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69:覗き見(シエラ)
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シエラは、軟禁されていた部屋から脱出後、屋敷の中を彷徨っていた。
この屋敷・・・割と身分の高い人の邸宅よね?
シエラは、自分が閉じ込められた部屋でも思っていたが、やはり廊下に置いてある調度品を見ても高価なものが置いてあることに、間違いなく高位貴族の邸宅であろうと目星を付けていた。
トリスタンの住処は確か、イライザさんがバランディアから離れた所って言っていたから、距離的に違うはず・・・ならここは一体誰の??
大体どこもなんだけど、警備って外からは備えているものんだけど、中は手薄なものなのよね~なんてことを考えながら出口を探してるんだけど・・・
!誰か来た!!!
曲がり角から影が見えたので、私はとっさに自分の横にあった部屋に入った。そこは真っ暗な部屋だったので、暗さは怖いけれど、ある意味誰もいないということだから、ホッとした。危ない危ない。油断大敵だわ。
ドアに耳を押し当てると、足音がまだ聞こえる。今出たら危ないわよね。もう少し間を開けた方がよさそうだわ。・・・そう言うわけで、ジッと部屋にいたのだけど、そうすると暗さに目も慣れてきた。何があるのか何となく見えてきたので、部屋の中をまじまじと見れば大きなベッドがあった。ということは・・・ここ寝室なのね?
あっ!まずいわ!ということは、ここに就寝しに来るんじゃ!今は夜だし、時間はよくわかってないけど、夜になれば誰だって眠る。私はこの部屋を出なければ!って思った瞬間、部屋の奥にさらにドアがあった。するとそこから僅かながら光が漏れていることに気付いた。・・・好奇心も相まって私はソッと覗いてみることにした。
!!
そこには、あのトリスタンともう一人、はしばみ色の長いストレートの髪を持つ女性の方だった。年配の綺麗な方だけども、見るからに気が強そうだわ。って、んんっ?あの女性は何処かで見たことがあるような・・・??
そこで止めておけば良かったのかもしれないのだけど、私は二人のことが気になったので、そのまま覗くことにした。あの女性がどうしても気になったからだ。
「それで、どうするのかしら?あの王女を捉えて?」
「勿論、『祝福』について調べますよ。」
「まぁ、いいわ。私には関係のないことだから。あと、何度も聞くけど本当に公爵は大丈夫でしょうね?」
「えぇ、ご心配せずとも大丈夫ですよ。」
「全く!あの男、役に立ちやしない!!せっかくこの私が手を貸してやったというのに!」
思い出したかのように、ハシバミ色の女は怒りを露わにしていた。
「今頃になって、今回Sランク冒険者と、あの黒の魔女が一緒に来るとは思いませんでしたからねぇ。」
「あの王女も本当に忌々しいわ!魔力無しで終わっておけばよかったものを!」
はしばみ色の髪の女はシエラについても激高しているようだった。
あの女の人、やたら怒るわね・・・って、
あーーーっ!!
思い出したわ!確か、バランドール王の第二夫人!!ブリギッド様だわ!!
私はわかった瞬間声を上げそうになったが、必死で口元を抑えて堪えた。ということは、ここ離宮なんだわ!!
私は合点がいった。だけどその習慣!覗いていたトリスタンの姿が一瞬消えたかと思うと、
「ん~覗き見など、趣味がよくありませんねぇ?」
声と共に、覗いていたドアの隙間の目の前に、その男は立っていた。
この屋敷・・・割と身分の高い人の邸宅よね?
シエラは、自分が閉じ込められた部屋でも思っていたが、やはり廊下に置いてある調度品を見ても高価なものが置いてあることに、間違いなく高位貴族の邸宅であろうと目星を付けていた。
トリスタンの住処は確か、イライザさんがバランディアから離れた所って言っていたから、距離的に違うはず・・・ならここは一体誰の??
大体どこもなんだけど、警備って外からは備えているものんだけど、中は手薄なものなのよね~なんてことを考えながら出口を探してるんだけど・・・
!誰か来た!!!
曲がり角から影が見えたので、私はとっさに自分の横にあった部屋に入った。そこは真っ暗な部屋だったので、暗さは怖いけれど、ある意味誰もいないということだから、ホッとした。危ない危ない。油断大敵だわ。
ドアに耳を押し当てると、足音がまだ聞こえる。今出たら危ないわよね。もう少し間を開けた方がよさそうだわ。・・・そう言うわけで、ジッと部屋にいたのだけど、そうすると暗さに目も慣れてきた。何があるのか何となく見えてきたので、部屋の中をまじまじと見れば大きなベッドがあった。ということは・・・ここ寝室なのね?
あっ!まずいわ!ということは、ここに就寝しに来るんじゃ!今は夜だし、時間はよくわかってないけど、夜になれば誰だって眠る。私はこの部屋を出なければ!って思った瞬間、部屋の奥にさらにドアがあった。するとそこから僅かながら光が漏れていることに気付いた。・・・好奇心も相まって私はソッと覗いてみることにした。
!!
そこには、あのトリスタンともう一人、はしばみ色の長いストレートの髪を持つ女性の方だった。年配の綺麗な方だけども、見るからに気が強そうだわ。って、んんっ?あの女性は何処かで見たことがあるような・・・??
そこで止めておけば良かったのかもしれないのだけど、私は二人のことが気になったので、そのまま覗くことにした。あの女性がどうしても気になったからだ。
「それで、どうするのかしら?あの王女を捉えて?」
「勿論、『祝福』について調べますよ。」
「まぁ、いいわ。私には関係のないことだから。あと、何度も聞くけど本当に公爵は大丈夫でしょうね?」
「えぇ、ご心配せずとも大丈夫ですよ。」
「全く!あの男、役に立ちやしない!!せっかくこの私が手を貸してやったというのに!」
思い出したかのように、ハシバミ色の女は怒りを露わにしていた。
「今頃になって、今回Sランク冒険者と、あの黒の魔女が一緒に来るとは思いませんでしたからねぇ。」
「あの王女も本当に忌々しいわ!魔力無しで終わっておけばよかったものを!」
はしばみ色の髪の女はシエラについても激高しているようだった。
あの女の人、やたら怒るわね・・・って、
あーーーっ!!
思い出したわ!確か、バランドール王の第二夫人!!ブリギッド様だわ!!
私はわかった瞬間声を上げそうになったが、必死で口元を抑えて堪えた。ということは、ここ離宮なんだわ!!
私は合点がいった。だけどその習慣!覗いていたトリスタンの姿が一瞬消えたかと思うと、
「ん~覗き見など、趣味がよくありませんねぇ?」
声と共に、覗いていたドアの隙間の目の前に、その男は立っていた。
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