25 / 282
第二章 ヒーラー 王国篇 《第一部》
第23話 「子作りの神秘的な儀式!? エルザの誤解と俺の崩壊」
しおりを挟む
――レイラが発情した翌朝。
俺は、一睡もできなかった。
夜通し高ぶった鼓動は、いまだに収まる気配がない。
何より、レイラの柔らかい感触が手のひらに焼き付いて離れない。
「……眠れなかった……」
そう呟くと、隣のベッドがわずかに揺れた。
レイラがゆっくりと体を起こし、俺を見つめる。
その顔は、いつものレイラだった。
「おはよう、アスフィ……眠れなかったの?」
「……うん」
「あのさレイラ――」
「朝ごはん、食べに行こう」
俺が昨日のことを話そうとした瞬間、レイラはさらりと言葉を遮った。
「え?……あ、うん」
会話の流れを断ち切られ、俺はそれ以上踏み込めずに朝食へと向かう。
食堂に着くと、案の定、エルザ親子が先に座っていた。
昨日、エルザにはレイラとの"あの瞬間"を見られてしまったわけで……めちゃくちゃ気まずい。
だが、エルザは何も言わず、黙々と朝食を食べていた。
今日のメニューは、パンに卵料理、そしてソーセージのような肉。
こういう時、何か話したほうがいいのか、それとも触れない方がいいのか……。
――もしかして気にしているの、俺だけ?
思わずエルザに声をかけた。
「……ねぇエルザ、昨日のことなんだけど――」
「パパ、今日は私の番よね」
「そうだね、今日はエルザちゃんの日だよ」
「うん、分かった」
……やたらタイミング良く話を遮られる。
レイラもエルザも、何故か昨日の話をさせてくれない。
偶然か? それとも意図的か?
まあ、それよりも気になったのは”番”という言葉だった。
――あ。
察した俺とレイラは、静かに朝食を食べ続けた。
この宿では、前日や当日にその日の剣術修行の師範が決められる。
そして、今日の師範は――
「今日の修行は、エルザ・スタイリッシュが担当する!」
ああ、終わった。
別に嫌というわけじゃないが――いや、嘘だ。
めちゃくちゃ嫌だ。
エルザの修行は"教える"というより、"ひたすら力をぶつける"という表現の方が正しい。
当然、命に関わらないよう手加減はしてくれている……とは思う。
だが、武器が竹刀じゃなくて"柔らかい木のおもちゃ"だとしても、痛いものは痛い。
それより先に、俺には確認しなければならないことがある。
俺たちは道場へと足を運び、いざ稽古が始まる前に、俺はエルザに尋ねた。
「なぁエルザ、昨日の夜のことなんだけどさ――」
「大丈夫だ!」
……なにが?
「パパから聞いた! 君たちが行っていたのは、子供を作るのに必要な神秘的な儀式だそうだな!」
「……」
え?
いや、まぁ間違ってはいない……が、なにを教えたんだエルザのパパン。
「私の方こそすまない! 私はてっきり"いやらしいこと"をしているのかと勘違いしていた……! それがまさか、子を作るのに必要な儀式だったとは!」
エルザの言葉に、何故か全く反論できなかった。
何一つ間違っていない。
何も間違っていないのだが、
――何か、めちゃくちゃ引っかかる……!
「……」
俺の隣で、レイラが顔を伏せた。
昨日のことを思い出しているのかもしれない。
「……うん、まぁそうなんだよね! 僕たちは子を作ろうとしていたんだ! だから次からは邪魔しないでね!」
とっさに適当なことを言ってしまった。
だが、エルザは満足そうに頷いた。
「やはりそうか! 分かった! もう邪魔はしない! 存分に! バンバンやってくれ!」
「…………」
俺はレイラの方を見た。
レイラは静かに背を向け、肩を小刻みに震わせていた。
「しかし、君たちは結婚するのだな! やはり私の目に狂いはなかった!」
うん、この話題を持ち出したのは俺だが……
そろそろやめてほしい。
エルザがこれ以上何か言うと、レイラがヤバい。
実際、レイラは下を向きながら、体をプルプルと震わせていた。
だから俺は話題をすり替える事にした。
「そうだエルザ!そんなことより剣術修行を始めよう!」
「おお! まさかアスフィ! 君からそんな言葉を聞ける日が来るとは! 私の修行をそんなに楽しみにしてくれていたんだな!」
ちっげーーーーよ!!!
