攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】

水無月いい人(minazuki)

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第十一章 ケンイチ 神々篇 《第三部》

第164話「噛みしめる想い」

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 どうにかこの状況を打開しなければ。千の数にも及ぶ『ゼウスを信仰する者』ユピテルに囲まれ、おまけに神バステトまでいるこの状況を。

『わらわも訳あって宮殿から長く離れることはできん。よって、早めに用を済ませることにしよう』
「ハッ! まさか俺を殺る気か? 言っておくが、俺は相手が女だろうと容赦しねぇぞ。逃げるなら今のうちだぞ」

 さて、どうするか。こんな脅しで逃げてくれるような奴じゃ無いと思うが。

『心の声が漏れておるぞ』
「……お前の目的はなんだバステト」
『わらわの目的はエルブレイドを手に入れる事』

 エルブレイド? ……ああ。確か人類最強とか言うジジイか。俺はまだ出会ったことがないな。
 記憶としてはあるが。

「で? そんな老いぼれジジイなんか手に入れてどうする気だ? 介護でもする気か?」
『フッフフフ……面白いなお前。それもよかろう』

 お、おおやったぜ。ウケたぞ。てかまじで介護する気かこの女。

『たわけ。わらわでは無い。むしろ介護させる方が正しい』
「お前正気か? 老い先短いジジイに介護させるとかどんだけ鬼畜なんだよお前」
『もうよい。お前と話していると気分を害する。ケンイチ、残念だがお前はわらわの計画に必要ない。……殺れお前たち』

 バステトのその言葉一つで、今まで大人しくしていた『ゼウスを信仰する者』ユピテル達が一斉に襲いかかってきた。

「おいおいおいおいおい! それは反則だろおおぉぉぉっ!!!」

 杖や剣を手に持った黒フード達が俺に向かってくる瞬間――

「『憤怒の双白竜の息吹レッドドラゴンブレス』」

 上空から白い炎が降ってきた。

「おいおい、今度はなんだよ……」
『……なるほど、この僅かながらも感じる神力、あいつか』

 バステトは何かを察したようだが、俺は全く状況が理解できない。
 俺は白い炎の正体を確認するため、上空を見た。

 そこにいたのは白く輝く白竜。現在時刻は昼と言った所だが、太陽の光がより白竜の輝きを、美しさを際立たせていた。

「でけぇ~」

 と、俺が唖然としていると周りが静かな事に気が付いた。

「……おいおい、この数全部やったってのか」

 白い炎は俺とバステトを囲むような形で場を燃やし尽くしていた。
 当然、俺を狙っていた黒フード達は跡形もない。

「うぇ……残虐だ……残虐龍だ……」
「誰が残虐龍ですか! 助けに来ましたよ! アスフィ!」

 アスフィって……ああ俺のことを呼んでるのかこの龍は。というか、助けに来た? 俺を?

 すると。上空から先ほど嫌と言うほど見た黒いフードを被った者が俺の隣に降りてきた。

「助けに来た、フィー」

 白髪の少女が俺の隣に降りて来て言う。今までの黒いフードを被った者達のような殺気はこの少女からは感じない。
 むしろ……懐かしさのようなものすら感じる。

「……誰か走らないが、俺を助けに来てくれたのか。助かるぜ」
「…………そっか。また……」

 白髪の少女は悲しげな顔だった。

「おい、そんな泣きそうな顔すんなよ。えっと、ハンカチ……はないからどうしようもない、か」
「いい。大丈夫」

 まだ白竜は上空を飛び回っている。それと、なにやら揉めているような声すら聞こえる。

「あの龍の背中で何が起きてんだ?」
「親子喧嘩」
「まさかの親子連れかよ……危ねぇから帰れと伝えておけ」
「危ないのはフィーだ。我は助けにきた」

 つっても知らないんだよなぁ。

「なぁ。助けてくれて感謝するがせめて名前だけでも――」
『まさかお前が来るとはな、マキ……いや、今はゼウス・マキナと呼んだほうがよいか?』
「久しぶりだね、引きこもりのサリナ」

 なんかスッゲーバチバチしてんだがこの二人……因縁の、みたいな。
 上は上で煩いし。

「ダメだってレイラちゃん!!」
「離して! 今行くからアスフィ――」

 なにやら俺だけ置いてけぼりである。

「フィー、我の言う事をよく聞け…………フィー? 聞いているのか?」
「……ん? あ、ああ俺のことか。色々ありすぎてな。どれが俺の本当の名前か分からなくなってた」
「無理もない。我の後ろに」

 どうやらこの少女は下がれと言っているようだ。

「えっと、マキナとか言ったな。お前こそ下がれ。コイツは強いぞ」
「そんな事、誰よりも我がよく知っている」

 ってことはやっぱり因縁の二人ってやつか。
 そういえば、セリナが見せた記憶の中にマキってやつが居たな。コイツがそうなのか。バステトもそう呼んでいたし。

『マキナよ、わらわに勝てるとでも? 才能のないお前が』
「才能なんて無くても勝てる」
『抜かせ。わらわを誰だと思っている。お前の信者はすべてわらわの手中にある。今さっき何人か死んだが、それも一部に過ぎん』

 『ゼウスを信仰する者』ユピテルのことを言ってるのか。

「元々我はそんな信者を抱えたつもりはない。あの子達が勝手にそんな集団を作っただけ」
『強がりを。だが、あやつらを使わずともわらわが直々にお前を殺してや――』
「サリナ、起きて。あなたはこんな者に好き勝手されてていいの? あなたには姉を探すという使命があるでしょ」

 マキナがバステトに訴えている。これはバステトというより、中に居るサリナに対してか。

『無駄だ。この間抜けは盟約の代償にわらわに体の所有権を渡したのだ。感情論などでどうにかなるようなものではない』
「……そう。…………セリナは生きてるよ・・・・・・・・・よ、サリナ。ずっとあなたを探してる。何度世界が変わっても、何度自分を見失ってもあの子は……変わらず妹を探していた。探し続けていた。我は……わたしの親友はそんなセリナをずっと見てきた。白狐しろぎつね 瀬里奈せりなはあなたを待っている」

 マキナは内にいる者に再び訴えかけるが……

『だから無駄だと何度言わせるのだ。盟約は絶対だと――』

 【そう、ならそんなルール失くしてしまおうか! 】

 脳内に聞こえてくるこの声。

「オーディン!? お前またなにかするつもりか!」

 【勘違いしないでよ? 私はいつも言ってきた。何度も何度も、君に言ってきた。”私は君の味方”だと。だから今回その手助けをしようと思ってね! 】

『死の神オーディン……』

 【お久だね、サリナ。うーん、バステトって呼んだほうが良いのかな? まどっちでも良いや! まだ私のことを恨んでいるようだね】

『当たり前だ。彼と私を引き離したのはあなたよ!』

 【おや? 口調が戻っているね】

 本当だ。サリナの口調に戻りつつある。

『わらわに何をした、オーディン!!』

 【『盟約』という概念を消したのさ。この世界から】

『なん……だと』

 【あれはあの日、スドウケンイチという男が『イリアスのコア』を使って作ったルールだ。『イリアスのコア』を使って誰も悪用できないようにね。実際、良くなったと思う。でも、ある男がそのルールを悪用した。そこから世界はおかしくなっていった】

『何故だ……何故お前にそんな権限が……』

 【私を誰だと思ってるの? 『イリアスのコア』から生まれた……いわば、イリアス本体なんだ】

『しかし、そのコアは――』

 【あるよ】

『なんだと……』

 【ずっと探していた。盟約が悪用されてからずっと……でも見つからなかった。でも、そりゃ見つからない訳だよ。持っていたのはヒナカワ・エルザが偶然出会った、ただの村娘に渡していたんだから】

『村娘……だと』

 【そ。名前は一応伏せておくけどね。その子のお陰でやっと手に入った。長くなったけど、そろそろ時間だね】

『うっ……クソッ! またお前が……またお前がわらわから奪うのか! オーディーーーーンッ!!』

 【……それに関しては申し訳ないと思っているよ、本当にね。あの頃の私は……使命を全うするだけしか考えて居なかった。でも私はスドウケンイチという一人の男に救われた。ずっと恩返しがしたかった……世界が何度変わろうと、ずっと彼をサポートしてきた。その度、私も彼に惹かれて……っと、マキナの目が怖いからその話は今は辞めておこう! ……だからさ、ようやく君も開放されるでしょ? サリナ】

「わらわは……わら…………私は……なんて言えば良いのか」
「何も言わなくて良い。おかえり、サリナ」

 【おかえりだよ、サリナ】

「お、おかえりだなサリナ、うん」
「……あなたには何だか言われても嬉しくない」

 何だよ、失礼だな。この場で俺だけ言わないとか雰囲気的にマズイと思ったから、仕方なく言ったんだろうが。
 やっぱこの女とは合わねぇ。

「……ねぇ、オーディン。盟約が消えたのならどうなるの?」

 サリナはこの場に居ないオーディンに問う。

 【たった今『盟約』は消えた。それは盟約が無かったことになる。つまり白紙に戻る】

「白紙に戻るとどうなるんだよ」

 【簡単な話さ。盟約で力を得たものは力を失う。その逆も然りだね】

 つまり、盟約によって不都合なことが起きた者はそれが無かった事に……。

「よかったわね、マキ」
「…………うん。これでやっと触れられる」

 そういうと彼女、マキナは俺に抱きついてきた。

「――お、おい! いきなりな……いい匂い……じゃなかった! いきなり抱きつくな!」
「嫌、だった……?」
「……嫌じゃない……けど」
「けど? 何?」
「……はずい、だろ」

 その後、マキナは更に強く抱きしめてきた。

「く、苦しいぃぃぃぃぃ」

 ……でも、なんだろう。分からねぇけど、嬉しいな。これは俺の感情でいいのかな。
 それともまた違う俺の感情だろうか。その点だけが俺の中でどうしても消えなかった。
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