47 / 152
第五章:禁書庫の深淵、解き放たれる真実
第四十五話:解かれた封印と星への羅針盤
しおりを挟む
俺は、シャドウ・レイスの精神攻撃に耐えながら、古き封印箱の魔法陣に【光の加護】を帯びた掌を押し当てた。
すると強烈な光の魔力が、箱に描かれた複雑な魔法陣へと流れ込んでいく。
キィィィィィン……!
箱から甲高い音が響き、魔法陣が眩い光を放ち始めた。闇の魔術と聖なる魔術が絡み合った封印が、俺の【光の加護】と【魔力操作】によって、ゆっくりと解除されていく。
『……やめろ……!』
『……解放するな……!』
シャドウ・レイスたちが、さらに激しい精神攻撃を仕掛けてきた。頭痛がひどく、視界が歪む。体中の魔力が逆流するような不快感に襲われる。
「くっ……!」
アシュレイ団長が、俺を庇うようにシャドウ・レイスの幻影と交戦している。彼の剣は幻影達をすり抜けるが、その動きは彼らの精神攻撃によって鈍くなっていた。
「アルス! 無理をするな!」
団長の叫び声が遠くに聞こえる。
俺は、全身の力を振り絞り、さらに魔力を集中させた。
(あんたが無茶してるってのに、俺が無茶しないでどうするんだよ……!)
パキィン!と、乾いた音が響いた。
(よし……!解けた)
古き封印箱に描かれた魔法陣が、ひび割れ、砕け散った。
そして、鎖が音を立てて外れ、箱の蓋がゆっくりと開いた。
箱の中から、まばゆいばかりの光が溢れ出した。
その光は、周囲に満ちていたシャドウ・レイスの幻影を照らし、彼らは悲鳴を上げて後退していく。
『──グルアアアアアアアア!』
光は、禁書庫の闇を払いのけ、まるで夜空の星々のように瞬いていた。
シャドウ・レイスたちは、光に触れることを恐れるかのように、次々と闇の中へと溶け込み、姿を消していった。
静寂が戻った禁書庫で、俺は荒い息を整えた。
【危機察知】の警告が収まり、次第に頭痛も和らいでいく。
「さて……箱の中身はなんだろなっと」
箱の中には、古びた羊皮紙の巻物と、手のひらサイズの小さな羅針盤が収められていた。
羅針盤は、真鍮製で、中心には小さな水晶が埋め込まれている。その水晶は、箱から溢れた光と同じく、微かに星のように瞬いていた。
俺は、巻物と羅針盤を手に取った。
【鑑定】スキルが、その情報を読み取る。
【アイテム名:古地図の断片(星示す方角)】
【概要:数百年前の動乱で失われたとされる古地図の一部。特定の条件で『星の光を集めし剣』の場所を示す】
【アイテム名:星の羅針盤(勇者の導き)】
【概要:『星の光を集めし剣』の隠し場所を示す羅針盤。夜空の星の配置と勇者の魂の残滓に共鳴し、剣の場所を指し示す】
(これだ……! これが『星の光を集めし剣』の手掛かりだ!……うぷっ……吐き気が……アイツらの精神攻撃のせいか)
俺は何とか耐え、古地図の断片と星の羅針盤を握りしめ、喜びを噛み締めた。
アシュレイ団長が、俺に近づいてきた。
「アルス、よくやった! だが、無茶し過ぎだ!……しかし、貴様のその力は一体……」
団長は、驚きと感嘆の眼差しで俺を見ていた。
「そんな事より団長。この箱の中に、探していた古地図の断片と、羅針盤がありました」
俺は、団長に二つのアイテムを見せた。
団長は、羅針盤の中心で瞬く水晶を見て、目を見張った。
「これは……まさか、王家の伝承にある『星を示す導き』の羅針盤か!? 失われたとされていたはずだが……」
団長の声には、興奮が混じっていた。
「そして、この古地図の断片。これで、『星の光を集めし剣』の場所が分かるかもしれません」
俺は、すぐに古地図の断片を広げてみせた。
羊皮紙には、古びた文字と、見慣れない地形が描かれている。
しかし、これだけでは、どこを示しているのか全く分からない。
羅針盤も、今はただ静かに瞬いているだけだ。
(特定の条件で場所を示す、か……)
俺は、星の羅針盤をじっと見つめた。
そして、【ユニーク能力:勇者の魂の残滓】が、羅針盤の水晶に微かに共鳴しているのを感じた。
(共鳴……している?)