誰が好き好んでお前のサンドバッグになりたいか!
そんな性癖は俺には無い!!!
だが、俺は顔を引きつらせながら、
「あ、ああー……たのしみだなー……はやくやりたいなーー……」
と、棒読みで応じるしかなかった。
***
――数時間後。
「よし、今日はここまでにしよう!」
エルザの剣術修行がようやく終わった。
「……あり……ありがとうござ……ました……」
「……ありがとうございました……」
俺はバタンキュー。ダメージは回復魔法でどうにかなるが、心のダメージはどうにもならない。
レイラは最初に比べ、随分と疲れていないようだった。
むしろ、エルザに食らいついていた。
そう――レイラは『獣化』を身に付けたことで、俺より圧倒的に戦えるようになった。
とうとう、俺だけがサンドバッグ状態になってしまった……
これが才能の差か。
「やはりレイラは飲み込みが早いな! このままでは私もいつか追いつかれるかもしれないな! ハッハッハ!」
ホントかよ。
エルザはまだ本気を出していない。
そもそも、持っていたのは柔らかいおもちゃだ。竹刀ですらない。
「エルザのおじいちゃんは、本当に強かったんだね」
「……ああ、とても怖い人だったがな。だが、強さは本物だったよ」
エルザより強い……? 想像がつかない。
「……祖父は、このミスタリス王国の誇りだ。あの人がいなければ、この国はなかった」
「偉大な人だったんだね」
「……ああ」
エルザは少し寂しそうに笑った。
――こうして、今日の剣術修行は終わった。
疲れ果てた俺は、ベッドに倒れ込む。
「……レイラ、また潜り込んでこないかなぁ」
淡い期待を抱いたが――
しかし俺の期待も虚しく、何も起こらなかった。
「…………なんでだよ」
俺は、一睡もできなかった。
夜通し高ぶった鼓動は、いまだに収まる気配がない。
何より、レイラの柔らかい感触が手のひらに焼き付いて離れない。
「……眠れなかった……」
そう呟くと、隣のベッドがわずかに揺れた。
レイラがゆっくりと体を起こし、俺を見つめる。
その顔は、いつものレイラだった。
「おはよう、アスフィ……眠れなかったの?」
「……うん」
「あのさレイラ――」
「朝ごはん、食べに行こう」
俺が昨日のことを話そうとした瞬間、レイラはさらりと言葉を遮った。
「え?……あ、うん」
会話の流れを断ち切られ、俺はそれ以上踏み込めずに朝食へと向かう。
食堂に着くと、案の定、エルザ親子が先に座っていた。
昨日、エルザにはレイラとの"あの瞬間"を見られてしまったわけで……めちゃくちゃ気まずい。
だが、エルザは何も言わず、黙々と朝食を食べていた。
今日のメニューは、パンに卵料理、そしてソーセージのような肉。
こういう時、何か話したほうがいいのか、それとも触れない方がいいのか……。
――もしかして気にしているの、俺だけ?
思わずエルザに声をかけた。
「……ねぇエルザ、昨日のことなんだけど――」
「パパ、今日は私の番よね」
「そうだね、今日はエルザちゃんの日だよ」
「うん、分かった」
……やたらタイミング良く話を遮られる。
レイラもエルザも、何故か昨日の話をさせてくれない。
偶然か? それとも意図的か?
まあ、それよりも気になったのは”番”という言葉だった。
――あ。
察した俺とレイラは、静かに朝食を食べ続けた。
この宿では、前日や当日にその日の剣術修行の師範が決められる。
そして、今日の師範は――
「今日の修行は、エルザ・スタイリッシュが担当する!」
ああ、終わった。
別に嫌というわけじゃないが――いや、嘘だ。
めちゃくちゃ嫌だ。
エルザの修行は"教える"というより、"ひたすら力をぶつける"という表現の方が正しい。
当然、命に関わらないよう手加減はしてくれている……とは思う。
だが、武器が竹刀じゃなくて"柔らかい木のおもちゃ"だとしても、痛いものは痛い。
それより先に、俺には確認しなければならないことがある。
俺たちは道場へと足を運び、いざ稽古が始まる前に、俺はエルザに尋ねた。
「なぁエルザ、昨日の夜のことなんだけどさ――」
「大丈夫だ!」
……なにが?
「パパから聞いた! 君たちが行っていたのは、子供を作るのに必要な神秘的な儀式だそうだな!」
「……」
え?
