【R-18】正義のヒーローが悪の組織の女幹部に籠絡されたせいでヒーロー戦隊が壊滅して世界征服危機が訪れるなんてことは絶対起きるわけがない!!

こころ さづき

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004 秘密への第一歩!

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 彼女はベッドの縁に腰を下ろし、電話を耳に当てながら、唇に勝利の笑みを浮かべた。ユウトの声が電話越しに聞こえるたび、彼女の心は冷徹に、そして確実に彼を支配する喜びに震えた。

「ありがとう……ブルーさんが心配してくれるなんて、私、嬉しいよ。実はちょっと怖くて眠れなくて……」

 ナウラの声はわざと震え、甘くか細く響いた。彼女の指が髪を軽く巻き、その感触が掌に柔らかく残る。彼女はユウトの反応を想像した——緊張で上ずった声、赤くなった頬、そして彼女の言葉に揺れる純粋な瞳。それらがすべて、彼が彼女の魅力に抗えない証だった。

 ユウトの声が電話越しに途切れがちに響いた。

「そ、そうか……怪人に襲われた後だから、不安になるのも当然だよ。俺、もっと早く連絡すれば良かったかな……」

 彼の言葉には純粋な気遣いが滲み、ナウラの耳に心地よく届いた。彼女は小さく息をつき、わざとため息のような音を漏らした。

「ブルーさんがそう言ってくれるだけで、私、安心するよ……でも、こんな時間に電話してくれて、本当にびっくりしたんだから」

 彼女の声に軽い驚きと喜びを混ぜ、彼の心をさらに引き寄せた。

 彼女はベッドに寝転がり、電話を耳に当てたまま天井を見つめた。

「ねえ、ブルーさん。私、今日また助けてもらった時、すごく安心したの。ブルーさんがそばにいてくれると、何だか怖いものが全部消えちゃうみたいで……」

 彼女の声が甘く絡みつき、電話の小さなスピーカー越しにユウトの耳に届いた。彼女の言葉は計算され尽くしており、彼の庇護欲を掻き立て、純粋な心に深く刺さるように設計されていた。

 ユウトが少し間を置いて答えた。

「俺たちは街を守るのが仕事だから……君が無事なら、それでいいよ」

 彼の声には照れが混じり、スーツを脱いだ素のユウトらしさが垣間見えた。基地の自室で、彼はベッドに腰掛け、電話を握る手が汗で湿っていた。彼女の声が耳に響くたび、彼の胸の奥で熱いものが蠢き、理性が揺らぐのを感じていた。機械油の匂いが漂う部屋で、彼女の甘い声だけが異質に柔らかく響き、彼の心を包み込んでいた。

 ナウラは彼の言葉に小さく笑い、声をさらに甘くした。

「ブルーさんって、本当に優しいね。私、こんな優しい人に会ったの、初めてかも……。ねえ、ちょっとだけこのままお話ししてくれないかな?ブルーさんの声、聞いてると落ち着くの」

 彼女の声が電話越しに囁くように響き、まるで彼の耳元で直接話しているかのような親密さを演出した。彼女の指がキャミソールの裾を軽く摘み、かすかな布の擦れる音が電話に混じった。

 ユウトが咳払いをして、「えっと……何を話せばいいかな」と呟くと、ナウラは即座に答えた。

「なんでもいいよ。例えば、ブルーさんが好きなものとか……私、ブルーさんのこと、もっと知りたいな」

 彼女の声に好奇心と甘えが混じり、彼の心をくすぐった。ユウトが少し考え込み、「俺、実は甘いものが好きで……基地で仲間と一緒にケーキ食べたりするんだ」と答えると、ナウラは嬉しそうに声を弾ませた。「えーっ、ブルーさんって可愛い趣味持ってるんだ!私も甘いもの大好きだよ。ねえ、今度一緒に食べられたら楽しいだろうな……」。彼女の言葉が軽やかに響き、ユウトの頭にその情景が浮かんだ瞬間、彼の頬がさらに赤くなった。

 彼女はユウトの反応を感じ取り、さらに一歩踏み込んだ。

「ねえ、ブルーさん。私、今日ブルーさんに会えて、本当に良かったって思ってるの。こんな気持ち、初めてで……ブルーさんも、私のこと、少しでも覚えててくれると嬉しいな」

 彼女の声が震え、まるで告白のような響きを帯びていた。彼女の演技は完璧で、ユウトの純粋な心に深く突き刺さった。彼が「うん……覚えてるよ。君のこと、忘れるわけないよ」と答えると、声が少し低くなり、感情が滲み出ていた。

 ナウラの唇に勝利の笑みが広がった。

「ありがとう、ブルーさん。それだけで、私、幸せだよ……」

 彼女の声が甘く溶け込み、電話越しにユウトを包んだ。彼女は彼の信頼を完全に得た確信を持ち、次のステップを頭の中で描き始めた。電話を切る前に、彼女は最後の仕上げを加えた。「ブルーさん、またお話しできるよね?私、ブルーさんの声、もっと聞きたいな……」。彼女の声が柔らかく響き、彼の心に甘い余韻を残した。

 ユウトが「うん……また、連絡するよ」と答えると、ナウラは「楽しみにしてるね、おやすみ」と囁き、電話を切った。彼女はベッドに寝転がり、月光の下で小さく笑った。ユウトの心は、彼女の魅力に完全に絡め取られていた。


 ---


 朝陽が街を照らし始め、アパートの窓から差し込む光がナウラの顔を優しく撫でた。彼女はベッドから起き上がり、キャミソールの肩紐を直しながら、昨夜のユウトとの電話を思い返していた。埃っぽい部屋に朝の清々しい空気が入り込み、遠くで聞こえる鳥のさえずりが静寂を破る。彼女の碧色の瞳が朝陽に輝き、唇に薄い笑みが浮かんだ。ユウトの声——緊張と純粋さが混じったその響きが、彼女の耳に心地よく残っていた。彼の心が彼女の魅力に絡め取られた瞬間を、彼女は冷徹に感じていた。

 ナウラは立ち上がり、簡素なクローゼットから新しい服を選んだ。今日は淡い水色のワンピースを纏い、胸元が少し開いたデザインが彼女の豊満な曲線を強調する。髪をゆるくまとめ、首筋を露わにすると、鏡の前で自分の姿を確かめた。絶世の美女としての容姿に満足そうな笑みを浮かべ、彼女は次の計画を頭の中で組み立て始めた。ユウトを通じてライトウイングスの秘密に迫る——彼の信頼を完全に得た今、その第一歩を踏み出す時が来たのだ。

 彼女は携帯電話を手に取り、ユウトからの昨夜の着信履歴を見つめた。指先で画面を軽く叩きながら、彼女は彼が再び連絡してくるのを待つよりも、自分から仕掛ける方が効果的だと判断した。ユウトの純粋な心は、彼女の甘い言葉や仕草に弱い。彼をさらに深く引き込み、彼の口から基地の場所やヒーローたちの正体に関する手がかりを引き出す——それが彼女の次の目標だった。

 ナウラは電話を手に持ったまま、短いメッセージを打ち込んだ。

「ブルーさん、おはよう。昨日お話しできて、すごく嬉しかったよ。今日もちょっと怖い夢見たから、ブルーさんの声が聞きたくなっちゃった……」

 彼女の指が素早く動き、言葉に甘さと不安を織り交ぜた。送信ボタンを押すと、彼女はベッドに腰を下ろし、ユウトの反応を待った。

 一方、ライトウイングスの秘密基地では、ユウトが朝食の準備をしていた。金属製のキッチンには、トーストの香ばしい匂いが漂い、コーヒーの湯気が立ち上っている。仲間たちはまだ寝ているか、各自の訓練に向かっており、基地内は静かだった。ユウトはTシャツとズボン姿で、パンを皿に載せながら、昨夜のナウラとの会話を思い返していた。彼女の声が頭から離れず、胸の奥で熱いものが蠢いていた。彼の指がパンにバターを塗る動きが止まり、視線が遠くに彷徨った。

 その時、ポケットの中で携帯電話が振動した。彼が取り出して画面を見ると、ナウラからのメッセージだった。彼女の言葉を読んだ瞬間、彼の心臓がドクンと跳ねた。

「怖い夢……?大丈夫かな」

 彼が小さく呟き、指が震えながら返信を打ち始めた。

「おはよう。怖い夢か……大丈夫?何かあったら言ってくれよ」

 彼の純粋な気遣いが言葉に滲み、送信ボタンを押すと、電話を握ったままキッチンの椅子に座った。トーストの香りが鼻を掠めても、彼の頭はナウラでいっぱいだった。

 ナウラのアパートで、電話が再び振動し、彼女はユウトの返信を確認した。唇に勝利の笑みが広がり、彼女は即座に次の手を打った。電話をかける準備をし、深呼吸してから通話ボタンを押した。呼び出し音が数回鳴り、ユウトが電話に出た。「もしもし……ブルーだ」。彼の声が少し眠たげで、朝の穏やかさが混じっていた。

「ブルーさん!おはよう、声聞けて嬉しいよ……」

ナウラの声が甘く響き、わざと少し震えを加えた。

「実はね、昨夜の怪人が夢に出てきて、怖くて目が覚めちゃったの……ブルーさんのこと思い出して、落ち着こうとしたんだけど……」

彼女の言葉が途切れがちに続き、ユウトの耳に柔らかく届いた。彼女の演技は完璧で、彼の庇護欲を掻き立てるように計算されていた。

 ユウトが慌てて答えた。

「えっ、そんな夢見たのか……辛かっただろうな。俺、そばにいられないけど、電話ならいつでも出るから。怖かったらすぐ連絡してくれよ」

彼の声に心配と優しさが滲み、ナウラの心を冷たく満足させた。彼女は小さく息をつき、「ありがとう、ブルーさん。本当に優しいね……ねえ、ブルーさんって毎日忙しいの?怪人と戦ったりして大変そうだよね……」。彼女の声に好奇心を混ぜ、彼の日常に探りを入れる第一歩を踏み出した。

 ユウトが少し笑って、「まあ、忙しいっちゃ忙しいかな。怪人が出なければ平和なんだけど、そうもいかないし……基地で仲間と訓練したりしてるよ」と答えた。彼の言葉は無防備で、ナウラの耳に新たな手がかりとして響いた。「基地」という言葉が彼女の頭に刻まれ、彼女はさらに踏み込んだ。「基地って、すごいね……秘密の場所なんだろうな。私、想像もつかないや。ブルーさんたち、かっこいいなぁ……」。彼女の声が甘く褒めそやし、彼の心をくすぐった。

 ユウトが照れくさそうに、「かっこいいかは分からないけど……秘密は守らないとな。俺たちの仕事だから」と答えると、ナウラは内心でほくそ笑んだ。彼が基地の存在を認めた瞬間、彼女の計画は一歩前進したのだ。「うん、ブルーさんたちの秘密、私には分からないけど、それでも応援してるよ。頑張ってね……」。彼女の声が優しく響き、ユウトの心に温かい余韻を残した。

 電話を切った後、ナウラはベッドに寝転がり、朝陽の下で小さく笑った。ユウトの信頼は完全に彼女の手中にあり、次の接触でさらに深い秘密を引き出す準備が整った。
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