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第六章 ヒ̶ー̶ラ̶ー̶ 絶望篇《第一部》
第73話「道化」
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『フィー大丈夫か?』
「ああ、問題ない」
フィーとマキナは全ての元凶を倒すべく、
遥か上空を飛行していた。
にしてもマキナのやつ、相変わらずだな。安定しているだけじゃなく、俺に気遣ってわざとスピードを落として飛行している。くそっ……『呪い』なんかなければ、今すぐにでも抱きしめてやりてぇのによ……。相変わらずいい女だ、マキナは。
『……止まるぞフィー』
「……ん? どうした」
『聞こえないか?』
なにか聞こえるのか?
……………いや、聞こえる。聞こえるだけじゃない。戦いの波動のようなものが、ここまで伝わってくる。
『半身達が戦っているな』
「……急いだ方が良さそうだな」
『ああ』
まだやられてくれるなよ、ゼウス。
俺たちが行くまで耐えてくれ……!!
***
俺とマキナはついに波動の現地へと到着した。
『遅かったですネェ、マキナ……と――』
ニヤついた不快な声が聞こえる。
『フィー……いえケンイチくん』
「ああ、お前の顔なんて二度と見たくはなかったがな」
『それはそれは悲しいですネェ……私は会いたかったですよ』
ついに来ちまったか。俺は一度こいつに負けた。それから全てが変わった。
「……フィー……きたのか」
「ゼウス……それにポセイドン、オーディンまで……」
「いや~流石に私たちだけでは難しいね……」
「わたくしたちも手を抜いた覚えはないのですが……」
ゼウス、ポセイドン、オーディンの三人は地面に伏している。彼女達が囲むその中央には、ピエロのような服装をした者がいる。
名を道化エーシル。俺が一番嫌いな野郎だ。
『さぁ役者が揃いましたよ! 皆さん!』
道化エーシルは上空に向かって両手を大きく広げた。
「……いくぞマキナ!」
『ああ』
二人は片手を元凶に向け、叫ぶ。
「『雷撃』」
エーシルに向かって雷が放たれた。
しかし、その攻撃はエーシルに当たる直前に消滅した。
「あああああああああああっ」
俺たちがエーシルに向かって放った雷は、なぜかオーディンが喰らっていた。
『おやおや、なんてことを……仲間のはずでしょう』
やはりか……エーシルあいつの能力。
俺は以前この力にやられた。このカラクリを見破らなければ俺達に勝機はない。
「……気にしないで……いいよ……私のことは……いいから」
「すまん! オーディン!」
『しかしどうするフィー、このままではあの時と同じだ』
攻撃をした所で、攻撃対象が変更されてしまう。
神は基本的に不滅とされ、死ぬことは無いらしい。だが、それは死なないだけで苦痛はある。
どうすればエーシルに攻撃できるんだ……!
『はああああああああああっ!!』
「オーディンッ!?」
オーディンは地面を抉り道化エーシルを割れた地面に落とす。やがてその割れた地面は塞がっていく……。
『これで……どうだ……はぁ……はぁ……』
「ナイスだオーディンッ!」
地の中に閉じ込められれば、流石のエーシルも出ては来れないだろう。
『――いやぁお見事』
地面の中から声がする。
『しかし……私はこんな事では死にませんよ?』
「ぎやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
地面から枯れるような声が聞こえた。
……なんだこの悲鳴?
『おいフィーよ、ポセイドンがいないぞ』
「なに!? そんなまさか――」
地面に伏していたはずのポセイドンが居た場所には、道化エーシルが立っていた。
位置を入れ替える魔法……。
『あ、ああそんな……私がやったのか……』
『そうですよオーディンッ! 貴方が! 貴方の手で下したのです! ああ可哀想なポセイドン……心地いい悲鳴ですネェ……』
オーディンは膝から崩れ落ちた。やがて、身にまとっていた神力は失われた。
「ああ、ごめんよポセイドン……私のせいで……」
『そうですよ! 貴方のせいです!』
エーシル………こいつは変わらない。どれだけ経っても変わらない……!!
