Tempus fugit - 500の奇跡 -

ナツメ・カオ

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2章- 雪どけ

2章-44 雪どけ20

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2章-44

放課後の学校。楽園かのように夕焼けが窓を透き通っていて、静かで、観ると心が落ち着く。
ピアノの音と合うような雰囲気だ。マルタとニコロは音楽室から出た。最後の授業は音楽だった。
どちらも音楽を選択しているので、顔を会わす。
ニコロって歌苦手なんだね。
マルタが言う。
そっちは楽器が苦手なのか? 俺は楽器が好きで弾きたくて音楽取ったのに合唱とはね。
ニコロの部屋にギターがあったね。
あれはマンドリンって楽器だ、イタリアの楽器さ。ママはマンドリンが好きでよく弾いてた。
ニコロは弾けるの?
弾けるよ。でも難しいんだぜ、ギターは弦6本だけど。マンドリンは8本だ。
それは難しそう!
音楽室は4階にある。2階に降りるとニックス先生が居た。夕焼けの絵を描いている。
ニックス先生、お疲れ様です。
マルタが挨拶をする。
ん、君はマルタか。今から帰るのかい?
はい。
気をつけて帰りなさい。最近は物騒だからね。君もだニコロ。
ありがとうございます。また明日。
ニコロはお礼を言う。
2人は1階に向かう。
そこにマルタの携帯が鳴る。メールだ。
主は刑事さんからだ。学校を出てから見ることにした。
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