Tempus fugit - 500の奇跡 -

ナツメ・カオ

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3章- 怯える雛

3章-87 怯える雛27

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3章-86



次の日、今日は芸術学の授業がある。
マルタとニコロは美術室で、ヤコポ・ウェストの芸術に触れる。

僕は陶芸家だが、芸術にも詳しい。というのも大学では芸術学を中心に研究していた。その中で陶芸に興味が寄せられて陶芸家になったんだ。今日は1つ僕が作った陶芸を持ってきた。この作品はイミゴンゴアートだ。ルワンダの女性が牛糞と黒・白・赤色を使って幾何学的アートを作る伝統工芸品に似せて作った。この陶芸は幾何学的カップだ。今日はよく見てくれ。次回はこのイミゴンゴ風のアートをみんなで作ってもらう。

生徒たちはまじまじとみる。幾何学のような模様があって、白・黒・赤の順に色の線や形が塗られてある。生徒たちは今まで見たことない物をみて、興奮する。これはヤコポ先生特有の授業の仕方だ。興味津々だ。マルタは近寄らず、遠目でみていた。それに対してヤコポはマルタに話した。

マルタ、君は次回までにこのイミゴンゴに関する資料を纏めて来なさい。

なんで私が?

君は特別だ、きっと素晴らしい資料を作ってきてくれるだろう。期待しているよ、マルタ。

なぜかヤコポはマルタだけに資料を作るように話した。



 

    
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