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85:決着!そして(アルバード)
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「馬鹿な!!!」
トリスタンは驚愕した。5属性扱えるなど、聞いたことがなかったし、6属性を全て扱えた人物は過去にいたらしい、ということはわかってはいるが、それは伝承で伝えられた人物だけだったからだ。
「《大いなる黒翼を持つ竜影よ》!」
呪文を唱えると、影でできた巨大な蝙蝠の羽をもつ黒竜が俺の背に現れた。それは、樹木の高さを優に超える、ユラユラと輪郭が揺れており目だけはランランと光るソレは生身ではないことが伺えた。
「じゃーな。《黒炎を放て》」
「それ・・・っ!!」
トリスタンが言い切れないうちに、影でできた黒竜は黒色の炎をトリスタンに放った。一撃であった。
「は・・・火と・・・闇・・・の複合・・・ま・・ほう」
「あーごめん、言われてみればそうだったな。うっかりだ。ま、火の魔法も入ってるからあながち間違いではないからな、それくらいは大目に見ろ。」
とは、言ったものの、聞こえていないようだった。なにせ、トリスタンはまともに黒竜のブレスを浴びてしまった為、真っ黒になっていた。でも少し加減はしたから大丈夫だろ。と、思ってたのだが、よく見ればトリスタンは息も絶え絶えになっている。
「っと、殺しちゃマズいんだった。おーーいヴァイオレット!この大馬鹿野郎を少しだけ回復してやってくれ。」
「不本意だけど、仕方ないわね!!」
ヴァイオレットは結界を解かれた中から出てきて、確かに不本意でありながらも、トリスタンに回復魔法を一応は施してくれた。・・・が、全快ではない、火傷のあとはかなり残っている。それはあくまで死なない程度で収めた回復魔法だったので、トリスタンはかなり痛いだろうな。だが、こんなものでは溜飲は下がらないし、死んでいった者達の事を考えれば、全然こんな程度では許されない。ヴァイオレットも怒っていたのだ。何せ自身が魔物の森で浄化と昇天をしていたからな。
それでも殺すわけにはいかない。司法の裁きを受けると同時に洗いざらいいろいろ吐いて貰うためにも。
「い、、痛い~!!ぐるじぃ・・・・!」
トリスタンは痛みに悶え続けていた。
「煩いですわね!死ななかっただけでも有難く思いなさいな!!」
ヴァイオレットは憤慨している。すると傍にはスカーレットが
「そうですよ!本当だったら、私の魔法であんたを・・・」
あれ?メガネっ子ことスカーレットから不穏な空気というかオーラが纏われている。
「相変わらず、企画外ですね。」
キースは褒めてるのか貶しているのか、よくわからなかった。
「まぁ、久々に大技はだしたけどな。」
んーでも身体を全然動かせてないからなー。俺としては余力はかなりある。ってところで伸びをしたところへ、声が掛かった。
「アルバード」
「シエラ・・・」
振り向いたらシエラはすぐ傍に来ていた。なんだけど、なんだか、恥ずかしそうに笑ってる。
「え?何か可笑しい事あったけ?」
「名前、気付いてないの?」
・・・名前??・・・・あ!
「ごめん。呼び捨てになってたな。」
「うん、少し前からね。でも、それでいいから。」
「え?」
「婚約者でしょ、呼び捨てでいいって言ってるのよ!」
恥ずかしそうに、少しうつ向いてるシエラに俺は思わず、抱きしめてしまった。いや、だってめっちゃ可愛いんだよ!!
「!」
「わかった。じゃこれから呼び捨てで、シエラ。」
「うん、アルバードお疲れ様。それに・・・ありがとう。」
「気にするな、当たり前だろ。」
「うん。」
シエラは、俺の腕の中で、恥ずかしそうに顔を隠してしまった。
そんな雰囲気だったので、周りは一応気を利かせて、しばらく生暖かく見守っていたのだが、イライザはある事に気が付いた。
「あら?そういえば・・・お姫様幼児にならないわね?」
「「!!」」
「そういえば、もう空もすっかり明るくなっているのに・・・戻ってないわ!!」
俺とシエラは顔を見合わせ、やっと両想いになった?!
「シエラ!」
「アルバード!」
もう一度互いに抱きしめあった。
のだが、
ポンっ!
「え?」
「「「「「「えーーーーーーーーっ」」」」」」
次の瞬間、シエラはまた幼児になっていた。
嘘だろ?!