「一先ず陛下に報告だ。そして、この羅針盤と地図の使い方を、もう少し調べる必要がある」
俺と団長は、禁書庫を後にし、国王陛下への報告に向かった。
(……国王陛下は俺達に何か隠している)
俺は確信した。
---
国王陛下は、古地図の断片と星の羅針盤を見て、感嘆の声を上げた。
「これは……まさしく、伝承に記されし『勇者の導き』の羅針盤! そして、失われた古地図の断片……! アルス、貴様は、我々が失われたと諦めていた希望を、再びもたらしてくれたのだ!」
国王陛下は、興奮を隠せない様子で、俺の肩を力強く叩いた。
(痛い痛い、もう少し力を加減してくれ……)
俺の思いは届かず国王は続ける──
「この羅針盤と地図の分析を、王家直属の魔術師団に命じる。最優先で解析させよう。貴様は、しばらく王宮で休むと良い。必要な物資や情報は、惜しまぬ」
国王陛下の言葉に、俺は安堵した。専門家が分析してくれるなら、心強い。
(……ただ……気になるな)
---
王宮での数日間は、束の間の平和だった。
俺は、騎士団の訓練場を借りて、スキルレベルの向上に励んだ。
今のままじゃいつ死んでもおかしくないと思ったからだ。
「俺はまだまだ弱い。ここまで生きて帰ってこれたのは、小賢しく立ち回れているだけで、俺が強くなった訳じゃない……慢心するな社畜」
そう自分に言い聞かせる。
訓練の内容は主に、【光魔法】と【魔力操作】の連携を意識し、より効率的な魔力運用を模索するというものだ。
【体力:11.5 → 12.0】
【魔力:11.5 → 12.0】
【筋力:10.5 → 11.0】
【敏捷:10.5 → 11.0】
【器用:10.5 → 11.0】
【知力:13.5 → 14.0】
【自己回復:2.5 → 3.0】
【光魔法:3.5 → 4.0】
【魔力操作:6.5 → 7.0】
全体的にステータスが底上げされ、【光魔法】と【魔力操作】が大きく伸びた。これは、今後の戦いにおいて、大きな武器となるだろう。
「……今日はこれくらいでいいか」
そろそろ解析結果が出るはずだ。
──そして、数日後。魔術師団の団長から、古地図の解析結果が報告された。
「アルス様、星の羅針盤と古地図の断片を解析した結果、ある場所が浮かび上がりました」
「ほんとですか!それは一体どこですか!?」
魔術師団長の顔には、確信と、そしてかすかな緊張が浮かんでいた。
「……それは、『天空の浮遊島』と呼ばれる場所です」
天空の浮遊島……!
やはりゲームには出てこない場所だ。
「最も星に近い場所」という言葉に、まさか本当に空に浮かぶ島があるとは。
「浮遊島へは、王都の北東に位置する『古の竜の山脈』の最深部にある、特別な転移魔法陣を使わなければ到達できません」
魔術師団長は、さらに続けた。
「しかし、その転移魔法陣は、数百年前の動乱でその場所が失われ、機能も停止しているとされていました。この古地図の断片は、その転移魔法陣の場所と、再起動のための情報を示しています」
(ついに、場所が分かった……!けど……)
俺は、喜びと、そして新たな戦いへの覚悟を胸に抱いた。
「古の竜の山脈」……。名前からして、一筋縄ではいかない場所だろう。
だが、「星の光を集めし剣」が、そこにある。
「ここまで来たら行くしかないだろ」
俺はそう決心した。
すると強烈な光の魔力が、箱に描かれた複雑な魔法陣へと流れ込んでいく。
キィィィィィン……!
箱から甲高い音が響き、魔法陣が眩い光を放ち始めた。闇の魔術と聖なる魔術が絡み合った封印が、俺の【光の加護】と【魔力操作】によって、ゆっくりと解除されていく。
『……やめろ……!』
『……解放するな……!』
シャドウ・レイスたちが、さらに激しい精神攻撃を仕掛けてきた。頭痛がひどく、視界が歪む。体中の魔力が逆流するような不快感に襲われる。
「くっ……!」
アシュレイ団長が、俺を庇うようにシャドウ・レイスの幻影と交戦している。彼の剣は幻影達をすり抜けるが、その動きは彼らの精神攻撃によって鈍くなっていた。
「アルス! 無理をするな!」
団長の叫び声が遠くに聞こえる。
俺は、全身の力を振り絞り、さらに魔力を集中させた。
(あんたが無茶してるってのに、俺が無茶しないでどうするんだよ……!)
パキィン!と、乾いた音が響いた。
(よし……!解けた)
古き封印箱に描かれた魔法陣が、ひび割れ、砕け散った。
そして、鎖が音を立てて外れ、箱の蓋がゆっくりと開いた。
箱の中から、まばゆいばかりの光が溢れ出した。
その光は、周囲に満ちていたシャドウ・レイスの幻影を照らし、彼らは悲鳴を上げて後退していく。
『──グルアアアアアアアア!』
光は、禁書庫の闇を払いのけ、まるで夜空の星々のように瞬いていた。
シャドウ・レイスたちは、光に触れることを恐れるかのように、次々と闇の中へと溶け込み、姿を消していった。
静寂が戻った禁書庫で、俺は荒い息を整えた。
【危機察知】の警告が収まり、次第に頭痛も和らいでいく。
「さて……箱の中身はなんだろなっと」
箱の中には、古びた羊皮紙の巻物と、手のひらサイズの小さな羅針盤が収められていた。
羅針盤は、真鍮製で、中心には小さな水晶が埋め込まれている。その水晶は、箱から溢れた光と同じく、微かに星のように瞬いていた。
俺は、巻物と羅針盤を手に取った。
【鑑定】スキルが、その情報を読み取る。
【アイテム名:古地図の断片(星示す方角)】
【概要:数百年前の動乱で失われたとされる古地図の一部。特定の条件で『星の光を集めし剣』の場所を示す】
【アイテム名:星の羅針盤(勇者の導き)】
【概要:『星の光を集めし剣』の隠し場所を示す羅針盤。夜空の星の配置と勇者の魂の残滓に共鳴し、剣の場所を指し示す】
(これだ……! これが『星の光を集めし剣』の手掛かりだ!……うぷっ……吐き気が……アイツらの精神攻撃のせいか)
俺は何とか耐え、古地図の断片と星の羅針盤を握りしめ、喜びを噛み締めた。
アシュレイ団長が、俺に近づいてきた。
「アルス、よくやった! だが、無茶し過ぎだ!……しかし、貴様のその力は一体……」
団長は、驚きと感嘆の眼差しで俺を見ていた。
「そんな事より団長。この箱の中に、探していた古地図の断片と、羅針盤がありました」
俺は、団長に二つのアイテムを見せた。
団長は、羅針盤の中心で瞬く水晶を見て、目を見張った。
「これは……まさか、王家の伝承にある『星を示す導き』の羅針盤か!? 失われたとされていたはずだが……」
団長の声には、興奮が混じっていた。
「そして、この古地図の断片。これで、『星の光を集めし剣』の場所が分かるかもしれません」
俺は、すぐに古地図の断片を広げてみせた。
羊皮紙には、古びた文字と、見慣れない地形が描かれている。
しかし、これだけでは、どこを示しているのか全く分からない。
羅針盤も、今はただ静かに瞬いているだけだ。
(特定の条件で場所を示す、か……)
俺は、星の羅針盤をじっと見つめた。
そして、【ユニーク能力:勇者の魂の残滓】が、羅針盤の水晶に微かに共鳴しているのを感じた。
(共鳴……している?)
