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68:脱出!(シエラ)
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・・・あれから、誰かが夕飯を持ってきてたけど、その頃の私はすっかり元の姿に戻っていた。当然出るわけにいかないので、何をしたかというと、シーツにくるまって、ベッドの中で蹲っていたわ!なにせそれしか思い付かなったのよ。
「ふーっ」
私は被っていたシーツを取り払い、今後について考えていた。夕飯は申し訳ないけど、こんな状況では喉に通らないし、何かが入ってるかもしれないことも考えれば口にすることはできないわね。
__シエラ脳内会議
アルバードは絶対助けてくれる!と、それはわかっているのだけど、けどこのままここに居たら、明日の朝には訳の分からない実験に付き合わされるのは目に見えているわ。
まぁ・・・襲う云々はあぁは言ってたけど、冷静に考えれば、最終手段だと思うから、直ぐにそうなるとは思えないのよね。聞いた時は本当に号泣しちゃいそうだったけど。
とにかく、少しでもいいから時間稼ぎをしないと!今の時間帯なら私は大人の体だし、向こうは幼女だと思っていろいろと油断しているはず!あわよくば、ここから脱出できるなら、それに越したことはないけど、流石にそこまで上手くいくとは思えないし・・・
けど・・・どのみち、この部屋に閉じ込められている限りはどうしようもないわね。それに・・・うんドアの鍵はやっぱり閉まって・・・ってあれ??
ガチャ
!!!鍵開いてる!
・・・でも可笑しいわよね?どう考えても、罠な気がする。
私はそーっとドアから覗いてみた。廊下・・・あれ、誰もいない?
・・・・・チャーンス!!
っじゃなくって、あからさまに怪しいわよ!!!
見張りもいないなんて、可笑しくない?どう考えても罠でしょ?
・・・部屋から出ないわよ。だって、罠でしょ?誰が行くものですか!
・・・・・
・・・・・
・・・・・
私は何度か気になってドアの外を覗いてみた。(ちなみに元に戻っているのがバレると不味いのでシーツを頭から被ってるけど。)
あら?本当にまだ誰もいないんだけど、なんで?見張りは??
・・・・・
・・・・・うん、逃げよう!!
こうして、私は閉じ込められた部屋から抜け出すことにした。
____時は遡ること、シエラが部屋の鍵が開いていることに気付く少し前
ある男が、その屋敷に帰宅した。
「おい、ここで何をしている。」
「!!こ、これはランスロット様!ま、まさかお帰りとは・・・」
「そこの部屋に誰かいるのか?」
「い、いえ、そう言うわけでは・・・」
「なら、なぜそんなところで突っ立ている。」
「いえ・・・あの・・・ご命令でして・・・」
「母上のか?」
「いえ、そう言う訳では・・・」
「この屋敷で私と母上以外の命令とはどういうことだ?!」
「あ・・え・・と、その・・・。」
護衛は明かに動揺していた。トリスタンの命令ではあったが、それを言ってもいいのか判断がつかなかったからだ。
「もういい!こんなところで油を売るな!母上には私から伝えておく。」
「わ、わかりました。」
ランスロットは護衛が離れたのを確認すると、そっとシエラのいる部屋の鍵を開けた。
「あら、ランスロット様お帰りになられたのですね。」
「!」
何やらいろいろと片付けていたのか、大荷物を持った侍女から声がかかった。
「・・・あぁ先ほどな。」
「そうでしたか、お帰りなさいませ。良ければ後でお部屋にお飲み物でもお持ちしましょうか?」
「いや、喉は今のところ乾いていないから、また必要になったら声をかけるとしよう。」
「畏まりました。それでは失礼します。」
侍女は、ランスロットの様子にさほど気にした様子もなく、通り過ぎて行った。
『ちっ、今はまだ連れ出せないな・・・もう少ししたら見に来るか。』
