7 / 11
第2章:いきなり魔王討伐ですか?
カイル様と作戦会議
しおりを挟む
大天使ミカエルが大天使らしく何の力にもなってくれなかったので、多分この国で一番(腹黒だから)頭が良いだろうカイル様に相談しようと決めて、使いの手紙を出したのが朝ごはんの時だったのに、カイル王子は返信もせずに直接私のところにいらっしゃった
「ライラ、前触れもなしにすみませんでした。だけどこういうことはできるだけ早いほうがいいと思いましてね」
今日もカイル様は金髪超美形王子ルックでその空間だけキラキラしていた。
「え、はい。ありがとうございます。でも、執務は」
「国が滅ぶかもしれない危機が迫っているのに執務も何もないでしょう」
私の部屋は人払いがされていて、カイル様と二人っきり。まあ実質婚約者だから別にいいんだけど。
「ええ。で、大天使ミカエルは私の使命は魔王から国の滅亡を防ぐことだと伝えられました」
「で、その方法は教えられなかったわけですね?」
「ええ。だた私は勇者ではないので、魔王を倒すわけじゃないみたいですわ」
「あなたのような可憐なご令嬢にそのようなことができるとは私も思いませんよ」
「で、具体的に何をすればいいのかわからないんです。聖女といえど、私には魔力はありませんし」
「とりあえず、魔王に関する情報をあなたに教える事が先決ですね。敵を知らずにして討伐は無理ですから」
「討伐って?」
「もちろんこの国の王太子である私が行くのですよ。あなたが数千年に1度現れる聖女で、魔王と関わる者ならば、あなたが目覚めたのと同じように魔王も現れるでしょう?」
「ええ」
「ならば、その対策を今からでも打っておかないと。勇者なる者は預言されていませんから。魔王を倒すのは私の役目です。大天使ミカエルの伝言の意味は聖女であるあなたも討伐に参加するということではないですか?」
カイル王子は自信満々に言い放った。
「王家の歴史の授業で魔王関係を増やしてもらうように言っておきますが、とりあえず、前知識としては前回魔王が現れたのは5000年前のことだそうです。その当時は我が国も小国で血塗られた戦いが多く繰り広げられた時代でした。血が魔王を目覚めさせたのでしょう」
「で、魔王が国を侵略した?」
「ええ、我が国の周りの国はすでに魔王の支配下で、残るは我が国と隣国のみで絶望に彩られたいたそうですよ。で当時の王が魔王を聖剣で倒して国を救い、支配下だった国を従えて我が国がこんなにも大国になったということは、建国史で習いましたよね?」
いえ、その話は上の空で聞いてきたので、覚えてません。
「なので、その時代から魔王が現れた際は王もしくは王太子が討伐に行くという習わしがあるのですよ」
「そうだったんですね」
「ええ。その当時は聖女はいないようでしたが」
「え?」
「どこにも記載がなかったのでそうなんでしょう」
「とりあえず、前回の魔王討伐のみの情報を歴史の時間に倣ってもらうことにして。討伐の方は私に任せておけばいい。聖女の力が必要なら、あなたは私のそばで祈りでも捧げてくれればいいのではないかと思いますよ?」
「そ、それなら私にもできるわ」
「なら、討伐に行けるだけの体力作りをしておく、ということでいいのではないでしょうか?後は宮廷の魔術師に魔法を習ってみては?」
「はい。そうしますわ。ありがとうございます。カイル様」
「では、執務があるので、晩餐にまた会えるのを楽しみにしていますよ」
カイル様はニコッ笑って、私の手を取って指先にキスをすると、部屋を出て行ったのでした
「ライラ、前触れもなしにすみませんでした。だけどこういうことはできるだけ早いほうがいいと思いましてね」
今日もカイル様は金髪超美形王子ルックでその空間だけキラキラしていた。
「え、はい。ありがとうございます。でも、執務は」
「国が滅ぶかもしれない危機が迫っているのに執務も何もないでしょう」
私の部屋は人払いがされていて、カイル様と二人っきり。まあ実質婚約者だから別にいいんだけど。
「ええ。で、大天使ミカエルは私の使命は魔王から国の滅亡を防ぐことだと伝えられました」
「で、その方法は教えられなかったわけですね?」
「ええ。だた私は勇者ではないので、魔王を倒すわけじゃないみたいですわ」
「あなたのような可憐なご令嬢にそのようなことができるとは私も思いませんよ」
「で、具体的に何をすればいいのかわからないんです。聖女といえど、私には魔力はありませんし」
「とりあえず、魔王に関する情報をあなたに教える事が先決ですね。敵を知らずにして討伐は無理ですから」
「討伐って?」
「もちろんこの国の王太子である私が行くのですよ。あなたが数千年に1度現れる聖女で、魔王と関わる者ならば、あなたが目覚めたのと同じように魔王も現れるでしょう?」
「ええ」
「ならば、その対策を今からでも打っておかないと。勇者なる者は預言されていませんから。魔王を倒すのは私の役目です。大天使ミカエルの伝言の意味は聖女であるあなたも討伐に参加するということではないですか?」
カイル王子は自信満々に言い放った。
「王家の歴史の授業で魔王関係を増やしてもらうように言っておきますが、とりあえず、前知識としては前回魔王が現れたのは5000年前のことだそうです。その当時は我が国も小国で血塗られた戦いが多く繰り広げられた時代でした。血が魔王を目覚めさせたのでしょう」
「で、魔王が国を侵略した?」
「ええ、我が国の周りの国はすでに魔王の支配下で、残るは我が国と隣国のみで絶望に彩られたいたそうですよ。で当時の王が魔王を聖剣で倒して国を救い、支配下だった国を従えて我が国がこんなにも大国になったということは、建国史で習いましたよね?」
いえ、その話は上の空で聞いてきたので、覚えてません。
「なので、その時代から魔王が現れた際は王もしくは王太子が討伐に行くという習わしがあるのですよ」
「そうだったんですね」
「ええ。その当時は聖女はいないようでしたが」
「え?」
「どこにも記載がなかったのでそうなんでしょう」
「とりあえず、前回の魔王討伐のみの情報を歴史の時間に倣ってもらうことにして。討伐の方は私に任せておけばいい。聖女の力が必要なら、あなたは私のそばで祈りでも捧げてくれればいいのではないかと思いますよ?」
「そ、それなら私にもできるわ」
「なら、討伐に行けるだけの体力作りをしておく、ということでいいのではないでしょうか?後は宮廷の魔術師に魔法を習ってみては?」
「はい。そうしますわ。ありがとうございます。カイル様」
「では、執務があるので、晩餐にまた会えるのを楽しみにしていますよ」
カイル様はニコッ笑って、私の手を取って指先にキスをすると、部屋を出て行ったのでした
0
あなたにおすすめの小説
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
乙女ゲーの世界に聖女様として召喚されたけど興味がないので妹に譲ります
ゆずぽんず
恋愛
ある日、ユウとチカの姉妹が乙女ゲームの世界に聖女様として召喚された。
好きなゲームの世界に入れたと喜ぶ妹のチカ。
本来、聖女様として召喚されるのだったの一人。どちらかが死に、召喚された。
妹のことが大切な姉のユウは、妹がこの世界にいたいのならば私が偽物となってこの世界から消えようと決意する。
*乙女ゲーマーによる小説です。乙女ゲーになろう設定混ぜ込んでみました。
*乙女ゲーによくある設定(共通ルートやバッドエンドなどのよくある設定)の説明があります。分かりにくかったらすみません。
【完結】番としか子供が産まれない世界で
さくらもち
恋愛
番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。
何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。
そんなニーナが番に出会うまで
4話完結
出会えたところで話は終わってます。
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
嫌われ公女に転生したけど、愛されたい願望を捨てたら全員がデレてきた
桃瀬さら
恋愛
嫌われ公女ナディアは、婚約破棄され学園で孤立し、家族からも見放されていた。
どれほど努力しようが周囲からは「嫌われ公女」と蔑まれ、誰も味方なんていない。
「もういい。愛されたいなんて、くだらない」
そう心に誓った瞬間から、状況が一変した。
第二王子が婚約破棄を撤回し跪き、寡黙な騎士団長が「君を守りたい」と熱く迫ってくる。
そして、冷ややかな兄まで「婚約など認めない。家を出ることは許さない」と……。
愛されることを諦めた途端、なぜか執着される。
花嫁召喚 〜異世界で始まる一妻多夫の婚活記〜
文月・F・アキオ
恋愛
婚活に行き詰まっていた桜井美琴(23)は、ある日突然異世界へ召喚される。そこは女性が複数の夫を迎える“一妻多夫制”の国。
花嫁として召喚された美琴は、生きるために結婚しなければならなかった。
堅実な兵士、まとめ上手な書記官、温和な医師、おしゃべりな商人、寡黙な狩人、心優しい吟遊詩人、几帳面な官僚――多彩な男性たちとの出会いが、美琴の未来を大きく動かしていく。
帰れない現実と新たな絆の狭間で、彼女が選ぶ道とは?
異世界婚活ファンタジー、開幕。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる