Tempus fugit - 500の奇跡 -

koll.

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1章-カラの明かり

1章-24 カラの明かり24 終わり

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1章-24 終わり
寮に着くと301号室に向かう。もう18時だ。
夏に向かっていてまだこの時間は明るい。
2人は301号室に着くと、ノックをする。サマンサから返事が無い。
あれ? サマンサ? 
マルタは不思議がる。そこでドアノブを触ると鍵が開いていた。
ニコロ、鍵が空いてる…… 。
ほんとだ。
なんでだろ?
開けてみよ、寝てるのかな?
ニコロは言う。
マルタは扉を開ける。部屋は暗く、照明は付いていない。
なにか嫌な予感がするマルタ。
部屋に入ると、なにかにつまづいてマルタは転ぶ。
いて!! なんだ?
大丈夫か? マルタ。
うん、これなんだろ? 
よく見ると「その何か」は横たわっているサマンサだった。
2人は驚く。
マルタはサマンサを触る。脈はない、死んでいる。
マルタは急いで救急車を呼んだ。
学校でまさかの事態が起きた。しかも、サマンサだ。
暫くして救急車が来る。2人はサマンサと病院に向かった。
待合室でマルタは泣いていた。なぜこうなってしまったのか。
虚しく、悲しい感情がいつまでも残る。
マルタ殺した犯人を2人で捕まえよう。
ニコロが言う。
うんきっと必ず。
マルタは許せなかった。


つづく。
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