今戦えるのはゼウス、マキナ、フィーだけか……。
すると大きな何かが飛んできた。
「……おい、アレ」
『ああ、龍神だな』
その正体は、青黒い体に禍々しい黒い角を生やした龍神ハクだった。
「ただいま戻りました、エーシル様」
『おやおや、ハクですか。どうでしたか?』
「端的に言って、全滅……ですね」
『素晴らしいッ! 流石は龍神ハク! では私はやることがあるので、ここはあなたに任せます、ハク』
なに……おい待てよ。
「おいコラ! 逃げんのか!!」
『逃げる? 私が? 何を言っているのかなケンイチ君。私が相手をするまでもないと判断しただけです……勘違いするなよ小僧。では! 皆さんのお相手はハクに任せます。皆さんせいぜい頑張って下さいネェ』
そう言い残し、エーシルは消えた。まるでマジックでも披露するかのように。
「クソ道化がっ!!!」
『だが、フィーよ、まだ我達は油断出来んぞ』
「………片割れの言う通りだフィーよ」
ゼウス、マキナの二人が俺の傍に来る。
……龍神か。ルクス達を殺した女。せめて仇くらいは討ってやりたいとこだが……。
「この戦いを任されましたので、ここからは私がお相手致します。しかし、今回は神が相手ですからね。私も最初から本気で行かせて頂きます」
「ああ、俺達も加減するつもりは無いから安心しろ」
「そうですか。ありがとうございます」
「『死を呼ぶ回復魔法』」
『……無駄だフィー、あいつからは生気を感じない。恐らくもう死んでいる』
「流石ですね、マキナさん。その通り、私はもう死んでいる。エーシル様により蘇ったのが私。ある意味不死身という訳です」
「なんで死んでんのに生きてんだよ……矛盾してんだろ」
「そんなこと私に言われても知りません。……私も原理は知りませんから」
だから器は苦戦したのか。
空に浮かぶ黒龍が口を開いた。
くる……!!
『フィー! 半身! こちらに来い!!』
「ああっ!」
マキナが俺とゼウスの前に立った。
『憤怒の双黒龍の息吹』
辺りが真っ赤に染まり、空気が熱い。息をすると喉が焼けそうだ……!
「……まぁそうですよね」
『我を舐めるなよ』
「……助かった、マキナ」
『愛する者を守るのが我の役目だ』
「……さすが俺の女だ」
「我は……」
「……ゼウス、気にするな。お前が気にすることじゃない」
マキナが雷のバリアを張ってくれたおかげで、なんとか攻撃を防げた……。だがこれは何回もやられるとキツそうだ。
『次は我らの番だ……いくぞフィー、半身』
俺たちは空に浮かぶ龍に向かって手をかざし、叫ぶ。
「「『雷撃』」」
……
…………
………………
「そんなものですか」
『……なに? なぜ我の雷撃が効いてないんだ』
「片割れよ、防御魔法だ」
ちっ、厄介だな。 俺達三人の攻撃だぞ。
と言っても俺は叫んでいただけだが……。
これが俺とマキナの戦い方だ。いつも二人で戦う。
『フィー! オーディンを起こせ!』
「わかった……! オーーーディーーーーーーン!!!」
俺は叫んだ。伏して頭を抱えているオーディンに。
「お前の力が必要だーーーーーーーーーー!!!」
「私はポセイドンを……ああ……まさか」
ちっ、あのオーディンがこんな姿に……。こんなのは俺の知ってる創造神オーディンじゃねぇっ!
「オーディン!! 受け取れーー! 『ハイヒール』!!」
俺はオーディンに向かって回復魔法唱えた。
「………フィー……私を癒しても……」
「お前が戦わないと神友がやられるぞいいのか!!?」
「……あ」
お前はマキナが大切だもんな。それが俺の知ってるオーディンだ。なら立ち上がれ! 創造神オーディン!
「……分かったよ。マキナの為だもんね……任せて」
頭を抱えていたオーディンは俺の一言で立ち上がった。
マキナの事となったら復帰が早いな全く。
だが、これで四対一だ。大丈夫……勝てる勝負だ。
「いっくよーーー!! ……ふぅ」
呼吸を整えた彼女の緑髪が神々しく光りだす。
『崩壊』
オーディンがそう唱えると、龍神の近くの空間が歪み始めた。
「なんですかこれは!?」
『私の力だよ』
やがて龍神は歪んだ空間に飲み込まれた。
「……ふぅ……これ疲れるんだよね」
「やったなオーディン」
「フィーのおかげだね、ありがとう!」
『さすが我のフィーだ』
マキナは得意気な様子だ。実際にやったのはオーディンなんだけどな。オーディンは神の中でも最強と言っても過言じゃない。それは創造神という名に恥じないものだ。
俺達が喜びに浸っていると――
「……こんなものでやられるわけが無いでしょう。私を舐めてもらっては困ります。私も一応、神の名を冠する者。ここからが本当の戦いですよ」
なにもない空間がひび割れ、その中から龍神ハクが出てきた。彼女の体は無傷。
『そう簡単にはいかないか』
「片割れ、フィーよ、我に任せろ」
ゼウスが俺とマキナの前に出た。
『何をする気だ、半身』
「……我に考えがある」
「何をする気だってマキナが聞いてるぞ!」
こいつ……まさか――
「我は奴を道連れに死ぬだけだ」
ゼウスはそう言うと、単独で龍神ハクの元へと向かった。
「ああ、問題ない」
フィーとマキナは全ての元凶を倒すべく、
遥か上空を飛行していた。
にしてもマキナのやつ、相変わらずだな。安定しているだけじゃなく、俺に気遣ってわざとスピードを落として飛行している。くそっ……『呪い』なんかなければ、今すぐにでも抱きしめてやりてぇのによ……。相変わらずいい女だ、マキナは。
『……止まるぞフィー』
「……ん? どうした」
『聞こえないか?』
なにか聞こえるのか?
……………いや、聞こえる。聞こえるだけじゃない。戦いの波動のようなものが、ここまで伝わってくる。
『半身達が戦っているな』
「……急いだ方が良さそうだな」
『ああ』
まだやられてくれるなよ、ゼウス。
俺たちが行くまで耐えてくれ……!!
***
俺とマキナはついに波動の現地へと到着した。
『遅かったですネェ、マキナ……と――』
ニヤついた不快な声が聞こえる。
『フィー……いえケンイチくん』
「ああ、お前の顔なんて二度と見たくはなかったがな」
『それはそれは悲しいですネェ……私は会いたかったですよ』
ついに来ちまったか。俺は一度こいつに負けた。それから全てが変わった。
「……フィー……きたのか」
「ゼウス……それにポセイドン、オーディンまで……」
「いや~流石に私たちだけでは難しいね……」
「わたくしたちも手を抜いた覚えはないのですが……」
ゼウス、ポセイドン、オーディンの三人は地面に伏している。彼女達が囲むその中央には、ピエロのような服装をした者がいる。
名を道化エーシル。俺が一番嫌いな野郎だ。
『さぁ役者が揃いましたよ! 皆さん!』
道化エーシルは上空に向かって両手を大きく広げた。
「……いくぞマキナ!」
『ああ』
二人は片手を元凶に向け、叫ぶ。
「『雷撃』」
エーシルに向かって雷が放たれた。
しかし、その攻撃はエーシルに当たる直前に消滅した。
「あああああああああああっ」
俺たちがエーシルに向かって放った雷は、なぜかオーディンが喰らっていた。
『おやおや、なんてことを……仲間のはずでしょう』
やはりか……エーシルあいつの能力。
俺は以前この力にやられた。このカラクリを見破らなければ俺達に勝機はない。
「……気にしないで……いいよ……私のことは……いいから」
「すまん! オーディン!」
『しかしどうするフィー、このままではあの時と同じだ』
攻撃をした所で、攻撃対象が変更されてしまう。
神は基本的に不滅とされ、死ぬことは無いらしい。だが、それは死なないだけで苦痛はある。
どうすればエーシルに攻撃できるんだ……!
『はああああああああああっ!!』
「オーディンッ!?」
オーディンは地面を抉り道化エーシルを割れた地面に落とす。やがてその割れた地面は塞がっていく……。
『これで……どうだ……はぁ……はぁ……』
「ナイスだオーディンッ!」
地の中に閉じ込められれば、流石のエーシルも出ては来れないだろう。
『――いやぁお見事』
地面の中から声がする。
『しかし……私はこんな事では死にませんよ?』
「ぎやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
地面から枯れるような声が聞こえた。
……なんだこの悲鳴?
『おいフィーよ、ポセイドンがいないぞ』
「なに!? そんなまさか――」
地面に伏していたはずのポセイドンが居た場所には、道化エーシルが立っていた。
位置を入れ替える魔法……。
『あ、ああそんな……私がやったのか……』
『そうですよオーディンッ! 貴方が! 貴方の手で下したのです! ああ可哀想なポセイドン……心地いい悲鳴ですネェ……』
オーディンは膝から崩れ落ちた。やがて、身にまとっていた神力は失われた。
「ああ、ごめんよポセイドン……私のせいで……」
『そうですよ! 貴方のせいです!』
エーシル………こいつは変わらない。どれだけ経っても変わらない……!!
