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〜特別章〜
Special ep. End
俺がまだやり残したこと……そんなものあるのか。レイラ……誰だっけ。レイラ……どれだけ呼んでも分からない。でも、呼ぶ度に心が落ち着く。
「……………神」
そうか……マキナはヒントをくれていたんだな。あいつらしいな。
雲にも届きそうなほど高くてデカい木の上に住んでるやつ……か。そんなの一人しか居ねぇじゃねぇか。
「………オーディン」
「はは! やっと気付いてくれたね! アスフィ! そうだよオーディンだよ!」
何をした……?
「君凄い苦しそうだったからね。あのままだと危険だと判断したから君を幻想の世界に閉じこめたのさ!」
あの時の罰ゲームのようにか……?
「違うよ。あんな軽いものじゃ君は心が死んでいた。ううん、今も死んでるかな? だから君にはこの幻想世界で成長してもらうことにしたのさ!」
成長だと……?
「うん! 今君がこの幻想世界を抜けたらもれなく死ぬ。それは間違いない。だからここで心を成長してほしいんだよね。この世界を抜けても耐えられるくらいにね。こればかりは体の問題じゃない、君の心の問題だ。神もなんでも出来るわけじゃないからね!」
ここまでやっといて良く言うな。
「ははは! まぁ一応神の中でも凄いほうだから!」
なんだよそれ。あやふやな表現だな。でもお前らしいな。
「でしょ? 君はこの幻想世界を認識することが出来た」
マキナ達は作り物か?
「本物であってそうじゃない」
なんでレイラが居ないんだ……?
「君の記憶から作り上げたものだからね。君の記憶にレイラは重要人物として居なかった。恐らくこの時、出会ってすら無かったんじゃないかな?」
……出会ってすら……?
ここは俺が一度冒険した世界を再現した世界ってことでいいのか?
「うん! そう!」
ここで強くなれって?
「うんうん! 分かっているようだね!」
そこにいる俺はどうしてる?
「ルクスとエルザの膝枕を堪能中だよ!」
呑気だな俺。でもアイツらならそうする。
時間はどうなってる?
「それも大丈夫。この世界と私たちが居る世界は切り離されているからね! 時間は気にしないで大丈夫だよ!」
お前ほんとに神だったんだな。
「ははは……情けない所ばかり見せちゃったからね……そう思うのも仕方ないよ」
いや、でも今は俺を救ってくれている。感謝してるよお前には。
またマキナと一緒に居られるとは思わなかった。
「でも前に進まないとなにも現状は変わらないよ? レイラも救えない」
ああ、分かってる。もう一度ここで強くなればいいんだろ?
自信をつけて、そしてこっちでも道化を倒す。
「それが君の自信になるというなら、そうすればいいさ」
えらく他人事だな。
「まあね! なにをしたら気持ちが強くなるなんて私にも分からないよ! 君にしか分からない……だから頑張りなよ?」
ああ、分かった。
「うん! いい返事だね。戻してもいいと私が判断したらそこから出してあげるね!」
正直ここは居心地がいい……でも足りない。俺が欲しいものはまだこの手に無い。必ず戻る。待ってろ。
「…………マキナも待ってるからね。頑張ってねフィー」
一度旅した世界だ。やってやる。難易度なんて関係ない。
ハードだろうがベリーハードだろうが、クリアしてやるよ。
そしてハッピーエンドで終わろうぜ。
……待ってろ、レイラ。
「……………神」
そうか……マキナはヒントをくれていたんだな。あいつらしいな。
雲にも届きそうなほど高くてデカい木の上に住んでるやつ……か。そんなの一人しか居ねぇじゃねぇか。
「………オーディン」
「はは! やっと気付いてくれたね! アスフィ! そうだよオーディンだよ!」
何をした……?
「君凄い苦しそうだったからね。あのままだと危険だと判断したから君を幻想の世界に閉じこめたのさ!」
あの時の罰ゲームのようにか……?
「違うよ。あんな軽いものじゃ君は心が死んでいた。ううん、今も死んでるかな? だから君にはこの幻想世界で成長してもらうことにしたのさ!」
成長だと……?
「うん! 今君がこの幻想世界を抜けたらもれなく死ぬ。それは間違いない。だからここで心を成長してほしいんだよね。この世界を抜けても耐えられるくらいにね。こればかりは体の問題じゃない、君の心の問題だ。神もなんでも出来るわけじゃないからね!」
ここまでやっといて良く言うな。
「ははは! まぁ一応神の中でも凄いほうだから!」
なんだよそれ。あやふやな表現だな。でもお前らしいな。
「でしょ? 君はこの幻想世界を認識することが出来た」
マキナ達は作り物か?
「本物であってそうじゃない」
なんでレイラが居ないんだ……?
「君の記憶から作り上げたものだからね。君の記憶にレイラは重要人物として居なかった。恐らくこの時、出会ってすら無かったんじゃないかな?」
……出会ってすら……?
ここは俺が一度冒険した世界を再現した世界ってことでいいのか?
「うん! そう!」
ここで強くなれって?
「うんうん! 分かっているようだね!」
そこにいる俺はどうしてる?
「ルクスとエルザの膝枕を堪能中だよ!」
呑気だな俺。でもアイツらならそうする。
時間はどうなってる?
「それも大丈夫。この世界と私たちが居る世界は切り離されているからね! 時間は気にしないで大丈夫だよ!」
お前ほんとに神だったんだな。
「ははは……情けない所ばかり見せちゃったからね……そう思うのも仕方ないよ」
いや、でも今は俺を救ってくれている。感謝してるよお前には。
またマキナと一緒に居られるとは思わなかった。
「でも前に進まないとなにも現状は変わらないよ? レイラも救えない」
ああ、分かってる。もう一度ここで強くなればいいんだろ?
自信をつけて、そしてこっちでも道化を倒す。
「それが君の自信になるというなら、そうすればいいさ」
えらく他人事だな。
「まあね! なにをしたら気持ちが強くなるなんて私にも分からないよ! 君にしか分からない……だから頑張りなよ?」
ああ、分かった。
「うん! いい返事だね。戻してもいいと私が判断したらそこから出してあげるね!」
正直ここは居心地がいい……でも足りない。俺が欲しいものはまだこの手に無い。必ず戻る。待ってろ。
「…………マキナも待ってるからね。頑張ってねフィー」
一度旅した世界だ。やってやる。難易度なんて関係ない。
ハードだろうがベリーハードだろうが、クリアしてやるよ。
そしてハッピーエンドで終わろうぜ。
……待ってろ、レイラ。
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