夜とはいえ、まだ屋敷内では、活動している人間もいたため、ランスロットは、シエラを連れだす事をこの時点では諦めた。だがその結果、部屋の鍵は開けたままだったことと、このランスロットなる人物とシエラが意思の疎通ができていなかった事が重なり、ランスロットはシエラを連れ出せず、シエラは単独行動となってしまった。
「ふーっ」
私は被っていたシーツを取り払い、今後について考えていた。夕飯は申し訳ないけど、こんな状況では喉に通らないし、何かが入ってるかもしれないことも考えれば口にすることはできないわね。
__シエラ脳内会議
アルバードは絶対助けてくれる!と、それはわかっているのだけど、けどこのままここに居たら、明日の朝には訳の分からない実験に付き合わされるのは目に見えているわ。
まぁ・・・襲う云々はあぁは言ってたけど、冷静に考えれば、最終手段だと思うから、直ぐにそうなるとは思えないのよね。聞いた時は本当に号泣しちゃいそうだったけど。
とにかく、少しでもいいから時間稼ぎをしないと!今の時間帯なら私は大人の体だし、向こうは幼女だと思っていろいろと油断しているはず!あわよくば、ここから脱出できるなら、それに越したことはないけど、流石にそこまで上手くいくとは思えないし・・・
けど・・・どのみち、この部屋に閉じ込められている限りはどうしようもないわね。それに・・・うんドアの鍵はやっぱり閉まって・・・ってあれ??
ガチャ
!!!鍵開いてる!
・・・でも可笑しいわよね?どう考えても、罠な気がする。
私はそーっとドアから覗いてみた。廊下・・・あれ、誰もいない?
・・・・・チャーンス!!
っじゃなくって、あからさまに怪しいわよ!!!
見張りもいないなんて、可笑しくない?どう考えても罠でしょ?
・・・部屋から出ないわよ。だって、罠でしょ?誰が行くものですか!
・・・・・
・・・・・
・・・・・
私は何度か気になってドアの外を覗いてみた。(ちなみに元に戻っているのがバレると不味いのでシーツを頭から被ってるけど。)
あら?本当にまだ誰もいないんだけど、なんで?見張りは??
・・・・・
・・・・・うん、逃げよう!!
こうして、私は閉じ込められた部屋から抜け出すことにした。
____時は遡ること、シエラが部屋の鍵が開いていることに気付く少し前
ある男が、その屋敷に帰宅した。
「おい、ここで何をしている。」
「!!こ、これはランスロット様!ま、まさかお帰りとは・・・」
「そこの部屋に誰かいるのか?」
「い、いえ、そう言うわけでは・・・」
「なら、なぜそんなところで突っ立ている。」
「いえ・・・あの・・・ご命令でして・・・」
「母上のか?」
「いえ、そう言う訳では・・・」
「この屋敷で私と母上以外の命令とはどういうことだ?!」
「あ・・え・・と、その・・・。」
護衛は明かに動揺していた。トリスタンの命令ではあったが、それを言ってもいいのか判断がつかなかったからだ。
「もういい!こんなところで油を売るな!母上には私から伝えておく。」
「わ、わかりました。」
ランスロットは護衛が離れたのを確認すると、そっとシエラのいる部屋の鍵を開けた。
「あら、ランスロット様お帰りになられたのですね。」
「!」
何やらいろいろと片付けていたのか、大荷物を持った侍女から声がかかった。
「・・・あぁ先ほどな。」
「そうでしたか、お帰りなさいませ。良ければ後でお部屋にお飲み物でもお持ちしましょうか?」
「いや、喉は今のところ乾いていないから、また必要になったら声をかけるとしよう。」
「畏まりました。それでは失礼します。」
侍女は、ランスロットの様子にさほど気にした様子もなく、通り過ぎて行った。
『ちっ、今はまだ連れ出せないな・・・もう少ししたら見に来るか。』
夜とはいえ、まだ屋敷内では、活動している人間もいたため、ランスロットは、シエラを連れだす事をこの時点では諦めた。だがその結果、部屋の鍵は開けたままだったことと、このランスロットなる人物とシエラが意思の疎通ができていなかった事が重なり、ランスロットはシエラを連れ出せず、シエラは単独行動となってしまった。
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