いや、まぁ間違ってはいない……が、なにを教えたんだエルザのパパン。
「私の方こそすまない! 私はてっきり"いやらしいこと"をしているのかと勘違いしていた……! それがまさか、子を作るのに必要な儀式だったとは!」
エルザの言葉に、何故か全く反論できなかった。
何一つ間違っていない。
何も間違っていないのだが、
――何か、めちゃくちゃ引っかかる……!
「……」
俺の隣で、レイラが顔を伏せた。
昨日のことを思い出しているのかもしれない。
「……うん、まぁそうなんだよね! 僕たちは子を作ろうとしていたんだ! だから次からは邪魔しないでね!」
とっさに適当なことを言ってしまった。
だが、エルザは満足そうに頷いた。
「やはりそうか! 分かった! もう邪魔はしない! 存分に! バンバンやってくれ!」
「…………」
俺はレイラの方を見た。
レイラは静かに背を向け、肩を小刻みに震わせていた。
「しかし、君たちは結婚するのだな! やはり私の目に狂いはなかった!」
うん、この話題を持ち出したのは俺だが……
そろそろやめてほしい。
エルザがこれ以上何か言うと、レイラがヤバい。
実際、レイラは下を向きながら、体をプルプルと震わせていた。
だから俺は話題をすり替える事にした。
「そうだエルザ!そんなことより剣術修行を始めよう!」
「おお! まさかアスフィ! 君からそんな言葉を聞ける日が来るとは! 私の修行をそんなに楽しみにしてくれていたんだな!」
ちっげーーーーよ!!!
誰が好き好んでお前のサンドバッグになりたいか!
そんな性癖は俺には無い!!!
だが、俺は顔を引きつらせながら、
「あ、ああー……たのしみだなー……はやくやりたいなーー……」
と、棒読みで応じるしかなかった。
***
――数時間後。
「よし、今日はここまでにしよう!」
エルザの剣術修行がようやく終わった。
「……あり……ありがとうござ……ました……」
「……ありがとうございました……」
俺はバタンキュー。ダメージは回復魔法でどうにかなるが、心のダメージはどうにもならない。
レイラは最初に比べ、随分と疲れていないようだった。
むしろ、エルザに食らいついていた。
そう――レイラは『獣化』を身に付けたことで、俺より圧倒的に戦えるようになった。
とうとう、俺だけがサンドバッグ状態になってしまった……
これが才能の差か。
「やはりレイラは飲み込みが早いな! このままでは私もいつか追いつかれるかもしれないな! ハッハッハ!」
ホントかよ。
エルザはまだ本気を出していない。
そもそも、持っていたのは柔らかいおもちゃだ。竹刀ですらない。
「エルザのおじいちゃんは、本当に強かったんだね」
「……ああ、とても怖い人だったがな。だが、強さは本物だったよ」
エルザより強い……? 想像がつかない。
「……祖父は、このミスタリス王国の誇りだ。あの人がいなければ、この国はなかった」
「偉大な人だったんだね」
「……ああ」
エルザは少し寂しそうに笑った。
――こうして、今日の剣術修行は終わった。
疲れ果てた俺は、ベッドに倒れ込む。
「……レイラ、また潜り込んでこないかなぁ」
淡い期待を抱いたが――
しかし俺の期待も虚しく、何も起こらなかった。
「…………なんでだよ」
21
あなたにおすすめの小説
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!
菊池 快晴
ファンタジー
10代という若さで老衰により病気で死んでしまった主人公アイレは
「まだ、死にたくない」という願いの通り異世界転生に成功する。
同じ病気で亡くなった親友のヴェルネルとレムリもこの世界いるはずだと
アイレは二人を探す旅に出るが、すぐに魔物に襲われてしまう
最初の武器は木の棒!?
そして謎の人物によって明かされるヴェネルとレムリの転生の真実。
何度も心が折れそうになりながらも、アイレは剣と魔法を使いこなしながら
困難に立ち向かっていく。
チート、ハーレムなしの王道ファンタジー物語!
異世界転生は2話目です! キャラクタ―の魅力を味わってもらえると嬉しいです。
話の終わりのヒキを重要視しているので、そこを注目して下さい!
****** 完結まで必ず続けます *****
****** 毎日更新もします *****
他サイトへ重複投稿しています!
転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜
ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。
アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった
騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。
今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。
しかし、この賭けは罠であった。
アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。
賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。
アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。
小説家になろうにも投稿しています。
なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる