私が聖女とかって笑うしかないんですけど!

Erie

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エピローグ

魔王様とのその後

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カイル様達は、あれから魔王城を後にして、王国に帰り、魔王を封印する為に聖女の私が生贄とされた事を王家と近隣諸国に発表した。

「聖女の奇跡」で封印された為、魔王は魔王城に封印され、長年の間目覚める事はない。魔王との死闘を語ったカイル様達は、国民の英雄とされ、次期国王の地位は確実なものとなった。新しいお妃には外交的にも美味しい海に囲まれた隣国の姫が選ばれた。

まー、いいけどね。別にどうしてもカイル様と結婚したかったわけじゃないし。


あれから私の生活は多分、カイル様に嫁ぐよりも「ぐーたらで贅沢できる」至れり尽くせりの毎日。

魔王様はすごく嫁を甘やかして、溺愛してくれる性格だったらしく、毎日閨の相手の事を除けば、すごく優しく、望みの物はなんでも手に入る。

家族にも内緒で会いに行ってもOKといわれたので、(魔王様自ら挨拶がてら)顔も出せるし、とっても自由だ。

魔王様との結婚と王族との結婚と比べたら、カイル様と結婚していた方が窮屈だったと思えるほど、贅沢もしようと思えばできるし、魔王は封印されたことになっているから、公にお出かけとかはできないけど、人間に化けた魔王様と私の姿も変えてもらって、たまーに市井に遊びに行ったりできるしね。

一言でいってものすごーく自由。

とりあえずラブラブしてるけど、永遠の命(?)も手に入れたから、子作りとかも急がなくていいしねー。

というわけで、一応、聖女の私も魔王様を封印するのに「死んだ」ことになってるから、お城に引きこもっているけど、なんでも揃うし、出かける必要もない。

「ライラ、何を考えている?」

アフタヌーンティーをメイドさんに淹れてもらって寛いでいる私に甘々の旦那様が尋ねる。

「幸せだなーと思って。まさかあなたと出会うことですべての望みが叶うなんて思ってなかったし」

私の言葉に魔王様が微笑む。

「愛しい妻の願いを叶えるのは夫の務めだろう?魔王である我に叶えられない望みはない」

魔王様だから次元や異世界を超えるのもできたりする。だから元の世界の日本で好きだったお料理なんかも。部下に命じて出前してもらうことも可能なのよね。

「ライラには笑顔でいて欲しいからな」

「ありがとう」

というわけで、今日も魔王様にデロデロに甘やかされて結婚生活を送ってまーす。


それから数百年後に魔王とライラの子供である、第一王子、第二王子と可愛らしい姫が生まれ、新しい冒険が始まるのだが、それはまた別のお話だから割愛するわね。

とりあえず聖女は誘惑に負けたけど、すべての夢を叶えて、幸せに暮らしました。


ー終わりー
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