トリスタンは驚愕した。5属性扱えるなど、聞いたことがなかったし、6属性を全て扱えた人物は過去にいたらしい、ということはわかってはいるが、それは伝承で伝えられた人物だけだったからだ。
「《大いなる黒翼を持つ竜影よ》!」
呪文を唱えると、影でできた巨大な蝙蝠の羽をもつ黒竜が俺の背に現れた。それは、樹木の高さを優に超える、ユラユラと輪郭が揺れており目だけはランランと光るソレは生身ではないことが伺えた。
「じゃーな。《黒炎を放て》」
「それ・・・っ!!」
トリスタンが言い切れないうちに、影でできた黒竜は黒色の炎をトリスタンに放った。一撃であった。
「は・・・火と・・・闇・・・の複合・・・ま・・ほう」
「あーごめん、言われてみればそうだったな。うっかりだ。ま、火の魔法も入ってるからあながち間違いではないからな、それくらいは大目に見ろ。」
とは、言ったものの、聞こえていないようだった。なにせ、トリスタンはまともに黒竜のブレスを浴びてしまった為、真っ黒になっていた。でも少し加減はしたから大丈夫だろ。と、思ってたのだが、よく見ればトリスタンは息も絶え絶えになっている。
「っと、殺しちゃマズいんだった。おーーいヴァイオレット!この大馬鹿野郎を少しだけ回復してやってくれ。」
「不本意だけど、仕方ないわね!!」
ヴァイオレットは結界を解かれた中から出てきて、確かに不本意でありながらも、トリスタンに回復魔法を一応は施してくれた。・・・が、全快ではない、火傷のあとはかなり残っている。それはあくまで死なない程度で収めた回復魔法だったので、トリスタンはかなり痛いだろうな。だが、こんなものでは溜飲は下がらないし、死んでいった者達の事を考えれば、全然こんな程度では許されない。ヴァイオレットも怒っていたのだ。何せ自身が魔物の森で浄化と昇天をしていたからな。
それでも殺すわけにはいかない。司法の裁きを受けると同時に洗いざらいいろいろ吐いて貰うためにも。
「い、、痛い~!!ぐるじぃ・・・・!」
トリスタンは痛みに悶え続けていた。
「煩いですわね!死ななかっただけでも有難く思いなさいな!!」
ヴァイオレットは憤慨している。すると傍にはスカーレットが
「そうですよ!本当だったら、私の魔法であんたを・・・」
あれ?メガネっ子ことスカーレットから不穏な空気というかオーラが纏われている。
「相変わらず、企画外ですね。」
キースは褒めてるのか貶しているのか、よくわからなかった。
「まぁ、久々に大技はだしたけどな。」
んーでも身体を全然動かせてないからなー。俺としては余力はかなりある。ってところで伸びをしたところへ、声が掛かった。
「アルバード」
「シエラ・・・」
振り向いたらシエラはすぐ傍に来ていた。なんだけど、なんだか、恥ずかしそうに笑ってる。
「え?何か可笑しい事あったけ?」
「名前、気付いてないの?」
・・・名前??・・・・あ!
「ごめん。呼び捨てになってたな。」
「うん、少し前からね。でも、それでいいから。」
「え?」
「婚約者でしょ、呼び捨てでいいって言ってるのよ!」
恥ずかしそうに、少しうつ向いてるシエラに俺は思わず、抱きしめてしまった。いや、だってめっちゃ可愛いんだよ!!
「!」
「わかった。じゃこれから呼び捨てで、シエラ。」
「うん、アルバードお疲れ様。それに・・・ありがとう。」
「気にするな、当たり前だろ。」
「うん。」
シエラは、俺の腕の中で、恥ずかしそうに顔を隠してしまった。
そんな雰囲気だったので、周りは一応気を利かせて、しばらく生暖かく見守っていたのだが、イライザはある事に気が付いた。
「あら?そういえば・・・お姫様幼児にならないわね?」
「「!!」」
「そういえば、もう空もすっかり明るくなっているのに・・・戻ってないわ!!」
俺とシエラは顔を見合わせ、やっと両想いになった?!
「シエラ!」
「アルバード!」
もう一度互いに抱きしめあった。
のだが、
ポンっ!
「え?」
「「「「「「えーーーーーーーーっ」」」」」」
次の瞬間、シエラはまた幼児になっていた。
嘘だろ?!
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