今戦えるのはゼウス、マキナ、フィーだけか……。
すると大きな何かが飛んできた。
「……おい、アレ」
『ああ、龍神だな』
その正体は、青黒い体に禍々しい黒い角を生やした龍神ハクだった。
「ただいま戻りました、エーシル様」
『おやおや、ハクですか。どうでしたか?』
「端的に言って、全滅……ですね」
『素晴らしいッ! 流石は龍神ハク! では私はやることがあるので、ここはあなたに任せます、ハク』
なに……おい待てよ。
「おいコラ! 逃げんのか!!」
『逃げる? 私が? 何を言っているのかなケンイチ君。私が相手をするまでもないと判断しただけです……勘違いするなよ小僧。では! 皆さんのお相手はハクに任せます。皆さんせいぜい頑張って下さいネェ』
そう言い残し、エーシルは消えた。まるでマジックでも披露するかのように。
「クソ道化がっ!!!」
『だが、フィーよ、まだ我達は油断出来んぞ』
「………片割れの言う通りだフィーよ」
ゼウス、マキナの二人が俺の傍に来る。
……龍神か。ルクス達を殺した女。せめて仇くらいは討ってやりたいとこだが……。
「この戦いを任されましたので、ここからは私がお相手致します。しかし、今回は神が相手ですからね。私も最初から本気で行かせて頂きます」
「ああ、俺達も加減するつもりは無いから安心しろ」
「そうですか。ありがとうございます」
「『死を呼ぶ回復魔法』」
『……無駄だフィー、あいつからは生気を感じない。恐らくもう死んでいる』
「流石ですね、マキナさん。その通り、私はもう死んでいる。エーシル様により蘇ったのが私。ある意味不死身という訳です」
「なんで死んでんのに生きてんだよ……矛盾してんだろ」
「そんなこと私に言われても知りません。……私も原理は知りませんから」
だから器は苦戦したのか。
空に浮かぶ黒龍が口を開いた。
くる……!!
『フィー! 半身! こちらに来い!!』
「ああっ!」
マキナが俺とゼウスの前に立った。
『憤怒の双黒龍の息吹』
辺りが真っ赤に染まり、空気が熱い。息をすると喉が焼けそうだ……!
「……まぁそうですよね」
『我を舐めるなよ』
「……助かった、マキナ」
『愛する者を守るのが我の役目だ』
「……さすが俺の女だ」
「我は……」
「……ゼウス、気にするな。お前が気にすることじゃない」
マキナが雷のバリアを張ってくれたおかげで、なんとか攻撃を防げた……。だがこれは何回もやられるとキツそうだ。
『次は我らの番だ……いくぞフィー、半身』
俺たちは空に浮かぶ龍に向かって手をかざし、叫ぶ。
「「『雷撃』」」
……
…………
………………
「そんなものですか」
『……なに? なぜ我の雷撃が効いてないんだ』
「片割れよ、防御魔法だ」
ちっ、厄介だな。 俺達三人の攻撃だぞ。
と言っても俺は叫んでいただけだが……。
これが俺とマキナの戦い方だ。いつも二人で戦う。
『フィー! オーディンを起こせ!』
「わかった……! オーーーディーーーーーーン!!!」
俺は叫んだ。伏して頭を抱えているオーディンに。
「お前の力が必要だーーーーーーーーーー!!!」
「私はポセイドンを……ああ……まさか」
ちっ、あのオーディンがこんな姿に……。こんなのは俺の知ってる創造神オーディンじゃねぇっ!
「オーディン!! 受け取れーー! 『ハイヒール』!!」
俺はオーディンに向かって回復魔法唱えた。
「………フィー……私を癒しても……」
「お前が戦わないと神友がやられるぞいいのか!!?」
「……あ」
お前はマキナが大切だもんな。それが俺の知ってるオーディンだ。なら立ち上がれ! 創造神オーディン!
「……分かったよ。マキナの為だもんね……任せて」
頭を抱えていたオーディンは俺の一言で立ち上がった。
マキナの事となったら復帰が早いな全く。
だが、これで四対一だ。大丈夫……勝てる勝負だ。
「いっくよーーー!! ……ふぅ」
呼吸を整えた彼女の緑髪が神々しく光りだす。
『崩壊』
オーディンがそう唱えると、龍神の近くの空間が歪み始めた。
「なんですかこれは!?」
『私の力だよ』
やがて龍神は歪んだ空間に飲み込まれた。
「……ふぅ……これ疲れるんだよね」
「やったなオーディン」
「フィーのおかげだね、ありがとう!」
『さすが我のフィーだ』
マキナは得意気な様子だ。実際にやったのはオーディンなんだけどな。オーディンは神の中でも最強と言っても過言じゃない。それは創造神という名に恥じないものだ。
俺達が喜びに浸っていると――
「……こんなものでやられるわけが無いでしょう。私を舐めてもらっては困ります。私も一応、神の名を冠する者。ここからが本当の戦いですよ」
なにもない空間がひび割れ、その中から龍神ハクが出てきた。彼女の体は無傷。
『そう簡単にはいかないか』
「片割れ、フィーよ、我に任せろ」
ゼウスが俺とマキナの前に出た。
『何をする気だ、半身』
「……我に考えがある」
「何をする気だってマキナが聞いてるぞ!」
こいつ……まさか――
「我は奴を道連れに死ぬだけだ」
ゼウスはそう言うと、単独で龍神ハクの元へと向かった。
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