草ww破滅部の日常

koll.

文字の大きさ
上 下
26 / 71

26日目 要の相談

しおりを挟む
昨日、金曜日に要はなぜか椿に相談があると、言ってきた。部室では話しにくいようで、椿の家で、とのことになった。要は、今日、土曜日の11時頃に椿の家にやってくる。
椿は、あまり女の子が家に来るのはあまりないので、慌てて、部屋とリビングを掃除していた。
ものを片付けたり、掃除機をかけたり、と忙しく、掃除をしていた。

そこに、一回、ピンポーンと、インターフォンがなった。

〈椿〉やべ!もうきたか!?

と、椿は自分の腕時計を見た。もう、11時30分だった。

椿は、慌てて、掃除をやめ、玄関にいく。
そして、扉を開けた。

すると、扉の前の外には、要が立っていた。

〈椿〉よっ!おはよう!

〈要〉おはよう!入っていい?

〈椿〉おお、いいぜ

そういうと、椿は要を家の中に招き入れた。

要と椿は、椿の部屋に入った。

〈椿〉そこ、座ってくれ

椿はカーペットのところにふたりで座った。

〈要〉あのさ

〈椿〉あ!ちょっとまって!なにか飲むか?

〈要〉じゃあ、お茶で

そういうと、椿はお茶を2つもってきた。

〈要〉あのさ、椿、相談っていうのは

〈椿〉お、おう

〈要〉その、さ...

〈椿〉お、おう

椿と要はドキドキしていた。

〈要〉相談っていうのは、のぞみちゃんのこと

〈椿〉え?のぞみちゃん?のぞみちゃんって、あの時の?

〈要〉そう。のぞみちゃんとさ、この前、遊んだの

〈椿〉おう、それで?

〈要〉それで、ちょっと真剣な話になってな、のぞみちゃんが居場所がわからないって、言ったんや

〈椿〉? 居場所が?どういうこと?

〈要〉多分な、のぞみちゃん自身の居場所がないってことじゃないかな?そんな顔をしてた

〈椿〉なるほどな、それで?

〈要〉それで、あたしらもう友達やし、のぞみちゃんのあんな悲しそうな顔を見たくない。だから、どうにかその居場所を見つけてあげたいんや!

〈椿〉!んー、なるほどな。そういうことか。たしかにな!よしゃ!それじゃあ!のぞみちゃんの居場所、見つけてあげようぜっ!

〈要〉ありがとう!椿!さすがやな!じゃあ、今度のぞみちゃんと遊ぼう!

〈椿〉わかった、わかった、みんなも誘うか?あいつらもおると、もっと楽しくなるぜ!

〈要〉おお!いいな!けど、まずは、三人で...結構、人見知りなところあるから、いきなりは

〈椿〉あっ!そうか!わかった、じゃあ、とりあえず三人で、だな、よろしくな

〈要〉うん!ありがとう!

要と椿は、のぞみちゃんの居場所を見つけたい!そう考え、動きだした。

ー 26 要の相談 ー おわり
しおりを挟む

処理中です...