そんな距離だ。
「あ、ありがとうございました……ご主人様……」
そういうとレームの後ろに隠れてしまう。
昨日は乱れまくって近寄ってきたのになぜ。そしてなぜありがとうなんだ、と思う。
イチカはレームの腰のあたりにしがみつき、ちらちらとこちらを見ている。
「怒っているのか……?」
「? なぜですか? 可愛がってもらえて、嬉しかったです……」
小さなか細い声で、首を傾げわからないという顔をする。
それは嘘ではない。本心である。
ホムンクルスは嘘を言わない。それはイチカも例外ではない。
「嫌じゃあ……なかったのか?」
「全然、嫌じゃなかったです……どうかしたんですか?」
すっと胸を撫で下ろす。
少なくとも嫌われていないのだと思えるだけで、胸のつかえがとれた気がする。
「ご主人様は昨日のことで、イチカが自分を嫌いになったんじゃないか、と心配していたのよ」
「……そんなことない。嫌いになるなんて……ありえない」
レームはうっすらと微笑みながら、こちらを見て、イチカに話す。
そしてイチカはレームの服をギュッと掴みながら、真っすぐに俺を見てそう言った。
俺はこの時点で半分泣きそうだったのだと思う。
久しぶりの感覚すぎて、自分でもよくわからないが、喉の奥からこみ上げるような感覚を覚える。
思わず下を向いてしまっていた。
「ご主人様……? どこか痛いのですか……?」
そう思われるような顔をしていたのだろう、イチカはゆっくりと、恐る恐る近づき、俺の頭を軽く撫でた。
イチカの身長では、いくら頭を下げているといっても、俺の頭にはかなり背伸びをしなければ届かない。
前髪を多少触るくらいの軽いものだ。
昨日レームがそうしているのを見て学習したのだろう。
「────っ!」
俺の頬に熱いものが流れているのがわかった。
一瞬、その正体に気付くのが遅れる。
「大丈夫ですか? お腹ですか……? どこか怪我してるんですか……?」
イチカは心配そうに聞いてくる。
突如主人が泣きだしたのだ。下を向いていても、イチカの身長なら俺の顔ははっきりと見えているのだろう。
「イチカ、違うの。違うのよ」
レームはそう言いながら、俺の背中側から抱きしめてくる。
俺は思わず膝から崩れ落ちてしまった。
そしてそのまま、二人は俺の頭を撫で続けた。
「す、すまなかった……」
ある程度泣いて冷静になってしまった俺は二人に謝罪する。
自分でも泣いてしまった理由がわからなかったが、二人は慰めてくれていた。
「いいんですよ。ご主人様のすべてを受け止めるのが私たちですから」
レームは優し気に微笑みながらそう言った。
宗教に興味はなかったが、恐らく女神というものはこういう存在なんじゃないかと思ってしまう。
「……そうです。嫌いになったりなんてしません……」
年相応といった笑顔で、再び俺の頭を撫でる。
小さく、柔らかな手。この手で俺は泣かされてしまったのだ。
そしてその後、レームたちの掃除を手伝う。
本来であれば自分でやるべき仕事だ。汚れの大半は俺の出したもののせいなのだから。
夜になり、城の中以外の明かりは消え失せる。
残っている灯りは月と星が生み出すものだけだ。
街の明かりすら見えないほど辺境にあるこの小さな山は、誰かが訪れるような場所ではない。
城の頂上、先端部にある小部屋からいくつか放置してある椅子を一つ窓際に置いて外を眺める。
周囲には鬱蒼とした木々と畑、そして街に続く荒野しかない。
時折ここに上がり、それを眺めるのが以前からの習慣だった。
何か目的があるわけではないが、何もない広い空間を見ていると、その間だけは心が晴れるような感覚に陥る。
頭を上げ、星を眺める。
空を覆いつくしているような明るい点が目に眩しい。
「……綺麗、だな」
空の景色は一人でいた時と何も変わらない。
階段を上がる音がして、足音からレームが上がって来ているのがわかった。
「夜風はお体に障りますよ」
毛布を持ってそう言った。
もはやお決まりの流れだ。俺は不老不死、そして病気にかかることはない。そうだとしてもエリクサーですべて回復する。
「……レーム。わかっているだろうに」
「それでも、ですよ」
毛布を窓際の俺にかける。
そしてそのまま椅子を持ってきて、俺の隣に座った。
「イチカはどうしてる?」
「先ほど寝ました。やはりまだ子供ですね」
微笑みながら空を眺めている。
レームが望んだ妹だ。昨日から元気がいいように思えるのは気のせいではないのだろう。
「……今日は済まなかった。どうかしていると思われても仕方ない」
「……いえ、私は分かっておりました。ご主人様の苦悩も、寂しさも」
俺は思わずレームを見た。その表情は切なげなまま星を眺めている。
月明りに照らされたレームは、このまま消えてしまいそうなほどに儚げだった。
俺はレームにそのようなことを言ったことはない。
それなのに、なぜ。
くす、と小さく笑いながら、レームは此方に視線を移す。
全てを見透かされているような、そんな瞳をしていた。
「最初に会った時、この人は一人なんだ、と思いました。城の入り口も、ご主人様の足跡しかありませんでしたしね。埃の被り方を見ても、それはとても数年というレベルではありませんでしたし」
確かに。隠そうという発想もなかった。誰に気を使うわけでもなかったので、その辺の掃除は一切していない。
だがまさか本当に見抜かれていたとは思っていなかった。
「そして、ご主人様は、初めて私を見た時も泣きそうな顔をしてらっしゃいました。だからせめて私だけは、と思いまして」
そう言いながら、レームは立ち上がり俺の足の間に座る。
いつものように正面からではなく、背中をこちら側に向けて。
そして俺が被っている毛布を自分にもかけた。密着していて、暖かい体温が伝わってくる。
薄いピンク色の柔らかな髪からはいい匂いが漂っていた。この前街で買った洗髪材のものだろうか。よく似合う甘い香りだ。
「私だけは、何があってもご主人様の味方ですからね」
そう言って、体を少し曲げ、俺の顔を見た。
思わずレームを抱きしめる。彼女の頭に顔を押し付けるように、強く。
「強がらなくても大丈夫ですよ。どんなご主人様でも嫌いになったりしませんから」
月明りだけが照らす部屋の中で、何度も何度もレームを抱いた。
俺はどんな顔をしていたのだろう。
その答えは優しく微笑むレームの表情の中にあるのかもしれない。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる