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第八章:王城決戦編
第九十話:王女の覚悟と黒い男の忠告
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男は、過去の追憶から覚めると、すぐに髪を後ろで一つにまとめ、脱出の準備を始めた。その表情は、先ほどまでの飄々としたものとは違い、どこか鋭い。
「待て、起きたんなら早く教えろ。リリアについて」
俺は、ナナシの言葉を遮るように言った。彼の過去、そして「魔刻」の代償。その全てが、リリアという女性に関係している。その詳細を知らずにはいられなかった。
「……特に何もねぇよ。それより優先するべきはリアムだ」
ナナシは、俺の問いをはぐらかすように、そっけない態度で返した。その言葉に、俺は苛立ちを募らせる。
「おい!はぐらかしてんじゃねぇよ!」
「アルスさん。貴方は今追われている身です。この城から逃げるのなら今しかありません」
俺の苛立ちを察したのか、エルが俺に逃げるよう促した。おそらく、俺の身を案じての言葉だろう。
「そうだな……兄ちゃんはリアムを探してこの国を出ろ」
ナナシもまた、エルの言葉に同意した。彼の言葉には、何らかの深い意図が隠されているように感じられた。
「探すつっても、城にはもう居ないみたいなんだよ……」
俺は、エルから聞いた情報をナナシに伝えた。あの魔王、一体どこに行ったんだ?城にいないとなると、探すのは容易ではないだろう。俺の考えを察したのか──
「ならこれを使え」
ナナシは、黒い何かを放り投げてきた。手のひらサイズのそれは見覚えのある者だった。
「魂片……なんでお前が」
俺は、それがリアムの持っていた「魂片」と同じものであることに気づき、驚いた。一体、なぜナナシがそんなものを持っているのかと。
「理由は聞くな。その魂片は魔王が近いと光るようになってる」
ナナシは、俺の疑問を遮るように、淡々と説明した。
「なんだよその便利道具……もっと早くに」
俺は、思わずそう呟いた。しかし、すぐに思い直す。俺も同じものを持っているじゃないか。
「それなら俺も持ってる」
俺がそう言うと、ナナシはニヤリと笑った。
「それは魔王の心臓部分……つまりコアだ」
「……は?」
俺は、受け取った魂片改めて見る。しかし、俺が持っているものと何ら変わらない。
……そもそも魂片って何なんだ?
勇者の魂が闇に汚染され、それが魔王復活の鍵になるとされていた。俺は、その情報を繋ぎ合わせ、一つの可能性にたどり着いた。
「魔王の心臓……九つの魂片……体……?」
俺は、静かに呟いた。俺が勇者復活のために集めていたものは、結果的に魔王を不完全な状態で復活させることになってしまった。俺はその罪悪感に囚われ、その可能性を考えないようにしていたのかもしれない。
「察しがいいな兄ちゃん。ま、概ね兄ちゃんが考えてる通りだ」
ナナシの言葉が、俺の考えを裏付けた。国王は勇者復活が目的ではなく、魔王を復活させるための器を探していた……?。だとすれば、俺を勇者として持て囃し、結果的に俺を弱いと切り捨てたのも合点がいく。
しかし、分からないのはそんなことをして一体何をしようとしているかという事だ。
この国の王は一体何を考えている……。
「なぁ、ナナシ──」
「これ以上は危険です、アルスさん」
エルが、俺の考えをまるで遮るかのように割って入ってきた。外から、そして城内からも、警備の兵士たちの騒がしい声が聞こえ始めた。
「……話してる時間はないか」
俺は、そう呟いた。このままでは、兵士たちに見つかってしまう。
「兄ちゃん、魔王のやつを見つけたら一緒にここを出ろと言ったが、一緒に来るか?」
ナナシは、意外な言葉を口にした。
「……急にどうした?さっきは逃げろとか言ってたろ」
「少し考えが変わった」
ナナシは、俺の問いには答えず、エル…王女エルヴィーナを見た。その視線に気づいたのか、彼女はサッと目を逸らした。
「……ま、人にはそれぞれ事情がある。俺には俺の。兄ちゃん達には兄ちゃん達の。……勿論、王女様にもな」
「……そうですね」
エルは、静かにそう答えた。
「…………嬢ちゃんには関係ない事だ。だから責めるつもりはねぇ。ただ、一つ」
ナナシは、エルにそう語りかけた。その声には、先ほどまでのふざけた様子は一切ない。
「何でしょうか」
「自分を信じろ」
ナナシは、そう言って入ってきた窓から姿を消した。彼の言葉は、部屋に残された俺たちの心に、深く突き刺さる。
「まぁ、あいつに言われなくとも俺は残るつもりだったが」
「……私、あの方が苦手です」
エルが、ナナシの消えた窓を見つめながら、ぽつりと呟いた。
「皆、そうだ。自分だけ知っているような顔をしやがる」
俺は、苦々しくそう言った。
「いいえ、そうではありません。……あの方は、全てを見通している。私の心を……まるで丸裸にされた気分です」
その表現はどうなんだ、王女として。俺は、エルの言葉に呆れながらも、彼女がナナシに感じた畏怖のようなものを理解した。彼は、あまりにも底知れない存在だった。
俺も初めてあの男と出会った時、恐怖と底知れない何かを持っているように感じていた。
「……さぁ、こちらから逃げてください」
エルは、再び冷静な表情に戻り、俺たちを促した。そう案内されたのは、クローゼットだった。そこを開くと、多種多様なドレスが並べられている。
「こちらからって……」
俺とセレナが戸惑っていると、エルはドレスをかき分け始めた。
「何して……なっ」
そこには、隠しエレベーターのようなものが隠されていた。
「異世界でまさかのエレベーターかよ……」
「こちらは誰も知らない抜け道です。どうぞ」
「……エルはどうするんだ」
俺が尋ねると、エルは静かに首を振った。
「私は少し考えたいことがありますのでここに残ります。安心してください、警備の者が来ても誰も来ていないと伝えておきますので」
「……助かる」
窓ガラスが派手に破られているのにも関わらず、一体どう言い訳するつもりなのだろうか。しかし、深く聞かないでおこうと、俺は直感的に思った。
そして、俺とセレナは王女の自室から出た。
……
…………
「…………パパ。どうか穏便に」
残された少女は、ただ窓の外を見つめ、そう願った。それは王女としてではなく、ただ一人の男を愛する者として。この状況が、これ以上長く続くことのないように。
そして、いつかこの身が解放されることを願って──。
「待て、起きたんなら早く教えろ。リリアについて」
俺は、ナナシの言葉を遮るように言った。彼の過去、そして「魔刻」の代償。その全てが、リリアという女性に関係している。その詳細を知らずにはいられなかった。
「……特に何もねぇよ。それより優先するべきはリアムだ」
ナナシは、俺の問いをはぐらかすように、そっけない態度で返した。その言葉に、俺は苛立ちを募らせる。
「おい!はぐらかしてんじゃねぇよ!」
「アルスさん。貴方は今追われている身です。この城から逃げるのなら今しかありません」
俺の苛立ちを察したのか、エルが俺に逃げるよう促した。おそらく、俺の身を案じての言葉だろう。
「そうだな……兄ちゃんはリアムを探してこの国を出ろ」
ナナシもまた、エルの言葉に同意した。彼の言葉には、何らかの深い意図が隠されているように感じられた。
「探すつっても、城にはもう居ないみたいなんだよ……」
俺は、エルから聞いた情報をナナシに伝えた。あの魔王、一体どこに行ったんだ?城にいないとなると、探すのは容易ではないだろう。俺の考えを察したのか──
「ならこれを使え」
ナナシは、黒い何かを放り投げてきた。手のひらサイズのそれは見覚えのある者だった。
「魂片……なんでお前が」
俺は、それがリアムの持っていた「魂片」と同じものであることに気づき、驚いた。一体、なぜナナシがそんなものを持っているのかと。
「理由は聞くな。その魂片は魔王が近いと光るようになってる」
ナナシは、俺の疑問を遮るように、淡々と説明した。
「なんだよその便利道具……もっと早くに」
俺は、思わずそう呟いた。しかし、すぐに思い直す。俺も同じものを持っているじゃないか。
「それなら俺も持ってる」
俺がそう言うと、ナナシはニヤリと笑った。
「それは魔王の心臓部分……つまりコアだ」
「……は?」
俺は、受け取った魂片改めて見る。しかし、俺が持っているものと何ら変わらない。
……そもそも魂片って何なんだ?
勇者の魂が闇に汚染され、それが魔王復活の鍵になるとされていた。俺は、その情報を繋ぎ合わせ、一つの可能性にたどり着いた。
「魔王の心臓……九つの魂片……体……?」
俺は、静かに呟いた。俺が勇者復活のために集めていたものは、結果的に魔王を不完全な状態で復活させることになってしまった。俺はその罪悪感に囚われ、その可能性を考えないようにしていたのかもしれない。
「察しがいいな兄ちゃん。ま、概ね兄ちゃんが考えてる通りだ」
ナナシの言葉が、俺の考えを裏付けた。国王は勇者復活が目的ではなく、魔王を復活させるための器を探していた……?。だとすれば、俺を勇者として持て囃し、結果的に俺を弱いと切り捨てたのも合点がいく。
しかし、分からないのはそんなことをして一体何をしようとしているかという事だ。
この国の王は一体何を考えている……。
「なぁ、ナナシ──」
「これ以上は危険です、アルスさん」
エルが、俺の考えをまるで遮るかのように割って入ってきた。外から、そして城内からも、警備の兵士たちの騒がしい声が聞こえ始めた。
「……話してる時間はないか」
俺は、そう呟いた。このままでは、兵士たちに見つかってしまう。
「兄ちゃん、魔王のやつを見つけたら一緒にここを出ろと言ったが、一緒に来るか?」
ナナシは、意外な言葉を口にした。
「……急にどうした?さっきは逃げろとか言ってたろ」
「少し考えが変わった」
ナナシは、俺の問いには答えず、エル…王女エルヴィーナを見た。その視線に気づいたのか、彼女はサッと目を逸らした。
「……ま、人にはそれぞれ事情がある。俺には俺の。兄ちゃん達には兄ちゃん達の。……勿論、王女様にもな」
「……そうですね」
エルは、静かにそう答えた。
「…………嬢ちゃんには関係ない事だ。だから責めるつもりはねぇ。ただ、一つ」
ナナシは、エルにそう語りかけた。その声には、先ほどまでのふざけた様子は一切ない。
「何でしょうか」
「自分を信じろ」
ナナシは、そう言って入ってきた窓から姿を消した。彼の言葉は、部屋に残された俺たちの心に、深く突き刺さる。
「まぁ、あいつに言われなくとも俺は残るつもりだったが」
「……私、あの方が苦手です」
エルが、ナナシの消えた窓を見つめながら、ぽつりと呟いた。
「皆、そうだ。自分だけ知っているような顔をしやがる」
俺は、苦々しくそう言った。
「いいえ、そうではありません。……あの方は、全てを見通している。私の心を……まるで丸裸にされた気分です」
その表現はどうなんだ、王女として。俺は、エルの言葉に呆れながらも、彼女がナナシに感じた畏怖のようなものを理解した。彼は、あまりにも底知れない存在だった。
俺も初めてあの男と出会った時、恐怖と底知れない何かを持っているように感じていた。
「……さぁ、こちらから逃げてください」
エルは、再び冷静な表情に戻り、俺たちを促した。そう案内されたのは、クローゼットだった。そこを開くと、多種多様なドレスが並べられている。
「こちらからって……」
俺とセレナが戸惑っていると、エルはドレスをかき分け始めた。
「何して……なっ」
そこには、隠しエレベーターのようなものが隠されていた。
「異世界でまさかのエレベーターかよ……」
「こちらは誰も知らない抜け道です。どうぞ」
「……エルはどうするんだ」
俺が尋ねると、エルは静かに首を振った。
「私は少し考えたいことがありますのでここに残ります。安心してください、警備の者が来ても誰も来ていないと伝えておきますので」
「……助かる」
窓ガラスが派手に破られているのにも関わらず、一体どう言い訳するつもりなのだろうか。しかし、深く聞かないでおこうと、俺は直感的に思った。
そして、俺とセレナは王女の自室から出た。
……
…………
「…………パパ。どうか穏便に」
残された少女は、ただ窓の外を見つめ、そう願った。それは王女としてではなく、ただ一人の男を愛する者として。この状況が、これ以上長く続くことのないように。
そして、いつかこの身が解放されることを願って──。
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