「一先ず陛下に報告だ。そして、この羅針盤と地図の使い方を、もう少し調べる必要がある」
俺と団長は、禁書庫を後にし、国王陛下への報告に向かった。
(……国王陛下は俺達に何か隠している)
俺は確信した。
---
国王陛下は、古地図の断片と星の羅針盤を見て、感嘆の声を上げた。
「これは……まさしく、伝承に記されし『勇者の導き』の羅針盤! そして、失われた古地図の断片……! アルス、貴様は、我々が失われたと諦めていた希望を、再びもたらしてくれたのだ!」
国王陛下は、興奮を隠せない様子で、俺の肩を力強く叩いた。
(痛い痛い、もう少し力を加減してくれ……)
俺の思いは届かず国王は続ける──
「この羅針盤と地図の分析を、王家直属の魔術師団に命じる。最優先で解析させよう。貴様は、しばらく王宮で休むと良い。必要な物資や情報は、惜しまぬ」
国王陛下の言葉に、俺は安堵した。専門家が分析してくれるなら、心強い。
(……ただ……気になるな)
---
王宮での数日間は、束の間の平和だった。
俺は、騎士団の訓練場を借りて、スキルレベルの向上に励んだ。
今のままじゃいつ死んでもおかしくないと思ったからだ。
「俺はまだまだ弱い。ここまで生きて帰ってこれたのは、小賢しく立ち回れているだけで、俺が強くなった訳じゃない……慢心するな社畜」
そう自分に言い聞かせる。
訓練の内容は主に、【光魔法】と【魔力操作】の連携を意識し、より効率的な魔力運用を模索するというものだ。
【体力:11.5 → 12.0】
【魔力:11.5 → 12.0】
【筋力:10.5 → 11.0】
【敏捷:10.5 → 11.0】
【器用:10.5 → 11.0】
【知力:13.5 → 14.0】
【自己回復:2.5 → 3.0】
【光魔法:3.5 → 4.0】
【魔力操作:6.5 → 7.0】
全体的にステータスが底上げされ、【光魔法】と【魔力操作】が大きく伸びた。これは、今後の戦いにおいて、大きな武器となるだろう。
「……今日はこれくらいでいいか」
そろそろ解析結果が出るはずだ。
──そして、数日後。魔術師団の団長から、古地図の解析結果が報告された。
「アルス様、星の羅針盤と古地図の断片を解析した結果、ある場所が浮かび上がりました」
「ほんとですか!それは一体どこですか!?」
魔術師団長の顔には、確信と、そしてかすかな緊張が浮かんでいた。
「……それは、『天空の浮遊島』と呼ばれる場所です」
天空の浮遊島……!
やはりゲームには出てこない場所だ。
「最も星に近い場所」という言葉に、まさか本当に空に浮かぶ島があるとは。
「浮遊島へは、王都の北東に位置する『古の竜の山脈』の最深部にある、特別な転移魔法陣を使わなければ到達できません」
魔術師団長は、さらに続けた。
「しかし、その転移魔法陣は、数百年前の動乱でその場所が失われ、機能も停止しているとされていました。この古地図の断片は、その転移魔法陣の場所と、再起動のための情報を示しています」
(ついに、場所が分かった……!けど……)
俺は、喜びと、そして新たな戦いへの覚悟を胸に抱いた。
「古の竜の山脈」……。名前からして、一筋縄ではいかない場所だろう。
だが、「星の光を集めし剣」が、そこにある。
「ここまで来たら行くしかないだろ」
俺はそう決心した。
15
あなたにおすすめの小説
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる